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映画ドラえもん(第1期)の編集履歴

2024-10-24 17:24:16 バージョン

映画ドラえもん(第1期)

のぶどらのげきじょうばん

本稿では大山版『ドラえもん』の映画ドラえもんについて解説する。

概要

1979年から2005年までテレビ放送されていた大山版『ドラえもん』の声優陣が担当した劇場版。

この作品のいくつかは現在の水田版『ドラえもん』にてリメイクされている。


現在の水田版とは違い、同時上映を頻繁に行っていた。


制作会社はシンエイ動画、声優はテレビシリーズキャストがそのまま担当した。OPはテレビと同じ曲が使用されたが、映像は新たに起こされている。


制作はシンエイ動画、小学館テレビ朝日の3社で、藤子プロアサツーディ・ケイは制作協力として関わった。ただし、第1作は製作がシンエイ動画と小学館、制作協力がテレビ朝日と旭通信社という体側だった。


第1作の同時上映作品は、公式には『モスラ対ゴジラ』(新作ではなく、1964年制作作品の短縮再編集版)とされている。ただし、当時はまだ映画会社フランチャイズ・直営系上映館(現在のシネマ・コンプレックスの一部を含む)以外にも独立系の映画館、後発で上映を行う館もあったため、同時上映が行われなかった映画館も一部存在する。


第2作『宇宙開拓史』では同じ藤子不二雄・シンエイ動画作品である『怪物くん』(『怪物ランドへの招待』)が同時封切の同時上映となった。以降2004年まで、毎年藤子作品が1、2本同時上映された。


藤子不二雄の漫画家コンビは1988年から2人それぞれが独立して活動することになったため、安孫子が担当する作品の上映は第9作『パラレル西遊記』までとなった(『ドラえもん』は藤本単独作品。『パーマン』は1960年代の漫画は藤本メインの合作だが、1983年3月以降に発表された漫画は藤本単独作であり、1988年の独立後は藤子・F・不二雄作品として扱われている)。


第10作『日本誕生』以後は、ドラミちゃんザ★ドラえもんズなどドラえもんのスピンオフ作品及びその他の藤子・F・不二雄作品の中編が同時上映となった。


第1期時代は制作協力に後の大手アニメ会社が多いのが特徴。初期からすでに元請けの大手だったスタジオディーンや、元請けも一部行い始めた頃のシャフトが加わっており、中期からは京都アニメーションも常連に加わっている。新作は下請け専門の会社に委託されている。



1980〜1987年

  • 原作者表記は全作「藤子不二雄」。
  • ◆印はタイトルの冒頭の「ドラえもん」を省略。
  • ◇印は同時上映作品。
  • 「分担」欄には藤本安孫子のどちらが原作漫画を担当していたかを記載。『忍者ハットリくん+パーマン』の「安孫子★」は映画用の原作漫画を安孫子のみで執筆したことを示す(当時連載中の漫画『パーマン』1980年代版は藤本単独作)。

番号タイトル分担公開年月日
1のび太の恐竜藤本1980年3月15日
2のび太の宇宙開拓史藤本1981年3月14日
怪物くん 怪物ランドへの招待安孫子
3のび太の大魔境藤本1982年3月13日
◇怪物くん デーモンの剣安孫子
忍者ハットリくん ニンニン忍法絵日記の巻安孫子
4のび太の海底鬼岩城藤本1983年3月12日
◇忍者ハットリくん ニンニンふるさと大作戦の巻安孫子
パーマン バードマンがやってきた!!藤本メイン合作
5のび太の魔界大冒険藤本1984年3月17日
◇忍者ハットリくん+パーマン 超能力ウォーズ安孫子★
6のび太の宇宙小戦争藤本1985年3月16日
◇忍者ハットリくん+パーマン 忍者怪獣ジッポウVSミラクル卵安孫子★
7のび太と鉄人兵団藤本1986年3月15日
プロゴルファー猿 スーパーGOLFワールドへの挑戦!!安孫子
オバケのQ太郎 とびだせ! バケバケ大作戦合作
8のび太と竜の騎士藤本1987年3月14日
◇プロゴルファー猿 甲賀秘境!影の忍法ゴルファー参上!安孫子
◇オバケのQ太郎 とびだせ! 1/100大作戦合作

1988年

番号タイトル原作者表記公開年月日
9のび太のパラレル西遊記藤子不二雄Ⓕ1988年3月12日
エスパー魔美  星空のダンシングドール藤子不二雄Ⓕ
ウルトラB ブラックホールからの独裁者B・B!!藤子不二雄Ⓐ

1989〜2004年


番号タイトル公開年月日
10のび太の日本誕生1989年3月11日
ドラミちゃん  ミニドラSOS!!!
11のび太とアニマル惑星1990年3月10日
チンプイ エリさま活動大写真
12のび太のドラビアンナイト1991年3月9日
◇ドラミちゃん アララ♥少年山賊団!
13のび太と雲の王国1992年3月7日
21エモン 宇宙いけ! 裸足のプリンセス
トキメキソーラーくるまによん(実写)
14のび太とブリキの迷宮1993年3月6日
◇ドラミちゃん  ハロー恐竜キッズ!!
太陽は友だち がんばれ!ソラえもん号(実写)
15のび太と夢幻三剣士1994年3月12日
ウメ星デンカ 宇宙の果てからパンパロパン!
◇ドラミちゃん 青いストローハット
16のび太の創世日記1995年3月4日
2112年 ドラえもん誕生
17のび太と銀河超特急1996年3月2日
ドラミ&ドラえもんズ ロボット学校七不思議!?
18のび太のねじ巻き都市冒険記1997年3月8日
◇ザ☆ドラえもんズ 怪盗ドラパン謎の挑戦状!
19のび太の南海大冒険1998年3月7日
帰ってきたドラえもん
◇ザ☆ドラえもんズ ムシムシぴょんぴょん大作戦!
20のび太の宇宙漂流記1999年3月6日
のび太の結婚前夜
◇ザ☆ドラえもんズ おかしなお菓子なオカシナナ?
21のび太の太陽王伝説2000年3月11日
おばあちゃんの思い出
◇ザ☆ドラえもんズ ドキドキ機関車大爆走!
22のび太と翼の勇者たち2001年3月10日
がんばれ!ジャイアン!!
◇ドラミ&ドラえもんズ 宇宙ランド危機イッパツ!
23のび太とロボット王国2002年3月9日
ぼくの生まれた日
◇ザ☆ドラえもんズ ゴール!ゴール!ゴール!!
24のび太とふしぎ風使い2003年3月8日
Pa-Pa-Pa ザ★ムービー パーマン
25のび太のワンニャン時空伝2004年3月6日
◇Pa-Pa-Pa ザ★ムービー パーマン タコDEポン!アシHAポン!
◇ドラえもんアニバーサリー25

番外編

『21エモン』がメインの上映作品で、『ドラえもん』は同時上映。原作者表記は両作とも「藤子不二雄」(藤本単独作)。


番号タイトル公開年月日
21エモン 宇宙へいらっしゃい!1981年8月1日
1ドラえもん ぼく、桃太郎のなんなのさ

関連タグ

ドラえもん 大山版ドラえもん


映画ドラえもん(第2期):水田版の劇場版作品についてはこちら。

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