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ビーストサーガ

びーすとさーが

「ビーストサーガ」とは、タカラトミーから発売されていたホビー、およびそれを原作とする漫画やアニメ。

概要

ビーストサーガ』とは、タカラトミーから発売されていた玩具シリーズ。

胸から飛び出すサイコロを用いてダイスバトルが楽しめる『ビーストファイトコレクション』シリーズをメインに、サイコロ型から変形するビークルや基地に付属のミニフィギュアを絡めて遊べる『ジップロット』シリーズなど様々なラインの商品が展開されていた。また、漫画アニメ小説ゲームと各種メディアミックス作品も充実していた。

舞台となる惑星・ビースト星や一部キャラクター(ビッグセロウ、ゴールダーなど)のネーミングの源流には、かつて海外から日本へ輸入されたハズブロ社のコレクション玩具『ビーストフォーマー』(英名:Battle Beast)が存在している。

ビーストフォーマーはその名の通り展開中盤まで『トランスフォーマー』シリーズの姉妹品として扱われ、「トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ」のアニメ・漫画それぞれにゲスト出演した事もあるが、本作にはトランスフォーマーシリーズとの繋がりはない。

メディアミックス展開

漫画『ビーストサーガ』は、最強ジャンプ2012年9月号から2013年11月号まで連載。全22話。作者は本城まなぶ。ジャンプコミックスにて全5巻。

メディアミックス展開の中で最も早く始まった作品。豪快なバトル描写と勢いのある展開、そしてモブは勿論時にメインキャラでさえあっさりとその命を落とす少々シビアな物語が特徴。

アニメ『ビーストサーガ』は、2013年1月13日~9月29日まで毎週日曜日朝8時44分からテレビ東京系6局ネットにて放送。全38話。

序盤は漫画・小説とは独立したオリジナルストーリーであったが、ゴールダーの反乱以降はエピソードの前後入れ替え・描写の追加はあれど、概ね漫画に沿ったストーリーが展開された。時折いろんな意味で公式が病気(例:ドロドロ国王ゴールダーとライオーガの結婚式、部下たちの眼前で両腕の関節を(リアルな音とともに)外され無様な敗北を喫するライオーガetc)。また、21世紀のアニメとは思えないほど安定しない作画も特徴の一つ。

TV放送はデスハート団との決戦後未消化の伏線をいくつか孕んだまま終了してしまったが、2014年8月22日より『dアニメストア』にてTV未放送の『ソアラ聖国編』を含む全26話が配信され、ようやく全話視聴が可能となった。なお『dアニメストア』配信版及び韓国他海外輸出版のアニメはTV放送における2話分が1話にまとめられており、TV放送版にはなかったOPEDの新規カット及びアイキャッチが追加されている。

小説『ビーストサーガ』は集英社みらい文庫より発刊。澁谷貴志作・樽谷純一画。既刊1巻。漫画におけるゴールダーの反乱に独自の回想や各場面での心情描写が追加され、より重厚な物語に仕上がっている。

ゲーム『ビーストサーガ 最強激突コロシアム!』はニンテンドー3DS専用ソフトとして2013年7月25日に発売。30体以上のビーストが登場(うちPCは12体)し、3vs3のチームバトルが楽しめるアクションゲームとなっている。ストーリーは基本的にアニメに沿ったものが採用されているが、中には『ゴールダーが生存する』『デスハート団が世界征服を果たす』などの本編とは異なるifルートを辿るものもある。

また、これらとは別に最強ジャンプ誌上にて『ビーストサーガ最強ガイド 闘獣の書』(作・樽谷純一)という短編漫画も不定期に掲載されていたが、こちらはホビーとしてのビーストサーガで遊ぶ少年たちの姿を描く作品であり、上記の作品群からは独立している。

共通ストーリー

銀河の彼方のビースト星では、独自の進化を遂げたビーストと呼ばれる者たちが、陸海空にそれぞれの文明を築いていた。

ビースト星には「ゴッドロット」という神秘のキューブが点在しており、3つ揃えるととてつもないパワーを得られると共に、大いなる災いを生むと恐れられていた。

海の種族は「水のゴッドロット」を交代制で管理し均衡を保ち、空の種族ソアラ聖国は「風のゴッドロット」の力を浮遊都市の維持に利用し、陸の王ライオーガが治めるグロリア王国は「炎のゴッドロット」を3か所に分けて平和を保っていた。

