イゾウ
いぞう
“世界最強の男”として名高い四皇の海賊“白ひげ”ことエドワード・ニューゲート率いる白ひげ海賊団で16番隊隊長を務めた男。“新世界”の鎖国国家「ワノ国」の出身で、女形のような姿をした二丁拳銃使い。
かつてはワノ国の郷の一つである「九里(くり)」の大名・光月おでんの家臣であったが、白ひげの船に乗り込もうとするおでんを止めるためにモビー・ディック号に乗船。そのまま船に馴染み白ひげの仲間に加わることになった。
女形の装いや、他の船員に比べて華奢な印象を受ける体格だが、「ワノ国の侍」として非常に勇猛果敢な性格で、海軍本部(当時)のあるマリンフォード頂上戦争においても三大将を相手に決して臆することなく戦った。
かつて孤児となっていたところをおでんによって救われ、更には九里の再建に協力したことで兄弟共に家臣(侍)として取り立ててもらった経緯から、おでんへの敬愛は強く、それ故に、おでんの乗船を諦めさせようと無理難題を課して苦しめた白ひげのことを当初は嫌悪していたが、数年間共に航海する中で打ち解け、他の船員同様に「親父」と呼び慕うようになった。
おでんがロジャー海賊団と共に“歴史の本文(ポーネグリフ)”を解読する旅に出ることを決めた際には「この船が好きだから」という理由で白ひげ海賊団への残留を申し出ており、白ひげや仲間たちに強い愛着を抱いていた模様。その後、最後の島上陸を果たしたおでんから、ロジャーを介して「白吉っちゃんをたのむ」と伝言を受けてからは、故郷に帰らず現在まで白ひげの船員として活動していた。
「『大将』一人に止められてんじゃねェ!! 一緒に来い!!!」
おでんの家臣の頃は銃と刀を使用していたが、現在は帯刀しておらず二丁拳銃を武器に戦う。その実力は多数の敵に囲まれると流石に負傷してしまうが、囲っていた敵をすべて倒し、負傷した状態でマスクをつけたCP‐0の構成員と戦えるほどである。
ワノ国にいた頃は刀を使っていたが、あまり剣術は得意ではなかった。
(ただ康イエの計らいにより錦えもん達と日々鍛錬を積んでいたので多少なりとも腕はあると思われる。)
しかし射的は百発百中の腕前で、白ひげの船で余興で見せたところ、ビスタからその腕前を褒められ、主君を守るために刀を捨てて銃を使うようになったとのこと。
(ただし、頂上戦争終戦時には刀を携えている姿が描写されている。)
舞踊を生業とする「花柳流(はなやなぎりゅう)」家元に生まれ、弟の菊の丞と共に、幼少期より舞踊の手ほどきを受けながら育つが、あるとき父親が罪人として裁きを受けて一家離散してしまい、以降は菊の丞を連れて「鈴後(りんご)」で路上芸をしながら暮らすことになる。見窄らしい姿で懸命に舞を踊る二人へ行き交う人々の反応は冷たく、満足に食事にもありつけない極貧の生活が続いた。
41年前、父親である時の将軍・光月スキヤキに勘当されたおでんが、九里を目指す旅の道中に鈴後を経由し、彼らの野宿の際に作っていたおでんを勝手に食べたことで飢えから救われ、以降はおでんを慕って兄弟共々勝手に家来となる。
おでんが九里にてアシュラ童子一味を懲らした後、九里を復興させる計画に協力。2年後、その功績によりスキヤキから九里大名の地位を与えられたおでんにより、これまで復興に尽力した家来たちと共に大名家家臣として“侍”に取り立てられる。
30年前、白ひげ海賊団の船が九里の伊達港に漂着。長年海外へ出てみたいと考えていたおでんはすぐさま船長の白ひげに出会うと乗船を希望するが断られ、イゾウら家臣団もこれを引き止めていた。
しかし二週間後、夜中にこっそりワノ国を出港しようとした白ひげ海賊団の行動を読んでいたおでんは、「厠」だと嘘をついて城を抜け出し、鎖分銅を船に巻きつけ乗り込もうとした。
そしておでんの嘘を真っ先に見抜いたイゾウは、彼を追って咄嗟に背中にしがみつき、二人はそのままワノ国を出立することになる。
白ひげは、そこまでやるなら海賊のやり方でいかせてもらうと、船員たちに命じてイゾウだけを船に担ぎ入れると、おでんに対し丸三日間その鎖を手放さなかったら乗船を認めるという条件を突きつけた。縛られながらも反発するイゾウをよそに、おでんはこれを了承。以降、おでんは連日船に引きずられ、ときには岩礁や海獣による危険に晒されながらも耐え続けるが、その姿を見守るしかできないイゾウは、敬愛する主君にこのような責め苦を与える白ひげに怒りを顕にし、涙ながらに嫌悪の言葉を向けた。
