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ある巨大な王国(仮称)(ONEPIECE)

れきしのやみにほうむられたおうこく

※この記事は、記事のタイトルともなっている「ある巨大な王国」の正式名称がわかるまでの仮の記事となっています。
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初めに

この記事に書かれている内容は、前半は十数年前に既に出されている情報が全てです。そのため、記事の前半を読む分には、(これからONEPIECEを読み始める方以外にとっては)ネタバレにはならないと思われます。しかし、後半の内容は本誌連載日にして2022年11月7日、コミックス百五巻に掲載された第1065話以降のネタバレを含んだ考察があります。そのため自身の「ONEPIECE」という物語の内容を知りたいペースに合わせてお読みください。


また、この記事における「ある巨大な王国」には本来の名前があると思われるため、この記事が持つ役目は、王国の正式名称が判明する時に終えると思われます。そのため、もし王国の名前が判明した場合は、この記事に記している内容を、王国の正式名称を記事のタイトルに付けた新しい記事に、この記事の記載内容を纏めたり、この記事をその記事の誘導記事として使ったりしてもらって構いません。


概要

ONEPIECEの世界にかつて存在したとされる国で、具体的な名前は未だ明かされていない。

後述するが、少なくとも900年以上前には既に存在していた模様。


しかし、*本編に存在する人間たちの大半はその存在を知らず、その王国がどこにあり、どのような国で何があったのかなどの痕跡さえも、世界政府の上層部により徹底的に検閲されている。


この王国に対して言及があったのは、第395話”オハラvs世界政府”である。

本編時系列(新世界編準拠)にして22年前、オハラの学者たちが、歴史の本文(ポーネグリフ)の違法調査にて世界政府から死罪が言い渡された際に、その学者の長的存在であったクローバー博士CP9の持つ電伝虫を介して五老星と面会。


そこでクローバー博士が、自分がもう死ぬことから逃れられないことを悟り、自分たちの研究の成果をせめて答え合わせしたいと、記事のタイトルにもなっているこの名称を用いての説明を行った。


オハラの見解

さて、ONEPIECEの世界の900年前~800年前は空白の100年であり、そこに当たる歴史の内容の悉くは執拗に揉み消されている。また世界政府は空白の100年の後、つまり800年前に樹立している。

これに対して、クローバー博士含めた学者たちが調査をした結果、「ある巨大な王国」を文献から見つけだすことになる。クローバー博士曰く、この王国はかつて強大な力を誇ったらしいが、今ではこの国の情報は一切と言っていいほど表沙汰にされていないと言う。

そして、この事実と歴史の本文などを絡めて、クローバー博士は歴史の本文の存在理由に対してある(大分して)2つの「仮説」を打ち立てた。


  • ①「この王国にはかつて敵が存在していたこと」

→歴史の本文に使用されているのは硬石という破壊されないテキストである。実際、第395話では政府のエージェントたちが爆破を試みたが傷一つ付いていなかった。これほど頑丈なものを使用していた理由は「もし紙や本に書き記しては容易に破壊され、王国の思想は根絶やしにされる可能性が高かったから」だと、クローバー博士は述べた。


  • ②「この王国の存在及び思想は、世界政府にとっては不都合な歴史であること」

→先述した①の仮定について、クローバー博士は、王国の敵を「世界政府」だとした。そのうえで、王国にかつて住んでいた人々がそうせざるを得なかったのは、「「空白の100年」が明けた800年前に誕生した世界政府の前身とも言える、かつて王国の人々の敵であった組織にとっては、その後の歴史を造る存在にとっては都合の悪かった事柄を後世に継ぐため」とクローバー博士は結論付けている。

そして、クローバー博士曰く、確かに世界政府にとってこの王国の存在と思想は「不都合」でもあり、同時に世界政府にとっての「畏怖」でもあるとしている。


これら2つの仮説を五老星に、「語られぬ歴史を知りたいと思う気持ちを止める権利は誰にもない」と毅然とした態度で突きつけたうえで、その王国の名を口にしようとしたその瞬間、スパンダインの放った銃弾によってクローバー博士の話は途切れてしまったため、この王国に対してわかった事柄は長い間そのままになっていた。