しかし、ビースト達の思惑により「ゴッドロット」をめぐる戦いが勃発し、種族を超えた戦いが幕を開ける。

故郷ベンガ国の再興を狙う野心家・ゴールダーの反乱、世界制覇を狙う海賊・デスハート団の襲撃、そして空の国・ソアラ聖国を覆う暗雲――ライオーガとグロリア王国軍の面々は力を合わせ、これらの苦難に立ち向かう。

登場ビースト/モチーフ

本作には商品化・未商品化問わず多数のキャラクターが存在する。そのため、下記のうち『ビーストファイトコレクション』で商品化されたキャラクターには☆を記す。

また、各媒体ごとに登場・活躍するキャラクターは異なっている。

グロリア王国

ライオーガ/ライオン

声:楠大典

全媒体における主人公。グロリア王国の国王であり、『鉄拳獰猛王』の異名をとる。

常に民の事を想い、民のために場所を問わず何処にでも出向く行動力に溢れた漢。

かつての親友ゴールダーとの戦いやデスハート団の猛攻、そして暗黒神デスコンドルとの死闘を乗り越え、王として最後まで戦い抜いた。

スーパーライオーガ/ライオン

声:楠大典

炎のゴッドロットのパワーを受けたライオーガが変化した強化形態。

キラーシャークを圧倒したが、強大な力を持つデスコンドルには敵わなかった。

なお、デスコンドルとの最終戦に際して民の想いを受けたライオーガは黄金に輝く姿に変化したが、スーパーライオーガとの関係は不明。

ビッグセロウ/シカ

声:井上剛

ライオーガを支える参謀長。趣味はツーリングで、機械いじりも得意。

かつては見聞を広める目的で不良の道に走ったこともあり、現在でもたまに言葉遣いが荒っぽくなることがある。実は高所恐怖症。

レパーミント/黒ヒョウ

声:本多陽子

メインキャラクター唯一の雌ビーストで、王家を守護する若きロイヤルガード。元はナース志望だった。

マインドリール/マンドリル

声:宮澤正

グロリア王国の内務大臣。常に最前線に立ちたがる王に頭を悩ませている。

かつて先王に付き従い活躍した歴戦の猛者でもあり、現在でもサイコロットの腕は衰えていない。

オーガ/ライオン

声:江口拓也

ライオーガの息子。やんちゃでいたずら好きだが、戦いを通して成長していく。

アニメでは後に高速機動軍隊長に就任し、新たな鎧を纏うことになる。

ガイオーラ/ライオン

声:土師孝也

ライオーガの父で、先のグロリア王国国王。

エレドラム/ゾウ

声:武田幸史

輸送施設軍隊長。軍学校の教官も務めた古兵で、グロリア王国軍随一の巨漢。

テンポの遅いしゃべり方が特徴で、ゴールダーとも互角に渡り合う実力者でもある。

バッファム/水牛

声:遠近孝一

輸送施設軍轟力戦闘兵。農作業で鍛えた足腰が自慢。

アルジャイロ/アルマジロ

声:木島隆一

輸送施設軍超装甲突撃兵。見た目によらずナンパな太マッチョ。

口癖は『イケてる/イケてない』、『~じゃん』。

カンニガル/カンガルー

声:逢坂良太

輸送施設軍特務輸送兵。落ち着きがなく浮き沈みの激しい猪突猛進型の戦士

コアレム/コアラ

輸送施設軍迫撃戦闘兵。複数個体が存在し、基本殺られ役。睡眠時間は18時間。

ロングジラフ/キリン

声:星野貴紀

特務諜報軍隊長。普段は頼りないお坊ちゃまだが首を打つ事で本気モードに豹変する。

何かと言葉を言い間違えることが多いが意外と頭脳明晰で、デスハート団の策をいち早く見抜いたこともある。

バニキス/ウサギ

声:矢部雅史

特務諜報軍ハイテク偵察兵。フットワークが軽く頭の回転も早いが、少々素直じゃないのが玉に瑕。

ランドモグール/モグラ

声:北沢力

特務諜報軍地中工作員。土佐(?)弁で喋る質実剛健な勇士。肩のドリルが武器。

ビバップ/ビーバー

声:金田アキ