おでんは三日間達成一時間を切ったところで女の悲鳴を聞きつけ、鎖を離して近くの島に駆けつけてしまう。
しかし、おでんの乗船に最も難色を示していた白ひげに、女一人を助けるためにチャンスを棒に振るおでんの器量を認められて乗船を許されることとなり、助けた天月トキ(後に彼の妻となる光月トキ)、おでんが白ひげの船に乗り込むと予想して同行するため密航していたイヌアラシ・ネコマムシと共にイゾウも正式に白ひげ海賊団へと迎えられた。
その後、おでんはトキと結婚し、28年前には第一子光月モモの助が誕生。この期間のうちにおでんもすっかり海賊として有名人となっており、イゾウは常々、奥方やご子息のためにも早急に帰国するよう進言していたが、おでんからはまだ踏ん切りがつかないとして拒まれ続けることになる。また、船員の増加に伴って組織を隊に分割する方針が立てられ、おでんは(初代)二番隊隊長に、イゾウは16番隊隊長に就任した(ただしイゾウの隊長就任はおでんの就任より更に後の可能性がある)。
26年前、ロジャー海賊団との交戦後に催された宴会の席において、相手方の船長ゴール・D・ロジャーの誘いを受けたおでん一家は、一年間の条件付きで彼らの船に乗り込むことを決意。このときイゾウは白ひげへの義理立てや白ひげ海賊団への愛着から船に残ることを申し出ており、おでんからも「お互い海賊なんだから自由にやろう」と許しを受けたため、一年後の再会を約束して別れることになった。
……なお、イゾウはイヌアラシたちも白ひげの下に残ると踏んでいたようだが、二人は例の如くロジャーの船に密航しておでんたちについていってしまい、結局一人で白ひげ海賊団に居残ることになってしまった。
1年後(25年前)、おでんたちロジャー海賊団は偉大なる航路の最果てである“最後の島”に上陸する偉業を成し遂げ、間もなく船長命令で解散することになる。おでんはそのままロジャー海賊団の船でワノ国に戻ったが、イゾウは一味解散後に白ひげを訪ねてきたロジャーから主の伝言を預かり、以降も白ひげ海賊団の船員として活動した。
第1部『超新星編』
事実上の本編初登場となったのはマリンフォード頂上戦争編で、白ひげ海賊団の仲間であるポートガス・D・エースを救うため、船長である白ひげや他の隊長たちと共に海軍本部&王下七武海連合軍を相手に戦った。しかし、海軍大将“赤犬”の手でエースは殺害され、白ひげもまた、裏切り者であるマーシャル・D・ティーチ率いる黒ひげ海賊団の手にかかり命を落とすことになる。その後、心身への多大なショックで危篤に陥った「エースの弟」ルフィをなんとか戦場から脱出させようと、マルコや他の隊長たち一丸となってルフィを守り抜いた。
終戦から1年後、白ひげ海賊団の残党達と共に、黒ひげ海賊団を相手に「落とし前戦争」を勃発させるが、能力者の力を封じてしまうヤミヤミの実、さらには白ひげから奪ったグラグラの実の能力を持つティーチや、インペルダウンLEVEL6から解放された選りすぐりの船員たちの前に大敗し、他の仲間達共々、その後の消息を絶った。
第2部『新世界編』
ゾウ編において、打倒カイドウのために麦わらの一味・ハートの海賊団・モコモ公国の同盟が結ばれ、ネコマムシはさらに協力者を増やすため、白ひげの故郷スフィンクスで暮らすマルコの下を尋ねる。共に冒険した当時を懐かしむ両者であったが、マルコは先の落とし前戦争により白ひげ海賊団が散り散りになってしまったことや、“白ひげの息子”を名乗るエドワード・ウィーブルが遺産を狙ってこの故郷へ攻め入ろうとしている現状を説明。しかし、同志でもあったおでんを死に追いやった仇敵カイドウを討つことにも、頂上戦争で散ったエースの弟ルフィを助けることにも快く応じ「遅れるが必ず行く」と約束を交わした。
そして、赤鞘たちが討ち入りを決めた火祭りの夜当日、既に錦えもんたちがカイドウのいる鬼ヶ島へ攻め入っている頃に、ネコマムシとマルコは同じタイミングでワノ国に到着。国の玄関口である滝を昇っていたビッグ・マム海賊団の船を再び転落させる。
そんな彼らの傍らにはイゾウの姿もあった。
実はマルコは落とし前戦争後も彼の居所を把握していたらしく、ワノ国へ乗り込む上でおでんの旧臣でもある彼を誘っていたとのこと。大凡の外見は2年前と変わっていないが、右眉尻には2年前にはなかった切り傷跡があり、背中にはコート、手には手袋を着用しているなど、以前よりも風格が増した雄々しい姿となっていた。
