「私が"本当の歌"を教えてあげる」
「"歌は力"。そして私は未来を、私自身の手でビルドする。"歌の力"で」
プロフィール
名前 | ウィーン・マルガレーテ |
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英字表記 | WIEN MARGARETE |
学年 | 1年 |
誕生日 | 1月20日 |
星座 | みずがめ座 |
血液型 | A型 |
身長 | 161cm(シリーズ13位タイ) |
一人称 | 私 |
趣味 | お菓子作り、クラシック音楽、クレー射撃 |
特技 | 歌、ヴァイオリン、射撃 |
好物 | チョコレート |
好きな言葉 | 初志貫徹 |
好きな教科 | 外国語、数学 |
好きな動物 | 狼、サメ |
イメージカラー | エレガントパープル |
ユニット | KALEIDOSCORE |
CV | 結那 |
概要
『ラブライブ!スーパースター!!』に登場するスクールアイドル。
TVアニメ2期ではライバルキャラクターとして登場し、(プロジェクトの)第3期からはLiella!3期生として活動している。
テレビアニメ2期では(一貫して)ソロのスクールアイドルとして活動しており、8話までは中学(3年)生だった。同9話以降からは(東京都内にある)インターナショナル・スクールへ進学している。
そして、TVアニメ3期からは(学年はそのままに)結ヶ丘女子高等学校へと転入している。
さらに、(姉がいた)『ウィーン国立音楽学校』を受験して不合格になった事や、かのんに(上述した)ウィーン国立音楽学校から留学のオファーが舞い込んで来た事がTVアニメ2期11話・12話におけるキーポイントになっており、その続編となるTVアニメ3期では(1期の恋や2期のきな子と並ぶ)もう一人の主人公とも呼べる存在となっている。
容姿は紫色がかったロングのウェーブヘアに、薄緑色の瞳。
メンバーアイコンは蝶。
※後述の通り、彼女の個人名は「ウィーン」と「マルガレーテ」のどちらなのかは判明していない(公式でもどちらが個人名とは発表されていない)が、Liella!メンバーの大半から「マルガレーテ(ちゃん)」と呼ばれている事や、公式のアナウンスや各種グッズにおける非フルネームでの呼称・表記が「マルガレーテ(MARGARETE)」となっていることから、恐らく「マルガレーテ」がファーストネームと思われる。
こういった状況と、作中で「ウィーン」と言う同名の地名が台詞で登場している(名称が紛らわしくなる)事等を踏まえ、本記事での非フルネーム表記は、便宜上「マルガレーテ」とする。
人物
オーストリア人の音楽一家の次女であり、姓に「音楽の都」ウィーンを冠するように、生まれながらの音楽家。
幼少期から歌の天才と言われていたほどの才能の持ち主で、スクールアイドルとしてのステージも歌で圧倒するスタイル。
加えて、マルガレーテのプロフィール欄に書いてある特技の中には(クレー)射撃も入っており、日本人の母を持つ可可(中国・上海出身)よりも流暢な日本語を話せている(後述するように、かつては日本に住んでいたことがあるような発言をしていたのも関係しているか)ことから、葉月恋と同じく文武両道と思われていた。それを裏付けるかのように、夏休み前のテストでは100点満点中90点(冬毬は満点)を取っており、余裕綽々の表情を見せていた。もっとも、(満点を取った)冬毬のテスト用紙を見た時は流石に驚愕していたが……。
遊びや趣味の面においても、大富豪ゲームは圧勝し、(Liella!きってのゲーマーである)メイが提案した対戦型ゲーム(スイカゲームの野菜版)を(チュートリアルを見ただけで)完璧にマスターするなど、戦略的思考にも長けている。加えてコーヒー関連についての知識も豊富な一面も持っている。(きな子曰く、「何をやっても完璧」)
自分の技術に絶対の自信を持っていて、余りにも負けん気が強すぎて周りと衝突しがちな性格を持つ。
それは、他者と馴れ合わない&自分の力のみで造り上げていくという孤高さも感じさせる。負けん気が強いのも、どこまでも勝利を求める態度の裏返しとも言える。