特務諜報軍水中工作員。いつも明るい元気者。陸種族では唯一の水中活動能力で活躍する。

デリシャスホッグ/ブタ

声:不明

特務諜報軍宮中料理人。美味しい料理とカマ口調で皆を鼓舞する特務諜報軍のムードメーカー。

ゼブラックス/シマウマ

声:千葉一伸

高速機動軍隊長→隊長補佐。白黒つけないと気が済まない性格。オーガのお目付け役も務める。

チタンバートン/チーター

声:早志勇紀

高速機動軍高速戦闘兵。刺激を求める荒っぽい性格だが、実は名家の生まれのお坊ちゃんらしい。

物語中盤、スリルを求めるあまり王国を裏切って王都襲撃の原因を作り、後に投獄される。

ワンダーリバー/ゴールデンレトリバー

声:町田政則

高速機動軍軍医(派遣)。心優しい名医で、レパーミントをロイヤルガードに推薦した張本人。

医師故に命の大切さを誰より知っており、どんな危機的状況でも人命救助を最優先する勇敢な老人。

ジーダム/ハムスター

声:村田太志

高速機動軍機動戦兵。メカオタクで生意気な少年兵。一人称は『わし』。

『ふーん、大人でもわからないんだ』

フォックスコーン/キツネ

声:佐藤せつじ

高速機動軍魔戦術兵。語尾に『ゾナ』をつけて喋る占い好きの変人。

ライナス/サイ

声:平井啓二

重装攻撃軍隊長→グロリア王国軍総司令官。鍛錬を欠かさない屈強な戦士で、エレドラムとは生死を共にすると誓った仲。

ギャリソンG/ゴリラ

声:三宅健太

重装攻撃軍強襲攻撃兵→隊長。血気盛んで失敗も多いが部下には慕われている。ドラム演奏が得意。

リトルベア/クマ

声:矢部雅史

重装攻撃軍重火器戦闘兵。穏やかな性格で戦いを好まないが、一度怒ると手が付けられなくなる。

語尾に『~だベア』とつけて話す。

イグアス/イグアナ

声:村田太志

重装攻撃軍特殊暗殺兵。目にも留まらぬ速さで敵を討つ、クールで礼儀正しい戦士。

クリーナー/ハイエナ

重装攻撃軍ゲリラ戦闘闘士。コアレムと同じく複数個体が存在する雑兵。

ゴールダー/トラ

声:武虎/関根航(幼少期)

東方軍司令官。祖国・ベンガ国の再興を狙いクーデターを起こしたライオーガの元親友。

アニメ版では後にデスコンドル由来の邪気が野心を膨張させたことが明らかになっているが、漫画版では純粋に自らの野心だけでクーデターを起こしている。

ホワイトゴールダー/ホワイトタイガー

声:武虎

元東方軍司令官。ライオーガに敗れたゴールダーがソアラ聖国で新たな命を得て変化した姿。

全身の体毛が純白に染まっているほか、鎧のデザインや必殺技も変化している。

ジャンジャン/パンダ

声:武田幸史

東方軍副官/拳法師範代。普段はおちゃらけているがスイッチが入ると豹変する。

団子が好物。

シアンビ/ネコ

声:斎賀みつき

東方軍舞踏戦闘兵。独自の奇妙な美的センスに従って行動するナルシスト

モーガン/モモンガ

声:大畑伸太郎

東方軍密偵。密偵としての腕は確かだが、うるさい。

パドレッサー/レッサーパンダ

声:大室佳奈

東方軍メカニカル工作兵。機械に強い内気な少年兵。メカを作りもせずに批判するジーダムが苦手。

その他陸種族

ウルフェン/オオカミ

声:てらそままさき

ロンリーガンマン。サイコロット早撃ちの名手で、傭兵をしながら各地を渡り歩いている。

かつてライオーガと決闘した際、レイティアが巻き込まれて怪我をしたことからライオーガと袂を分かった。

レイティア/トナカイ

声:大室佳奈

アイスベア盗賊団に苦しめられていた村の少女。村を救ってくれたウルフェンを慕う。

ライオーガとウルフェンの決闘に際しウルフェンをかばって片角を切られる怪我を負うが、その後麗しく成長してウルフェンの旅路に同行するようになった。

キャレメル/ラクダ?

