概要
株式会社遊ネットより2014年8月に配信開始。ジャンルはロールプレイングゲーム。
2014年8月よりiOS版が先行配信、Android版は遅れて10月に配信開始された。
5人の色分けされた魔法少女と協力して悪の野望を打ち砕くという、変身ヒロインの王道を行くストーリーなのだが、その絵面が「どう見ても『スマイルプリキュア』です、本当に(ry」である、として話題になっている(実際には複数要素が混在するのだが、それについては後述)。
本家『プリキュア』のゲームにおいて、ガッチリしたストーリー形式のタイトルは実は少数派だったりするので、何気にヘビーゲーマー志向のプリキュラー達にとって心の隙間を埋める存在となっているとかいないとか。
動作環境
iOS/Android共に、OSヴァージョンは4.0以上、インターネット接続環境必須。
ストーリー
妖精世界"フローラルランド"より生まれた闇"ゼノン"。
人間世界の1人の少女が"ピクシープリンセス"となり、それを封印した伝説の戦いから300年後……
フローラルランドを再度の危機が襲う。
解けた封印、そしてゼノンの復活────!
ゼノンは妖精世界の女王"フローリア"を討ち倒し、更なる力を求めて人間世界への侵攻を始める。
…だが力尽きる前、女王フローリアは最後の力を振り絞り、自身の力を5つの宝石に変え、人間界へと飛ばしていたのだ。
「ピクシープリンセスよ、どうか再び力を貸して……」
2つの世界を巻き込んだ伝説の戦いが、再び始まろうとしていた!
登場人物
※名乗り口上をクリックすると、youtubeに載せられている変身シーンの動画に移動する。
桜井ここあ/ピクシーチェリー
名乗り口上:「心に輝く桜の花!ピクシーチェリー!よーし、行くよ!」
明るく元気いっぱいという、この手の作品でありがちな主人公像。
後先考えずに「とにかく行動あるのみ!」という猪突猛進タイプ。
神宮寺のばら/ピクシーローズ
名乗り口上:「健康きらめく薔薇の花!ピクシーローズ!一匹残らず敵を倒してみせる!」
主人公の住む町にやって来た正義感の強い転校生で、度々怒鳴ってばかりいる。
ツンデレな性格で、陰ではひとりで反省会を行っている。
家族構成は考古学者の両親と姉・神宮寺らんだが、らんは諸事情で現在は入院している。
学業成績はあまり良くない。
葵みなと/ピクシーパンジー
名乗り口上:「水面を彩るパンジーの花!ピクシーパンジー!てーい!みんなを…守りたい!」
引っ込み思案な性格で、戦いは好きではない。
会話に参加しようとしているつもりでも、無口でいることが多い。
家族構成は父の航(わたる)と母のなぎさ。
鳳つばさ/ピクシーガーベラ
名乗り口上:「うっしゃー!炎燃え上がるガーベラの花!ピクシーガーベラ!」
5人が通う学校の生徒会長。
由緒正しい家柄のお嬢様であるが、窮屈な家訓に反発して奔放な性格になった。
実家は数代前に没落し、今では広い土地が残っている程度で、しきたりを守ろうとする母とはあまり上手くいっていない。
しおりによれば、歴史は苦手らしい。
百合園しおり/ピクシーリリー
名乗り口上:「行きます!風舞い踊る百合の花!ピクシーリリィ!」
「大和撫子」をいう言葉を絵に描いたような少女。
生徒会では副会長を務めており、つばさのサポートをしている。
おっとりしているように見えるが、時折大胆な行動を見せる。
百合園家は代々鳳家に仕える家系であり、実家は広大な敷地を有している。
5人の中では一番胸が大きい。しかも中学生とは思えないほど。
デイジー
フローラルランドの第二王女。
初登場時点では人間態であったが、人間界ではここあお気に入りのぬいぐるみに憑依し、主人公達と行動を共にする。
「~でちゅ」という語尾の舌足らずな口調で喋る。
主人公(=プレイヤー)
ここあの家の隣に住む主人公。
戦う力は持っていないが、応援パワーでピクシープリンセスをサポートする。
メンバーからの呼称は、ここあからは「○○にいちゃん」(プレイヤーが女性でも)、のばらとつばさとデイジーからは呼び捨て、みなとからは「○○先輩」、しおりからは「さん」付けで呼ばれており、劇中においては中学3年生という位置付けの模様。
本編シナリオ
- 第1話:夢?現実?5人のピクシープリンセス誕生!
- 第2話:要請世界が大ピンチ!私たちが世界を救う?
- 第3話:お母さんを守れ!みなとの一大決心!
- 第4話:5人の絆!ファントムをやっつけろ!
- 第5話:筋肉ムキムキ!ファントムオニブキ登場!
- 第6話:つばさの提案!秘密の特訓で強くなれ!?
- 第7話:小さな勇気!デイジーだって頑張るでちゅ!
- 第8話:ファントムより怖い?恐怖の期末テスト
- 第9話:戦士の休息!みんなで楽しい遊園地!
- 第10話:不敵な笑み!ファントムナルシサス登場!
