曖昧さ回避
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概要
「ようこそ、ホテル『ラストリゾート』へ……」
『ルイージマンション3』の舞台となる巨大リゾートホテル。
リゾートホテルに相応しい煌びやかで豪華な内装をしたホテルで、パウダネス・コナーがホテルのオーナーを務めている。
彼女から招待されたルイージが、双子の兄であるマリオやピーチ姫を誘う形で愛犬・オバ犬と共にやってきたのだが……?
実態
キングテレサを信奉するパウダネス・コナーと、彼女によって復活を遂げたキングテレサがルイージをおびき寄せるための罠であり、ルイージとオバ犬が眠っている間に、煌びやかだったホテルは、本来の姿であるオバケホテルへと変貌してしまう。
更にマリオとピーチ姫もキングテレサによってまたしても絵の中に捕らわれてしまい、この事態からルイージはオバ犬や既に捕らわれていたオヤ・マー博士の力を借りて、解決に乗り出す事になる。
ホテルは地下を含めて17つのエリアに分かれており、5階まではいかにもホテルらしい内装を進んでいく事になるが、6階辺りからはホテルの中としては常識外れだったり、物理的にありえないような内装や構造、施設が完備されている。恐らくは、ホテルと呼ぶのは5階までで、6階からはパウダネス・コナーによって手下の個人のマンションとして新たに建築されたとも解釈できる。
実はこのホテルは本来、前作の冒険の舞台であったオバ渓谷のオバケ達と同様に、善良なオバケ達が平和に暮らしていた廃墟でしかなかった。キングテレサとパウダネス・コナーに乗っ取られてしまい、オバケ達もキングテレサによって操られていたのだ。
パウダネス・コナーとキングテレサが倒された後、激戦の影響でホテルは倒壊してしまう事になるのだが、エンディングにて、これまでルイージが集めたコインを使う形でルイージやマリオ達が協力し合ってホテルの再建を行う事になり、『ルイージマンション』の時と同様に、コインの枚数によって再建されたホテルのデザインも変わる事になる。ランクCで1段、ランクBで2段、ランクAで3段のホテルとなる。
なお、オヤ・マー博士とグーイージの二人は、この場所が気に入ったのか、新たなオーナーとしてオバケ達と共にホテルに残る事になった。
ホテル各所
FB2:メンテナンスフロア
ホテル最深部にある下水道と貯水施設。
フロアを管理するモップラーによって度々水攻めに遭い、場所によってアヒルの巨大浮き輪を使っての移動を強いられる事となる。特に水が弱点であるグーイージにとっては難所といえるフロアである。
モップラーを倒した後も、行方不明になったキノピオ、そしてオバキューム強化用のパーツを探しにもう一度ここを訪れる必要がある。
手に入る宝石はスパナ型。
FB1:パーキング
オヤ・マー博士が万が一に備えて持ってきた移動式研究所「ベースラボ」を設置し、「ラストリゾート」の調査と捕まったマリオ達の捜索の拠点。
ここでは偶然鉢合わせたガトレーと戦うことになる。
手に入る宝石はプリンセスカット。
F1:メインロビー
ホテルのロビー。
元は明るく煌びやかな内装であったが、変貌後は不気味な雰囲気をまとった物となってしまっている。
手に入る宝石はブリリアントカット。
F2:アッパーロビー
ロビーの上階。
レストランが設置されており、ムッシュテイシェが料理長を務める。
高級な食材を使って豪勢な料理が作られている様だが、オバケホテル変貌後は、オバケ達が好き勝手に使っている模様。
マリオ達に先んじて捕らわれたオヤ・マー博士もここに幽閉されていた。
手に入る宝石はオーバルカット。
F3:ショッピングフロア
ホテル内のカフェやショップなど、トランプのマークをあしらった5つの店が立ち並ぶフロア。
少しビビリな警備員・ゴロリファットがこのフロアに侵入者がいないか巡回している。
ほとんどの店のシャッターが閉まっているので、シャッターを通り抜けて内部へと入れるグーイージの見せ所。
手に入る宝石はコンケープまたはペアシェイプカット。
F4:ホールフロア
フロア全体が巨大な劇場となっているフロア。
廊下や小部屋には楽器が置かれている他、フロア奥にあるメインホールのステージではナルシェスベンが絶えずピアノを演奏し、バレリーナに扮したオバケ達が踊っている。
