私はカーマ、愛の神です。でも、私に恋愛相談とかはしないほうがいいと思いますよ?
プロフィール
真名 | カーマ/マーラ |
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クラス | アサシン |
性別 | 女性 |
身長 | 156cm |
体重 | 46kg |
出典 | インド神話 |
地域 | インド |
属性 | 混沌・悪・天 |
好きなもの | 誰かの邪魔をすること、煩悩、堕落、ダメ人間 |
嫌いなもの | 第三の目(シヴァの、あるいはそれに類するもの)、パールヴァティー、シヴァ、キラキラした人間 |
設定担当 | 水瀬葉月、奈須きのこ |
ILLUST | ReDrop |
CV | 下屋則子 |
表記の身長・体重は基本状態のもの(BBと同じ身長、体重、バトルグラフィックの大きさであることから第2再臨だと考えられる)。
霊基段階あるいは「愛神の神核」により相対する者の好みに応じて、年齢感と共にある程度肉体が変動する。難しくはあるが女性でありながら肉体の性別を変化させることも出来る。
概要
『Fate/Grand Order』に登場するアサシンのサーヴァント。レアリティは☆5。
第2部3.5章にあたるイベント『徳川廻天迷宮大奥』にて初登場した、神霊系疑似サーヴァント。
メインシナリオでは奏章Ⅰ『虚数羅針内界 ペーパームーン』にてマスターに同行する。
本来の「カーマ」という神性は男性神であるが、このカーマは聖杯戦争の関係者「間桐桜」を依代とする疑似サーヴァントとしてのカーマであるため女性神。
間桐桜の悪の体は、善の体を依代とする疑似サーヴァント・パールヴァティーが成立するに当たって切り離されてしまっていた。
残った彼女の性質、闇の部分に神霊のほんの一端の分霊が惹かれて一体化した。
そのビジュアルコンセプトは『女の地獄』『膨大なひとりの少女(あるいは膨大な少女性)』となっている。
第一霊基は幼い少女の姿だが、再臨で若返る諸葛孔明とは逆に霊基再臨することで成長していく。
最初は『Fate/Zero』での幼少期の桜に近い幼い少女、第2霊基は「マキリの杯(黒桜)」状態の桜に近い10代ほどの姿。第3霊基ではセクシーで大人びた女性の姿になり露出度も一気に上がる。また、手足に宇宙のようなエフェクトと青い炎を纏うようになる。
宝具や攻撃演出も大幅に変わるのが特徴。しかもマイルーム会話ではそれぞれの再臨ごとに、3パターンが用意されている圧巻のボリュームである。
本来はアーチャークラスの適性を持つ為か攻撃手段は弓である。
『Fate/Grand Order Arcade』では2023年に当該クラスで登場。外観はアサシンとほぼ同じである。詳細は該当記事を参照。
また、カーマがアサシンクラスの適性を持つ理由は現時点では明確にされていない。
諸氏の考察では「最高神であるシヴァに(意図していないにしろ)不意打ちを与えた」等がある。
ちなみにアーチャークラス時の彼女がスキル「マーラ・パーピーヤス」を使用した際、クラスが一時的にアサシンへと変化する事が確認されている。
2021年晩夏のイベント『カルデア・サマーアドベンチャー!』では、アヴェンジャーの水着サーヴァントとして登場。詳細は該当記事を参照。
真名
サンスクリット語で、愛、欲望、性愛、憧れ、情熱を意味する。バラモン教の時代から存在する概念であり、ヒンドゥー教のカーマ・デーヴァはこれを神格化したもの。
神話において何度めかの神々の危機が訪れ、ターラカという魔神が神々を苦しめていた。それを解決できるのがシヴァとパールヴァティーのなした子だけであることを神々は知り、愛を司るカーマに「修行中で禁欲中のシヴァを欲情させてほしい」と依頼した。
かくしてカーマはシヴァの修行する外界に降り立ち、シヴァに愛欲の矢を突き立てることに成功する。だがカーマの権能はシヴァに僅かな動揺を与えただけであり、怒ったシヴァは修行を邪魔したカーマを第3の目で焼き殺してしまった。哀れ、カーマは神としての肉体を失い「アナンガ(身体無き者)」と呼ばれる存在へと貶されてしまったのである。
ちなみに問題の神々の危機は、シヴァが別の機会にパールヴァティーと愛を育み、子をなしてその子が解決した。つまりカーマは完全な殺られ損だったのである。
