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概要編集

VOICEROIDを使用したホラーアニメ作りに定評のあるみや氏が制作したVOICEROID劇場シリーズの1つ。海外の都市伝説であるBackroomsを題材として制作されており、ホラー要素やグロ要素が随所に見受けられる一方、氏の予てからの作風である「ホラーギャグの両立」によるギャグ要素も多分に含まれており、互いが互いを引き立て合う絶妙なバランスとなっている。

2023年2月13日に第1話が投稿され、2023年10月18日に最終話の16話が投稿された。その後IF過去編が1話ずつ投稿され、全18話を以て完結した(後に総集編も投稿されている)。全話の合計時間は4時間弱にも及び、1クールアニメの合計時間である4時間超(252分、opedcmを除いた1話21分×12話計算)に迫る程の超大作となっている。

尚、今作に限らずみや氏が制作したアニメは一部を除いて

ホラー

グロR-18Gレベルの描写は無い)

ずん虐

キャラ崩壊

の要素が少なからず含まれている為、これらの要素に耐性が無い人にはオススメ出来ない。


他作品との繋がり編集

みや氏が制作したアニメは一部を除いて同一の時間軸の物語であり、登場キャラや設定も継続されている物が多い。特に前作のシリーズ物である「ずんだもんマンションアライさんマンションを題材とした作品)」とは密接な繋がりを持っており、その作中で明かされた重要な設定をそのまま引き継いでいる。その為「ずんだもんマンション」を見ていないと話が理解出来ない部分も少なからず存在するので、新規の視聴者は「ずんだもんマンション」を見てから本作を見る事をオススメする。


あらすじ編集

ずん子イタコが琴葉家にずんだもんの様子を見に行く事になり、後にと合流して3人で琴葉家に向かう。その途中でずん子が道端に落ちているずんだ餅を拾い上げ、12年前の事を思い出す。


ずん子イタコタカハシゆかりの4人で神社で遊んでいた時の事。(何故か)ずんだ餅を持って走り回っていたずん子が転んでずんだ餅を放り投げてしまった際、置いてあった地蔵の近くで突如としてずんだ餅が消えた。それを目にしたずん子は「お地蔵さんがずんだ餅食べた!」と大はしゃぎするが、見ていなかった3人は当然意に介さなかった。

その時消えたずんだ餅だとずん子は主張するが、イタコは良く覚えていなかった。


2人を家まで送ったは用事を済ませる為に外出する。ずん子は(鬼畜にも)ずんだもんに拾ったずんだ餅を食べさせ、ずんだもんはそれを放り投げるが、そこにが直撃する。黒焦げになったずんだ餅の方に飛んで行き、消えた。

その後、に驚いて気絶したずんだもん布団に寝かせて2人は去り、暫くしてが琴葉家に帰宅する。ふと、開いているの奥に謎の空間が広がっている事に気付いたずんだもんはフラフラとその中に入っていき、の制止の声が届く前に消えてしまう。は、丁度きりたんと一緒に帰って来たに振り返り、こう言うのであった。


「家を…よろしくね。」


レギュラーキャラクター(過去作登場済)編集

琴葉家編集

ずんだもん(絵:坂本アヒル

今作における主人公(多分。タイトルにもなってるし)。口癖は「のだ」。単体でも良く発する。

以前は東北家に住んでいたが、諸事情により追い出されてホームレスになった所を茜に拾われ、現在は琴葉家に住んでいる(と言うか飼われている)。そのような経緯もあってか、琴葉姉妹には「ずんだ虫さん」と呼ばれている。何だかんだで姉妹には良く懐いており、基本的には3人で仲良く楽しく暮らしている。によるが良く行き届いており、には絶対的に服従している。好物は「ずんだ餅」と「ペットフード(とに言わされている)」。

性格は素直だがあまり頭が良くなく、深く考えずに軽率な行動を取りがちで、そのせいで良く不幸な目に合う。だがその都度持ち前の能天気さで何事も無かったかのように立ち直れるのは流石の一言に尽きる。

