───それは、人類史最大の英雄譚。
概要
『Fateシリーズ』とは、2004年発売のPCゲーム『Fate/stay night』からはじまるシリーズ作品の総称。
あらゆる願いを叶える万能の願望器「聖杯」を賭けて、過去の英雄や伝説上の存在を「サーヴァント」と呼ばれる使い魔として現代に召喚する魔術師達のバトルロワイヤル「聖杯戦争」と、それに関わる人々の人間模様を描く。
シリーズ一覧
stay night世界
タイトル | Fate/stay night |
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発売形態 | PC(R-18)、PS2、PSvita、ios、android |
シナリオ担当 | 奈須きのこ |
メディアミックス | 漫画(Fate、UBW、HF)、TVアニメ(Fate、UBW)、映画(UBW、HF) |
シリーズ第一作。形態はビジュアルノベル(初出はR-18/全年齢版は「Fate/stay night[Réalta Nua])。
2004年、「冬木市」にて行われた第五次聖杯戦争を描く。3つのルートに分かれる。
『それは信念を貫く物語』。
タイトル | Fate/hollow ataraxia |
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発売形態 | PC(R-18)、PSvita |
シナリオ担当 | 奈須きのこ(※外部ライターも参加) |
メディアミックス | 漫画 |
『Fate/stay night』プレイ後前提の後日談を収録したファンディスク。
タイトル | Fate/unlimited codes |
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発売形態 | アーケードゲーム、PS2、PSP |
シナリオ担当 | 奈須きのこ |
『Fate/stay night』を題材とした格闘ゲーム。
タイトル | Garden of Avalon |
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発売形態 | 特典小説、ドラマCD |
シナリオ担当 | 奈須きのこ |
『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』Blu-ray BOX上巻特典小説。ドラマCD版もあり、こちらの方が入手しやすい。
端的に言えば、「TYPE-MOON版アーサー王伝説」。
タイトル | ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 |
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発売形態 | 小説 |
作者 | 三田誠 |
メディアミックス | 漫画、特番アニメ、TVアニメ |
『stay nightと完全に同じ世界、ただし三田誠スパイスにより大気濃度がちょい違う濃密魔術もの』。
時計塔講師ロード・エルメロイⅡ世を主人公とした魔術ミステリー小説。
タイトル | ロード・エルメロイⅡ世の冒険 |
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発売形態 | 小説 |
作者 | 三田誠 |
『事件簿』の続編。『stay night』以降の物語となるため、原作3ルートのどれにも当てはまらない「いずれ解体戦争に繋がる独自ルート」となっている。
Zero世界
『stay nightと条件は同じだけど微妙に違う世界』。
第二作。全6巻(同人版は4巻)。1994年の第四次聖杯戦争を描く。
『stay night』の前日譚にあたるが、作中の人物の略歴や性格が『stay night』で描写された第四次聖杯戦争とは微妙に異なっている。
『それは正義とは何かを問う物語』。
strange Fake世界
タイトル | Fate/strange Fake |
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発売形態 | 小説 |
メディアミックス | 漫画 |
作者 | 成田良悟 |
『同じ条件、同じ結末をむかえていながら、なぜか完全に違う世界』。
『stay night』より数年後の「偽りの聖杯戦争」。死徒がマスターとして登場するなど、「Fate世界」と「月姫世界」の要素が混じっている。
後述の『氷室の天地』世界線と関係があるらしい。
Apocrypha世界
タイトル | Fate/Apocrypha |
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発売形態 | 小説 |
作者 | 東出祐一郎 |
メディアミックス | 漫画、TVアニメ |
『途中までは同じだけど今は完全に別の世界』。