カーマは別の神性のマーラと同一視されている。どちらも「修行者の邪魔をする者」カーマ/マーラとして概念的に一括りに語られることがある。
マーラの語源は「殺すもの」とされており、「魔」「魔羅」「魔王」などと訳される。
すなわち、煩悩の化身であり、仏教においては六欲天の第六天、他化自在天に住まう「第六天魔王波旬」である。
マーラは釈迦が菩提樹の下で悟りを開こうとした際、様々な邪魔を行って阻止しようとした。
美しい三人の娘を送り込む(自身が変じたとも)火の円盤を投げつける、岩石や武器を降らせる、怪物達に襲わせる、豪雨や嵐……
しかし釈迦は投げられた円盤や武器を花に変じてしまい、悟りの阻止はできなかった。
そのため、彼女は伝承にあるカーマ・デーヴァに対しては「元々のカーマ」と呼んでおり客観的に捉えている。
シヴァを邪魔するカーマ、釈迦を邪魔するマーラとして示されるように「修行者を邪魔するもの」としての位置づけである。
カーマ/マーラは愛という概念の良否を同時に表わしている神だとも言えるのかもしれない。
人物
一人称は「私(わたし)」。
自意識、性格、判断基準、趣味嗜好など精神的な部分は依代の少女(主にネガティブな面)としてのものとなっている。甘い物が好物であったり、他者に対して嗜虐的、浮かれやすい性格なのはそのため。他の神霊系疑似サーヴァントと同じく記憶、経歴は神霊としてのものとなっている。
しかし依代の少女の関係者を前にすると既視感に悩んだり、身体がムズムズしたり、気持ちが昂ったり、呼称に拘ったりする事がある。何故そうなるのか本人はわからない。
パールヴァティーの場合、依代の疑似サーヴァント化の過程で依代としての記憶を封印しているとの事だがカーマもそうであるかは現時点では不明。
愛の神とも堕落の魔王とも取られるカーマにあるのは"人間を堕落させる方向性"としての権能だけだった。桜の一側面である鬱屈した自意識・性格・趣味嗜好を土台にその方向性が結びついた形。
その為、イシュタルなどに比べ神霊としての在り方は薄く、自らの神としての存在意義に反する『働かない』というスタンスもある程度許容されている。
形成された人格は何事に対しても無気力無軌道無関心な、超ネガティブダウナー系。
他者へ示す態度は嫌気と卑屈ばかり、期待も執着も一切感じ取れず、口を開けば(自身も含めた)あらゆるものへの皮肉と嫌味が滑り出るなど、非常に自虐的で拗ねた性格をしている。
その捻くれぶりは当初のジャンヌ・オルタに近く、同時にツンデレっぽいところがある。
だが、それらの性格はその経歴からグレてしまったせいで形成されたものであり、根は真面目で努力家な優等生タイプ。普段でこそ悪態と無関心を装っているが、一度やる気スイッチが入れば徹底的に事に当たり、努力を惜しまず物事を完璧にこなそうとするところがある。
ちなみに依代の血筋である「遠坂うっかりエフェクト」が健在であるためか完璧にこなしているつもりでも、うっかり失敗してしまうこともよくある様子。なお、それが彼女を憎めない悪役へと昇華させている。
逸話にもあるように「愛」を司る神であるが、上記のようにとばっちりで焼き殺された上、「愛を与える神が愛されることは無い」「世界に紛争があるのは愛が足りないからだ」など見返りのない奉仕や悪役としての役割を強制され続けた影響で、「愛」に対してトラウマのような感情を抱くと同時に自己を見失っている。
そのため「愛」関連の仕事は断固拒否するスタンスを取っているが、その神性故に、同時に「醜くて、複雑で、ドロドロとした自分」以外のすべてを愛することができてしまう非常に面倒くさい性格でもある。
他者に対しては加虐的なところがあり誰かが不幸になっていく様子を見ることが大好きでじわじわと痛めつける嗜虐方法も大好き。
他人の恋愛を滅茶苦茶にしたり、煩悩やダメ人間が大好きで真面目そうな人や優秀な人を堕落させる事を趣味としている。
しかし面倒くさがり屋で悲観主義なのでやることなすことがどことなく鈍くさい。
他に好物としてカルデアキッチンの甘味には目がないようで、よく通っているらしい。
