概要
開催期間:2023年10月27日 17:00~11月10日 13:59
アプリゲーム『戦姫絶唱シンフォギアXD UNLIMITED』で開催される、特撮作品『仮面ライダー555』とのコラボイベントクエスト。
以前から仮面ライダーシリーズとの二次創作タグは存在していたが、『555』の20周年直前にまさかのコラボが実現した。
シナリオも『555』のメインライターである井上敏樹が担当する。
これまでの『シンフォギアXD』は並行世界間の移動を用いたマルチバース展開が多かったが、今回は本編と独立した世界観になっており、構成も『555』の劇場版『パラダイス・ロスト』に近い。
なお、『シンフォギアXD』は2024年1月を以てサービスを終了した為、最後のコラボイベントでもある。
ストーリー
遠くない未来。どこかの並行世界。
この世界では、人類の天敵『オルフェ・ノイズ』の出現により、人間は絶滅寸前の危機に陥っていた――
荒廃した世界で、人間解放軍のリーダーとして戦う風鳴翼。
伝説の救世主、仮面ライダーの名を受け継ぎ戦う立花響。
そして、シンフォギア装者として命を散らせた天羽奏。
シンフォギアとライダーズギア。
2つのギアが交わる時、戦士は新たな姿へと進化する。
(公式あらすじより抜粋)
登場キャラクター
かつてのガングニール装者。2年前にオルフェ・ノイズとの戦闘で本編同様に絶唱し、ガングニールの欠片を響の胸に遺して散ったはずだが……?
必殺技は、超強化クリムゾンスマッシュを再現した「CRIMSON∞METEOR」。
人間解放軍のメンバーにしてカイザの名とガングニールを継いだ者。
カイザギアで変身し、普段の格闘スタイルにカイザブレイガンを加えて戦う。腰の左右には大型化したカイザポインターを装備。
必殺技は、カイザスラッシュとグランインパクトを組み合わせた「我流・黄金爆砕」。
人間解放軍のリーダー。終わらない戦いのダメージと奏の死のショックにより適合係数が下がり、天羽々斬を纏えなくなってしまった。
デルタギアを纏うが、得物はこれまで通り天羽々斬由来の刀。腰の後ろにはジェットスライガーの「ルクシオンジェネレーター」に似た推進器を装備。
必殺技は、「魔皇ノ鉄鎚」。
安藤創世、板場弓美、寺島詩織、緒川慎次、友里あおい、藤尭朔也
人間解放軍のメンバー。
あおいと朔也はサポート班、それ以外は戦闘班。
人間解放軍のメンバー。
対オルフェ・ノイズ兵器を開発しているものの、情報不足ゆえに有効打足りえる物にはなっていないようだ。
なお、困窮している状況を表現するためか、人間解放軍各自の立ち絵は普段のものに土汚れが追加された仕様になっている。
オルフェノク化しており、オルフェノクの王として武装集団「スマートブレイン」を率いる。
元人間解放軍リーダー。オルフェ・ノイズとの戦闘中に行方不明になっていた。
現在は翼たちを裏切り、訃堂率いるスマートブレイン側になっている。彼もまたオルフェノク化しており、仮面ライダーデルタの変身者。
怪人態は未登場だが、顔に浮き上がる模様から見てドラゴンオルフェノクと思われる。
用語
- オルフェ・ノイズ
発光部位以外が灰色のノイズ。体表に独特の模様がある。
倒されるときの演出が静かに消滅する点から、炭化して砕け散るのではなく灰化するものと思われる。
非常に数が多い上に戦闘可能なシンフォギア装者やその支援状況が十全ではないため根絶することができず、わずかに残った人類は荒廃した世界で隠れ住む日々を送っている。
『555』原点における「使徒再生」に相当する能力を持ち、オルフェ・ノイズに殺された者はそのまま灰となり消滅するが、ごく稀に灰の中から新人類「オルフェノク」として転生する模様。
- 人間解放軍
オルフェ・ノイズから人間を守るべく戦う武装組織。
状況は非常に悪く、日々の食料にも困窮している。
- 仮面ライダーギア
ただし、シンフォギアに適合するからといってライダーズギアにも適合するわけではなく、何かしらの条件を満たす必要がある模様。
ライダーズギアを纏って変身したという、伝説の戦士。
ファイズ、カイザ、デルタの3人がいたとされており、『闇を切り裂き、光を齎す救世主』と言い伝えられていた。
余談
本イベントではコラボ演出が追加される。
- イベントガシャ
奏ガシャと響ガシャは、ガシャ演出が555/913フォンをキータッチ後にベルト装着するものに変更された。
さらに当該カード排出時にはキャラ立ち絵が変身するシーンが追加される。
- 戦闘時
555奏/913響は戦闘開始時に『555』のライダー同様の変身演出が入る。
※設定からOFFにできる。配布カードのデルタ翼には無い。