時刻の旅人。小説版の語り部を務める謎のビースト。

ライオーガとゴールダーの確執と激突の歴史を読者に優しく語るが、その正体はついぞ解らないままであった。

フリーズベア/シロクマ

声:白熊寛嗣

アイスベア盗賊団の頭。かつてライオーガ・ビッグセロウ・ウルフェンにより討伐された。

フィレス/イタチ

小説版に登場。イーストーンの街に出没する夜盗。軍学校時代のライオーガ・ゴールダーと対峙した。

ゴールダーの祖父/トラ

声:立川三貴

アニメ版に登場。幼少期のゴールダーにベンガ国再興の夢を託し、その生涯を終えた。

なお、ゴールダーの父はゴールダーの祖父が亡くなる以前に既に没していたらしい。

キャットファーザー/ネコ

声:柴田秀勝

過去にビッグセロウの率いていた不良グループと衝突したマフィアのドン。

ゴードン/ヤギ

声:飯島肇

秘孔拳師匠。アニメ版に登場した軍学校時代のライオーガ・ビッグセロウ・ゴールダーの恩師。

老体ながらその腕は一切衰えておらず、秘孔を突く技でゴールダーとも互角以上に渡り合う戦闘力を誇る。

デスハート団

キラーシャーク/ホホジロザメ

声:小山剛志

総督/大海賊王。水のゴッドロットの力で世界制覇を狙うシャーク三兄弟の長男。

強者を求めて戦い、本能のままに全てを破壊し尽くす邪悪の化身のようなビースト。

ライオーガに倒されたが、漫画版・アニメ版ともに復活を示唆する描写がなされている。ただしその後のストーリーが描かれていないため実際に復活したのかどうかは不明。

シザーシャーク/ノコギリザメ

声:遠藤大輔

殺戮提督。シャーク三兄弟の次男で、自ら手を下す事はしない頭脳派。

グロリア王国軍との決戦後も辛うじて生き延びていたが、グンバーによって殺害されてしまう。

パワーシャーク/シュモクザメ

声:岩崎征実

轟力艦長。脳筋を地で行くシャーク三兄弟の三男。超怪力で暴れ回る。

漫画版・アニメ版ともにライナスとの激闘の中で命を落とし、神官団に利用される。

サーモマンサー/サケ

声:伊藤栄次

深海の魔術師。メガテンペストの際に儀式を執り行った不気味なビースト。

アニメ版ではキラーシャーク復活の術を求めてシーレンスとともに失われた大陸へ向かうが、その後の去就が語られることはなかった。

シーレンス/シーラカンス

声:奈良徹

参画参謀。失われた大陸が眠るストレージ海の出身。

アニメ版ではキラーシャーク復活の術を求めてサーモマンサーとともに失われた大陸へ向かうが、その後の去就が語られることはなかった。

ビルソード/カジキ

声:桐井大介

謀殺戦闘員。元船乗りで斜に構えた切れ者だが、少々抜けたところもある憎めない奴。

漫画版・アニメ版ともに相棒共々生き延び、海賊稼業から足を洗った模様。

マンタレイ/エイ

声:柳原哲也(アメリカザリガニ)

高速戦闘員。ビルソードの相棒を務める無口な戦士。漫画本編中においては無敗を誇る強者。

アニメ版においては『声が見た目に反して異様に甲高いため常に黙っている』という漫画版にはない設定が追加されている。

ホッタテ/ホタテ

陰湿戦闘員。デスハート団の残党として現れたが、オーガの策によりあっさりやられてしまった。

キラーシャコ/シャコ貝

曖昧戦闘員。シャコ三兄弟の長男で、弟達共々煮え切らない喋り方をする。

シザーシャコ/シャコ貝

曖昧戦闘員。シャコ三兄弟の次男。彼ら三兄弟はホッタテ達のボスだったらしい。

パワーシャコ/シャコ貝

曖昧戦闘員。シャコ三兄弟の三男。兄達共々シャーク三兄弟に擬えたかのような名前と姿を持つ。

モルガーニ/カニ

声:大林洋平

破壊戦闘員。強固な装甲と高速横歩きが武器。

アニメ版ではその後アルダイルに仕えるが、あっさりやられて転職先を探すハメになる。

オクトパージ/タコ

声:遠近孝一

追撃戦闘員。関西(?)弁と変幻自在の触手で敵を惑わす。

アニメ版ではモルガーニと同じくアルダイルの部下に収まるがやはり雑魚だった。

ピラゾン/ピラニア

一般戦闘員。粗野で乱暴、おまけに下品。世紀末にはびこるモヒカンのような雑魚海賊たち。

アゴール/トビウオ?