カルデアではTPOに合わせて姿を変化させながら生活している。幼女の時はちびっこサーヴァントたちと行動を共にしている模様。ちびっこ達からは少女時のカーマが幼女時の彼女と同一だとは認識されず、両者が姉妹だと思われている。
本人によると子供の時も中身は一緒らしい。子供じゃない時に子供扱いされると怒る。
水着時の彼女はやろうと思えば人型時の煉獄のサイズまで身体を小さくする事が出来るらしい。
元ビーストのサーヴァントは長時間の顕現に無理を要するものとされ、キアラの場合、基本的に存在を抹消させているがカーマは睡眠によって定期的に内部のデフラグ処理を行い現界を維持している。サーヴァントは基本的に睡眠を必要としないが彼女は日頃眠っていると思われ、水着の彼女のバレンタインチョコは早起きして一生懸命作ったものとのこと。
マスターに対しては愛の神として愛欲に溺れるように誘う一方、拗れた性格から悲観的・否定的な態度を示す。どんな説得にも熱弁にも「はいはい、そうですか。楽しそうで良かったですね。私は最悪ですけど」と流し、他人を認めようとしない、受け入れもしない。基本的には説得は不可能なボスヒロイン。
マスターなんて彼女にとってみれば玩具に過ぎない。
なのにどうしても目で追ってしまって、勝手に意識が割かれてしまうのは、パールヴァティーが『神としての私』の根幹に関わる女神だとすると、マスターは『ここにいるサーヴァントとしての私』の根幹に関わる人間であり、永遠に消えない痛みのように忘れられないし無視も出来ない存在であるからだと彼女は考えている。
カーマは基本は軽蔑、呆れ、退屈それらが全て入り交じった冷めた目でマスターを見つめているが、それらは感心や期待の裏返しである。
このマスターはどんなダメ人間なのか、どこまで滑稽で憐れな様を見せて自分を楽しませてくれるのか。どこまで私(自分)を嫌わずにいてくれるのか。そんな希望を彼女は無自覚に抱いている。
実際のところ、彼女は心がとても弱く悲観的・否定的なのは「自分を愛して欲しい」という気持ちの裏返しであり、押しにとても弱く迫られると赤面してしまう。
そんな性格なので気を許した相手にはとことん尽くして期待をかけ続ける重い女神であるという。
もしマスターが辛抱強くこの女神の悪趣味さと鈍くささに付き合い、彼女の示す愛欲に溺れぬまま、逆に愛を示せたのなら、いずれ悪の中に埋もれたわずかな善性――「依代の少女」の中で眠っている、恥ずかしがり屋だが一生懸命な少女の心に触れられるかもしれない。
他の『虚数羅針内界 ペーパームーン』の登場人物と同様、このストーリーのカーマは特定な一面が強調された性格に変わり、普段より素直になっている。登場理由と性格変化は本章真相に関わる。
能力
神霊系サーヴァントであることに加えて、元人類悪のためポテンシャルは上位クラス。
モーション中では、愛の弓矢による弓術を主体とする。周囲を旋回しながら射掛けたり、分裂する光のビームを撃ち出すなど種類は豊富。他にも、弓自体で殴りつけたり、太腿の手裏剣を投擲したり、複数の黒い球体を発射したり、自身を中心に虚数の魔力の渦を立ち昇らせたりしている。
第2再臨では、愛の弓矢に加えて、背中に背負ったヴァジュラを操る。蒼炎を纏わせて振り回したり、錐揉み旋回させて発射したり、ビットのように遠隔操作して虚数の爆発を起こしたりする。
第3再臨では、ヴァジュラに加えて、炎上する手足から全方位にビームを放射したり、敵の周囲を黒い球体で取り囲んで爆破したり、手からシヴァの炎の残り火を放って焼き尽くしたりする。
奏章では、周囲に愛の弓矢を射って花を咲かせることで草の蔓の結界を形成した。
ちなみにアサシンクラスではあるが、暗殺者の逸話など皆無であるためクラススキルは「気配遮断」ではなく「騎乗」となっており、どちらかといえばセイバーに近い。
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
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藤丸立香 | D | B+ | B | A+ | B | EX |
保有スキル
対魔力(A) | 本来はアーチャーなどのクラススキル。魔術に対する抵抗力。Aランクであれば、大魔術・儀式礼法のような大魔術も無効化が可能。事実上、現代の魔術師では、魔術でカーマに傷をつける事は出来ない。 |