- 第11話:狙われた記憶!大切なものを取り戻せ!
- 第12話:あの子を止めて!ファントム幹部と大激突!
- 第13話:絶対負けない!正義のピクシープリンセス!
本家との比較
作品として
配色と5人の性格付け(但し、対応関係は一部異なる)から、特に『スマイルプリキュア』と酷似しているが、『スマプリ』では5人全員が中学2年生(かつクラスメイト)であるのに対し、こちらは1年生が1人・2年生が2人・3年生が2人であり、この学年構成は『Yes!プリキュア5』と同じである。
また、モチーフや変身前のネーミング(つばさを除く)、名乗り口上に花の名を採り入れているのは、『ハートキャッチプリキュア!』に共通する。
ビジュアル面では全体的に変身後の露出度が高目なのも特徴で、本家だと1チームに1人いるかいないか、というセパレートのコスチュームをここあ・のばら・つばさの三人が装備しており、ワンピースのみなとも結構背中の空きが大きい。
その為、最もナイスバディなしおりが最もガードが堅い、という実に残念な結果になっているが、その辺りは先々のお楽し…おや、誰か(ry。
キャラクター個々
ここあ - 全体イメージとしては概ね夢原のぞみや星空みゆきの系統。また、シンボルが「桜」(漫画版設定)かつ部活で裁縫をする、という点で花咲つぼみ、チームのサポーターとなる幼馴染の男子が存在する、という点で愛乃めぐみにも通じる。
中の人・洲崎は本家未登場(2014年時点)だが、某作品において出演経験者が演じた主人公と縁の深いキャラを演じている。
のばら - 外見は変身前後ともキュアサンシャイン風(変身前の明堂院いつきではなく)。性格は意外にいそうでいない正統派ツンデレで、あえて言うなら変身後の「ローズ」繋がりでもある美々野くるみタイプか。また、姉・らんの「ある事情」から、氷川いおなとの共通性も伺える。
中の人・竹達はこれまた本家未登場だが、他の三人と同級生である事から、一部で『ハピネスチャージプリキュア!』のキュアハニー役が未公表であった段階において、候補として名が挙がる事もあった。
声・性格・外見も相まって、このネタのまさかの公式化に見えなくもない…。
みなと - 中の人・金元は本家において『スマプリ』の黄瀬やよいとして出演。引っ込み思案な性格は似るが、カラーリングは異なる。色も合うキャラクターとしては『美少女戦士セーラームーンCrystal』の水野亜美がいるが、自身の立場を早い段階で受け入れていたやよい&亜美に比べると、戦いに対しての消極性が際立っている(実は、単に「怖い」というだけではない理由があるのだが、そこはぜひ実際のプレイでご確認頂きたい)。
また、やよいは漫画家志望だがこちらは小説家志望であり、秋元こまちに通じる(「物語を創る」という意味では星空みゆきにも)。
ちなみに母親の名前は「なぎさ」で、本家で「なぎさ」といえば美墨なぎさである。
つばさ - 中の人・戸松は本家において『ハピプリ』の氷川いおなとして出演。ただしこちらは性格・ルックス・カラーリング・属性を引っくるめてほぼ日野あかね。
また、本家における歴代の「良家のお嬢様」のイメージカラーは「青」か「黄」、という定石を打ち破っていたりする。…もしかするとあちらの要素が混ざったのかも知れない。
特定の部活に所属せず、幅広く助っ人として関わる…という点では北条響や相田マナに通じるが、生徒会長と言う立場で将来の夢が総理大臣であることを加味するとマナの方により近い、か。
しおり - イメージカラーと属性、髪のボリュームは緑川なおに通じるが、癒し系の雰囲気や3年生という立場的には秋元こまち寄り。また、他者への接し方(同級・下級生にも敬語)や古風な佇まいは青木れいか、自らも役員として生徒会長をサポートする点は菱川六花に通じる。シンボルが百合である点は月影ゆりと共通している。
中の人・長妻は本家未登場だが、共通するキャストが多い某麻雀アニメに出演している。
その他の小ネタ
限定チャーム「トリックハロウバットの剣」で使える魔法の技名が「このデビルのばらは無敵なんだから!」であるが、これは『ハピネスチャージプリキュア!WOW!』の台詞が元ネタである。
さらに上位種「ハッピーハロウバットの剣」で使える超魔法の技名が「ばきゅーん!ってこっち見んなぁっ!」であるが、これはキュアエースの必殺技エースショットの掛け声である。
同じくハロウィンの限定チャーム「トリックハロウィッチの銃」で使える超魔法の技名が「オーラ、バンバン出てるでしょ!?」であるが、こちらも『ハピネスチャージプリキュア!WOW!』の歌詞が元ネタである。
関連タグ
プリキュア … 偉大なる本家。
中の人同士の主な共演状況
艦隊これくしょん … 洲崎・竹達・金元
ガールフレンド(仮) … 洲崎・竹達・金元・戸松
ソードアート・オンライン … 戸松・竹達
たまこまーけっと … 洲崎・長妻