また、このフロアにキノピオが幽閉されており、捕らわれている仲間達の中で最初に救出する事となる。
手に入る宝石は音符型。
F5:ゲストルームフロア
パウダネス・コナーによってルイージ達が案内された宿泊部屋。
ルイージ達はパウダネス・コナーにVIPゲストと言う名の下キングテレサの復讐のために招待され、後にルイージ以外全員がキングテレサに囚われる羽目に。
オヤ・マー博士が置いてきたグーイージの入ったカバンを回収するために再度訪れるが、そのカバンを気に入って持ち出したミスリーを追いかけ奔走する事に。
手に入る宝石はトランクやキャリーケースににちなんでか、オクタゴンカット。
F6:キャッスルフロア
西洋の宮廷内を想起させるアトラクションのフロア。
鋭い刃物の武器や重厚な甲冑、剣山や斧などアトラクションにしては危険なトラップが随所に置かれており、フロアの中心にはスタジアムが設置されている。
ホリーボーテ三世がこのフロアを取り仕切っており、彼を模したオブジェや旗が多い。
手に入る宝石は剣型。
F7:グリーンフロア
外からホテルを見ているだけでは想像出来ない位に自然に囲まれた植物園の様なフロア。
巨大な樹木や毒々しいキノコ、そして巨大な食虫植物と、そこにいるだけで危険な植物達が揃っている。
ニワシー博士がこのフロアに住み着き、手に持つジョウロで前作のバクーンに似た植物を生やしながらルイージの進行を妨害してくる。
手に入る宝石は5枚の花びら型。
F8:スタジオフロア
映画を撮影する事ができるスタジオが設置されているフロア。
ジョーノーズが映画を製作しており、彼が嘆き悲しむほど大事にしているメガホンを探す為、ルイージ&グーイージが撮影中の映画の役者になりきりながら進んでいく。
ちなみにこのフロアにはどこかで見たようなポスターやアイツそっくりな雪男の着ぐるみがある。
ほぼ無条件で次のフロアのエレベーターボタンが手に入るためか、この後パウダネス・コナーのペットであるオバケネコが最初の妨害を仕掛けてくる。
手に入る宝石は映画のフィルム型。
F9:ミュージアムフロア
恐竜の化石が多数展示されている博物館の様なフロア。何故か、このフロアにいる時に限り外の天候が荒天となる(ジュラシック・パークのパロディだろうか。)。
フロアの奥には巨大なティラノサウルスを中心に迫力のある恐竜達の化石が展示されたホールがある。
ホネスキーがこのフロアに巣食っており、青キノピオが捕らわれている。
ホネスキーを倒した後のホールには化石の代わりに大量のキャンバスが置かれている。
手に入る宝石は恐竜の足跡型。
F10:デザートフロア
どう考えてもホテルの中とは思えない、砂漠と見間違える程の砂に囲まれたフロア。
巨大なピラミッドが建っており、その中の棺で眠っていたサーペンティスによって地下へと落とされ、その中の仕掛けやトラップ、棺桶からオバケ達が扮するミイラ男達の魔の手を潜り抜けつつ地上の脱出を目指す。
手に入る宝石はトグロを巻いたコブラ型。
F11:マジックフロア
色鮮やかながら、ミステリアスでマジックショーを彷彿とさせる内装の不思議なフロア。
このフロアの主であるニラ・リラ・グラによって、マジックの小道具を用いたトラップや、オバケだけしか行き来できないタペストリーの扉、上下逆さまの部屋など、摩訶不思議な仕掛けや構造が多数施されている。
手に入る宝石はサイコロ型で、よく見ると通常のサイコロのように1から6の数字が各面にある。
F12:ビーチレストランフロア
やはりホテルの中としては有り得ない広大な海や海賊達のアジトを想起させる洞窟の様な内装が特徴のレストランのフロア。
尚、はじめてこのフロアに訪れた際には、フロア入り口に巨大な船のオブジェが設置されて通れなくなっており、本格的な探索をする為にはオブジェを破壊する為に、オバキュームを強化させる必要がある。
キャプテンフッカがこのエリアを根城にしており、きいろキノピオが捕らわれている。
手に入る宝石はやはりというか海賊旗にプリントされるような髑髏型。
F13:ジムフロア
自らを鍛えられるスポーツジムのエリア。
多数の筋トレグッズの置かれたジムやシャワールーム、不思議な鏡のあるヨガルームやプールなど運動するには十分な設備な整っており、上層階の中では比較的普通。