今作でも真っ先にBackroomsに迷い込んで散々な目に合うが、その能天気さを活かして何とか切り抜けて行く。


琴葉茜(絵:坂本アヒル

実質的な主人公(他作品では彼女が主人公の事も多い)。小学生

自他ともに認めるサイコパスで、苦手な教科は道徳。また天性のドSであり、その影響でずんだもんは彼女に良く躾けられている。基本的には誰に対しても穏やかな口調で話すが、自分の主張が通らなさそうな時や、相手が敵意を向けた来た時は物凄い表情で凄み、大抵の者は大きく気圧される。どんな状況でもほぼ常に笑顔を絶やさない。勿論戦闘時でも…。

姉妹仲は非常に良好であり、少々天然に振り回される事も時々あるが、どんな時も決して怒らずに優しく接している。ずんだもんに対しては上述の通り大凡人として扱っていない素振りを見せるが、時折見せる優しさから、ずんだもんの事も本当は大切に思っている様子が見て取れる。2人の事は文字通り命よりも大切な存在と思っている可能性が高く、今作においても自らの危険も顧みずにずんだもんを助けにBackroomsに入って行く。

凶悪なまでに高い戦闘力を有しており、エンティティ達に自ら向って行き、片っ端から撲殺して突き進んで行く様は非常におぞま…いや頼もしい。武器はバールのようなもの。好物は「エビフライ」で、エビフライを好まない人間を問答無用で敵扱いする程のエビフライ狂信者


琴葉葵(絵:坂本アヒル

の妹。明るく優しい性格で、と違ってずんだもんに対しても優しく接するが、過去動画にて最初にずんだもんを「ずんだ虫さん」呼ばわりしたり、に対して何も言わなかったりと、根本的な部分では姉と同類のようである。

に対しては周囲がドン引きする程の深い愛情を抱いており、他作品ではあられもない格好をしているを体で温める妄想をしたり、が今履いているパンツの色を把握していたり、といった具合である。好物は「チョコミントアイス」で、腹痛を起こすレベルで過剰摂取を行う程のミント狂信者

本作ではに留守番を頼まれた為、出番は少なくなるはずだったが…。


東北家編集

東北イタコ(絵:MtU

東北三姉妹の長女。口癖は「ちゅわ」。ずん子の事は「ずんちゃん」、きりたんの事は「きりちゃん」、ずんだもんの事は「もんちゃん」と呼んでいる。非常に物腰柔らかで誰に対しても優しいが、後述のずん子の悪癖のせいで体重が増えている事を気にしているらしく、ダイエット期間中だけはピリついてしまう模様。


東北ずん子(絵:blueberry

東北三姉妹の次女。三姉妹きっての性悪で、尚且つ極度のずんだ信者。どんな料理にも取り敢えずずんだをぶっかける悪癖があり、自分が食べる分だけならまだしも他の人が食べる分にまで無許可でずんだをぶっかける等、とことん周りに迷惑をかけるタイプの狂信者(勢い任せとは言えきりたんに「イカれずんだ狂人」と毒づかれてしまう程)。

ずんだの使い手」を自称しており、念じるだけで無からずんだを発生させられる程に極まっている。


東北きりたん(絵:blueberry

東北三姉妹の三女。琴葉姉妹の同級生だが、小学生とは思えない程に精神的に達観しており、その寛容さは上述のずん子凶行すら笑って受け流してしまう程。


学校関係者編集

結月ゆかり(絵:MtU

小学校教諭琴葉姉妹がいるクラスを担任している。教師という設定上年齢は26歳に引き上げられている。穏やかで優しい性格だが、実は友達が少ない陰キャ。そのせいか、サイコパスぶりに気圧される場面が非常に多く、教師としての威厳はあまり示せていない。しかし時には悩める生徒を優しく励ましてあげたりと、真面目でしっかりした大人の一面も持ち合わせている。

服装が普段着から変更されており、キャミソールの上に肩出しパーカー羽織るという、非常にあざとかわいい服装となっている。


青山龍星(絵:moiky

ゆかりと同じ小学校教諭


その他編集

タカハシアマト(絵:serori

主要キャラ達と妙に距離感が近い謎のお兄さん。イタコずん子とは幼馴染。性格的には常識人枠のはずなのだが、タカハシネタの定番である「ヘタレ属性」や「Z軸(=物理的な奥行き)がない」等が適用されている事もあって四方八方から過激ないじりを受けており、グロ注意な程凄惨な目に合う事もしばしば…。その都度ギャグとして処理され、シレッと復活する。


