止まらないスピードで、止まるんじゃねぇぞ…
概要
オルガ・イツカと三日月・オーガスの二人がインフィニット・ストラトスのIS学園に入学し、新たなる、そしてかつて味わえなかった学園生活を送ると言うコンセプトで製作されているクロスオーバーMAD。オルガと三日月、そしてIS学園で出会う仲間たちが織り成す、波乱ながらも楽しげなもしもの世界を描いていく、丁寧な構成と成長していく編集技術。何より、かつて彼等が味わえなかった平和な日々を描いていることから支持と人気を集めている作品である。
その支持は視聴者の支援という形で現れており、NCED、ISキャラと共に駆け抜けるために作られた走り続けるオルガ、三日月のBB、ガンダム・バルバトスの戦闘BB、そしてかんたんアトラちゃんに続くかんたんミカくん、かんたんオルガくん、回り回ってISキャラのかんたんシリーズ、切り抜きの走り続けるGBなど、異世界オルガの動画を充実させる為に回り回ってISキャラの素材すら作られるという副次効果まで産み出される事態となった。
特に三日月BB、オルガBBはほぼ手書き・・・一から作られたようなものであるため感嘆と驚愕を産み、三日月に至っては五体満足で不自由なく走るその姿が感動を呼ぶほどの出来映えで、「これが見たかった」「五体満足で走る三日月は久しぶり」などと喝采と称賛を浴びている。
果敢なクロスオーバーカップリングが展開されており、カップリングに対して沢山の支持が集まっており、ファンアートも投稿が寄せられている。概ね受け入れられていることから、空き缶氏の敏腕にして繊細な動画製作の妙が窺えると言うものだろう。
第1期が2018年7月7日に第1話が投稿され、2018年10月14日に12話(最終回)が投稿された。
2018年12月20日から第2期が投稿されていたが、2019年8月25日に最終回を迎え、完結となった。
注意
この作品はあくまでもクロスオーバーを題材としたMAD作品であり、両作品のどちらかを乏しめるものではありません。
なのでいくらどちらかの作品が気に入らずとも、この作品を免罪符にして原作を叩きに行くのはやめましょう。
また、この記事に関係のない場所にてこの作品の事をコメントするのもやめましょう。
全ての作品のファンが楽しめるような環境づくりを皆でしていきましょう。
あらすじ
決して散らない鉄の華を率いる男、オルガ・イツカ。その背中を見つめ、共に走り続ける三日月・オーガス。
立ち止まる事のない二人が辿り着いたのは、『MS(モビルスーツ)』とは似て非なる、女性のみが起動を可能とする特殊な兵器『IS(インフィニット・ストラトス)』にて、女尊男卑が社会基盤となっている世界であった。その世界に二人は、転生を果たしISに比肩するMSを駆り、IS学園に転入する事となる。
騒がしくも、かつて望むべくも無かった平穏、青い春を謳歌していく二人。此処は俺達の辿り着く場所なのか。此処こそが、俺達の辿り着くべき場所なのか。
その答えが、止まらない限りその先にあると信じて。新たにIS学園にて出逢った仲間達と共に、鉄華団団長・・・そしてそれを支える男は、止まることなく走り続ける──
登場人物
IS学園
主人公
「あの目に映る俺は、いつだって最高に粋がって格好いいオルガ・イツカじゃなきゃいけねえんだ」
ご存知、鉄華団団長。決して止まらず、皆を止まらない限り、その先に連れていってくれる男。
世界で2番目に発見された男性IS操縦者の一人で、使用ISは『獅電』。
かつての前世にて止まらないことを命令として発して命を落としたが、転生という形でIS世界へと脚を踏み入れる。かつて味わえなかった女性との触れ合い、学生と言う立場もあって、かつて見せなかった隙の多い照れや焦り、女子更衣室覗きといった年相応な姿を見せる。