ちなみにこのフロアでは5階同様に、ホテルの外(バルコニー)に出る事ができるが、こちらでは所々で崩壊しかけている箇所があるので要注意。
プールを独占していたマスカルポーロがかなり情け無かったことを埋め合わせるかの如く、オバケネコが再度エレベーターのボタンを奪いにかかる。
手に入る宝石はダンベル型。
F14:ディスコフロア
ディスコで賑わうアメリカやイギリスのストリートを想起させるフロア。
勿論、このフロアのオバケ達は、ディスコホール等でアフロディージェが奏でるミュージックにノリノリで踊っている。
手に入る宝石はヘッドホン型。
F15:ペントハウス
ホテルの最上階。
オーナーであるパウダネス・コナーの住居で、フロア全体がホテル内でも随一の豪華絢爛な設備やレーザービーム等の最新鋭の警備システムが施されている。
フロア各部屋に厳重に保管されている4つの鍵を手に入れる事で、フロア奥にある金庫扉が開け、その先にコナーが待ち受けている彼女専用オフィスへと入る事ができる。
コナーの趣味を反映してフロアの至るところにキングテレサの絵画や像など(一部はどう考えてもコナーの自作としか言えないものも)が飾られており、前述の金庫扉や手に入る宝石もキングテレサ型である。
屋上
コナーのオフィスの奥にある階段を登った先にあるホテルの最上部。
そこへ続く階段は至る所が崩れかかっている。
さらにそこから奥にある梯子を登っていったホテルの真の頂上でルイージを待ち受けているのは…。
オバケ達
ホテル「ラストリゾート」のオーナーである妖艶な雰囲気の女性のオバケ。
キングテレサの大ファンで、彼を復活させた張本人。
キングテレサと手を組み、ルイージを自らが経営する「ラストリゾート」へ招待して彼が連れてきたマリオやピーチ姫が絵の中に閉じ込められる様仕向けている。常備しているパフで所構わず化粧をしており、自分の美しさを磨くのに余念が無いかと思われたが…
リンク先のネタバレ注意。
パウダネス・コナーのペット。
その名の通り猫の姿をしたオバケで尻尾が3本ある。主人譲りでプライドが高いようで、オバ犬にも全く興味を示さない。
普段はごく普通の猫の姿をしているが、ストロボの光を当てられると鋭く長い爪を生やした怖ろしげな化猫や猛獣の姿へと変貌を遂げる。
この姿でも警戒心が強く、だるまさんがころんだの要領で背後を見せながら静止することである程度の接近を赦さないと隙を見せない。
コナー直属の工作員の様に暗躍し、8階と13階の2回にかけてルイージが手に入れたエレベーターのボタンを飲み込んでしまい、探索を妨害してくる。
『ルイージマンション2』のオバ犬のようなポジションだが、あちらは敵か味方かわからない存在に対し、こちらは完全な敵である。
ボスオバケ
特徴が異なる各フロアでルイージを待ち受ける個性豊かなオバケ達。
元々はオヤ・マー博士のコレクションで、パウダネス・コナーがオヤ・マー博士を閉じ込めた際に強奪し、自身の手下として従えている。
各々がエレベーターのボタンを持っており、倒す事でボタンが手に入り、新たなフロアを探索できる。
「ラストリゾート」の案内役で、ベルボーイに扮して忙しく動き回っているオバケ。
ルイージ一行がこのホテルに着いたばかりのときはホテルロビーの受付をしており、オバケとわからないように仮面や長いコートで人間に変装していた。
B1階の地下パーキングエリアにて荷物を片づけていた際にルイージと偶然鉢合わせ、重い荷物を投げて攻撃してくる。荷物は大事に扱えよベルボーイ。
1階と5階のエレベーターのボタンを持っている。
英名は「Steward」(英語で執事やスチュワードを示す言葉であり、普通に人名としても使われる)。
「ラストリゾート」のハウスキーパーを務めるメイドオバケ。
綺麗好きで、ハタキで部屋を綺麗にするのに余念がないという、メイドのお手本ともいえる性格を持つ(見た目はおばさんだが)。
5階のゲストルームフロアで掃除中に見かけた、グーイージの入ったオヤ・マー博士のカバンを気に入り、ルイージに取られまいと飲み込んで各部屋を逃げ回る。
飲み込んだカバンのせいで吸い込めないが、キューバンショットを使ってスラムをすればダメージを与えれる。
3階のエレベーターのボタンを持っている。