ネコマムシが先に鬼ヶ島に向かっているイヌアラシと通信し、現在の戦況やこれからの作戦について伝え聞き、彼らが向かっている島の裏門にて落ち合うことを約束。飛行能力を持つマルコにネコマムシ共々運んでもらい、実に30年ぶりに弟や同心たちと再会を果たした。菊の丞も当時はすでに割り切った様子を見せていたが、兄の姿を確認すると子供のように大泣きし、暖かく彼を迎え入れた。
その後、マルコは移動中に海上にて見かけた怪しい影を警戒して飛び去り、イゾウは表門から潜入した錦えもん・傳ジローを除く赤鞘たちと共に裏門を潜ろうとするが、オロチの内通者であったカン十郎改め“黒炭カン十郎”と百獣海賊団の軍勢、更にはカン十郎が能力で生み出した二体の首なし武者が待ち受けていた。自身らを裏切り、尚且つ幼いモモの助をいたぶったことや、彼が今正にカイドウの手で処刑されようとしていることなどを嬉々として語るカン十郎に静かな怒りを抱きつつも、一行は飽くまでも冷静に眼前の敵へと焦点を定め戦いに及んだ。
カン十郎たちを倒して間もなく、別行動で表門から廻って裏門に到着した錦えもん・傅ジローと再会。イゾウの姿を見て驚く二人だったが、すぐに笑顔で握手を交わし再会を喜び合い、同時に錦えもんから「ここでいいのか?死に場所は」と覚悟を問われると「もう死に損なうのは御免だ」と力強く応えた。奇しくも生前のトキが最期に詠った予言の言葉通り、赤鞘の8人にイゾウを加えた「九つの影」は、共に裏門をくぐりカイドウの元へと急いだ。
磔にしたモモの助を処刑せんとカイドウが金棒を振り上げたその瞬間、錦えもんたちは彼らの背後の壁を切り破って突撃。驚く大看板たちの中で即座に構えたキングの刀を銃ではじき飛ばし、先頭を切ってカイドウの胸ぐらに飛び込む錦えもんや傅ジローたちを援護した。
屋上で始まった決戦では弾斬丸でカイドウの注意を引くことで赤鞘の侍を援護し、錦えもんたちの桃源十拳がカイドウの古傷に直撃するもカイドウの傷は開かず、一方的に蹂躙されてしまった。
カイドウが能力で鬼ヶ島を飛ばし始めたあとに屋上に到着した最悪の世代にカイドウを託し、赤鞘の侍はトラファルガー・ローの能力で城内の宝物殿に避難させられる。
その後、何者かの手当で僅かながら回復。戦線に復帰しようとするが、目の前に死んだはずのおでんが現れる。しかしその正体は意識を取り戻していたカン十郎が遠隔操作していた絵であり、偽物であった。偽物の自爆攻撃を阻止するためにアシュラ童子が犠牲になってしまった。
その後宝物殿を抜け、遭遇した大看板のジャックと福ロクジュはそれぞれイヌアラシと雷ぞうが引き受けたことでイゾウたちは城を進む。そして、各地に戦力を分散させるためにイゾウは河松と共にライブフロアに向かった。
ライブフロアに到着後は限界を迎えていたマルコを救出し、しばらく戦い続けていたが途中で「城を燃やしながら進み続ける妖怪」が出現したことを耳にする。妙な胸騒ぎがしたイゾウはマルコの協力の元、再び城内へ向かう。
その結果、1階の屋根裏で重症を負った錦えもんと菊の丞を発見。彼らを取り囲んでいた百獣海賊団を時間稼ぎのために相手取り、救護に駆けつけていたウソップに二人を託す。
自身は更に負傷を重ねてしまうも何とか敵を仕留め、屋根裏から脱出するも、今度はニコ・ロビンを追うCP‐0に遭遇。麦わらの一味に用があるCP‐0はイゾウを見逃すことにしたが、イゾウ本人は麦わらの一味を狙うCP‐0を見逃すことはできず、彼らと戦闘になる。刺し違える覚悟で挑んだ結果、CP‐0のマハを撃破し、自身もダウンした。アニメではその戦闘シーンがより詳細に描かれており、ゲルニカとマハの2人同時に相手取るが、指銃を食らい続け体力も限界に近づき、マハの指銃を受けた瞬間に逃がすまいと彼の腕を掴み拳銃で撃ち抜き、マハを撃破し自身も倒れダウンした。
そしてマハとの戦いでの負傷が原因か、カイドウとの戦いの後、死亡したことが判明した。弟や同志達、そして故郷を救いおでんの仇を討ってくれたルフィと生きて再会することは、残念ながら叶うことはなかった(兄が死に弟が生き残るという展開は、奇しくもエースとルフィの構図と同じになってしまった)。
その後「おでんや他の英雄たちと共にワノ国に祀りたい」という錦えもんの頼みに対し、白ひげ海賊団の一員として長年共に過ごしたマルコが「故郷の土が一番」と承諾している。
