エルコンドルパサー(ウマ娘)
うまむすめのえるこんどるぱさー
「最速、最高、世界最強!そして…アナタの担当ウマ娘!エルコンドルパサー、ここに入場!」
プロフィール
キャッチコピー | 北米の怪鳥!快活奇抜なルチャリブレ |
---|---|
誕生日 | 3月17日 |
身長 | 163cm |
体重 | 微増(筋トレ効果) |
スリーサイズ | B89・W58・H86 |
靴のサイズ | 左右ともに24.0cm |
学年 | 中等部 |
所属寮 | 美浦寮 |
得意なこと | プロレス |
苦手なこと | 静かにすること |
耳のこと | カウントを聴くと身構えてしまう |
尻尾のこと | 尻尾を掴むのは反則らしい |
家族のこと | マンボという鷹と、姉弟のように育った |
マイルール | カラオケで歌う前は、必ずセリフを入れる |
スマホ壁紙 | 『闘志よ、奮い立て!』などのアツい言葉集 |
出走前は… | ガウンを投げ捨てて、自分で拾う |
得意科目 | - |
密かな自慢 | - |
よく買う物 | - |
ヒミツ | ①マスク専用の柔軟剤を持っている / ②ものすごくくすぐったがり |
自己紹介 | コースを駆ける真紅の怪鳥! エルコンドルパサー参・上・デース! 世界を目指してカッ飛びますよー! |
CV | 髙橋ミナミ |
覆面をかぶった、ラテン系の情熱ウマ娘。自分こそ世界最強と信じており、それを証明するためにビックマウスで勇躍する。マスクはレスラーの父から譲り受けたもので、これがないと普段の調子が……。
親友グラスワンダーとは同室で、よく注意される。
(旧プロフィール)
アメリカからやってきた、とても明るくエネルギッシュなウマ娘。
トレードマークであるマスクは父から譲り受けた大切な物。
内緒でペットを飼っており、ルームメイトを困らせている。
好きな物は格闘技観戦と激辛料理。
キャラソン
"オドロイタ"って言うまで 許してあげませんカラネ♪
『L’s Surprise!!』
作詞:真崎エリカ 作曲:太田貴之 編曲:板垣祐介
歌:髙橋ミナミ
概要
マンガ版
アニメ版
アメリカからやってきた帰国子女。クラスはスペシャルウィークやグラスワンダーらと同じC組。
口調の端々に英語が混じるが、どこかインチキ臭く、みんなから「本当にアメリカ生まれなの?」と、密かに経歴を疑われている。
明るく活発な元気娘。時に暑苦しいくらいの燃える闘魂の持ち主。故郷のアメリカやヨーロッパに凱旋し、名実ともに世界最強のウマ娘になるのが夢。
好きなものはプロレス観戦と激辛料理。趣味はフラメンコギター。学生寮で内緒でコンドルを飼っていて、ルームメイトを困らせているらしい。
Season1
第1話から登場。セイウンスカイ(ウマ娘)、キングヘイロー(ウマ娘)も同じC組。
勝気な性格で、初対面でスペシャルウィークを田舎者とからかってグラスワンダーから制止されていた。
チームリギルの入部テストではスペシャルウィーク以下に大差をつけて1着。
「強い者は強い!!(by アオシマバクシンオー)」と言わんばかりに、史実通りデビューから無傷でNHKマイルカップを制覇した後、無敗のまま4勝。
当時史実では外国産馬が出走できなかった日本ダービーへ挑み、ライバルと見なしたスペシャルウィークとの同着優勝(マイルカップとダービーの変則二冠)。
秋、毎日王冠の出走を宣言するも、サイレンススズカの大逃げの前に「影さえ踏めなかった(by 蛯名正義)」と言わんばかりに完敗。これが自身初の敗北。
天皇賞(秋)では1番人気のサイレンススズカが故障発生で競走中止する中優勝を決め、不本意な形ながら史実で遂に勝てなかった相手に勝利したことになった(史実では当時外国産馬に、日本ダービー・天皇賞を含む、一部のG1レースへの出場資格がなかった為、エルコンドルパサーの場合、毎日王冠でサイレンススズカに敗れてからジャパンカップに直行している。史実の第118回天皇賞(秋)における本来の優勝馬であったオフサイドトラップは犠牲になったのだ…)。
しかし故障発生まではスズカのスピードの前に絶望的なまでの差をつけられており、栄誉の盾を手にしたエルコンドルパサーの顔に喜びは無かった。
その後、共に出走したリギルのチームメイトと共にスズカの見舞いに訪れている。
続くジャパンカップでも史実通りに優勝。エアグルーヴ・スペシャルウィークと共に日本勢上位独占。この勢いで渡仏。
9話では世界最高峰のレース、凱旋門賞に出場。
スタートから端を切って逃げ、必死の粘りを見せるもフランスのブロワイエに差され2着。
スペシャルウィークとの電話では、その悔しさを涙ながらに話していた。