数多の考察

  • 名の明かされたある種族

王国に対して言及が成され実に600話以上経ったワノ国編にてそれと関連するような内容がいくつか明かされている。


まず、1023話にて名前が明かされた、百獣海賊団キングの属する希少種族「ルナーリア族」である。この種族は、既に絶滅してしまったとされる種族。

しかし、百獣海賊団大看板のクイーンは、第1033話にてこの種族が「自然界のあらゆる環境下で生存できる」と言及していたり、「「神」という通り名があった」とも言及していたりと、絶滅という言葉とはほど遠そうな種族である。

それにもかかわらず絶滅という憂き目に合っているのは、記事の前半で「敵」と仮定された世界政府に迫害を受けたからではないかと考えられる。


現に世界政府は、ルナーリア族の目撃情報を提供した人間に対して1億B(ベリー)という破格の大金を払う制度を設けていたり、世界政府管轄の島パンクハザードにて種族特有の耐久値を生かした耐久実験を、キングに行っていたりしているため、少なくともこのルナーリア族が世界政府にとって不都合な、あるいは利用価値に富んだ存在であることは間違いないだろう。


  • ルナーリア族の住んでいた「神の国」...?

ルナーリア族の名が初めて登場した1023話では、マルコの過去の回想に登場した白ひげが、「昔、赤い土の大陸(レッドライン)の上には”神の国”があった」ということをマルコに話している。後のクイーンの言及で、ルナーリア族には神という通り名があることがわかったため、赤い土の大陸の上にあったのはルナーリア族の国であったと見て間違いないだろう。


しかし、現在、赤い土の大陸の上にあるのは、天竜人、もとい世界貴族の住む聖地マリージョアである。白ひげが過去にこの「神の国」があった時期を「昔」と言っていることから、おそらく800年前に誕生した世界政府がマリージョアという聖地を定めるにあたって「神の国」は滅ぼされたか、あるいは乗っ取られたかという末路を辿ったのではないかと思われる。もし、「ある王国」が「神の国」だと仮定したとき、「神の国」の不都合な情報や思想はマリージョアを定める際に政府が囲ってしまい、外に出せなくできるため、「ある王国」=「神の国」という線もなくはないと言える。


  • 謎の巨大ロボット?

さて、場面変わって工場層(ファビリオフェーズ)。そこではルフィを含めた4人が古びた巨大なロボットを発見していた。ルフィとチョッパーは男のロマンに目を輝かせていたが、ジンベエとボニーはこの存在に驚いていた。加えて、このロボットが映る場面転換時に、上記の正(シャカ)の説明セリフが被せてあったことから、このロボットがその王国の技術によって作られたのは間違いないだろう。なお、ジンベエとボニーは「こんなものが動くにはもっと未来の技術がいるのでは?」ということに驚いていたため、もしこれが、その王国が健在の際に本当に動いていたとしたら現世界政府に危険視されるのも納得がいく。

ちなみに、このロボットは見た目は西洋の鎧を巨大化させた、頭にバイキングを思わせる2本の角があった。しかし、ONEPIECEの世界線で2本の角、巨大な存在と言えば、国引き伝説を残したとされる”魔人”オーズ及びその子孫であるリトルオーズJr.、再現に失敗した個体たちではあるがナンバーズ(リンク先の項目を参照)ら古代巨人族がいる。これを踏まえると、このロボットがこの種族を模して作られたこと、あるいはこれはロボットのように見える、古代巨人族のための鎧として作られたことなど、色々と考察が可能である。


  • 受け継がれる意志

そして第1066話”オハラの意志”にてさらに言及は続いた。先述した通り、オハラは22年前にこの国の真実にたどり着き、そして消されたのだが、その際にオハラの「全知の樹」に存在していた、世界中から集めた、あるいはこの王国に関する文献は近くの湖に沈められて残された。後にこれらの文献はある人物が中心となり(※非確定なネタバレ)彼らの協力の元エルバフに回収された。そして、この文献らに興味津々だったベガパンク(本体)は秘密裏にエルバフを訪れ、そして文献をすべて読み、頭の中に知識を叩き込んで研究を進めた。つまり、この王国の思想はしがない天才科学者に受け継がれたことによって、オハラの後世に向けた努力は決して無駄にはならなかった。しかし、政府にとってはこの王国の概要を知っている人間は危険思想者。今現在、CP‐0ロブ・ルッチカクステューシーがベガパンクの抹殺に向かっている。