今までが鉄華団のような男所帯でしか暮らしておらず、近い年の女性はアトラ・ミクスタやクーデリア・藍那・バーンスタイン、フミタン・アドモス、タービンズのメンバー、メリビット・ステープルトンくらいしか見てこなかったと言うこともあってか、女性に対しての免疫力が低い。(そのため童貞だろうか)
本作でも理不尽や筋が通らないことに対して臆せず果敢に立ち向かう意志と優しさを兼ね備えており、圧倒的な耐久力の低さをものともせず自らの生き様を魅せるその姿は、決して散らない鉄の華を表している。そしてその生きざまに、強く魅せられた少女と急速に距離を縮め──
「負けたら男じゃねぇよ」
世界有数の…というか三人しかいなかった(後に四〜五人目が現れる)、本来であれば唯一の男性IS操縦者。オルガ・イツカ、三日月・オーガスとはクラスメイトで、二人にはイチカと呼ばれている。使用ISは『白式』。
本来ならば別の学校へ入学するつもりだったのだが、男性でありながらISを動かせる因子を持っていたために半ば強引にIS学園へと入学することとなってしまった。女性ばかりの針の筵だったところを二人の存在に助けられ、以降親しげに着替えたり、肩を組まれたりする親密な仲となる。
三日月やオルガとの友情は厚く、タッグを組んでISバトルに挑むため視聴者からは1カ、3カ、5カトリオと呼ばれる。(三日月には自分のISを貸し与えたりしている)
鈍感さ故か隣で夫婦が致していてもまったく気付かずに安眠が可能で、周囲からの理不尽な対応にも相応の反論で済ませてしまうメンタリティの持ち主。
原作より慕うヒロインが三人減っているが、幼馴染二人には相変わらず好かれているので恵まれた環境ではある。
ノベライズ版での追加描写ではオルガ、三日月との関わりによる大きな精神的成長が描かれている。また臨海学校の際、一緒に水着を選びに行ったりと箒との距離も近づいている。
「面白いから、いいか」
オルガ・イツカの傍らにて共に在り続ける鉄華団のエースで、オルガと同じく世界で2番目に発見された男性IS操縦者の一人。使用ISは『ガンダム・バルバトス』。
オルガとは親友、兄弟分にして共に在る大切な仲間。オルガと共にIS学園に入学し、風紀委員として、そして仲間達を護るべく懸命に、真摯に努力を重ねていく。
入学当初は環境への戸惑い故か辛辣な物言いが多かったものの、慣れてからは友人を理不尽な暴力から庇いだてするなどの仲間思いの一面を見せる。
ISの操縦技術はIS学園の1年生最強クラスで、セシリアのブルー・ティアーズのオールレンジ攻撃も滑腔砲であっという間に相殺するなど半ばニュータイプの如き射撃も見せた。しかし、学園生活には殺傷はご法度なので周囲が止めないと惨事を引き起こしかねないのが難点。(実際2話でのISバトルでセシリアを危うく殺しかけてしまった。その後訓練の成果か暴走状態のシュウァルツェア・レーゲンを撃破した際にはパイロットのラウラにダメージを与えることなく救出している)
眠るときはナイトキャップ着用で、睡眠妨害は一切許さない。
トーナメント戦後、ラウラにプロポーズされる。異論は認められなかったので、三日月も申し出を受け入れた。その後はかなりのバカップルになっており、水着姿のラウラにオォルフェエェンズナミダァアァアァしたり、「2」ではドレス姿のラウラにオォルフェエェンズナミダァアァアァしたりした。
しかし、タッグマッチトーナメント編にて、強化されたとはいえ無傷で倒せるはずの無人IS「ゴーレムⅢ」を相手にダメージを負ってしまう。それは、同時に乱入してきたかつて己の右半身を犠牲に倒したMA、ハシュマルを相手にしようとした際、オルガに有無を言わさず制止されたことで生まれた「自分は必要とされていないのでは」という無自覚な迷いが原因だった。だが、その後駆け寄ってきたラウラを抱きしめながら、その迷いへの答えを知る。