海上戦闘員。ピラゾンと同じく複数個体が存在し、アニメ版でのプログレス攻略戦に投入された。

妻子持ちの個体がいるなど、ピラゾンとは違って全員が全員根っからの悪党ではない模様。

南海公国

ドンホエール/クジラ

声:菅生隆之

南海大公。争いを好まない平和主義者だが、優柔不断な姿勢には不満の声も。

その曖昧な態度は周囲を欺くための演技ではないか、と見る向きもあるが真相は不明。

アニメ版ではオトヒメに弱い、という追加設定がなされている。

オルリッチ/シャチ

声:落合弘治

筆頭戦士。パワーなら絶対に負けない実力者だが、戦場を離れると少し間の抜けたところも見せる。

アニメ版ではドルファンとのコンビで活躍し、終盤では彼との合体技も編み出した。

ドルファン/イルカ

声:松本忍

政務官戦士。スピードと技量で非力をカバーするタイプ。ドンホエールの政策のフォローも務める。

鱗板宮殿

アルダイル/ワニ

声:廣田行生

暴君城主。親から受け継いだ宮殿で好き放題のボンクラ息子。酔った際のパワーだけなら一級品。

アニメ版ではオトヒメの必殺技『エイジング・ボックス』で老化させられ、すっかりボケてしまった。

セイラス/セイウチ

声:四宮豪

傭兵。誰に雇われようと報酬分はきっちり働く古参の猛者。嫌いなものはケチな依頼人。

ビルソードを地の利を活かして圧倒するが、惜しくも敗れてしまう。

グエール/カエル

声:村田太志

両用使用人。サボる為に努力するあまり、逆によく働いているように見える怠け者集団。

龍宮王国

ターロック/カメ

声:飯島肇

戦艦長。愛機・潜水艦ベッコウ丸を駆り王国を守る海の男。

ライオーガの祖父と友人だったらしく、アンデッドの弱点を即座に言い当てるなど知識も幅広い。

リュウコツマル/タツノオトシゴ?

声:小森創介

サムライ大将。龍宮王国を守る戦士の一人。

数え唄に相手の悪事をなぞらえて見得を切る癖があるが、語呂合わせはあまり上手くない模様。

オトヒメ/タイ?

声:潘めぐみ

王女。王国を守るため自ら戦場に出ることもある気丈な少女。

相手を老化させる『エイジング・ボックス』というさりげなく危ない必殺技を持つ。

ヒラリーズ/ヒラメカレイ

声:土師亜文伊達朱里紗(カレイ)