全5巻。1930年代の第三次聖杯戦争で『stay night』と完全に分岐。聖杯の予備システムを利用した、7対7(+1騎)のルーマニア聖杯大戦。
『それは救済への祈りの物語』。
タイトル | Fate:Lost Einherjar 極光のアスラウグ |
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発売形態 | 小説 |
作者 | 桜井光 |
『Apocrypha』の10年後。伝承とは矛盾した形で召喚された二騎のサーヴァントの生前と亜種二連聖杯戦争の現代が交錯して描かれその謎を追う。
EXTRA世界
シリーズについてはFate/EXTRAシリーズを参照。
タイトル | Fate/EXTRA |
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発売形態 | PSP(※PSvitaでのダンロード購入も可能) |
シナリオ担当 | 奈須きのこ |
メディアミックス | ドラマCD、漫画 |
『stay nightから派生し、全く違う未来を歩んだ世界』。
2032年の『月の聖杯戦争』を戦うRPG。1970年代から2030年代に起こった異変により地球上の魔術は完全に断絶している。
『それは自分自身を探す物語』。
タイトル | Fate/EXTRA CCC |
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発売形態 | PSP(※PSvitaでのダンロード購入も可能) |
シナリオ担当 | 奈須きのこ |
メディアミックス | 漫画(赤セイバーの原作ルートとキャス狐のIFルート) |
『Fate/EXTRA』のファンディスク的続編。舞台を「月の裏側」へと移したダンジョンRPG。
タイトル | Fate/EXTELLA |
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発売形態 | PSvita、PS4、Nintendo Switch |
シナリオ担当 | 奈須きのこ、桜井光 |
『Fate/EXTRA』系譜の第三作。アクションゲーム。「人と人とが織り成す思想の物語」から「世界と人の物語」へ続く。
タイトル | Fate/EXTELLA LINK |
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発売形態 | PSvita、PS4 |
シナリオ担当 | 東出祐一郎、小太刀右京/チーム・バレルロール |
『Fate/EXTRA』系譜の第四作。『Fate/EXTELLA』の続編。ストーリー的には外伝に近い。
「夏休みのド●えもん映画」のような位置付けらしい。
タイトル | Fate/EXTRA Last Encore |
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シリーズ構成 | 奈須きのこ |
メディアミックス | ドラマCD、原案シナリオ集 |
『Fate/EXTRA』の赤セイバールートから分岐した、原作とは別のもう一つの戦いを描いたアニメ作品。全13話。
Prototype世界
タイトル | Fate/Prototype |
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発売形態 | 設定集、PV |
設定担当 | 奈須きのこ |
『Fate/stay night』の原型。奈須きのこが高校時代に書いたいわゆる『旧Fate』を改めて作品としたもの。「character material」内の記述や、映像ソフト「Carnival Phantasm シーズン3」同梱冊子とショートアニメ、トリビュートアンソロジーのみで正式媒体での発表は無し。
タイトル | Fate/Prototype蒼銀のフラグメンツ |
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発売形態 | 小説 |
作者 | 桜井光 |
メディアミックス | ドラマCD、漫画 |
全5巻。『Fate/Prototype』の八年前を描いた外伝作品。『stay night』に対する『Zero』に相当する位置付け。
ドラマCD版はオリジナルシーンが追加されており、事実上の補完作品。
タイトル | Fate/Labyrinth |
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発売形態 | 小説 |
作者 | 桜井光 |
全1巻。沙条愛歌が大聖杯の中で夢見た「Apocrypha世界」の亜種聖杯戦争。
時系列は『蒼銀のフラグメンツ』と『Prototype』の間と思われる。『TYPE-MOON BOOKS material』によると「Apocrypha世界」の時系列は『Apocrypha』と同じ2000年代前半の出来事とされる。