「・・・そっか」
「・・・俺達はもう、違う場所に辿り着いてたんだ」
「・・・そうだ、今はここが俺達の・・・いや・・・」
「・・・俺の、本当の居場所」
ヒロイン
- 篠ノ之箒 CV:日笠陽子
「死ぬな!絶対に死ぬな!」
第1話から登場する本作のヒロインの一角。使用ISは『打鉄』→『紅椿』。
織斑一夏とは幼馴染みであり、隣の席を常にキープしたりして想いを寄せているが境遇故か精神的に不安定気味で気性が激しいことが災いして中々素直になれないでいる。が、練習用の機体を態々借りて特訓に付き合ったりオルガに着替えを覗かれても一発の攻撃で許している辺り、本質的には心優しく健気でいじらしい女の子である。(一夏に当たりが強かったのは小学生時代に同門だったのに腕が見るも無残に落ちていたため、という理由もある)
実家は道場であり、師範であった父から武術を習っていたため近接格闘、特に剣の腕はかなり高く、木刀で木製のドアをいとも容易くぶち破る貫通力の突きやオルガを単一仕様能力発動に追い込むくらいに威力のある一撃を放つことが出来る。
ヒロインズで一番長身かつ巨乳なためか深刻な覗き被害に遭っているが、それは友好の現れでありオルガも彼女を『シノ』と呼んでいる。否定しない辺り、満更ではないのかもしれない。
原作よりライバルが三人減っているものの当の一夏が鈍感なためになかなか距離を縮めることができないでいたが、恵まれた描写が多いため原作より二歩三歩くらいリードしている。
- セシリア・オルコット CV:ゆかな
「やはり此処はイギリス代表候補生!セシリア・オルコットの出番ですわね!」
第1話から登場するイギリスの代表候補生で、本作のヒロインの一角。使用ISは『ブルー・ティアーズ』。
転入初日から自らの立場を鼻にかけ男子3人にマウントを取ろうとしたエリート。当然反発を是として来た3人が素直に従う筈もなく、あれよあれよという間に決闘の流れとなった。オルガが戦う筈であったが、三日月が代理として申し出たことにより三日月と対決の流れとなる。初めは男子と侮り余裕に構えていたが、三日月とのバトルで彼の乗るガンダム・バルバトスの勇姿が頭から離れなくなる。その後三日月の真摯な風紀活動によって風紀の素晴らしさと喜びに目覚め、それを教えてくれた三日月に絶対の信頼を寄せるようになった。三日月が一声かければあらゆる指示を実行するため視聴者からは忠犬セシ公と呼ばれる。
第5話でサンドイッチをみんなに振る舞ったが、その出来は人の食べ物と呼べるものではなかった。
「よぉし殺そう!」
第3話から登場する中国の代表候補生で、本作のヒロインの一角。使用ISは『甲龍(シェンロン)』。
一夏のセカンド幼馴染で、得意料理は酢豚。
転入当日から「止まるんじゃねぇぞ...」を行いセルフツッコミを入れるという高いポテンシャルを披露した。(本作では現状唯一オルガ以外で「止まるんじゃねぇぞ...」を行ったキャラでもある)
しかしそのポテンシャルはラブコメ方面で生かされることが少なく一夏争奪戦においてライバルの箒に大きく水をあけられてしまっており、原作同様にセシリアとの絡みが多い。
「庇ってくれて、ありがとう」
第5話から登場するフランスの代表候補生で、ヒロインの一角。使用ISは『ラファール・リヴァイヴ・カスタムⅡ』。
父が経営するフランスの軍需産業デュノア社が抱えるIS技術の遅延を解消するため、男性操縦者のISのデータを収集、あるいは強奪するために接近させる名目でIS学園へとやってきた。性別を隠し、シャルル・デュノアと名乗り男子3人に交流と接触を果たす。