英名は「Chambrea」(英語で部屋を意味するchamberの捩り)。
3階のショッピングフロアを警備しているが、小さな物音やビックリ箱にも驚いてしまうほどビビリな性格。オバケがビビリとは一体…
戦闘ではどこかで見たような形の水鉄砲を装備し、フェンス越しでルイージに吸われないようにした状態で戦うが、グーイージが侵入した時には驚いて、激しく巨大な体を動かし回って距離を稼ごうとする。
サングラスを掛けているので、それを壊してからストロボの光を当てる必要があるが、サングラスを吸い込む際に水鉄砲の水を噴射し、距離が近すぎると巨体を活かした押し潰しを行うので注意が必要。この辺は前作のルゴーバに似ている。
2階のエレベーターのボタンを持っている。
転がって移動することから、名前の由来は「ゴロリ」+「fear(恐怖)」+「ファット(脂肪)」だろう。
英名は「Kruller」(このまま読めばドーナツの一種のcrullerの別表記)。
2階のアッパーロビーにあるレストランで料理長を務めるシェフのオバケ。
換気扇も回さずに気持ち良く料理していたところ厨房に入ってきたルイージ達を、料理の邪魔をしに来たと勘違いしフライパンを持って回転しながら襲ってくる。
「料理の命は火力にあり!」という自身のモットーにより、黒煙が出ようが強火で調理を行う。しかしフロアで登場した料理を見る限りどうやらオバケ達には好評のようで、その中でも魚料理が得意な模様。
4階のエレベーターのボタンを持っている。
名前の由来はおそらく「ムッシュ」+「パティシエ」。
英名は「Chef Soulffle」(英語で魂を意味するsoulとお菓子のスフレsouffléの組み合わせ)。
冷静に振舞いながら演奏をしているが、演奏を邪魔されると(文字通り)烈火の如く怒り狂うピアン以上に短気な性格。
ルイージに演奏を邪魔され、ピアノに乗り移って頭上から落ちてきて衝撃波を放ったり、鍵盤を飛ばしてくる。この時の外見は前作の階段に憑依したドゥーエを彷彿とさせる。
6階のエレベーターのボタンを持っている。
4階担当でありながら後述のサーペンティスと一二を争う程強く、間違いなく序盤の壁と言える。
名前の由来はおそらく「ナルシスト」+モデルでもある「ベートーベン」。
英名は「Amadeus Wolfgeist」(ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトとポルターガイストが由来)。
6階のキャッスルフロアでルイージを待ち構えている王様のオバケ。自身のフロアへやって来たルイージにエレベーターのボタンを賭けて決闘を申し込む…が隙あらば後述の槍の魔力を使って隠しボウガンを作動させようとする辺り騎士道精神はあまりない様子。
小柄だが、フロアを攻略したルイージとの戦いでは西洋の騎士を想起させる甲冑を身に纏って巨大な槍と盾を装備し、ブリキの馬に跨ってルイージに戦いを挑んでくる。
7階のエレベーターのボタンを持っている。
名前の由来はおそらく「ホーリー」または「ホラー」+「はりぼて」+「ドン・キホーテ」。
英名は「King MacFrights」(マクベス王の本名Mac Bethad mac Findlaichと恐怖を意味するfrightが由来。)。
植物学者の老人のオバケ。7階のグリーンフロアの主。
手に持つジョウロで急激に成長させた植物でルイージを翻弄し、前作のノロワ~レ大樹にいたバクーンに似た怖ろしげな食虫植物を使って襲いかかってくる。
8階のエレベーターのボタンを持っている。
名前の由来はそのまま「庭師」。
英名は「Dr.Potter」。庭師だから鉢植えを意味するpotが由来か。
なおpotterはこれのように人名にも使われている。
「ああ なんたる悲劇か!このジョーノーズ監督とも
あろうものが 大切なアレを無くしてしまうとは!」
8階のスタジオフロアで映画を制作しているオバケの監督。どことなく某天才映画監督妖怪に似ている。
カイジュウ映画の制作に取り組んでいるらしいが、愛用のメガホンを何処かへと無くしてしまい、落ち込んでいた。
ちなみに無くしたとか言っていたメガホンはものすごく分かりやすい所にあった。スタジオがいくつかあったが、どこに置いたのかを忘れていただけなのか?