美少女部隊。オトヒメの身辺警護を担当するヒラメの4人組だが、1人だけカレイが混じっている。

お世辞にも美しいとはいえない姿をしているが、男性陣の反応を見るに海種族的には割と美人の模様。

その他海種族

カッサゴ/カサゴ

タラバーニ/タラバガニ

漫画版の記念すべき第1話に揃って登場した荒くれ者たち。ライオーガ王にあっさり成敗された。

クマノミ少年/クマノミ

声:潘めぐみ

アニメ版に登場。グロリア王国の港町・トワイライトに暮らす装甲磨きの少年。

メガテンペストで生死不明になるも、病気の母とともに地下室にいたため生き延びていた。

ソアラ聖国

キャプテンイーグル/ワシ

声:土田大

風の戦士団団長。スカイローズの香りを好む理想主義者。争いのない世界のため奔走する。

漫画版・アニメ版ともにデスコンドルとの最終決戦の中でその姿を消しており、その後の去就は不明。

ジェネラルホーク/タカ

風の戦士団(騎士団との表記も)元将軍。

玩具はガチャブースターでのみ入手でき、能力やパーソナリティはカードガムでしか知ることができなかったとてもレアなビースト。

アニメ版では行方不明になったキャプテンイーグルに代わり風の戦士団の団長となったことが語られるが、姿の描写はなされなかった。

ファルカン/ハヤブサ

声:大林洋平

風の戦士団瞬速戦士。考える前に動くタイプで、短距離飛行のスピードなら風の戦士団一。

ブンドット/ハト

声:不明

和平戦士。戦いを好まぬ軍団で、話し合いで事を解決すべく右往左往するまさしく『ハト派』。

アニメ版では常に複数体が同時に甲高い声でしゃべる。

『もはや戦いは避けられないのか!?』

レインボーサム/オウム

声:不明

行動隊長。グロリア王国とソアラ聖国をつなぐ定期便の機長で、とても陽気な性格。

オウルマイティ/フクロウ

声:野島健児

参謀博士。若くして神官団に認められた頭脳明晰な参謀。探究心旺盛だが、少々読めない面も。

バメット/ツバメ

声:四宮豪

開戦派先鋒。物事をしっかり管理する生真面目さを持つ切り込み役。

モリーク/コウモリ

声:坂巻学

風の戦士団超音波戦士/グロリア王国内務大臣補佐官。二つの肩書きを持つ多重人格者。

アニメ版終盤ではソアラのデスコンドル復活派との内通が明らかになり、マインドリールに追い詰められて計画の全貌を話すハメになる。

ダッカー/カモ

声:遠藤大輔

風の戦士団放浪戦士(情報屋)。がらっ八口調の冒険家で、情報屋稼業もこなす。

アニメ版終盤では狙われたスワンイクシードを助け、その後も彼女のサポートで活躍した。

ペギニス/ペンギン

声:不明

風の戦士団海洋戦士。竜宮王国に派遣されており、有事の際の連絡役を任されている。

腹這いになって床を滑り高速移動することができるが、どうやら小回りはあまり利かないらしい。

エミュネム/エミュー

風の戦士団烈風戦士。片言で喋る巨漢。戦闘に際しては巨体に似合わぬスピードで相手を翻弄する。

パーゴラー/クジャク

声:中村秀利

空の神官団大神官。強靭な肉体と穏和な精神を持つソアラ聖国の最高指導者。

パラダイン/ハシビロコウ

声:落合弘治

空の神官団科学神官(アニメでは『狂喜神官』)。科学知識が豊富でユーモアに溢れる。

グンバー/シャモ

声:遠近孝一

空の神官団憤怒神官。寡黙な実力者で、ライオーガにゴールダーやキラーシャークよりも強いかもしれないと思わしめたほどの戦闘力を誇る。

スワンイクシード/ハクチョウ?

声:斎賀みつき

アニメ版に登場する空の神官団哀艶神官。慈愛に満ちた心を持つ女性神官。

唯一の女性神官として、デスコンドルの再封印を行う使命を受け継いでいる。

デスコンドル/コンドル?