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騎乗(A) | 本来はライダーなどのクラススキル。乗り物を乗りこなす能力。Aランクであれば、幻獣・神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自在に操る事が出来る。神話ではカーマの乗騎はオウムであるとされている。 |
単独顕現(C) | ビーストのクラススキル。単独で現世に現れるスキル。堕落の愛はどこにでも顕れる可能性がある、のだ。サーヴァントとしてのカーマは基本的にやる気がないので、奥底に封印されている状態であるが、『即死耐性』『精神異常耐性』などの効果はそれなりに存在する。 |
愛神の神核(B) | 生まれながらに完成した愛の神である事を表すスキル。『女神の神核』の愛の神版にして『神性』スキルを含む複合スキルでもある。精神と肉体の絶対性を維持する効果を有する。精神系の干渉を殆ど緩和し、肉体の成長もなく、どれだけカロリーを摂取しても体型が変化しない……一方で、愛の神としての『愛するという行為に必要な姿に変じる事が出来る』という特性もこのスキルには含まれており、結局のところ『変わりたくない場合は変わらないし、変わりたい場合には変えられる』という肉体的・外見的な自由度を象徴するものでもある。世の女性垂涎のスキル。ただし、現状では依り代の枠を飛び越えた姿に変化させる事は出来ない。性別くらいなら変化させられるそうだが、依り代の関係で難しいらしい。依り代を用いた疑似サーヴァントである為、Bランクとなっている。この能力はマーラが釈迦を邪魔する際に自身の姿を変化させた逸話に由来していると考えられる。 |
女神の恩恵(B) | 女神(悪)からの贈り物。任意の味方サーヴァントからHPを奪い取って、自身の体力を回復する事が可能となる。サッキュサキュ。 |
身体無き者(EX) | カーマの別名の一つ、『アナンガ(身体無き者)』を示すスキル。神話においてシヴァの第三の目に宿る『宇宙を破壊する権能』を直接に受けて灰=無=身体無き者となってしまったカーマは、逆説的に「破壊されるべき宇宙」という概念に繋がってしまった。これにより、カーマは『被害者』として、あらゆるものに『痛みを訴える』ものとなった。何しろ宇宙なのだ、彼女の苦悶の叫び、怒り、妬み、不満はこの世全ての物質に届いてしまう。この『愛と苦しみが混じった神核』が『依代の少女』の運命性と一致し、より強固な霊基を獲得した。 |
マーラ・パーピーヤス(EX) | カーマのもう一つの顔、煩悩の化身である魔王としての性質を一時的に示すスキル。『ネガ・デサイア』のダウン版だと思われる。 |
宝具
愛もてかれるは恋無きなり(カーマ・サンモーハナ)
- ランク:C
- 種別:対人宝具
- レンジ:2〜10
- 最大補足:1人
「いいですよね……愛。私も大好きです!」
「命令とあらば、打ちますよ。でも、どんな風になっちゃっても知りませんから。行きます!『愛もてかれるは恋無きなり(カーマ・サンモーハナ)』!!」
「どうなっても知りませんよ?」
「しょうがないから射ちますよ。これが私の、情欲を呼び起こす愛の矢!『愛もてかれるは恋無きなり(カーマ・サンモーハナ)』!!」
愛の神カーマが所有している、サンモーハナと呼ばれる花の矢。
刺さったものに恋慕の情を呼び起こす効果がある、所謂インド版キューピッドの矢である。
第1、第2霊基はこの宝具を使用。
演出は対象を中心に弓を構えたカーマが無数に分身し、ぐるりと取り囲んだ後にサンモーハナの一斉掃射を浴びせる。
恋もて焦がすは愛ゆえなり(サンサーラ・カーマ)
- ランク:C
- 種別:対人宝具
- レンジ:2〜10
- 最大補足:1人
「満ち満ちる、愛……」
「さあ、情欲の矢を放ちましょう。もはや私に身体はなく、全ては繋がり虚空と果てる。永久に揺蕩え、愛の星海――『恋もて焦がすは愛ゆえなり(サンサーラ・カーマ)』」
『身体無き者』『惑わす者』としての性質が強く表れている状態の場合。
喪われた肉体そのものが愛の矢であると解釈される宝具。