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麦わらの育ての親は白ひげ海賊団16番隊隊長の恋人~11~
こんにちは!紫愛(shia)です!! ※ 今回かなり口調迷子で、解釈違いも凄まじいです… n番煎じ、誤字脱字も変わらずですが、完全主の世界線で妄想増し増しなのでそうはならんやろ展開が続いております! 本当に、何でもどんとこい!と思える方のみお進み下さい!※ やっと書き上げられました〜🙇♀️! 長らく更新止まってすみませんでした!! 今回とても長くなってしまいました…… これでも詰めれる所は詰めたんですが……すみません… お時間ある時にぜひ目を通して貰えたらと思います✨ また、前回過去編でイゾウさん登場させられなかったので後半はイゾウさんと八重華の絡み多め(かも)です! 少しでも楽しんで貰えたら幸いです( ´ࠔ`* )!! それでは!大丈夫だと思えた方!行ってらっしゃいませ! イゾウらぶ〜(* ᴗ͈ˬᴗ͈)”19,608文字pixiv小説作品 - OP夢 単発集
あなたの隣にいられること
イゾウ生誕2023 イゾウと薬師の女の誕生日話 前作読んでなくても読めると思います🫶🏻 前作:恋に恋焦がれて https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=20338690 マルコ夢side:私の秘密 https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=20341211 マルコ夢side誕生日話:Will You Marry Me? https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=20788442 ⚠️誤字脱字は目を瞑ってください。 ⚠️妄想1000000% ⚠️夢主もしゃべります。 ⚠️ネームレスですが、シリーズに入れてあるため名前変更機能が出ています。ご了承下さい。 Twitter https://x.com/ena5op/status/1712483285417554219?s=46&t=nB5msMPsoAxnsK67C4X-Rw Wavebox https://wavebox.me/wave/79dwftkad9y4l11t/8,979文字pixiv小説作品 - 蒼イ月ヲ想フ華ノ名ハ
第三十二章 ~光源~
「本当に悪かった。」 「げほっ!」 初めましての方も何度目かの方も、こんばんは。 こちらの小説はワ○ピースの二次創作になります。 マルエー花魁パロ。 限りなく腐向け、キャラ崩壊、女々しいA―ス君。 CPはマルエー・サチイゾ・サボ→エー。 地雷のある方はご注意下さい。 時代背景や風習等、実際と異なる点があると思います。 あくまでパラレルワールドだと、思って頂けると幸いです。 相変わらずの更新頻度。すみません・・・ このストーリーも、残すところ、後一話です。 バドエンにするつもりは無いですが、スッキリ終わるか?と言われると・・ 花魁シリーズ、実は三部作です。 現在二部作目の話を絶賛執筆中。(めちゃめちゃ進まない) 実際書きたかったのは、今のシリーズなので・・(^▽^;) 書いてて面白いか?と自問自答の日々です。 一応このストーリーだけでも完結するので、これだけでもいいかなぁ・・と思う。 でも組曲は出してるしなぁ・・と。 とりあえずはこの話を終わらせまーす。 フォロー、いいね、ウォッチリストありがとうございます^^ とても励みになってます。がんばりまぁす。4,445文字pixiv小説作品 前世で恋人だったら今世でも結ばれるんじゃないの
少し悲恋気味なので苦手な方はご注意ください。長編のモチベに短編を書くのが癖になっています。イゾウさんの口調確認のためにワノ国編を軽率に読み返してしんどくなっていました。 感想等ございましたらこちらに!励みにさせて頂きます。 お返事はtwitterでしておりますので、よろしければご確認ください。 https://marshmallow-qa.com/robotno?utm_medium=url_text&utm_source=promotion11,057文字pixiv小説作品- イゾウ隊長!僕を見てください!
