男根のメタファー
だんこんのめたふぁー
概要
「男根」の記事にもある通り、男性の生殖器に対する信仰的な感覚は古今東西の文化に見られ、直接的な表現が憚られる場合には比喩が用いられることも珍しくなかった。
日本で言うと、時折発掘される「石棒」という石器は男根信仰のための道具である説が濃厚となっている。
それ自体は余程の悪意を込めない限り、法的にもpixivの規約的にも問題は無い。
しかし、昨今のインターネットでは、この言葉が悪意を込めて語られる傾向がある。
そうなったきっかけとされる出来事も併せて語られることがあるのだが、
- 第14条 禁止行為の18「人種・民族・性別・年齢・思想などによる差別に繋がる表現を使用する行為」
という規約に抵触してしまうため、詳細は伏せることとする。
以下、否定論肯定論を問わず「一部の人間が勝手に言ってるだけ」という前提で記述を進める。
問題点
この概念が広まり一種のネットミームとなるに至り、次のような問題点・注意点が挙げられている。
①「メタファー」とは直接的に表現しないからこその「メタファー」なのであり、究極的にはその意図の有無は制作者本人にしかわからないものである。
そのため、なんの根拠もなく使用した場合、製作者の意図と大きく乖離してしまう可能性がある。
これは「レッテル貼り」や「タグ荒らし」ということになり、控えるべきものである。
ただし、あからさまに製作者が狙っていると察せられるケースがあることもまた事実であり、そうした場合は指摘しない方が「ネタがスベる」状態となってかえって気まずくなる可能性もある。
その見極めが大切なのであり、判断が難しいならば他人に委ねるということも必要になってくるかもしれない。
②上記の理由で詳細は伏せるが、この言葉が広まった当初は実質的に炎上状態にあった。そのため、巻き込まれたくないとして「男根のメタファーをしているが『男根のメタファー』という言葉では呼ばれたくない」という態度もそれなりに見られる。こうした場合にも、使用は控えるべきである。
③そもそも「男根」という部分自体が性的な単語であるため、R-18でもない場で見たくないという人も存在する。このような意見もまた、考慮されて然るべきである。
関連イラスト
無用な争いを避けるため、普段から「そういう」イラストを投稿している作者の投稿物に集中的にタグ付けされる傾向がある。このあたり、「これ絶対入ってるよね」に近しいものがある。
もっとも、普段が「そう」だからと言って全てが「そう」だとするのもまた偏見であるが。
本来男根が描かれるべき場所に無理矢理別のものを当てはめただけ(それ以外の部分は丸出しなので結局R-18扱い)というものも一定数ある。
関連タグ
「男根のメタファー」とされがちな器物
「細長い物」「中から何かが出てくる物」「響きがそれっぽい物」が該当する傾向にある。
中には時代や文化によって評価が変動する物もあり、割と真面目にその社会におけるジェンダー観(何が「男性的」とされるか)を反映するものであったりもする。
「小便小僧」「オー・チン・チン」「それは私のおいなりさんだ」「チーン」のような子供向けの男性器の描き方は男根のメタファーとは呼ばれづらい(子供向けでも現実の人間を連想させる生々しい描き方は避けられている)。
重ねて断るが、これらがあったからと言って必ず「男根のメタファー」になるわけではない。
こけし ロウソク バトン マイク 野球バット ほうき ブラシ 注射器
プラグ コネクタ類(公式にオス/メスの呼び分けがなされている物も)
容器(特にボトル チューブ類。ボウルや壷など幅広の物は逆に女性的とされることも)
楽器(特に管楽器類) 筆記用具 工具(特にボルト シャベル ドリル等)
武器(特に棍棒 剣 槍 銃 大砲 魚雷 ミサイル オスプレイ等)
自動車 電車 飛行機 ロケット(船類は女性的な物の代表格とされる)
馬 ゾウ 雁 蛇 亀 ナマコ ウミウシ イカ ウツボ チンアナゴ
根菜 胡瓜 ナス ズッキーニ キノコ タケノコ ゴーヤ バナナ 椰子 サボテン
牛乳 ちくわ 恵方巻き 千歳飴 きりたんぽ ところてん ちんすこう うまい棒
氷菓子 ソーセージ バゲット アメリカンドッグ マヨネーズ フランスパン
岩 山(特に粗削りなもの、急峻なもの。そうでない場合は女性的とされることも)