その一方で、誰かから教えを求められれば(なんだかんだ言いながらも)レベルアップするまで教え込んでいたり、誘い事には(面倒臭がりながらも)乗っていたりするなど、面倒見の良さも見せている。
このような性格の持ち主なのであまり感じられないだろうが、Liella!では最年少メンバーである。
(マルガレーテと同じく)Liella!3期生として活動する鬼塚冬毬とは(2人揃って)同じくクールキャラとして登場し、「リエラジ」初登場回のラジオドラマでは(1年先輩の)桜小路きな子よりも堂々としていた。
TVアニメ2期
第2話「2年生と1年生」のラストシーンで初登場した。
新入生のきな子を加えた練習でランニングに励む(6人の)Liella!を見つめていた。
この時は名前は不明であり、第2話のEDのクレジットでも「謎の少女」と表示されていた。
さらに、この時に着ていた制服はかのんの通う結ヶ丘女子高等学校のものでも、かのんが中学時代に通っていた外苑西中学の物でもなかったが、「澁谷……かのん……」と呟いていたことから、かのんとは何らかの関係があると思われる、と考察されていた。
第3話「優勝候補」からは、本格的に(物語に)絡むことになる。
代々木スクールアイドルフェス前のレッスン終わり、公園にいたかのんに(滑り台の上から)声をかけ、「優勝候補なんでしょ、歌ってよ」「できないの(歌えないの)?」と(面と向かって)挑発。
その後、(かのんの幼馴染である)嵐千砂都が公園に戻ってきた頃には、いつの間にか(名乗りもせず)姿を消していた。
そしてフェス当日、控室から出たかのんに再び声をかけ、反応も待たないまま姿を消したかと思えば、かのんの側を蝶が横切る。
蝶に導かれて観客席へ来たかのんの前で、『Butterfly Wing』を披露。Liella!が圧倒されるほどのパフォーマンスを見せ、堂々の優勝を果たす。
その夜、かのんの家の近く(階段の上)に来た彼女は「あなた達が優勝候補というなら、ラブライブ!も大した大会じゃない」と吐き捨て、かのん達が優勝候補だったという話も、前回大会優勝グループのSunny Passionが「最も心躍ったグループ」としてLiella!の名前を挙げたからだと聞いて、「無駄足だったって事ね」と(あからさまに)失望の色を浮かべていた……。
第8話「Chance Way」の終盤にて久々の登場。(9人になっていた)Liella!のステージの観客に密かに紛れ込んでいた。
第9話「勝利のために」にて、前年王者であるSunny Passionを破り、ラブライブ!の(東京都の)地区予選を突破していたことが明らかとなった。
そして、Sunny Passionがまさかの敗北を喫したを知った後のかのんに(自宅で階段の上から)声をかける。
ラブライブ!を大した事ないと相変わらず見下した態度を取り、「どうしてこんな所(ラブライブ!)で歌っているの?」「私が"本当の歌"を教えてあげる。あなたが歌っているステージが、如何にちっぽけで下らない場所か、思い知らせてあげる」と挑発。
ラブライブ!やLiella!どころか、毎年そこで優勝を勝ち取ろうとする歴代のスクールアイドル達の努力すらも侮辱した台詞に、かのんが「下らなくなんかない!ラブライブ!は最高の場所!」と抗議すると、「私の言葉を覚えておいて。当日(東京予選)、その意味が分かるから」とその場を後にした。その言葉は、"自分の勝機"と"Liella!を絶望させる自信"があるように思えた。
続く第10話「渋谷に響く歌」にて、Liella!が(きな子の実家がある)北海道へ合宿に行っていた時、ラブライブ!東京大会の出場者達によるリモート会見に出演した。
ラブライブ!に出場する理由について、「ここ(ラブライブ!)がいかに低レベルであるかを、スクールアイドル達に知ってもらう為」と、相変わらず(強気というよりも)上から目線なコメントを伝え、「私が"本当の歌"を教えてあげる。それだけ」と前回かのんにも伝えた言葉を残し、勝手に通信を切った。
当然、生粋のスクールアイドルオタクである唐可可と米女メイからは反発され、会見の司会者を務めていたシブヤレポーターや澁谷ありあからもかなり戦慄されていた。