暫くは問題なく交流を行っていたものの、自室でシャワーを浴びていた所にボディーソープを補充にやってきたオルガと裸体で鉢合わせを行ってしまい性別がオルガに露見してしまう。
そしてそのまま誤魔化すことはせず、オルガに自らの素性と事情を明かし謝罪する。そのまま本国へと強制送還されるのを待つばかりと思っていたが、その理不尽さに憤ったオルガが自らを庇うべく発した『俺が護ってやる』という言葉(ノベライズ版ではその直前に『自分がどうしたいか』の本心を聞くための説得を受けて本心を吐露している)から、彼に特別な感情を抱く。その後は急速に距離が縮まっていき──
- ラウラ・ボーデヴィッヒ CV:井上麻里奈
第5話のラストから登場するドイツの代表候補生にしてヒロインの一角。使用ISは『シュヴァルツエア・レーゲン』。
色々あってドイツ軍IS部隊の教官であった織斑千冬を今も師仰ぐ銀髪の美少女。左目にはかつて施術された実験の名残たる金色の瞳を隠すための眼帯が付けられている。
敬愛する教官の戦績に泥を塗ったと一夏を敵視して幾度も排除しようと試みるが、風紀委員の三日月に何度も阻まれて遂に一度も果たせぬままに私闘を禁じられ、クラス別トーナメントにて決着を持ち越すこととなる。
トーナメント戦において三日月に徹底的にメイスを叩き込まれる中、ダメージと負の感情により自らすらも把握していなかった乗機の特殊システムが発動し、それに取り込まれてしまう。暴走と言ってもいい状態の中、自らに手を伸ばそうとする三日月の奮闘と救出活動により──
トーナメント戦後、三日月にプロポーズ。異論は認められなかったので、三日月も申し出を受け入れ、二人は夫婦となったのである。(三日月とは幼くしてナノマシンを投与され、戦いの中で育った共通点がある)夫婦の営みには積極的だが、水着は恥ずかしがっていた。
- 更識楯無 CV:斎藤千和
更識簪の実姉。IS学園の生徒会長を務め、学園最強と謳われている。
外側に跳ねたミディアムヘアと常に携えた扇子が特徴。容姿端麗、頭脳明晰、スタイル抜群という完璧超人だが、イタズラ好きな猫のような性格。その言動で織斑一夏をはじめとした専用機持ち勢を振り回している。
原作同様生徒会長の特権を利用して一夏と同室に入り、それを知らない部屋に入った一夏に裸エプロンにしか見えない水着エプロンで「ごはんにします?おふろにします?それともわ・た・し?」と言う発言で一夏と読者に強烈なインパクトを与えた。
・・・のだが、騒ぎ続けた結果同室で眠っていた三日月を起こしてしまう。
その後も部屋の中で一夏にちょっかいをかけ続けた結果、三日月には完全に嫌われ、事あるごとにメイスを振りかざされるように。それでも懲りずに続けているらしく、修学旅行編ではついにトランクケースから飛び出した瞬間叩き潰された(生きてはいるが戦闘不能)ため、アクア・クリスタル(彼女の専用ISである霧纒の淑女のアクア・ナノマシン製造プラント)と思しきものをマクギリスに渡している。
- 更識簪 CV:三森すずこ
更識楯無の実妹。日本の代表候補生。
ヘッドギア(断じてアームド・アーマーの類ではない)を装着した内巻きのミディアムヘアに加え、四角眼鏡(実際は簡易型ディスプレイ)をかけた儚げな少女。
内気な性格であり、当初は他人を寄せつけない雰囲気を醸していた。優秀すぎる姉に対し、凄まじいコンプレックスを抱いている。布仏本音は付き人なのだが、姉の差し金であるを疑っているため、突き放した態度を取っていた。