その他の世界
スマホ向けオンラインRPG。人類史の焼却により失われた未来を取り戻すため、歴史を巡る聖杯探索の旅に挑む。
キャラ数・シナリオ量等過去最大規模のスケールを誇る。
『それは未来を取り戻す物語』。
タイトル | Fate/Requiem |
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発売形態 | 小説 |
作者 | 星空めてお |
誰もが“聖杯”を持ち、運命が示すサーヴァントを召喚する世界で語られる「その後のお話」。
ただひとり「運命」を知らない少女と、最後に召喚したサーヴァントの出会いをきっかけに物語は動き出す。
タイトル | Fate/Samurai Remnant |
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発売形態 | PS5、PS4、Nintendo Switch、Steam |
シナリオ担当 |
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アクションRPG。
慶安四年の江戸を舞台に、『盈月の儀』なる聖杯戦争に巻き込まれた宮本伊織の戦いを描く。
『君の願いを、斬り捨てる。』
スピンオフ・スピンアウト作品
いずれも型月世界の本流設定とは異なる、独自設定をベースとする作品。
タイトル | Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ |
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発売形態 | 漫画 |
作者 | ひろやまひろし |
メディアミックス | TVアニメ、ゲーム、映画 |
「現代の小学生」としてのイリヤが主役の魔法少女もの風スピンオフ。原作とは完全に隔絶したパラレルワールド。
タイトル | 帝都聖杯奇譚 Fate/KOHA ACE/Fate/typeRedline |
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発売形態 | 漫画(コハエースGO) |
作者 | 経験値/平野稜二(TR) |
メディアミックス | 特番アニメ(ただし嘘予告) |
『コハエース』から派生した漫画作品。昭和20年、夏の帝都で起こる聖杯戦争を描く。
『Fate/typeRedline』は「帝都聖杯奇譚」の初期構想を基にスターシステムを廃した新訳版。
また、『GrandOrder』ではイベント「ぐだぐだ帝都聖杯奇譚」として再構成される。
その他の日常・コメディ系
タイトル | 戦車男 |
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発売形態 | 漫画 |
作者 | 作画:春野友矢 |
2009年にTYPE-MOONより公開された作品で、この漫画は『TYPE-MOON10th Anniversary Phantasm』本に収録されている。
女体化したウェイバーと戦車男イスカンダルを中心とした『stay night』と『Zero』のキャラクター達が平和な日常を過している『電車男』をパロディにした日常生活を描く。
タイトル | 氷室の天地 Fate/school life |
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発売形態 | 漫画 |
作者 | 作画:磨伸映一郎 |
メディアミックス | ドラマCD、特番アニメ |
穂群原学園の生徒、氷室鐘を主役にしたほのぼのギャグ4コマ。
『stay night』本編より9か月前から始まる日常生活を描く。
タイトル | フェイト/タイガーころしあむ、フェイト/タイガーころしあむアッパー |
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発売形態 | PSP |
シナリオ担当 | 奈須きのこ、ハラオ、春野友矢、磨伸映一郎、武梨えり、ホネ |
公式コミックアンソロジー風ドタバタバトルゲーム。奈須きのこもシナリオを寄稿している。内容はほぼギャグだがシナリオ自体の評判は良くファンなら必見。
タイトル | トラぶる花札道中記/とびたて!超時空トラぶる花札大作戦 |
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発売形態 | ミニゲーム(PS2)/ミニゲーム(Vita) |
『Staynight』のキャラクター達が花札でバトルを繰り広げ、ゴールの温泉を目指すのが基本フォーマット。元々は『Hollow ataraxia』同梱のミニゲーム。後に『Réalta Nua』に移植。