そんな彼女の姿を見たかのんは、一緒に会見に参加していた千砂都に「 マルガレーテちゃんはきっと歌が大好き。歌で泣いたり笑顔になれる素晴らしさを知っているはず。なのに、彼女から伝わってくるのは「勝つ」気持ちのみで、まるで氷の様 」だと評し、マルガレーテがリモート会見の際に言っていた"本当の歌"がどういう物なのかをLiella!に改めて考えさせるきっかけを与える事になった。
ラブライブ!の東京大会当日、待機中のLiella!(というよりはかのん)に声をかけ、「私が"本当の歌"を教えてあげる。"歌は力"。そして私は未来を、私自身の手でビルドする。"歌の力"で」と告げ、ステージに登壇する(もっとも、かのんはその直後、「そんなの、"本当の歌"じゃない!」と否定している)。そこで『エーデルシュタイン』を壮大に歌い上げ、暫しの沈黙の後に拍手が巻き起こった。
前回と同様、マルガレーテの圧倒的なパフォーマンスに圧倒されるLiella!だったが、勝負する以上は彼女達も負けてはいられない。北海道での合宿の時に見つけた答え=Liella!なりの"本当の歌"とは「スクールアイドルを続ける喜びや楽しさを皆で共有し、観衆へ歌を届けること」。その想いを乗せて、『Sing!Shine!Smile!』を披露した。
そして、結果発表の時が来た。5位から3位の中に両者はおらず、2位がこれから発表される。
第11話「夢」の冒頭シーン、惜しくも2位になったのは、マルガレーテの方だった。そしてLiella!が1位になり、本戦に勝ち進んだのだった。
観客達の声援がLiella!を祝福する中、マルガレーテは自分が(Liella!に)敗北した事が認められず、(あろう事か)シブヤレポーターからマイクを引ったくり、不服を申し立てるという暴挙に出てしまう。
その直後、かのんからは「この結果は来場者達が決めたものだよ」とした上で「 スクールアイドルは独りじゃない、みんなと一緒だから素敵なライブが生まれるんだと思うの。それが伝わらないなら、マルガレーテちゃんにはスクールアイドルのステージに立って欲しくない! 」と説教され、(それでも納得がいかなかったのか)独り会場を去る。
(前回の挑発的な言動も含めた)これらの暴挙に、SNS上では(マルガレーテに対する)非難の声が殺到し大炎上、さらに自身のファンの殆どからも見限られてしまった。
これを知ったLiella!のメンバー達(特に可可とメイ)からは、(結果発表時にマルガレーテが行った言動は)自業自得だと断じられていたが、かのんはマルガレーテの身を案じていた。
その後、かのんは自身のスマホで「Margarete」と検索、マルガレーテのSNSを見つけ、翻訳家である父親の手も借りながら翻訳。その結果、姉のいる『ウィーン国立音楽学校』を受験するも不合格になっていた事が判明したが、(この時点では)ラブライブ!出場の動機は未だに分からないままだった。
そのSNSに神宮競技場周辺の(空の)写真を投稿(英語で添えられていたキャプションの意味は「憂鬱な空」である)、ベンチに腰掛けて上の空になっていた所をかのんに発見される。「人違いじゃない?」と誤魔化したが、自らが(姉と同じ)音楽学校に受験しながら不合格になっていた事を知っているかのんに驚いた。
かのんが「(マルガレーテと同じく)自分も音楽科に受験して不合格になった」と自らの過去を明かしたのに対し、「一緒にしないで!アンタなんかとはレベルが違うんだから!」と食って掛かる。「でも、(周囲から実力不足と判断されて)夢を奪われた様に思えたのはきっと同じ」として、かのんが自身の夢の末路を語ると「同情してるって言うの?ふざけないで!私に勝って、人の夢をあなたは奪ったのよ!?」と意味あり気に話してしまい、それを聞いたかのんからその意味を明かすよう食い下がられ、語り始める。
「祖国(オーストリア)でもラブライブ!は知られており、(ウィーンにある音楽学校に)合格しなかった自分が編入する為の条件として、同大会で優勝する事を言い渡された」事、「自分の家族は音楽一家で、もし家族に認められたら(音楽学校への)編入の確率も上がり、姉達と肩を並べられる」事を明かし、「でなければ、あんな下らない大会には出るはずがない。私よりあなた達の方が上だなんて、そんな評価を下すステージも観客もみんな下らない」と吐き捨てた。