代表候補生だけあって潜在能力は高く、演算処理や情報解析、空間認識や整備能力などはヒロイン勢で群を抜いている。特異ケースである織斑一夏の「白式」開発が優先され、自身の専用機「打鉄弐式」が用意されておらず、専用機が必要になる行事には顔を出していなかった。
また、本作ではタッグマッチトーナメントのタッグが一夏ではなくオルガになっている。
当初は姉のことを模倣し、独力でISを完成させようとしていたが、四苦八苦する日々を送っていた。一夏に対しては当初こそ恨み節だったが、親身に接してくれる姿勢や同学年の整備科の面々(とキラ)の協力を得て、とうとう「打鉄弐式」を完成させることに成功。
しかしその後、ゴーレムIIIの襲撃事件にて、自分を守る為に決死の覚悟で戦う姉の楯無やオルガの必死な姿を見た事で立ち直り、まだ試験運用もままならない打鉄・弐式を起動させて、四十八発もの誘導ミサイルをマニュアル操作でコントロールするという離れ業を披露し、オルガ達に攻撃する機会を与えるという脅威の能力を発揮した。
その後、「大好き!」と大声でオルガへの好意を伝えるも、オルガの答えは・・・
学園の生徒、教師陣
オルガ、一夏、三日月のクラスメイト。
- 黛薫子 CV:世戸さおり
IS学園の整備科に所属する2年生で、同時に新聞部の副部長を務める。
1年1組のクラス代表就任パーティーの際に取材に訪れ、インタビューを行い記念写真を撮影した。
IS学園1年1組の担任を務める一夏の姉。
世界最強のIS乗りと謳われるほどの実力を持ち、そのげんこつはオルガを一発で単一仕様能力発動に追い込むほどの威力を持つ。
IS学園1年1組の副担任で、元日本代表候補生。使用ISは『ラファール・リヴァイヴ』。
5話でオルガにラッキースケベを提供した。
- マクギリス・ファリド CV:櫻井孝宏
ご存知、厄災戦の英雄アグニカ・カイエルと彼の乗機『ガンダム・バエル』に魅せられて人生を作り上げそして持ち崩した男。何の因果か、お約束かオルガや三日月と同じくIS世界へとやってきた。(オルガにはやっぱり口では言い表せない複雑な何かがあったのかまず一発ぶん殴られている)作中では4人目となる男性IS操縦者で使用ISは『ガンダム・バエル』。
オルガのクラスが臨海学校で宿泊先にした旅館「場亜流」を経営している。(特徴はそこら中に建立されているバエルの像)
いつのまにか知り合った篠ノ之束に自身の乗機であったバエルをISとして復活させるよう頼んでいたり、行動を共にしていたりと本作でも暗躍する。(ノベライズ版によるとクラス別対抗戦の直後に出会っていることと、実態はお互いに牽制しあっていることが明かされており、束に対して自分を殺せばバエルのブラックボックスからMSの技術を世界中に撒くという釘を刺すことも行っている)
「2」ではIS学園に教師として赴任。凰に300アルミリアポイントを贈呈したり一夏の誕生日会にてバエルをすり込もうとしたりした。
亡国機業(ファントム・タスク)
- スコール・ミューゼル CV:平野文
女性幹部。長身で豊かな金髪を持ち、抜群の美貌を誇る。エムやオータムにIS強奪を指示し、事ある毎にIS学園への潜入や襲撃を命令している。
元は米軍に所属していたらしいが、10年以上前に死亡したことになっている。
実は身体の一部を機械に置き換えており、死亡を認定された当時よりも容姿が大きく変化している。そのため、外見に反して相当に高齢である模様。
彼女自身もIS操縦者であり、部分展開の状態で楯無の追撃を振り切ったり、エムよりも速く動いて彼女を制裁しようとするなどの底知れない実力を持つ。
・・・のだが、作風の都合で修学旅行編より前の出番を全てバッサリカットされた。
亡国機業と呼ばれる謎の組織の実働部隊に所属する女性。
ロングの茶髪をした長身美人だが、かなり短気で口が悪い。