イゾウ隊長!僕を見てください! その9
マルコ「よぉ、2年ぶりだねぃ」 主「うん2年ぶり」 マルコ「さぁ…言い訳を聞こうかよい」 主「ごめんなさいごめんなさい!本当に悪いとは思ってるんです!許してください!」 レイ「あの人は…俗に言うてダメ人間ってやつなんですかね?」 ハルタ「レイ…それは本人の前で絶対言っちゃダメだよ…」 2年近く放置してすみませんでした! 正直に白状します…原神と崩壊スターレイルに浮気してました ごめんなさい! 亀もびっくりレベルの投稿ペースですがこれからも頑張りますんでまだ殺さないでください!2,016文字pixiv小説作品 マルコとイゾウ短編集
直接的な表現はありませんが、事前と事後表現があります。観覧注意。 マルコとイゾウは友情の延長線上でイチャイチャしててほしい。対等な関係性最高。小ネタが溢れてとまらないのでメモ代わりに書いておく。3,697文字pixiv小説作品- ワービーストより、心を捧ぐ
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これは某ゲームで全てが決まる異世界産ケモ耳少女が海賊蔓延る世界にトリップするお話です なるべくワンピースさえ分かれば読めるように書いてますが、続き物なので最初からの閲覧をお勧めします 前回も沢山のコメントとスタンプありがとうございました 絵文字もとんでもなく貰えてビックリしました。あと、初めてタグもつけてもらえてすっ転ぶくらい嬉しかったです 前回反響が多かった地獄のレベルが今後もあるかは分かりませんが、主人公には今後も頑張ってもらう所存なので、どうぞ応援していただければと思います ※おまけ 「ああ、死に損ねちまったみてェだな……」 頂上決戦から何とか逃げ果せた白ひげ海賊団で、最も負傷していた白ひげが5日ぶりに目を覚ました。ようやく新世界に帰還して疲弊しきったクルーたちだったが、親父が一命を取り留めたことで一気に活気づく。 「…なあ、エースを助けた黒マントのやつ、今どこにいる?」 エースや息子たちの無事を聞いて、縄張りの島々の状況を聞いて、次に白ひげが訊ねたのは戦争に現れた謎の人物についてだった。エースや親父を助けてくれた事に感謝しつつも、ぶん投げられたせいで着地が上手くいかず両者とも気絶した状態で運ぶ羽目になった、クルーたちにとって何とも言えない人物である。 「あいつか? それがよく分かんねェんだよい。何せ全員逃げることに精一杯だったからな。一部のやつによると途中で血を吐いてエースの弟と一緒にルーキーの船に乗ったらしいが、真相は分かってねェよい」 「あいつを、何とかして見つけておれの前に連れてきてくれねェか」 「あいつを? んな無茶な! これから白ひげ海賊団は縄張りを含めて否応なく狙われる。そんな暇ねェよいオヤジ」 「頼む。どうしても、おれァあいつに会わなきゃなんねェんだ」 ──死ぬ前に、どうしてもアイツに。 そう、親父は頼んだ。ならば息子として応えねばなるまい。終わりの近い親父の願いを皆叶えてやりたかった。 クルーは全員ボロボロだ。船だっていくつも燃やされた。それでも傘下と総出で縄張りを守りながら懸命に捜索したが、探し人は見つからなかった。そうして3ヶ月が過ぎ、ついには白ひげの命が先に燃え尽きた。 享年七十二歳、息子として愛した家族に囲まれた中での大往生。どこかのバカ娘が望んだ通りの穏やかな最後に、白ひげは笑って逝った。 「オヤジが死ぬ少し前、全員少しずつ話す時間もらったろ。お前、オヤジと何話したんだよい?」 酒と笑顔と涙で白ひげを見送った後、墓の前に一人いたイゾウにマルコは話しかけた。同い年で同じ隊長で、少年時代からの付き合いだ。最後に呼ばれたイゾウの様子があの後からおかしいことには気づいていた。 「……オヤジがずっと探してたやつのこと、これから先も見つけたら助けてやれって言ってただろ」 「ああ、結局、ありゃあ一体誰だったんだろうな」 「──あれ、イオリかもしれねェんだと」 「…何だと?」 