それでも、かのんが「自分達はみんなに歌を届けようと頑張ってきた。その想いはあなたよりも強かった」と譲らなかった為、マルガレーテは「意味わかんない」と言い残し、その場から立ち去った。
その後、かのんに(上述したウィーン国立音楽学校から)留学のオファーが舞い込んで来た。
もちろん、音楽学校への留学・編入の諾否を決める権限はかのん自身にあるが、世界一と言われている音楽学校だけあって、あわよくば世界にその名を轟かすアーティストにだってなれる、(かのんからしてみれば)またとない大チャンスである。
しかし、かのんはLiella!のみんなで大会に出場する事を考慮した上で、(ウィーン音楽学校への)留学を断る決心をメンバー達に伝えた。
その一部始終を盗み聞きしていた所を千砂都に見られて逃走するも捕えられる。さらに(かのんの)ウィーンへの留学に関する事も知っていたため、千砂都にどういう事かと問い詰められた事で(やむを得ずに)事情を説明する事になる。
マルガレーテ曰く、「今日、家族から連絡があり、『もしかのんを連れて来れば(つまり、かのんがウィーンに留学すること)マルガレーテも(オーストリアに)戻って来ても良い。かのんから歌を学びなさい』と条件をつけられた」という事らしい。
そう、この時のかのんは知らなかったのだ。自らの留学だけではなくマルガレーテの命運さえも握っていた事を。
なぜかのんに留学のオファーが来たのかは明かされていないが、(恐らくは)ウィーンの音楽学校も、マルガレーテの家族も、娘を破ったLiella!のリーダー、澁谷かのんという少女が持つ才能に目を付けたと思われる。
「私の考え(ウィーンに戻る事)は変わらない、もしかのんが駄目(留学を断った)なら、自分の力だけで夢を叶えて見せる」と立ち去った。
一方、かのんの歌声が海外にも評価されている事を知った千砂都は、留学とパンフレットを返上した後のかのんにある想いを伝える。
「私、かのんちゃんに(ウィーンへ)留学してほしい」と……。
第12話(最終話)「私を叶える物語」では、突如かのんの喫茶店に現れる。
かのんが(千砂都のバイト先から)買ってきたたこ焼きを美味しそうに食べて、「仮に(ウィーンに)留学しても結ヶ丘に貢献する事は出来る」と留学を後押しする。
決勝当日、マルガレーテは神宮競技場の観客席からLiella!のステージを見守っていた。
そしてウィーンへの出発当日、荷造りが終わって何もする事がなかったかのんが8人に追い出される形で校門を抜けようとしていた時、何故かマルガレーテが現れる。それも、結ヶ丘の制服を着て。
「見ての通りよ。留学は中止」
本来は結ヶ丘の生徒ではないはずのマルガレーテが結ヶ丘の制服を着ている事に理解が追いつかないかのんに、(上記のセリフの通り)何かしらの理由で留学が延期になった事やお詫びの手紙(ドイツ語で書かれている)が自宅に届いているはずだと告げ、仲間達との決断が無駄になってしまった事が彼女を驚愕させる事となってしまった。
TVアニメ3期
1話
2期最終回のその後から始まり、かのんにウィーンへの留学がお預けになったことを伝える。この時は『よろしく…かのん「先輩」』と声をかけ、仏頂面で理事長室に向かった。ウィーンへの留学が突然延期になった事に納得が出来ないかのんと共に理事長に詰め寄った。
改めて「かのんの元で歌を学ぶこと」を家族からは伝えられていたが、マルガレーテの方も未だに納得していなかったため、キツい言葉で理事長を捲し立てた。
言いたいことは全てぶちまけたが、理事長からはその言動や考え方、さらには自らの足りていない部分について鋭く指摘された。
本人も(欠けている部分については)薄々分かっていた事ではあったが、(マルガレーテ本人の性格を考えれば)Liella!に入ると言う選択肢は全く無かっため、自ら新スクールアイドル部を立ち上げて、(かのん以外の8人の前で)Liella!を倒すことを宣言する。
なお、この時の様子を夏美に撮られており、オニナッツチャンネルにて拡散されて脅威の120万再生を叩き出している(もっとも、「Liella!関連の動画は投稿しない」という決まりがあったため、四季から罰を与えられる羽目にはなったが……)。