声:小山力也

空の神官団初代大神官。

『暗黒神』と呼ばれ、何者かによって復活させられようとしている。

漫画版とアニメ版では暗黒神と化すまでの過程が大きく異なり、本人の人物像もそれに伴いそれぞれ違った描かれ方がなされている。

バンダ/不明

声:岩崎征実

感応神官。デスコンドルに心酔する悪の神官の一人で、嘴を塞ぐ代わりに読心とテレパシーを持つ。

ライズ/不明

声:成田剣

心眼神官。デスコンドルに心酔する悪の神官の一人で、目を塞ぐ代わりに心眼を得ている。

実はバンダ共々デスコンドルに肉体の全てを捧げており、現在の姿は彼の分身でしかなかった。

ゾンビピラゾン/ピラニア

神官団が蘇らせたホワイトゴールダーに練習相手として差し向けたビースト。

手足が骨のように細くなっており、漫画版に登場したサイボーグ化したピラゾンとは趣が異なる。

ゾンビシザーシャーク/ノコギリザメ

声:遠藤大輔

神官団がアンデッドとして蘇らせたシザーシャーク本人。口から吐く毒ガスで相手の正気を失わせる。

ゾンビピラゾンと同じく漫画版のサイボーグシザーシャークとは異なる姿をしている。

ゾンビパワーシャーク/シュモクザメ

声:岩崎征実

神官団が蘇らせたパワーシャーク本人。シザーシャークと同じくアンデッドで、光や熱に弱い。

こちらも漫画版のサイボーグパワーシャークとは異なる姿をしている。

その他空種族

カーラス/カラス

漆黒空賊団なる組織の賊徒。ゴッドロットを狙いパーゴラーを襲ったが、何度サイコロットを撃たれても倒れない彼の前に根負けした。

アニメ版では設定が異なり、『暗躍部隊』の肩書きで複数個体が神官団に仕えている。

用語

サイコロット

戦士としての訓練を受けたビーストが胸部のエンブレムから放つエネルギー体。

それぞれの全力を込めた必殺技の他、威力を調節した通常弾も放つことができる。

玩具では胸部から射出される各々のエンブレム入りのサイコロ(厳密には『バトルロット』と呼称)のことを指し、各ビーストによってエンブレム以外の五面の数値が異なる。

マジックロット

サイコロット以外にビーストたちが用いるもう一つの技。

敵の必殺技を跳ね返すミラー、敵のマジックロットを無効化するブレイクなどが存在し、各々の訓練次第で様々に応用可能とされる。

玩具ではバトルロットを振った後に一度だけ射出する事ができる特殊なサイコロを指し、前述の二種のほかリバースチェンジゼロ(アニメ版終盤でパーゴラーが使用)などが存在する。

ゴッドロット

ビースト星の各所に眠る超パワーを秘めた謎のキューブ状物体。

使い方次第で創造・破壊どちらの方面にも力を発揮し、伝説によれば全7種が存在するとされる。

現在は炎・水・風の3種がそれぞれヘッド・ボディ・ボトムの3パーツに分かれ点在している。

1つだけでも絶大な効果を発揮するが、3つのパーツを揃えると更に凄まじい力を発揮する。

ただし、並大抵のビーストではその強大なパワーを制御することはできない。

ビーストファイト

全種族に共通する掟で、格闘や剣術といった戦いにサイコロットの使用も含めた一対一で戦う決闘。

また、一度ビーストファイトを宣言されたら拒否せず、必ず勝負を受けなければならない。

仮に拒否すれば卑怯者の烙印を押され、出世はおろか、戦士として生きていくことが困難になる。

メガテンペスト

漫画版第8話にてキラーシャークが3つ揃った水のゴッドロットのパワーを解放して発生させた超巨大災害

激しい水の奔流がグロリア王国南部を襲い、数万人規模の死傷者を出す大惨事となった。

後にアニメ版でも発動したが、こちらは三体の水竜を呼び出す禁呪とされている(漫画版のメガテンペストでも水の奔流が竜のような姿になって村々を襲う描写があり、これを拡大解釈したものと思われる)。呼び出された水竜はプログレスを目指し侵攻するが、グロリア王国各軍の奮闘とソアラ聖国・南海公国の援護によってすべて倒された。

サイコエナジー

アニメ版のみに登場する用語。

サイコロットやマジックロットの射出に用いるエネルギーの事で、必殺技を放った後には大きく消耗する。また、マジックロットはこのサイコエナジーの応用による技とされる。

ジップロットマシン(ビークル)

アニメ版に登場するビーストたちの移動手段。

普段は掌サイズの立方体だが、地面に投げつけると煙と共に巨大化、マシンに変形する。

漫画版にもビークルは登場するが、それがジップロットマシンかどうかは不明。

また、これに連動した『ジップロットマシンシリーズ』というゼンマイによる自動変形ギミックを備えた玩具が存在する。

グロリアドッグ

アニメ版第1話でライオーガが20本以上平らげたグロリア王国の名物。

後に漫画にも登場したが、アニメのグロリアドッグがアメリカンドッグ風の食べ物であるのに対し漫画版のそれはホットドッグ風であった。

登場勢力

グロリア王国

国王ライオーガが治める陸種族の国。首都は『プログレス』。

ベンガ国(小説版では『ベンガ王国』とも)

かつてゴールダーの先祖が治めていた国。

政治的理由でグロリア王国に吸収合併され、本編開始時点では既に滅亡している。

小説版ではゴールダーに付き従う東方軍の面々も皆旧ベンガ国領の出身とされる。

デスハート団

大海賊王キラーシャークが率いる残虐非道な海賊団。

本拠地は海底の巨大船舶の残骸(と思しき物体)『デッドロック』。

水のゴッドロットを揃え、グロリア王国、ひいてはビースト星全土の制覇を狙う。

南海公国

南海大公ドンホエールが治める海種族の国。王宮の名前は『スノーマリン宮』。

デスハート団に対し強硬策に出ることができず、彼らの海賊行為を半ば容認している。

龍宮王国

海底に存在する王国。

メガテンペストの被害を受ける、アルダイルに襲われるなど漫画版では何かと被害に遭う事が多い。

ソアラ聖国

回転する3つの風のゴッドロットの力で天空に浮かぶ空種族の国。

空の神官団の治世の下、キャプテンイーグル率いる風の戦士団が国を防衛している。

編集者:ノーマルQ
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