続編の『とびたて!』は『Zero』、『EXTRA』、『Prototype』、『プリズマ☆イリヤ』などの外伝作品中心で構成されている。一部の設定は本筋への補完になっている事も。
タイトル | カプセルさーばんと |
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発売形態 | ミニゲーム、android・iOS |
PS Vita版『Fate/hollow ataraxia』同梱のミニゲーム。『stay night』から『Extra CCC』までのサーヴァントがデフォルメされたポケm…『カプさば』を使って戦うタワーディフェンスゲーム。
タイトル | マンガで分かる!Fate/Grand Order |
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発売形態 | Web漫画(単行本でも販売) |
作者 | リヨ |
メディアミックス | 特番アニメ |
当初はSD化されたキャラクター達がFGOの遊び方を解説する漫画として始まったが、開始早々主人公が読者のSAN値を削る行動を連発し、ほどなくネタを切らして解説要素ほぼゼロのタイトル詐欺を毎回のようにぶちかますのが通常運転になってしまった狂気の作品。解説は欄外でマフィア梶田がやってくれる始末。
大人の事情に突っ込んだりするなど、本家から逸脱したオリジナルストーリーに定評があり、一度見たら忘れられない画風からカルト的な人気を誇る。加えて本家には登場していないオリジナルサーヴァントが多数新登場している事が最大の特徴。
タイトル | 衛宮さんちの今日のごはん |
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発売形態 | 漫画 |
作者 | 作画:TAa、料理監修:只野まこと |
メディアミックス | WEBアニメ、ゲーム |
『stay night』の衛宮家で献立を紹介する、ほのぼの日常コメディのグルメ漫画。
タイトル | Fate/Grand Order 英霊食聞録 |
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発売形態 | Web漫画 |
作者 | 十駒マコト |
『Grand order』の番外コメディ作品。学習漫画に近い。主人公達がサーヴァントとの交流を通じ各国の食文化を学ぶ。
オールスターもの
FateシリーズだけでなくTYPE-MOON作品のキャラが多く登場する作品。
便宜上ここに記述する。
タイトル | カーニバル・ファンタズム |
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発売形態 | OVA |
原作者 | 武梨えり |
Fateシリーズ・月姫シリーズを主な題材にしたオールスターコメディアニメーション。
武梨えり氏によるTYPE-MOONアンソロジーコミック『TAKE-MOON』を原作に、TYPE-MOON10周年記念にアニメ化したもの。
『hollow ataraxia』(一部)や『タイコロ』等に続くギャグ要素の強いお祭り作品。公式が病気。
『月姫』の琥珀と秋葉が、TYPE-MOONの歴史を解説!という題目で繰り広げられるギャグ漫画作品。
タイトル | ちびちゅき! |
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発売形態 | 漫画 |
作者 | 華々つぼみ |
『空の境界』、『Fate』、『月姫』、『魔法使いの夜』、『まほうつかいの箱』などの型月オールスターが学園生活を謳歌する作品。
Fate/stay night入門
ゲームについて
『stay night』にはプロローグ部分のみを遊べる無料体験版があり、TYPE-MOON公式サイトにはPC版(全年齢対象、ボイスなし)がある。
2014年にPSVita版が発売している。
スマートフォン版のFateルートは手軽に無料でプレイできる。
無印と全年齢版([Réalta Nua])の違い
無印 | PC | ボイス無し、アダルト描写有り |
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[Réalta Nua] | PS2、PC | ボイス有り・アダルト描写の削除・CG大量追加・新規BGM大量追加・シナリオ加筆、桜ルートの一部描写カット・台詞差し替え |
[Réalta Nua] | PSVita、AndroidOS、iOS | ボイス有り(一部差し替え)、新オープニング&新規アレンジBGM収録、フローチャート・凛・桜ルート即時開放コマンド追加 |
無印PC版での士郎とのアダルト描写はセイバールート・凛ルートの場合、必然性を持たないサービスシーンとしての要素が強いため、全年齢版の方がストーリー展開が自然。
追加CG・追加BGM・追加シナリオや書きおろしラストエピソード「Réalta Nua」も有るので『Fate/stay night[Réalta Nua]』のプレイが無難。