ある日の夜、かのんが散歩をしていると代々木公園のステージで1人Butterfly Wingをアカペラで独唱しているマルガレーテの姿があった。やはり(一度はLiella!を下した)実力は本物でありながらも、(特に2期終盤での)自らの言動に対する批判が未だに残っていたため、観客も少ししか集まらなかった。
ついに新学年が始まり、新スクールアイドル部への勧誘活動もするものの他人に心を開かず、さらに(歌以外に関しては)内気な事もあり、なかなかうまくいかない状態が続く。そこに恋とすみれがやってきて「やはりLiella!に参加した方がいい」「スクールアイドル部が2つに割れているのは(学校やマルガレーテ自身にも)良くない」と忠告してきたが、未だに「Liella!を倒す」ことに執着していたため、すみれと口論になりかけてしまう(結局、恋が仲裁して事無きを得た)。
一連の様子を見ていたかのんは、メンバー8人に自らの事情や想いを伝え、マルガレーテを引き連れて1つのLiella!になる事、また(マルガレーテの)家族からの頼みもあった事から、Liella!には戻らずに新スクールアイドル部への入部届を提出する。これにはマルガレーテも(当然ながら)流石に驚きを隠せなかった。
そしてED終了後のCパート、2人の会話の最中、マルガレーテと同じ1年生の鬼塚冬毬から声をかけられる。
2話
澁谷家に居候していることが明らかになった。これまでのラブライブ!シリーズにおいて、(グループ内の)他人の家に居候していると明言されたのはマルガレーテが初となる。
実はかつて日本に住んでいた事があり、姉の進学に合わせてウィーンへと引っ越した(日本から直接移住したのかは不明。幼少期の描写も描かれているが、少なくとも日本らしい街並みではない)ことも明かされた。
また、勝負や音楽以外に関しては義理堅い一面を持っており、カフェの手伝いをしていた(マルガレーテ曰く「世話になる以上、相手が誰であろうとお返しするのは私のモットー」とのこと)。
作中での練習の様子から、ライブでは圧倒的なパフォーマンスを見せるマルガレーテだが、意外に体力がない(かのんと冬毬とのランニングでは、マルガレーテだけが息を切らしている)様子が見られた。
3話
結局、代々木スクールアイドルフェスティバル本選には出場する事はできずに悶々としている描写があったが、かのんやコメント欄の「可愛い」という言葉には(照れ隠ししつつ)かなり喜んでいた。トマカノーテとして誠心誠意で臨んだライブには「1年前とは別人」と見直す声が溢れており、その後の練習にも俄然やる気を見せていた。これらとは対照的に、必要だと判断した時を除いて練習には参加しない姿勢の冬毬には憤っており、冬毬がアップルパイを買いに澁谷家のカフェへ来た際には口論となっていた。
楽曲
ソロ楽曲
余談
シリーズ初となるライバルキャラのメイングループ加入
2023年4月28日発売のLoveLive!Days2023年6月号にて、(かねてからの予想通り)マルガレーテがLiella!に加入することが発表された。シリーズ初となるライバルキャラのメイングループ加入となる(スクスタに登場したスクールアイドル部は除く)。
インターナショナルスクールには日本基準で半年遡って入学していたが、日本の学校制度に倣う形で鬼塚冬毬と共にLiella!3期生として加入する。
なお、(これまで発表されてこなかった)ミニユニットについても同時に発表され、唐可可、葉月恋、マルガレーテの3人でKALEIDOSCOREを組む事になる。
並外れた胃袋を持つ少女、ウィーン・マルガレーテ
かのん以外のLiella!メンバーとも本格的に関わる様になったTVアニメ3期では、(Liella!の中でも)現実のキャスト並みか、もしくはそれ以上に食関連のエピソードが豊富である。