サンサーラはサンスクリット語で『輪廻』の意味を持ち、カーマの別名である『サンサーラグル』に由来する。
第3霊基の宝具。演出ががらりと変わる。
自身を焼く炎を天に放ち、天で無数に分かたれた炎が四方八方から対象を貫く。
気がつけば対象の周囲は星の輝く宇宙となり、その宇宙はカーマそのものであるという演出。
ゲーム上の性能
一言で言えば、高難易度向け対ボスアタッカー。
自己強化による純粋な高火力は、特効を度外視すればアサシントップクラス。
ジャックほどではないにしてもNP効率がよく、何よりキャスター以外で最大50%チャージスキルを持つ☆5の一人なので、宝具の連射性能も高い。
加えて宝具のクイックバフが3ターン持続するので、速射に成功すれば攻撃力が増していく。スキルによる攻撃バフや宝具チャージ引き上げによるクイックバフ強化も高相性。
さらにスキル効果によって、それまでバーサーカーでしか速攻できなかったアルターエゴに対し3ターンだけ有利を取れるという個性を持った。ただし普段はアルターエゴの攻撃に対して脆弱という欠点がとっても重いので、一部クエを混成パで戦う際に適性ありという程度だろうか。
カーマ実装後において、初のアルターエゴのボスとの戦いとなったLostbelt No.4においてはアルターエゴを相手に猛威を振るう光景が見られた。
プリテンダークラス単体アタッカーは未だ少ないため、今でも強力な対アルターエゴアタッカーである。
デバフ性能では宝具による単体への無条件魅了付与&敵全体への魅了耐性ダウンスキル持ち。魅了を軸に足止めを食らわせまくるパーティーで立ち回りやすい。
またデバフ耐性スキルを3つも所持しているため、デバフを受ける分に対して強いというのも良い。
弱点は防御手段が無期限とはいえガッツとHP回復しかないのと、宝具チャージ上昇スキルのデメリット『最大HP永続減少』によって耐久性の足を引っ張ってしまうこと。
ちなみにこのデメリットが発動した際、削れたHPのゲージが上限降下の為に回復してないのに増えて見えるというがっかりエフェクトがかかるようになっている。
このデメリットの対策として弱体状態解除の指令紋章「白き器の令印」を使用するプレイヤーが多い。また「女神の恩恵(B)」を回復のみの目的で使用するならば味方にオーバーチャージを1段階上げる効果を付与して自身を回復させる手もある。
しかし最速でスキルを回せば6ターン毎に最大4000HPと50NPの回復ができるため、永続ガッツや宝具の高確率魅了と相まって見た目以上にはしぶとくなれる。スキルが育ちきった彼女は、ボス相手であればまさしく耐久力と攻撃力を兼ね揃えた心強い味方となる。
関連人物
生前
大嫌いな主神。
上記のとばっちりで自身の体を焼きつくし、愛に対するトラウマを植え付けられるハメに。
その憎悪は凄まじく、どの霊基段階でも嫌いなものとしてシヴァとパールヴァティーを上げるほど。マーラは魔神の類であり常に彼らが監視している為、容易に表に出てこれない、影響を強める事は出来ない神性である。
大嫌いな女神。諸説では、シヴァに愛欲の権能を使うように依頼したのは彼女だとも言われる。
上記の事件に深く関わっている他、カーマは疑似サーヴァントのパールヴァティーが成立する際に切除され残った間桐桜の闇の部分でもある。
初邂逅の際、彼女に自虐と憎しみを込めて『光に満ちた自分《わたし》』と呼んだ。
大奥に侵入したカルデア一行の中でも特に殺意を向けていた。共にカルデアに協力する立場になっても嫌悪感は変わらないが、遠まわしに嫌がらせをする程度と多少はマイルドな対応になった。
カーマはマスターを夢のような『愛に満ちた世界』に導きメンタルを堕落(休息)させる事がある。そこで彼女が暴走してしまった場合にその世界に親和性のある愛属性を持った英霊達(カップル)のコピーを自動召喚する事でこれを阻止する防壁《プログラム》を仕込んでいる。
パールヴァティーはカーマがカルデアに来た最初の頃は目を離す訳にはいかないと思っていた。
しかしカーマはマスターと過ごしていく内に無自覚ながら少しずつ心を開きつつあるので現在は警戒度を下げて微笑ましく見守っている。その関係は、見守る姉と手のかかる妹のよう。