弦巻マキ(絵:黒だし巻き

通称「弦ムキさん」。何故か一切言葉を発さないが、言わんとする事は表情で何となく読み取れる。学生時代はゆかりと同級生であり、見た目も普通の美少女だったのだが、とある理由でマッスロイドへと進化を遂げた。


新規キャラクター(ネタバレ注意)編集

迷い込んだ人編集

早健出四怒男(絵:moiky

読みは「さけんでしぬお」。ごく普通のサラリーマン。見付けた瞬間に叫び声をあげてしまう程の好きであり、自分が住んでいる地域にいるは大体把握している。見かけない黒猫の後を追った結果、Backroomsに迷い込んでしまった。

名前から察せられる通り、ボイスは絶叫系COEIROINKとして人気の「松嘩りすく」。


タカハシアマト(絵:serori

別の世界線タカハシメタ的視点としては本作における元の世界線タカハシの出番減少を見越し、彼に代わるネタ枠として投入された不憫なキャラ。元の世界線タカハシとの外見上の違いはリストバンドの柄。


琴葉葵(絵:しりんだーふれいる

別の世界線から来た。何年経っても帰って来ないを追ってBackroomsに自ら立ち入った。恐らく高校生。内面的には本来の世界線とほぼ同じのようで、に対する愛情も同様だが、数年経過しているという事もあり少なからず大人びている。


エンティティ ※言葉を話す個体のみ記述編集

モブオ(絵:丸尾 花

大人のフェイスリング(のっぺらぼう)。自他ともに認めるドMで、そのマゾヒスト振りはドSすらドン引きさせるレベルだが、それ以外は心優しい変態紳士。ひょんな出会いからと行動を共にする事となる。何故かは頑なに彼の事を「カオナシさん」と呼ぶ。


ダンク

通称「ゾウさん」。小さいのようなエンティティ。突然ずんだもんの目の前に現れ、「ゴシュジン」と呼び行動を共にする事となる。尚、話している内容を理解出来るのは何故かずんだもんと、心を読むことができるブランシュだけの模様。好物は「柔らかめの日差し」


タイニー

の被り物を被っているような姿のエンティティお面のような物を付けており、目の部分が光っている。非常に気性が荒く、口も悪いが…?

気の毒にもに「雑魚メダカさん」という不名誉極まりないあだ名を付けられてしまう。


パーティープーパー

青い姿をしたエンティティを助けたのをキッカケに共に行動する事となる。人の揚げ足を取る癖があるが根は優しい。には「プーさん」と呼ばれ慕われている。苦手な物は「張り付いた笑顔」。


青い騎士

通称「さん」。青いを身に纏ったエンティティ。青い森にずっと一人で住んでおり、話し相手がいない事を寂しがっている。森にやって来たずんだもん一行に親切に接し、「いくらでも話し相手になる」というずんだもんの気さくな言葉に喜ぶが、後にその一言が皮肉にも彼の絶望のキッカケとなってしまう…。


ブランシュ(絵:こーすけさんたまりあ

Backrooms内に存在する図書館「シグナスの書庫」の管理人。シグナスアーカイブと呼ばれているらしい。外見は学生時代の弦巻マキとそっくりだが、恐らく他人の空似。好物はクッキー


ハーミット(絵:ポルチーニ坂野)

頭蓋のような顔をしたエンティティ狩人生業としており、料理に対しては並々ならぬ拘りを持っているようだが、彼が食材として利用している好物の肉は…。


エイデン

映画泥棒のような見た目をしたエンティティBackroomsに迷い込んだ人や困っている人を助けている。後述するベータに最初に声をかけたであろう人物。


???編集

イプシロン(絵:ゆめうつうつ

何故か大量に存在する、小さな


ベータ

イプシロン達からそう呼ばれている、2人目の


デルタ

イプシロン達からそう呼ばれている、3人目の


その他編集

ベリー

ブランシュが飼っているであろう黒猫。現実世界で早健出四怒男の前に現れ、彼がBackroomsに迷い込むキッカケを作った。後に彼の体を乗っ取って言葉を話すようになるが完全には乗っ取れていないようで、時々唐突に本体の声が発せられる。

よりの裏を撫でられるのが好きらしい。


関連動画編集




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