学園祭では「IS装備開発企業『みつるぎ』の渉外担当」と身分を装って一夏と接触し、剥離剤(リムーバー)を使用して「白式」を奪おうと目論んだが、三日月の介入により失敗した。
…この人、出たら出たで負けているイメージしかないのはどういうことなのだろうか。
- 織斑マドカ CV:茅野愛衣
一夏達IS学園の生徒よりも若干ながら年若い少女であるが、IS操縦者としての能力は高く、複数の部隊を相手にしても圧倒する実力を発揮する。
性格は冷酷そのもので、好戦的。殺人に躊躇がない上に、薄ら笑いを浮かべながら殺そうとする等、殺人そのものを楽しんでいる節さえもある。自身の能力の高さゆえに他人を常に見下しているが、それが原因で慢心しやすい面があり、思わぬ反撃を受けてしまう事も多い。組織に対する忠誠心は皆無である為に、組織からは監視用のナノマシンを注入されている。
一夏によると、その外見は織斑千冬に異常なまでに酷似しているらしく、マドカ自身は千冬の事を「姉さん」と呼んでいる。反面、一夏に対しては「私はお前だ」と語っており、激しい憎悪と殺意を抱いている。
学園祭のさなか、オータムやマドカと共に突如として現れた「5人目の男」。
一夏とマドカのとある秘密をなぜか知っている。
ある人物とは因縁があるらしいが・・・?
その他の登場人物
篠ノ之箒の姉で、ISを発明した産みの親。(パッと見ると妹とは似ていないが、胸の大きさあたりに姉妹っぽさがある。)
妹である箒の誕生日に自身が開発した第四世代IS『紅椿』をプレゼントしたりと自身と近しい者には親愛の情を見せる(箒からは父母と離れ離れになり、政府からの監視下に置かれる状況に追い込んでしまったために愛憎入り混じった感情を向けられている)が、それ以外の他人には冷淡かつ辛辣。
オルガと三日月やマクギリスと同様にこの世界に転移してきた少年で、束の助手を務める。(ノベライズ版によるとアスランとの一騎討ちの後とのこと)
外伝「 三無を束ねし、煌めきの雲海」では、束の命令で鉄華団の機体データを入手するために、とある無人ISを操る。
登場メカニック
オルガ・イツカが搭乗する専用ISで、別名『王様の椅子』。待機状態はオルガ自身の前髪。
スペック自体は量産機と同等だが強力な単一仕様能力を持つため、積極的に盾として最前線に立つ事ができるが副作用なのか流れ弾がよく命中する。(非展開時も発動するなどISの常識を越えている)
シールドエネルギーによる防御に依存するISとしては珍しい全身装甲(フルスキン)タイプ。(これはバルバトス、バエルも同様)
単一仕様能力(ワンオフ・アビリティ)は気力と体力が尽きない限り復活する『希望の華』。
織斑一夏が搭乗する専用ISで、待機状態はガントレット。
近接格闘を重視した高機動型で武装は『雪片弐型』という剣が一本のみ。
単一仕様能力はシールドエネルギーを消費して攻撃力を高める『零落白夜』。
三日月・オーガスが搭乗する専用ISで、ガンダム・フレームの8号機。待機状態は前世でアトラ・ミクスタから貰ったミサンガ。
第1形態〜ルプスレクスまでの全形態の全武装を呼び出すことが可能なほどの大きな拡張領域(バススロット)を持ち、シャルロットも真っ青になるほどの高速切替(ラピッドスイッチ)で的確に武装を切り替えながら戦う。
主兵装のメイス類や機体そのものの質量と機動力を活かした突撃撲殺殴打戦法は、たとえ最新鋭機であろうと為すすべなく蹂躙されるほどの制圧力を持つ。
日本の倉持技研が開発した第2世代の量産型IS。
主兵装は太刀『葵』。
生徒たちの練習用や教師陣の機体としてIS学園に数機導入されており、その内の一機に篠ノ之箒が搭乗する。
イギリスのティアーズ社が開発した第3世代のISで、セシリア・オルコットが搭乗する専用機。待機状態はイヤーカフス。