その目線に復讐すべく水着イベント2021にて魔王マーラとして本気を出すが……
パールヴァティーの別側面と言える神霊。大嫌いなパールヴァティーの一面という事もあるが、それ以上に同じ神から見てもおっかない本質から苦手意識を抱いているようで、総合的な評価として『会いたくない筆頭』とまで言わせている。
愛神カーマにシヴァへ愛の矢を放つ事を依頼した神であり恨み対象。
彼女の第2臨以降に使う武器で金剛杵を選んだ理由は省エネと彼に対するあてつけらしい。
ラティ、ヴァサンタ
大元のカーマの配偶者である性愛の女神と、友人の春の神。
存在として多面性のある神で『そのもの』と比べたらほんの一側面でしかない疑似サーヴァントのカーマは知識としては知っているが実感はなく、どのような感情を抱いていたのかわからない。
プラデュムナ
大元のカーマがクリシュナ、ルクミニーの子として転生した後の英雄。同じく転生したラティと出会いアスラであるシャムバラを殺す者。
サーヴァントとしてのカーマはそれを知識として知っているが彼女はシヴァに灼かれた結果、宇宙に繋がってしまった側面としてのカーマである。
彼女は「私を灰にするこの無間の痛みこそが、私をプラデュムナとは違うモノである」と定義し無関係であるとした。
Fate/Grand Order
依代の少女。カーマは自分とパールヴァティー2人の依代になれるなんて彼女はどれだけ聖杯に運命を狂わされてきたのだろうと同情している。また、主な依り代となっているのはあくまで彼女の負の面であり、この世全ての悪によりこれが増幅し暴走した存在である黒桜とは別である。
ちなみに"この世全ての悪"は『報復』の人類悪である。これとの一体化が進行すると彼女は最終的にビーストとして覚醒してしまうとのこと(劇中では初期段階で撃破されたが)。
『ちびちゅき!』ではプレゼントの交換会で渡せるものがなくて困っている『Zero』時代の彼女と遭遇。他人とは思えず、花輪を作って凛にプレゼントするよう手助けしてしまう。
ちなみにカーマのクラス適性は間桐桜を依り代に根源へと到達しようとした御三家の当代が呼んでいたサーヴァントと同じ「アーチャー」「アサシン」「アヴェンジャー」となっている。
また、カーマも桜も「自分が母親ではなく妻である事を重視していた存在」によって間接的に運命を狂わされたという繋がりがある。
カーマについて何か心当たりがあると同時に「気持ちよくない」と酷評している。
犬猿の仲であり、カルデアでは顔を合わせても基本的にお互い見ていぬふりをすることを暗黙の了解としている……のだが、2020年の夏イベントにて水着サーヴァントとして実装された際に幼い少女の姿を見せた事に対しカーマは快く思っていない模様。
マイルームにて彼女に「あなたの専売特許を台無しにしてごめんなさいね?」と煽られる。
契約したマスターにして堕落対象。
基本的に隙あらば堕落させようと目論んでいるが、絆を深めるに従って言動がバグりだす。
幕間や奏章Ⅰでは、カーマ側からの彼/彼女への思いが掘り下げられている。
ローマ神話の愛の神・アムールの疑似サーヴァント。
こちらも男性神を大元としているが疑似サーヴァントに依り代としての性別は些末な問題であるとの事。どこかで会ったことがある気がするのだが思い出せない。
疑似サーヴァントとしてのアムール/エロースはアガペー(無償の神の愛)を司る神であり、バレンタインイベント2021にて愛神としての在り方の違いに苛立って決闘する事になった。
ゴッドバズーカーは使用者の愛の深さで威力が変動する。
カレンは地球上の全人類を愛している為、それは地球をぶつけるのと同然の威力である。
その上、宇宙と同一になったカーマを愛することで地球+宇宙レベルと化した一撃を浴びせられてしまった。途轍もなく痛い。宇宙レベルの力の反動でカレンも力尽きたので結果は引き分けとなった。カレン曰く、カーマはパールヴァティーと共に愛が重い要注意の女神との事。
2021年バレンタインイベントから「カマちょ」「ちゃんカマ」と呼び絡んでくるおばかさん。
2021年水着イベントでは一緒に命綱をして山登りをしたりと一緒にいる場面が多かった。
最近ではほぼ毎日遊びの誘いにやってくるので「もー!」という感じである。