(プロフィールや3期前半の描写などから)甘党で猫舌であることは既に判明していたが、第5話にて(唐萌萌からの招きで)他メンバーと共に上海に行った際には(ホテルの朝食として出ていた)バイキングに目を輝かせており、9話では(二郎系レベルにトッピングを全部マシマシにした)大盛りのラーメン、15枚重ねでクリームとイチゴソース(+パンケーキの半分ほどの高さのホイップの別添え)がたっぷり入っているパンケーキ、自分の顔ほどもある宇治金時(+アイス)を1人で食べている。特に宇治金時に関しては、(一緒に行っている)かのん・夏美・千砂都・恋が既にダウンしている状態での食べ始めだったため、何件かの店をハシゴしているか追加注文している可能性すらある程の大食いぶりを見せている。これだけの量を食べておきながら、その後のラブライブ!予選に影響している描写が全くないため、(シリーズ2作に登場した某1年生のように)食べても太らないタイプの可能性が高い。
この大食い設定、(本作のキャラクターデザインを担当する)斎藤敦史氏が描いたイラスト(それも、かなり前に描いたらしい)でもラーメン屋で「全マシで!」と注文している物があることから、当初から設定として存在していた可能性もある。
国籍や家族について
名前が「ウィーン」とドイツ語圏の名前である「マルガレーテ」で構成されることから(祖母がスペイン人であるかのんとの対比も込めて)ドイツ人、あるいはドイツ系という予想がされていたが、実際は(同じヨーロッパで)ドイツ語を母国語とするオーストリア人として登場した。
ウィーンとマルガレーテ、どちらが名(ファーストネーム)なのかは明確に説明されていない。(アニメ内、キャスト内の双方においても、Liella!メンバーからの呼称が混在していた)
ただ、現在の呼称はマルガレーテに一本化されており、(先述のように)グッズ関連や公式からのアナウンス、(担当声優の結那氏を始めとする)Liella!メンバーからはマルガレーテと呼ばれているため、恐らくマルガレーテがファーストネームであると思われる。
ちなみに、彼女の母国であるオーストリアには(日本を始めとした東アジアの諸国と同様に)「姓が先・名が後」の表記を用いるハンガリー系(マジャル人)も住んでいる。
余談ではあるが、ウィーンという地名については(標準のドイツ語では)Wienと綴って「ヴィーン」と発音する。ドイツ南東部のバイエルン地方や彼女の出身地であるオーストリアの方言ではWean(ヴェアン)と訛る。
ドイツ語において、Wは英語のVに似た発音をするため、(基本的には)ドイツ語に「ウィ」の音は存在しないのだが、彼女はどういうわけか「ウィーン」と名乗っている。
とはいえ、日本では「ウィーン」の呼称が最も一般的であり、また外務省や在日オーストリア大使館もこれに倣っていることから、彼女もその呼び方を尊重したものと思われる。案外、思慮深いところもあるのかもしれない。
またも別作品を連想する声
TVアニメ1期のライバルであるSunny Passionがプリキュアを連想させるのに対し、
(こちらは中学生ということもあり)アイカツ、プリパラシリーズを連想する声が挙がった。
過剰な名前イジリ
その特徴的な名前のせいなのか、「ウィーン・マルガリータ」「ウィーン・マルゲリータ」「ウィーン・マルガリーテ」「ウィーン・マリオカート」「ウィーン・マルセリーニョ」など、やたらと名前をイジられる(もしくは本当に勘違いされている)傾向が強い。
さらに、2024年開催のユニット甲子園でも共演した田野アサミ氏(Saint Snow・鹿角聖良役)からは「マルゲリータ」と呼ばれている。(外部リンク&おまけ)。さらに、2024年の中の人の誕生日イベントに際しては「マルガリータ」と呼ばれている。
ちなみに、Liella!メンバーへのあだ名呼びには定評がある可可からは"マルマル"と呼ばれている。
かのんとの共通点
初登場時の台詞が「澁谷かのん……」であったことを始め、何かと関わりが多い彼女であるが、かのんとの共通点や対称性もいくつか存在する。
- 名字(恐らく)が出身地名(澁谷とウィーン)
- 欧州系の血を引いている(かのんはスペイン、マルガレーテはオーストリア)
- 音楽系の学校(学科)への進学を志したが、両者とも不合格になっている
- 姉妹がいる(かのんは妹、マルガレーテは姉)
- グループ内の年齢順でどちらも端(かのんは最年長、マルガレーテは最年少)
この事から、(ある意味では)「(音楽に対する)考えややり方が違う(信頼できる友人や仲間がいない)、もう一人の澁谷かのん」という見方も出来るかもしれない。