メガホンを返すとルイージにスターとしての素質があると見込んで、撮影に協力するよう勧めてくる。
この時戦うのはカイジュウの着ぐるみを着たラウストであり、ボスオバケの中では唯一直接戦わないうえ、ルイージに友好的なオバケ。
9階のエレベーターのボタンを持っているが、撮影後に気前よく渡してもらえる。
しかし、友好的とはいえ彼もオバケなので……というかボスオバケギャラリーをコンプリートするためにはやむを得ないことではある。
ちなみにルイージを主役とした映画は撮影後に編集に入るのだが、その時吸い込まないで放置しておくと、後に完成品として鑑賞することができる。出来栄えは…オバケにとっては傑作ということだろう。
ルイージと戦わず協力してくれる点はマダム・ミエールのオマージュだろう。
名前の由来は恐らく「ジョー(顎)」+「ノーズ(鼻)」。実際に彼の顔は縦長で鼻もルイージ程ではないが大きい。
英名は「Morty」。死んだという意味の英単語だが普通に人名にも使われる。
9階のミュージアムフロアにいる大柄な原始人の姿をしたオバケ。
はじめは巨大なティラノサウルスの化石に乗り移った状態でルイージに襲い掛かり、それが壊されると姿を現して骨を棍棒のように振り回したり、床に叩きつけて衝撃波を放ち攻撃する。
B2階のエレベーターのボタンが手に入るが彼はボタンを持っておらず、額縁に囚われたあおキノピオが持っている。
名前の由来は言うまでもなく「骨好き」。
英名は「Ug」(ホテル用語で好ましくない客を意味するUndesirable Guestという言葉があり、これのイニシャルがUGである)。
B2階のメンテナンスフロアを管理している整備士のオバケ。
ルイージを見るなり、フロアを水浸しにて妨害してくる意地悪な性格。寝ることと黄色いアヒルのおもちゃが好き。
戦闘ではトゲつきのメインタンクの水上で、浮き輪に乗った状態で戦うことになり、ハリセンで攻撃したり機雷を投げてくる。
10階のエレベーターのボタンを持っている。
乗り物で戦ったり爆弾(機雷)を飛ばしたりしているので、『ルイージマンション』のウォンとテッドのオマージュだろう。
名前の由来は掃除用具の「モップ」。
英名は「Clem」。ループ式船外機械closed loop ex-vessel machineのイニシャルが由来か。普通に人名にも使われる。
10階のデザートフロアを住処にしているオバケ。クレオパトラを思わせる古代エジプト風の装い。
気品ある姿とは裏腹にルイージと同じポーズをして待機していたり、後ろから砂を吹き付けて脅かしたりとイタズラ好きな一面も。
砂を自由自在に操り、巨大な拳やメデューサのような4匹のコブラが生える自分の顔のオブジェ、火を吹くコブラを作って攻撃してくる。砂でできた自分のオブジェを吸い込んで崩さないと攻撃のチャンスが生まれない。崩れかけても一旦砂に潜って別の場所に移動したり、球体になってバウンドしてきたりと油断できない。
ちなみにオバキュームから逃げる際はエジプト壁画のようなポーズで逃げる。
11階のエレベーターのボタンを持っている。
名前の由来は恐らくラテン語で蛇(主に毒蛇)を意味する「サーペンティス(サーペント)」から。
英名は「Serpci」。蛇を意味するserpentと美人で有名なネフェルティティ王妃が由来か。
11階のマジックフロアにいる手品師のオバケ3姉妹(多分三つ子)。
道中に現れ、不思議な魔法でルイージを翻弄する。
不思議な空間を作り、シルクハットの中に隠れてトランプなどを飛ばしてくる。