12話ではスペシャルウィークから「良い勝負をしましょう」を仏語でなんて言うのかと聞かれた際に嘘をおしえた結果、スペシャルウィークが他の出走ウマ娘に無自覚に喧嘩を売る羽目になった。
話数 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離 | 枠番/馬番 | 着順 |
4話 | 東京 | NHKマイルカップ | GI | 芝1600m | ? | 1着 |
5話 | 東京 | 東京優駿 | GI | 芝2000m | 1/1 | 1着(同着) |
6話 | 東京 | 毎日王冠 | GII | 芝1800m | 4/4 | 2着 |
7話 | 東京 | 天皇賞(秋) | GI | 芝2000m | 5/6 | 1着 |
7話 | 東京 | ジャパンカップ | GI | 芝2400m | ? | 1着 |
8話 | ロンシャン(仏) | イスパーン賞 | GI | 芝1850m | ? | 2着 |
8話 | サンクルー(仏) | ※サンクルー大賞 | GI | 芝2400m | ? | ? |
9話 | ロンシャン(仏) | 凱旋門賞 | GI | 芝2400m | ? | 2着 |
13話 | 東京 | ウィンタードリームトロフィー | GI | ? | 6/11 |
※サンクルー大賞は出場が明言されているが結果不明。史実では1着。
11話現在:7戦4勝(2着③3着⓪着外⓪)
Season3
第10話で、キングヘイローと共に学園祭で開かれたお化け屋敷に入った。最初から怯えており、ずっとキングの腕にしがみついていた。
新時代の扉
台詞は一切ないが、冒頭に登場する歴代ウマ娘として一瞬だけ登場する。
ゲーム版
初期実装キャラとして[エル☆Número 1]が☆2として実装。
才能開花を行うと、開放された勝負服でコーナーポスト上からルチャドールも真っ青の数回転式ムーンサルトプレスを披露してくれる。彼女の目指す世界最強とは…。
2021年6月29日から開催のストーリーイベント第4弾『幻想世界ウマネスト』では、新衣装[ククルカン・モンク]を身にまとい、ファンタジーゲームの世界での活躍が描かれた。同時にガチャにも実装がされた。適性は同じだが、スキルの違いなどから強みが異なっている。
ストーリーとしては、史実通りに進むと1年で海外に旅立ってしまうため、毎日王冠でスズカと対決したことで自信を喪失、海外進出を断念し、そこから時間をかけて再起して翌年ジャパンカップに臨む筋書き(史実の1年を2年に引き伸ばしたような形)になっている。
育成イベントはプロレスを題材とした作品に関するネタのオンパレード。これとか、これの他にも、こんなのまである上に、実際にあった出来事まで登場している。
辛党らしく1コマ漫画では食事にデスソースをドバドバぶっかけているが、デスソースは1滴でも辛さが激変する代物である。絶対に真似しないように。ましてや隣のウマ娘の食事にかけてしまったりしたらブチギレ案件である。真似するならせめて普通のタバスコで他人に迷惑をかけないようにやること。
ヒシアマゾンの話によると美浦寮の食堂の共用ケチャップが
これとすり替わって地獄絵図となったことをチャンミのインタビューで語っている。
また、激辛党のメイショウドトウと激辛料理早食い対決をしたこともある。
学業成績はスペシャルウィークとどっこいどっこいの悪さで、よく同室のグラスワンダーに泣きついているとか
(ただし漫画「STARTING GATE」では、スペから成績がいいと言われている)
上述した通りアニメ版公式サイトではペットのコンドルを飼っているとされているが、アプリ版ではペットに「マンボ」という名前が設定されており、コンドルと言い張っているが実際には鷹となっている。
育成中に時折逃げ出してはエルコンドルパサーのやる気を下げるため担当トレーナーにとっては頭痛の種となったりもする(巷では「オチコンドルパサー」とか言われてるとか)。
ちなみに、育成で賢さのトレーニングレベルを最大にすると共通して演出の際に眼鏡をかけるようになるのだが、エルコンドルパサーはマスクの上から眼鏡をかけている。他にもスタミナ練習での水泳時もマスクを着用したまま泳いだりする。
またこのマスクはとあるイベントで外した素顔を見ることが出来るが、恥ずかしがる彼女の反応は可愛らしい。
育成ウマ娘
- ☆2[エル☆Número 1]エルコンドルパサー
スピード | スタミナ | パワー | 根性 | 賢さ |
---|---|---|---|---|
85 | 76 | 80 | 93 | 91 |
バ場適性 | 芝 | A | ダート | B |
距離適性 | 短距離 | マイル | 中距離 | 長距離 |