なお、異次元フェスの開催後に公開された(Liella!の)相関図によれば、かのんの事は(悔しいながらも)尊敬しているらしく、かのんもマルガレーテの事を尊敬していることから、前書きを除けば共通している。
メンバーカラーについて
「スーパースター!!」では、(現時点では唯一の)メンバーカラーが紫のキャラクターである。
(マルガレーテの)加入決定以前に登場した『スクミュ』、『蓮ノ空』では、紫色のメンバーカラーを持つキャラが1人も登場しておらず、過去のラブライブ!シリーズにおいても、東條希(無印)、小原鞠莉(サンシャイン!!)、近江彼方(虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の3名がいずれも3年生だったこともあり、「紫=3年生」という法則だとファンに思われている所があった。(参考)
そのため、
- Liellaでは初めて
- 元号が令和になってからは初めて
- 3年生ではないキャラとしては初めて
メンバーカラーが紫色となった初めて尽くしの例である。
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ラブライブ!関連
- ラブライブ!スーパースター!!
- 小泉花陽、黒澤ダイヤ、中須かすみ:歴代主要グループの1月生まれのスクールアイドル達。
- ラブライブ!
- ラブライブ!サンシャイン!!
- 津島善子:1年生でクールキャラ、ツンデレ要素を含むキャラである点、サメ好き、クラスや過ごす環境の中では当初周囲から浮いた存在であった点が共通している。余談だが、善子とマルガレーテの担当声優同士は親しい間柄にある。
- 国木田花丸:名前に「マル」が入っている事、大食い属性、グループ内では最年少である点が共通している。カップリングの呼称などでは、花丸はひらがなの「まる」(一人称はカタカナ)、マルガレーテは「マル」がメインのため、差別化はされている。
- 鹿角理亞:「サンシャイン‼︎」におけるライバルユニットのメンバー。その作品の主役グループに対して、当初は敵対心が強かった点が共通している。
- ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会:所属するスクールアイドル達がソロ活動をしている作品。その点から、(初登場時は)同じくソロアイドルであったマルガレーテとは(彼女達との)共通点が指摘されている。メンバーの内、以下の3人とは留学生繋がりでもある。
- ミア・テイラー:彼女は14歳であり、マルガレーテとは歳が近い。ただ、こちらは飛び級で高校3年生である(アメリカでは大学生)。純血外国人、音楽一家の生まれ、優秀な姉がいる点、さらに中の人に関しても、マルガレーテの担当声優と同様、グループ屈指のダジャレキャラである点も共通している。また、この共通点から2人の関係性について(予想して)描かれたイラストも多い。
- 鐘嵐珠:「スクールアイドル観」の違いでその作品の主役グループと対立(対決)した経験を持つスクールアイドル。(マルガレーテと同じ)外国人枠ではあるが、彼女は日本人と中国人との混血児であり、その作品の主役グループと対立(対決)した後に加入している点も共通している。
- エマ・ヴェルデ:前作に登場している純血外国人スクールアイドルの先輩。ちなみに彼女はスイス国籍である(マルガレーテはオーストリア国籍)。
- ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ
- 乙宗梢:紫色の髪、緑色の瞳を持つ、音楽一家出身のスクールアイドル。(大会に対する思い入れは違えど)「ラブライブ!優勝」を宣言している点も同じ。
- 安養寺姫芽:シリーズ2人目の、イメージカラーが紫系の1年生スクールアイドル。
- セラス・柳田・リリエンフェルト:主人公グループのライバルと目されているキャラクター。主人公と縁がある他、姓からオーストリアに関係している、(制服の校章や他のキャラの発言から)中学3年生であると推測されるなど、マルガレーテとの共通点がいくつかあると考えられている。ラブライブ!優勝という目標も持っている事も共通している。