姉妹を一人帽子から引きずり出して吸い込むと、空いたシルクハットに爆弾(ハズレ)を入れてくる。特に残り一人になった場合は爆弾が2つになるうえに明かりが急に消えたりして見分けるのは困難。こうなると運任せであり、加えて黄金の骨を大量に所持すべし。
何気にボスオバケの中で一番遭遇回数が多い。
12階のエレベーターのボタンを持っている。
余談だが、グルグル回りながら異空間に連れていかれたり、終盤になって決着が付きにくくなる点は初代のジャンボテレサに近く、円形のステージはシャドーマに近く、魔法で小さくされたり周囲の道具を飛ばしたりする点はベビーラに似ている。
名前の由来は不明。英名は「Nikki,Lindsey & Ginny」とやはり普通の女性名3セット。これといった由来がないのだろうか。
12階のビーチレストランフロアを根城にする、海賊船長の出で立ちをしたオバケのサメ。
左目に眼帯をつけており、これでストロボを防ぐほか、この中に13階のエレベーターのボタンを義眼代わりに埋め込んでいる。
海賊船の船長でもあり、船(途中までは床、最後は船そのもの)と一体化して襲ってくる。この際、部下のナロストたちが増援としてタル爆弾を投げてくるが、それを何度か喰わせると船から分離する。右鰭のフックが武器で、後に床に潜っての噛みつき突進も披露する。
名前の由来は「キャプテン・フック」+「鱶(ふか)(関西の鮫の呼び名)」。
英名は「Captain Fishook」。Captain Fookと、サメが魚類なのでfishが由来か。
13階のジムフロアにて、プールを独占しているマッチョなオバケ。筋肉を惜しげもなく見せつけてくるほどの自信家。攻略するにはプールの水を抜く装置のレバーを引かないといけないのだが、柵でバリケードされてグーイージでしか行けないうえ、ジムのプールから水球を飛ばしたり、口から水鉄砲を飛ばして妨害してくる。
マッチョのくせにボールを当てられるだけで気絶するなど打たれ弱い上に、体力も60しかなく、終盤戦なのにボスオバケの中では最弱。
キャプテンフッカやニラ・リラ・グラ、サーペンティスとの死闘を潜り抜けていればあっさりしているとも感じられる。マッチョな外見に反してかなり弱いことから恐らくマッディーのオマージュだろう。
14階のエレベーターのボタンを持っている。
名前の由来は恐らく「マッスル」+「マスカルポーネ」+「マルコポーロ」。
英名は「Johnny Deepend」(ジョニー・デップと、水にちなんでdeep、そしてendが由来。
14階のディスコフロアでノリノリな音楽を奏でる女性のオバケDJ。
名前の通り、目が隠れるほどのアフロヘアーが特徴だが、これはカツラでストロボの光を防ぐ優れもの。シンセサイザーみたいな特徴的な声を発する。
ラウストのダンスチームにエレベーターボタンを持たせる為、誰がもっているか当てないといけない。グーイージだけで挑むのがオススメ。見事エレベーターボタンを当てると、次は自身が打って出て来る。
戦闘ではレコードを投げつけてきたり、高速回転して攻撃してくる。
最上階である15階のエレベーターのボタンを持っている。
pdfから印刷できるパンフレットを見る限り、最新機器よりレコード派らしい。
名前の由来は「アフロ」+「DJ」+「アフロディーテ」。
英名は「DJ Phantasmagloria」(イタリア語で亡霊を意味するphantasma、gloryが由来か)。
オバケ
「ラストリゾート」を住処にしているオバケ達。
どれもルイージを見るなり悪戯を仕掛けて襲いかかってくる凶暴な性格をしているが、オバ渓谷にいたオバケと同じように、実は正気を失っているだけで、本来の性格は友好的。