F | A | A | B | |
脚質適性 | 逃げ | 先行 | 差し | 追込 |
E | A | A | C |
初期ステータスとしては根性と賢さに優れる一方でスタミナが不足気味。能力上昇はスピードと賢さが上がりやすい。
距離適性はマイルと中距離、脚質適性は先行と差しに向いている。さらにバ場適性で貴重なダート適性も持っているなど、オグリキャップ並みの広い適性を誇る。
スマートファルコンなど★3でダート適性の高いウマ娘を持っていない場合には★2で比較的引き当てやすいエルコンドルパサーが貴重なチームレースのダート要員兼、東京大賞典を筆頭にダートかつ中距離となる重賞レースのトロフィー回収要員となる(ただし同じくダート・中距離・GⅠとなる帝王賞は目標レースに指定されている宝塚記念と日程が被っているため出走できない)。
距離適性で長距離がBとなっているが、クリアしないといけないレースには長距離も含まれるため、因子継承でフォローする必要がある。
尚、ダートはチーム戦ではマイル固定なのでダート要員として育てるならダート適性を上げるのは勿論、長距離とマイル両方で通用するようスピードとスタミナの配分に気をつける必要がある。
固有スキルは最終直線で余力を持って前にいるとわずかに優位を保ちやすくなるというもの。「前にいる」というのは具体的には2位以上という条件なので、逃げ~先行向き。特に東京レース場は直線が長いため、賢さを高めて前に出ておけば終盤に入った途端固有発動してぶっちぎることができ、史実通り非常に相性が良い。
- ☆3[ククルカン・モンク]エルコンドルパサー
ストーリーイベント「幻想世界ウマネスト」の開催と同時に実装された☆3育成ウマ娘。
詳しくは該当記事を参照。
サポートカード
- SSR[パッションチャンピオーナ!]エルコンドルパサー
リリース初期よりサポートカードガチャにて入手可能なSSRサポート。タイプはパワー。
競走馬『エルコンドルパサー』
98年 ジャパンカップ
エルコンドルパサー、激戦のライバルたち。
僕らは、ひとりでは強くなれない。
誇らしく飛べ
あらゆる壁を乗り越えて
坂をいくつも登り切って
見なれぬ道も克服し
難局に耐え強敵を撃ってこそ
獲得できる力がある
勝ってなお学べ
すべての経験を糧として
次なる戦いに備えよ
そして羽ばたけ
誇らしく飛んでゆけ
《「名馬の肖像」2023年NHKマイルカップ》
1995年、アメリカ生まれの外国産馬である黒鹿毛の牡馬。黄金世代と称される98世代の一頭で、欧州遠征で顕著な成績を残した。
1997年に3歳(旧4歳)でデビューすると同年のNHKマイルカップを制覇後、日本調教馬としては初めて旧4歳でジャパンカップを制覇。
翌年は欧州への長期遠征を敢行し、G1サンクルー大賞・G2フォワ賞を優勝、欧州競馬の最高峰・凱旋門賞でもモンジューと死闘を繰り広げるが2着に惜敗。国内には復帰せずに引退した。
同年のJRAの年度代表馬の表彰でスペシャルウィーク、グラスワンダーを抑えて国内では一回も走っていないエルコンドルパサーが受賞。このことは強い物議を醸した。
引退後は種牡馬入り。キングマンボの後継種牡馬の一頭として期待がかけられていたが、産駒がデビューする前の2002年7月16日、腸捻転のため7歳という若さでこの世を去った。
しかし、残された産駒にはGⅠ/JpnⅠ級9勝のヴァーミリアンや菊花賞馬ソングオブウインドがおり、孫世代ではマリアライト、クリソライト/クリソベリル兄弟など、芝/ダートを問わずに多くの有力馬を子孫に持つなど成功を収めている。
後に同父のキングカメハメハが種牡馬として大成功を収めており、エルコンドルパサーが早世しなければ…と惜しむ声も多い。
より詳しくは当該記事を参照。
スペシャルウィークとの対戦はジャパンカップの1度だけだが、スペシャルウィークがきさらぎ賞を除外された場合、共同通信杯に出走する可能性もあった。ダート1600m不良馬場という状況を考えると、アニメ第1話のような結果になったと思われる。
グラスワンダーとの対戦は第49回毎日王冠の1度だけ。セイウンスカイ、キングヘイローとは対戦していない。尚、NHKマイルカップまでの主戦騎手は的場均だったが、同じく的場均が騎乗していたグラスワンダーが毎日王冠で復帰するため、このレース以後、主戦騎手が蛯名正義に変わっており、毎日王冠では的場騎手からの乗り替わりが影響し、人気ではグラスワンダーに遅れを取った。勿論、サンクルー大賞と凱旋門賞も蛯名騎手が騎乗している。
メジロドーベルには2000年に種付けし、翌年メジロヒラリー(牝)が生まれている。
- 『神の鳥』と名付けられた馬 ~コンドルは飛んで行く~