"世界"の"真実"

舞台はワノ国から変わって第1065話、新世界は政府管轄の島エッグヘッド

そこを訪れた麦わらの一味は「人類が500年をかけて辿り着く」と言われるベガパンクの英知が詰まった、正に「近未来」と言える世界に目を輝かせる。


ところが、ベガパンクPUNK-01”正(シャカ)はそんな彼らに対し、「この国は未来に見えるか?」という不自然な質問を投げかける。

この質問に対して、フランキーは当然だと目を輝かせながら答えるが、これに対して正(シャカ)は「この国は”過去”である」と返す。

それは、このエッグヘッドと同じく、非常に高い技術力を誇った王国が900年以上前に存在していた、という事実を彼らが知っていたから。


関連タグ

ONEPIECE


ジョイボーイ・・・この王国の出身者とされる人物。800年前に「連合軍」との戦争に敗北した事で、下記の空白の100年は幕を閉じたとされる。


世界政府・・・この王国に対する「敵」と仮定された存在。900年~800年前にはその前身の組織として、20の王国の臨時共同体「連合軍」が存在しており、ジョイボーイ及びこの王国との戦争に勝利し現在の世界政府を設立したとされる。


オハラ・・・西の海(ウエストブルー)にあった、この国の真実にたどり着いていた存在。後にこの国は世界政府にバスターコールで滅亡させられている。ニコ・ロビンの故郷にして彼女が唯一の生き残り。


歴史の本文・・・各世界に点在する、古代文字を刻んだ石。世界政府はこれの研究をすることを法で禁じている。


空白の100年・・・本編時系列にして900年前~800年前に起こった、この王国と「連合軍」との間で起こった戦争の期間を指している。


風の谷のナウシカ天空の城ラピュタ:ジブリ作品においてどちらも数百年単位の過去に現在の技術水準を上回る巨大な国が存在していた事や、世界を滅ぼす超兵器が存在していた点、前者は旧時代の文化や技術を保存する場所が存在する点、後者は古代の超兵器を求める人物が登場する点やONEPIECEの主人公と同じ声の持ち主が登場する点など共通点がある。










この先、原作第1114話”イカロスの翼”以降のネタバレ















そして1114話、世界政府から抹殺対象となった事を知ったベガパンクは、最後の抵抗として、今まで彼らがどんな手を使っても隠蔽してきた「世界の真実」を語ったメッセージを全世界に発信。

血相を変えた五老星は、「自分達の変身体を晒しての総攻撃」という禁じ手を使ってまで阻止を測るが、ペガパンクにトドメを刺しても、パンクレコーズを島ごと両断しても、通信が止まる気配はなく、遂に確信的な情報が流れてしまう。


元々ONEPIECEの世界には、我々の世界と同じように幾つもの広大な「大陸が存在し、人々はその大地で生きていた。

しかし、ある100年間の天変地異で海面が200mも上昇した結果、陸地の殆どは海に沈み、大きく数を減らした人類は、「大陸の断片」とも言える水没を免れた標高の高い地で生きる事を余儀なくされた。


それが現在の「だらけなの世界」の成り立ちであり、この海面上昇を引き起こした古代兵器の存在と、それが濫用された大規模な戦争の記録こそが、「空白の100年」の正体である。


本記事の王国とは「900年前にあるまじき高度な文明を持った王国」であり、“世界最初の海賊”にして太陽の神・ニカの能力者ジョイボーイの出身国であった模様。

そんなジョイボーイの敵は、20の王国の臨時共同体である「連合軍」…つまり、現在の世界政府が樹立される前の前身組織であった。

そうしなければならない程、ジョイボーイとその一団は堅固な存在で、彼らにとっては看過出来ない存在だったとされ、最終的に戦争はジョイボーイの敗北によって幕を降ろした。


ベガパンクは「争いの火種が分からない以上、"善悪"ではなく"2つの思想"のぶつかり合い」とコメントし、一方濫用した兵器の副作用で海に沈んだ現状を「人為的災害」とも断定。

そして800年前に世界を沈めた兵器は未だ現存しており、空白の100年に起こった戦争は、"まだ続いている"と続けた。

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