姿形や戦闘の特徴を見てみると、オバ渓谷に暮らすオバケとよく似た特徴を持っているものが多い。
またテラータワーのボスオバケは彼らの色違いという点も共通しているが、今回は「ユニークオバケ」と呼ばれている。
にっこりした青色のオバケ。今作の代表的なオバケで、前作のルノーマの様に道具を駆使してオバキュームのストロボを防いだり、攻撃してきたりする。
ホテルの従業員でもあり、ホテルマンやメイドなどの役職に就いている者もちらほら。
名前の由来はおそらく「Laugh」。英名は「Goob」(恐らくghostと初心者を意味するnoobが由来)。
- ミニラウスト
小サイズのラウスト。集団で襲い掛かり、体を回転させて攻撃を行う。
ストロボの光を当てるだけで簡単に吸い込める。
- ジュエルラウスト
ポリゴンのような体を持つ、宝石を取り込んだラウスト。
現れると逃げ回るうえに吸い込めないため、スラムを使って倒す。
宝石を集めるには必ず倒さないといけない存在。
- ゴールドラウスト
金色に輝くラウスト。以前の作品のリッチヤプーやリッチルノーマのように金目のものを取り込んでおり、吸い込んだりスラムしたりすると大量のコインや延棒が手に入る。
現れると逃げ回り、一定時間経つと逃げてしまう。
力自慢の赤色のオバケ。前作のルブリーに似ているが四角い。
怒るとドラミングした後に突進攻撃や押しつぶし攻撃を繰り出してくる。
巨体のために正面からは吸い込めないので、後ろに回ったり、突進攻撃の際に倒れた隙を突いて吸い込む必要がある。
脳筋なのか、洗脳解放後に渡されたヘルメットを食べてトリストから呆れられた。
名前の由来はおそらく「Angry」。英名は「Hammer」(急加速するというスラングがあるhammerが由来)。
- ミニアンスト
小サイズのアンスト。集団で襲い掛かり、腕を回転させて攻撃を行う。
攻略法はミニラウストと同じ。
ひょろ長い黄色のオバケ。前作のルハイドのように物に隠れ、物体を投げつけて攻撃をする。また透明で移動する点はルポルタ、バナナの皮をまき散らす点はナバーナを継承している。
動きも素早いので、見つけた際に驚いた隙を突こう。
名前の由来はおそらく「Narrow」。英名は「Oozer」(滲み出るというoozeが由来)。
長い腕を持つ紫色のオバケ。前作のルスニクのようにルイージの背後に忍び寄り驚かしてきたりキノピオを連れ去ろうとしてくる。また前々作のトッキー譲りで拘束する力を身に着けるようになった。
名前の由来はおそらく「とりつく」または「tricky」。英名は「Slinker」(忍び足をするというslinkが由来。腕が伸び縮みするためshrinkともかけているのか。
先が二つに割れた青色の長い舌を持つオレンジ色のオバケ。ドアに立ち塞がっており、長い舌でルイージを攻撃しようとする。
ダブルスラム一発で倒せる。前作のルクリパに近い。
名前の由来はおそらく「area」。英名は「Trapper」(出て行こうとするところに設置される罠だから十中八九trapが由来だろう。
余談
ラストリゾート(last resort)は直訳すると「最後のリゾート」だが、慣用句として「最後の手段」の意味も持っている。
リゾートホテルであると同時に、ルイージに煮え湯を呑まされてきたキングテレサがパウダネス・コナーの手まで借りて用意した「最後の切り札」でもあることを考えると、その存在意義に合った素晴らしいネーミングであると言える。
最終的にキングテレサが撃破されると同時に建物は崩壊したので、キングテレサの力ありきの施設だったのかもしれない。また、キングテレサの「切り札」が崩れた(文字通り)という解釈もできる。