I’d rather be a sparrow than a snail カタツムリよりもツバメがいい
Yes I would If I could そうさ、なれるのであれば
I surely would ぼくはきっとそうするさ
I’d rather be a hammer than a nail 釘よりもハンマーがいい
Yes I would If I only could そうさ、なれるのであれば
I surely would ぼくはきっとそうするさ
アメリカ出身ではあるが馬名である「El Condor Pasa=コンドルは飛んで行く(スペイン語)」に由来してキャラクタ造形はスペイン語圏から広くモチーフがとられておりラテンアメリカ圏の文化が色濃い。
(「コンドルは飛んで行く」はペルーのフォルクローレ楽曲で、世間一般に有名なのは70年代アメリカのサイモン&ガーファンクルによるカバー。
マスクとプロレスはメキシコのルチャリブレ、趣味のフラメンコはスペインだが実は中南米ではあまり盛んではない。また、イベントガチャで登場した衣装名のククルカンとは中米のマヤ文明に伝わる創造神の名で、グアテマラ高地の神であるとされ、アステカのケツァルコアトルと同一とされる)
コンドルは南米アンデス山脈地帯に生息する捕食鳥類であり、生態系の頂点に位置する。このことから古代より現地住民はコンドルこそが世界最強の象徴であり、神の鳥であるとも考えた。後世にスペインの植民地として祖国と伝統を奪われ、数百年に渡り数知れぬ人々が炭鉱夫として駆り出された。
1913年にペルー人の民族音楽研究家、ダニエル・アロミア=ロブレスは自身が学んだ伝統音楽をミックスしてこの曲を作り、炭鉱夫と鉱山主の抗争をテーマにした戯曲の序曲として発表したが、ロシア革命やメキシコ革命に影響された内容が危険視され、やがて戯曲そのものが世間から抹消された。
しかし何の因果か、序曲として残された「El Condor Pasa」だけが後世に伝えられ、そのもの悲しさが漂う曲調とどこまでも響く清んだケーナの音色が人々の心をとらえつづけ、世界中で反戦歌や70年代カウンターカルチャーの象徴歌ともなった。
Away, I’d rather sail away どこか遠く、どこか遠くへ漕ぎだしたい
Like a swan that’s here and gone いつか遠くへ飛び立っていった白鳥のように
A man gets tied up to the ground 人は大地に縛られる
He gives the world 世界に叫びをあげる
Its saddest sound その悲しい叫びを
…Its saddest sound この世で最も悲しい叫びを
I’d rather be a forest than a street 街路より、森がいい
Yes I would If I could そうさ、なれるのであれば
I surely would ぼくはきっとそうするさ
I’d rather feel the earth beneath my feet 自分の足で 大地を感じたい
Yes I would If I could そうさ、できるのであれば
I surely would ぼくはきっとそうするさ
余談
名前ネタ
性格のせいか感情が良く表れる為、喜んだりする度に視聴者からヨロコンドルパサーと呼ばれる。他にもオチコンドルパサー、ヘコンドルパサー等々…大体「○○コンドルパサー」と名前の頭部分を改変される。
役目の置き換え
凱旋門賞で対戦したブロワイエに関しては、史実通りであればモンジューとも言われている。どうやら、海外競走馬に関しては版権の関係上で名前が使えなかったようだ。
史実のオフサイドトラップの役目も、エルコンドルパサーに置き換えられ抹消されてしまっている。
此方に関して言えばエルコンドルパサーと馬主が同じなので「名前の使用許可が下りなかった」のが理由とは考えにくい。逆に言えば、同じ馬主だからこのような展開が可能になったとも考えられる。
...しかし、モンジューに関してはゲーム版メインストーリー最終章前編にて実名での登場が示唆され、さらに後編の予告PVで、ロンシャンとおぼしきレース場にたたずむエルコンドルパサーと、日本でスペシャルウィークと対決するモンジューの姿が発表されており、今後の展開に期待が寄せられている。
関連イラスト
関連項目
ウマ娘プリティーダービー ウマ娘 エルコンドルパサー 競走馬
※ハルウララ(ウマ娘)は1世代下
蛯名正義と共に凱旋門賞に出走した競走馬のウマ娘
モチーフ馬が交配相手
血統(キングマンボ系)繋がり
いずれも孫世代。
ドゥラメンテ(ウマ娘):同上。
シーザリオ(ウマ娘):母父サドラーズウェルズ繋がり。