コミックマーケット99におけるAniplex公式販売にて公開されたイラストではゴッホも入れて一緒に正月の凧揚げをする様子を見ることが出来る。
2020年クリスマスイベントにて一時的に協力関係を結んだサーヴァント。
彼女は魔族(アスラ)でありマーラ(魔)と近い存在でもある。インドラ関係者を邪魔出来るという目的の一致で手を組んだ。しかしこれはヴリトラの人々に試練を与えて乗り越えさせ、成長させる事が愛に繋がってしまう為、神としての仕事をボイコットしている自分にとって嫌々な部分もあったようだ。
憎いシヴァの半化身であり自分という神性に近しい形質が土台に入っていて気分が悪いので近寄らせないで欲しいと頼み込んでくる。
大元のカーマの転生体「プラデュムナ」の父「クリシュナ」が教え導いたという英雄。
「神の愛」とか説かれた。上記のプラデュムナとは無関係であるので意識はしない。
釈迦如来の弟子なので、マーラとは敵対する立場。
いい香りのするエネミーで「イタズラ子猫のカーマちゃん」を例に挙げた。
6周年記念の英霊巡遊において蘆屋道満も加えて一緒にアメリカを旅した少女。
2021年クリスマスイベント終盤のパーティシーンにおいて会話している様子が見られる。
DOMAN。
かつて『地獄界曼荼羅 平安京』にて獣となり異星の神へと上り詰めようとしたもの。
カルデアに来てからは2021年の英霊巡遊にて上記のアメリカ旅行に参加している。
同年の水着イベントでは黒幕側にいたものの、終盤にて予め紫式部からお仕置き用術式を教えて貰ったカーマにより壺に封印されてしまう。エピローグでは彼女(元ビースト)に壺からの解放を願う(砂に埋められてもいた)も却下されるがマスターのストライクゾーンを交渉に持ちかけたところ即折れたので「(この方、ちょろすぎでは?)」と言われる。
2022年の水着においても同ポジションについていた。伊吹童子より「また獣を目指してみせるか?」と言われたところ「お戯れを。他はまだしもカーマ殿に並ぶはぞっとしません」と言われる。最後は鬼一法眼によってまたもや壺に封印された模様。
カーマの別側面であるマーラの異名「第六天魔王」を名乗っているうるさいの。カーマとは縁もゆかりもないため不思議がっているが、ファンなのかなと少し照れている。
子に恵まれなかった彼女の両親が第六天魔王(マーラ)に祈り授かったとされる。
インドラの息子でありシヴァとも縁の深い英雄。
嫌いな神の関係者である彼に対して、2020年クリスマスイベントの最後に質問のついでに嫌がらせのために軽い気持ちでちょっかいをかけた結果……
借金王。カルデアでは各サーヴァントの平等を期する策としてお小遣い制が試験的に導入されているがカーマはオベロンの債権者の1人である。みんな人が善くて簡単に借りる事が出来たとのこと。取り立て人はシバの女王。
同じくビースト幼体としてカルデアと戦い、そして敗れたもの。
本来ならば同胞であるが彼女いわく同族嫌悪的な意味で相性が悪いとのこと。
根本は同一であるが生まれた世界、育った過程が異なる存在。
マイルームボイスによれば、BBはありふれた、けれど奇跡のような愛を獲得しそれ以外を敵に回したもの。対して、カーマは愛に失望し、それに頼るすべての人間が嫌いになったもの。また、リアルにバグのような存在でもあるので好んで近づきたいとは思わない。
『聖杯戦線~ムーンサルト・オペレーション~』では彼女が黒幕となっているが主人公らに最終的にボコボコにされギャン泣きするシーンに大奥におけるカーマを想起したユーザーもいたとの事。
ちなみにこのイベントで様々なサクラ系サーヴァントが駒として配置される中でカーマは伝承結晶を守る門番となっていた。
疑似サーヴァント。金星の女神。
理由は分からないが、妙に張り合いたい気分で彼女の情けないところは見ていて恥ずかしい。
2021年水着イベントで対立した際の「当然って顔して自分の欲しいもの持ってく癖、本当にどうにかしたほうがいいと思いますけどー!?」は『Fate/stay night Heaven's feel interlude 9-2『幕間-掬いの手』』における間桐桜の遠坂凛に対する台詞のオマージュだと考えられる。
疑似サーヴァント。刀鍛冶のお爺ちゃん。共演NG。