3000円もあればPS2ソフトの廉価版を買って数百円のお釣りがくる。
Vita版は+1000円程するが、ufotableによるアニメーションパートや新規アレンジBGM(旧版への変更も可)が収録されている。
上記の通り、ファンディスク『hollow ataraxia』にもVita版が出ているので、今からならばこちらの方が手っ取り早いだろう。
DL版はシリーズ作品のアニメ放送や新作発売に合わせて割引キャンペーンを度々行っているため、タイミング次第ではより安く購入できる。
また、PC版[Réalta Nua]はAmazonでルート別分割販売がされていた。
全編を購入する場合2,800円×3ルートと高かった上に、現在は販売停止しているので購入できない。
スマートフォン版(Android、iOS)も同様に分割されているが、セイバールートは永久無料となっている。
『Zero』等の派生作品では、サーヴァント達の真名や、どのサーヴァントがどのようなマスターに付いているのかを物語の初期の段階で明らかにする事が多いが、『stay night』では主従の組み合わせやサーヴァントの真名自体が物語中盤~後半の重大なネタバレになるケースが多々存在する。
例として
- どの登場人物がマスターで、どのようなサーヴァントを従えているのか
- 各サーヴァント達の真名・宝具
- 聖杯戦争の真相、「この世全ての悪」の存在
- 一部の人物が持つ隠された家族構成や家の事情に関する真相
など。
アニメについて
複数作品あるが、『Fate/stay night』(2006年)か『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』のいずれかから見るのが望ましい。
劇場版『Fate/stay night [Heaven's Feel]』は第一章では他ルートとの共通部分を大幅にカットするなど、他ルートの最低でもいずれか一方の視聴が前提になっている。
百科事典項目について
作品の性質上、ピクシブ百科事典においても編集争いが多い作品である。
サーヴァントのモデルに実在、或いは伝説の有名人物や実在はしていないが伝承や物語に登場する人物が用いられている為、本来の人物記述よりも本作のキャラクターを優先する編集が多々見られ、争いの元となっている。
また、同様に元となった人物の記事のメイン画像や関連イラストを本作のキャラクターに変更するといった事案も発生している時もあった。
あくまで元ネタ・モデルにすぎない為、型月においてのキャラとは別物・別人なので、元ネタ・モデルとなった人物の記事のメイン画像やイラストなどに本作のキャラクターのイラストを使わないようにしよう。
新規サーヴァント記事を作る場合は「人物名(Fate)」というタイトルで記事を作製し、元となった人物の記事ではリンクを貼る程度にしておいた方が良い。
設定について
設定が後の作品で変更されたり、作品毎に独立していたりと複雑なのも特徴の一つ。設定は大まかに作品ごとに言及するのが望ましい。
古くからの作品の統合性やシリーズの多様化など、コアなファンほど設定や解釈に対し厳しい面があるため、編集合戦やコメント欄での口論、荒らし行為が起こりやすい。編集・新記事立ち上げの際は、手元にある公式マテリアルや関連書籍に基づいた編集行為でトラブルを未然に防ぐことを推奨する。
それでも解釈次第な部分も多いため、必ずしもこうだ!という設定はそう多くない。固まっていた設定も後に二転三転する事もあり、公式に「きのこの言うコトを真にうけてるようでは型月ファンとしては二流」と言われるほど。
自分の意見を押し付けない、コアなファンに絡まれても気にしない事が一番重要である。
元ネタ
「英雄召喚バトルロワイヤル」というアイディアは山田風太郎氏の小説『魔界転生』のオマージュ(正確には石川賢版)。学生時代に奈須氏が書いた恥ずかしい小説を、友人の武内氏が覚えており、「あれをゲームにしよう」と言って出来上がったのが『Fate/stay night』だったという(参照)。
また、ワールドワイドの世界の神話同士の戦いというアイディアは『女神転生』シリーズに由来する。
世界観について
「月姫シリーズ」と「Fateシリーズ」は世界観と設定が共通であるものの、いくつかの条件によって分岐した並行世界の関係にある。
具体的には英霊を人間が使役できる使い魔(サーヴァント)として召喚が可能であり、死徒が二十七祖を結成できるほどの力を持てない世界がFate世界、そうでないのが月姫世界である(竹箒日記:2017/04)。
ただし、Fate世界も全てが同じ世界という訳ではなく、複数の世界観が存在し、1つの世界観にまた無数の並行世界が存在している(『TYPE-MOON BOOKS material』では『世界群』という言葉が使われている)。
例えば、『stay night』の通常エンド等も含めた各ルートは、それぞれが選択肢によって分岐した並行世界である。