1対多を想定した中距離〜遠距離射撃型で、主武装はレーザーライフル。ビット『ブルー・ティアーズ』によるオールレンジ攻撃が最大の特徴。
中国が開発した第3世代のISで、凰鈴音が搭乗する専用機。待機状態は腕輪。
パワー重視の近接格闘機で、武装は青龍刀『双天牙月』とナックルガード、衝撃砲『龍砲』。
クラス別対抗戦の最中に何者かが送り込んだ自立稼働の無人IS。機体各部からレーザーを放つ。
本作ではクラス別対抗戦に乱入する直前で三日月のバルバトスに撃破される。
フランスのデュノア社が開発した第2世代の量産型IS。
生徒たちの練習用や教師陣の機体としてIS学園に数機導入されており、その内の一機に山田真耶が搭乗する。
カスタマイズ性が高く、オレンジのカラーリングが施されたシャルロット・デュノアの専用機は広い拡張領域に無数の武装を収納しており、これらの武装を瞬時に収納・展開する高速切替が得意。シャルロット機の待機状態はペンダント。
ドイツのレーゲン社が開発した第3世代のISで、ラウラ・ボーデヴィッヒが搭乗する。待機状態はレッグバンド。
高出力の機体で、主武装は右肩のレールカノンと腕部のプラズマブレード、サブウェポンにワイヤーブレードを搭載している。最大の特徴は空間干渉にてあらゆる物体のベクトル操作を停止させる『AIC(アクティブ・イナーシャル・キャンセラー)』。
パイロットのラウラ自身が把握していなかった"特殊システム"によって暴走を引き起こすが、その姿は…
篠ノ之箒が搭乗する専用ISで、箒の姉でISの産みの親たる束が自ら設計・開発した白式と対をなす"第4世代"IS。
束が自身の技術の粋を集めて作り上げた最新鋭機で、その性能は『全スペックが、現行ISを上回る』とされる。パイロットである箒に合わせて近接格闘を重視した調整がされており、武装はそれぞれ光線と光刃を放つことができる二振りの刀『雨月』と『空裂』。
マクギリス・ファリドが搭乗する専用ISで、かつて厄災戦の英雄アグニカ・カイエルが搭乗したガンダム・フレームの初号機。
武装は片手剣『バエルソード』2本とウイングスラスターに搭載された2門のレールガン。
アメリカとイスラエルが共同開発した最新鋭の無人IS。
武装は無数に展開するビット。
何者かの手により制御下を離れて暴走し、一夏と三日月と箒の3人で迎え撃つことになるが…
ノベライズ版オリジナルエピソード「インフィニットオルフェンズ外伝 ~三無を束ねし、煌めきの雲海~」に登場する無人IS。
- ゴールデン・ドーン
スコールの専用IS。
- アラクネ
オータムの専用IS。
- サイレント・ゼフィルス/黒騎士
亡国機業が強奪した機体。織斑マドカが装着する。後に束により黒騎士へと改造される。
タッグマッチトーナメントにゴーレムⅢと共に乱入してきた機体。
余談
https://x.com/7ishimon/status/683762856840445952
鉄血のオルフェンズアニメ放送当時のコロコロコミックの兄弟誌(かってのコロコロ世代をターゲットにした青年漫画雑誌、キャッチコピーは『小学生お断り』)コロコロアニキ第4号(2015年11月14日発売)のオルフェンズ特集記事で「クラスで男が僕一人?」というインフィニット・ストラトスをはじめとするハーレムラノベを指していると思わしき煽り文が載っていた。
同記事では「歌で世界を一つに」「空から女の子が降って来る」と別ジャンル・別年代のアニメを指していると思われる表現も見られた。
関連タグ
機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ インフィニット・ストラトス