理由はわからないが顔と体がムズムズしてきて目が離せないような感じになる。とにかく恥ずかしくて話かける事は出来ない。
また、幕間においてカーマはマスターの後輩兼恋人役を演じようと考えていたが「先輩」と声に出すことに違和感を覚え同級生設定に変更していた。
依代の少女との間に縁を持つサーヴァント。
カーマは彼女が微妙に気になるが関係性はよくわかっていないが、無意識に「ライダー」と呼ぶ。
かつて彼女は依代の少女を案じて疑似サーヴァントとして現界したパールヴァティーの在り方を否定しようとしたが、最後には依代の少女の意思を尊重し認めた。
幕間の物語Ⅰにおいても、カーマが形成した夢の世界に割り込んで彼女が登場する。
カーマの「恋人役を『せんぱい』と呼べない理由」を聞き納得してその場を立ち去った。
メドゥーサは既に疑似サーヴァントとして召喚されてしまった少女の幸せを願っている。
主人公の夢に住み着き、その精神のセキュリティを買って出ているサーヴァント。
主人公にとって害悪だと判断したものは、それがどんな小さな脅威でも介入してくるのだが、なぜかカーマだけはスルーしている。パールヴァティーのセキュリティを信頼しているのか、それともカーマを完全な無害認定しているのか、どちらにしろカーマ本人からはいい顔はされていない。
ユーザー間ではこれをもって、カーマを「益獣」と呼ぶものもいる。
スキルによって性別を変化出来るサーヴァント。
こちらは性別が「?」(不明扱い)となっている。
余談
カーマの体型は基本的にプロフィール通りであるがクラススキル「愛神の神核」によって年齢感、性別を含めて自由に変化させることが出来る設定を持つ。
これにより
- 「神秘の国のONIRAND!!」(子供限定)
- 「アイアイエーの春風」、「雀のお宿の活動日誌(男湯掃除)」(男性限定)
- エリザベートなどの女性限定バフ
- 水着イリヤの子供限定バフ(第一霊基の子供時のみ)
などのイベント・限定支援スキルにおいて広範囲で対象となる事が出来る。
しかしメイヴなどの男性限定バフは対象外となっている。
幕間の物語Ⅱではカーマが内部のメンテナンスのため精神世界に引き籠もり眠り姫状態になるが彼女を目覚めさせる為の鍵を担う分身として男性体となった彼女が登場する。
この時の彼女は口調も男性的に話しており
一人称は第1段階の時は「ぼく」、第2段階は「オレ」、第3段階は「俺様」となっていた。
男性体であっても中身は依然変わらずチョロかった。
彼女は愛を司る女神であり常に愛に触れる事に疲れていた為、同時にボイコットも行っていた。
この世界では彼女の精神パーツとしての様々な分身達が過ごしているが、鍵役はボイコットの邪魔をされるのはわかりきっていたのでセキュリティ対策として意識的に大きくカタチを変えてみた結果としてのもの。
ただの凝った検索避けのようなものなので男性の姿である事自体に特に深い意味はないとのこと。
外界では依代の関係あって男体化は難しいがこの世界における姿は愛神の神核、獣の能力による物理的な肉体変化(万欲応体)によるものではなく夢の中ならではの「アタマをほぐして休む」という行為を仮想的に分割表現しているだけのものなので自身を自由に男性の姿にする事も出来ている。難しい男体化であるが、イベントでは男性ボーナスが稀に入りはするので少しくらいなら出来るかもしれない。
ゲーム中では女性で固定されているためか、バレンタインでは類似したスキルを持つシュヴァリエ・デオン(性別:?)とは異なり女性キャラとしてチョコを渡すのみであった。
なお、3パターンのバッドエンド付きである。さすが桜顔ラスボス系。やることが違う。
ついでにお返しすると言われた時、乙女さながらに動揺する。
やはり愛玩系(ポンコツ)。格好付かない。
2022年の『FGO』七周年イベントの一つ、英霊夢装にてロシアで冬の装いを披露。
マスターをいつも通り誘惑し、二人きりでデートに誘ってくる。
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ブッダ:手塚治虫の漫画。こちらでもカーマもといマーラが女性として登場する。
「私という人類悪を止めに来たんじゃないですか?」