基本的にこれらの世界はそれぞれ独立した世界であるが、ある作品の登場人物が別設定で登場したり、何らか理由で並行世界を移動して別の世界に現れたり、影響を及ぼす事もあるようである。
世界群を大まかな特徴でカテゴライズすると以下のようになる。
始まりとなるstay nightが基準の世界
- 『stay night』『Zero』『hollow ataraxia』『事件簿』『冒険』などが該当。
- 冬木の聖杯戦争が第一次から第五次まで開催され、解体戦争へと収束する世界群。
- 厳密には『Zero』は『stay night』と条件はほぼ同じでありながら微妙に異なる世界(『TYPE-MOON BOOKS material』ではこの世界群に含まれている)。
- 「月姫世界」と対比される「Fate世界」とは主にこの世界群を指す言葉であると推測される。
第三次聖杯戦争で聖杯が奪われた世界
- 『Apocrypha』『Labyrinth』『Lost Einherjar』が該当。
- 上記の『stay night』が基準の世界から分岐した世界群。大聖杯が奪われそのシステムが流出した結果、世界各地で亜種聖杯戦争が開催されている。
Fateと月姫が入り混じる狭間の世界
- 『strange Fake』が該当。
- 「Fate世界」と「月姫世界」の中間に位置するどっちもアリの世界(『英霊召喚』と『死徒二十七祖』が同時に成立していることを指すと思われる)。
- 『氷室の天地』は『strange Fake』の世界観の大元となっており、世界線がどこまで一致しているのかは伏せるが、かなり密接に世界観をリンクさせていると『連載15周年突破記念【氷室の天地】公式同人誌』にて語られている。
2015年のカルデアが設立する未来の世界
- 『Grand Order』(以下『FGO』)が該当。
- 『strange Fake』とは似て非なるどっちとも言えない世界(詳細不明)。冬木の聖杯戦争が一度しか行われておらず上記の世界と比べてもかなり離れている世界であると思われる。
ムーンセル・オートマトンがある世界
- 『Fate/EXTRAシリーズ』が該当。
- ムーンセルは太陽系最古のオーパーツとされており、神代以前で分岐している(公式では決定的な分岐は1970年代の大異変によるものとされている)。ただし、英霊の大部分は『stay night』などと共通の模様。
- 『サーヴァント』が英霊の座ではなく、ムーンセルのデータベースから召喚される存在となっており(ただし、ムーンセルのデータベースは英霊の座と多元的に重なっているため記録は共有されている)、本筋設定でアルクェイド・ブリュンスタッドが直接登場した唯一の世界観。
- このシリーズで初めて明かされた白き巨人の襲来により神代が衰退したという設定は他の世界でも同様の模様。
- 英雄王によれば『FGO』の世界から見て「二つか三つ隣の枝」に相当するらしい。
誰もが聖杯を持つ世界
- 『Requiem』が該当。
- 『stay night』の第五次聖杯戦争が大きく変質し、同時多発した聖杯戦争が世界大戦規模に発展した後の世界とされる。
江戸時代に聖杯戦争が起きた世界
- 『Samurai Remnant』が該当。
- 一部の人物の経歴が汎人類史とは異なり、剪定事象と明言されている世界。
完全な別世界
詳細は不明だが、上記の世界のように分岐してできた並行世界とはまた異なる世界。
(例えばこのシリーズで描写されるようなレベル2マルチバース相当の位置づけにあると思われる)
聖堂教会が聖杯戦争を主催している世界
- 『Fate/Prototypeシリーズ』が該当。
- アーサー王の性別が異なっていたり、真名は同じでも特徴が異なる一部の英霊が召喚されている。
- 『FGO』のアーサー王のプロフィールなどでは「異世界」と呼ばれている。
プリヤ世界
- 『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』が該当。
- 『stay night』とよく似通っている世界(イリヤ世界)と全く別の並行世界(美遊世界)を舞台にした世界観。
- 基本原作に準拠しているものの、あくまでスピンオフであり別の設定(ルール)で成り立っており「本作での設定は本編に還元されない」と作者も明言している。
ぐだぐだ世界(ぐだぐだ時空)
- 『帝都聖杯奇譚』、FGOイベント『ぐだぐだイベント』が該当。
- 漫画家経験値氏の作成した設定をベースとした世界観であり、奈須きのこ氏いわく、「Fate世界」の本筋設定とは別物のスピンアウト。
- 帝都聖杯奇譚のリメイク『Fate/typeRedline』もこちらに準ずる世界観だと思われるが、詳細は不明。
サーヴァント・ユニヴァース
関連動画
関連項目
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