イオリが船を離れてもう20年以上が経つ。赤髪からイオリからの手紙をもらって少し経った頃にはワノ国の報道も届いて、あの時のイゾウの荒れ方は見ていられないものだった。それでも、時間をかけて立ち直って隊長にまでなったというのに、今さら何で。 「それ、本当なのか?」 「確証はねェが確信してるってオヤジは言ってた。……オヤジがぶん投げられる前、あいつと何かで話してただろ。あの時、本当は頼み事があってオヤジに会いに来たって言ってたらしい。あれがイオリなら恐らくはワノ国絡みのことだろうと」 「それでオヤジは“見つけたら手助けしろ”って言ってたのかよい」 「多分な」 戦場に現れたヤツは海軍大将に渡り合うほどに強かった。マルコたちには戦闘員でなかったイオリがあんな風に戦うとは信じられないが、身体能力が優れていたことはあの頃の船にいた誰もが知っている。可能性はあるだろう。 「このこと、他のやつらにも周知するのか?」 「いや、恐らくは内密にしたほうがいいだろう。あれが本当にイオリだったならあの場で誰にも正体を明かさなかったことに理由があるはずだ。それに、赤髪は何か知っている素振りをしていたがオヤジにさえあいつについて何も告げなかった。もしイオリ自身が口止めしてたのなら、大多数に認知されると困るってことだろ」 「なのにおれに話したってことは、白ひげ海賊団としての捜索は続けるよう指揮を取れってことかい?」 「正解」 船長亡き後、それでも守るべきものがある白ひげ海賊団は早々に解散するわけにはいかない。ならば、指揮系統のトップを任されるのは一番隊隊長のマルコだ。故にイゾウはマルコにこのことを打ち明けた。そこには長年の信頼も含まれているのだが、それを口に出すような仲ではない。 「とはいえ、本当にウチに頼みたいことがあるならあっちからくるだろうよい。そのうちオヤジの訃報も世界に流れる。律儀なイオリのことだ、オヤジの墓参りをしに来るさ」 「……ああ」 「……あいつなら、いいなァ」 海が見渡せる場所に作った親父の墓を、遠く見つめるイゾウの横顔をマルコは横目で盗み見て考える。今になって降って湧いた可能性に、こいつは何を思っているのだろう。 もしあれが本当にイオリで、要件がワノ国絡みだったなら。次こそイゾウは戦いに行くのだろう。そして、それは自分たちも同じだ。 おでんという家族を殺したカイドウ達を、親父や古株は許していない。今回の戦いで功績を挙げたイオリの頼みならば傘下の者も皆進んで手を貸そうとするだろう。次の戦いまでに海賊団としての機能を立て直さなくては。 「(──なあ、本当にイオリなら、早く来いよい)」 エースが討たれそうになった時、オヤジが殺されそうになった時、お前がおれ達に希望をくれた。なら、今度は俺達がお前の希望になってやる。20,986文字pixiv小説作品 - 【ONEPIECE】夢小説 短編集
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長曽祢とおでん 陸奥守とイゾウ
気に入らないと思った方はそっとブラウザバックお願いします。 注意書きにもありますが、設定捏造、知識の偏り多数。土佐弁分かりません。あとイメージ的にイゾウさんはおでん様が一緒にいたときはまだ丁寧な言葉使ってそうと勝手に考えました。 キャラ崩壊、解釈違いひどいかもです。 あとタイトルの才能ほしい。途中でいいのが思いついたら変えるかもしれません。 パクリのつもりは一切ありませんが、もし似たような作品の方がいらっしゃったらすみません。 読者の皆様へ ブックマークとフォローをしていただき誠にありがとうございます。 後半に今まで無かった設定と今後の展開を書いているので良ければご覧ください。 ただし、今後の展開については、この物語自体のネタバレにもなっていますので、ご注意ください。8,395文字pixiv小説作品