戦闘メンバーの先頭にセットすると戦闘開始時の「WAVE ○○」が「Standing by」に変わる。
仮面ライダーシンフォギアにも記載があるように、元々『シンフォギア』と『555』には強いつながりがあるが、今回の装者とギアの組み合わせはカラーリング以外でも妙に親和性が高い。
- 奏×ファイズ:本来の歴史において塵と化して死亡しつつも並行世界の存在として実質的な復活をした奏と、一度死亡しつつもオルフェノクとして蘇生したファイズのメイン変身者。
- 響×カイザ:怪物に襲われ死にかけた際に聖遺物の破片を宿したことで装者になった響と、オルフェノクの記号を埋め込まれたことで人の身でライダーズギアへの適性を得たカイザのメイン変身者。
- 翼×デルタ:第1号聖遺物である「天羽々斬」のギアを使う翼と、最初期のライダーズギアであるデルタ。
制作にあたって、井上敏樹はシンフォギア全シリーズを視聴したという。ちなみに感想は「電光刑事バンやらない?」だったそうな。
またシナリオ担当の岸本みゆきに「草加は出せないの?」と聞き、「ライダーの立ち絵なら出せますが村上さんを出すのはちょっと…」と返答され残念がったものの、「何とかするよ」と制作に及んだ。
関連タグ
- 戦姫絶唱シンフォギア
- 戦姫絶唱シンフォギアXD
- 戦姫絶唱シンフォギアXDコラボイベント一覧
- 仮面ライダー555
- カイザの日:上述の仮面ライダーシンフォギアの記事も参照。9月13日は響の誕生祭。
- キラメイて唄えば:ニチアサ特撮のコラボイベント。こっちはスーパー戦隊シリーズ。
イベント後半のネタバレ
立花響
翼と共に、デルタやファイズと交戦。ファイズ=奏に人の心を取り戻させ、共にアークへ立ち向かった。
風鳴翼
LiNKERを服用して天羽々斬を纏い、響との二対一でデルタに挑むも返り討ちに遭う。一時は命と引き換えの絶唱を使おうとも考えたが、響の言葉で生きる意志を取り戻す。戦いの最中に天羽々斬がデルタの力を吸収してデルタ型ギアに変化し、「魔皇ノ鉄鎚」でデルタを撃破した。
その後響と共に、スマートブレイン本拠にてファイズと激突。正気に戻った奏や他の仲間と共にアークに立ち向かった。
なお、上記で「デルタギアで変身」と書いてないのは、実際にデルタドライバーを装着した立ち絵が無い&戦闘時の変身演出が無いため。オリジナルのデルタギアは弦十郎と共に消えたのだろうか……?
風鳴弦十郎/仮面ライダーデルタ
人間解放軍を襲ったのはオルフェノクの本能に抗えなかったせいもあったが、それ以上に戦えなくなっていた翼を奮起させる意味合いが大きかった。
翼に敗れたことで完全に人の心を取り戻し、彼女らに人として生き続けるよう言い遺した後に二度目の死を迎えた。その際に翼達から敬意を込めた言葉を贈られている。
天羽奏/仮面ライダーファイズ
絶唱による死を迎えた後、心身共にオルフェノク化してスマートブレインに加入していた。
本拠にてファイズとして翼と響を迎え撃つ。交戦中、響のガングニールのエネルギーを送り込まれたことで人の心を取り戻し、同時にファイズギアがファイズ型ガングニールに変化。響達と共にアークを打ち破った。
怪人態は未登場だが、顔に浮き上がる模様から見てロブスターオルフェノクと思われる。
風鳴訃堂/アークオルフェノク
善悪を超えて護国の為に戦った挙句に人々から非難されたことで絶望し、人類を滅亡させようとする。
人類の守護者としての仮面ライダーの伝説も、元は彼が流したもの。人々の不満の矛先を反らし、同時に救世主に依存させ自分達で抗う気力を失うように仕向けるためのものだった。
本拠に乗り込んできた響&翼にファイズをけしかけるが、奏が人の心を取り戻したことで自らが出陣。三装者を追い込むも、乱入者の出現で形勢逆転され「CRIMSON∞METEOR」で引導を渡された。
風鳴「さぁ、選ぶがいいッ! オルフェノクとなって、この儂に忠誠を尽くすかッ! それともここで、人間として滅びるかッ!」
???「どっちも受け入れられねぇな」
三装者を援護すべく現れた、人類の守護者達。
カイザは響の声を「遠い昔に聞いたような懐かしい声」と語っている。ファイズは「不愛想な猫舌」らしく、カイザとは犬猿の仲だが同時に共に戦う仲間である。
逃げようとするアークオルフェノクを押さえ込んで奏のトドメに繋げ、戦いが終わった時には姿を消していた。
詳細は不明だが、仮面ライダーが時空を超えて助けに来てくれた、と響達は解釈している。
余談
なお、原典の変身者が変身したであろうデルタは登場せず。
上記のカイザの反応は(『555』ファンには言うまでもないが)、『555』本編で響の中の人がヒロインの幼少期を演じてたことによる中の人繋がりのネタ。