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ラチェット(トランスフォーマー)の編集履歴

2020-11-11 20:52:14 バージョン

ラチェット(トランスフォーマー)

らちぇっと

『トランスフォーマー』シリーズの登場人物。

タグとしては単なる「ラチェット」の方が登録数が多いため、「トランスフォーマー」や各作品名、その略称とのアンド検索も推奨。

概要

シリーズを通して登場する、正義のトランスフォーマーの軍団サイバトロンオートボット)に所属する戦士の一人。作品によって性格や容姿は異なるが、役職は常に医師(軍医)であり、それに合わせて救急車に変形する。


G1

トランスフォーマー transformers  ラチェット日常茶飯事

CV:ドン・メシック、ウォーリー・バー/吹:江原正士

「ケガ人は黙ってろ、発声回路切っちまうぞ☆」

「では名医の診断をしよう。いいから黙って乗れぃ!」


初代アニメ『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』ではサイバトロンのドS…もとい、心優しき穏やかな医師(看護員とも呼ばれる)として登場。アイアンハイドと同型であり、彼と同じ日産チェリーバネットをベースとした救急車に変形、負傷した仲間を運搬し修理する。技術者でもあり、ホイルジャックの手伝いも兼ねる。


仲間の治療(リペア)だけでなく、最前線にも赴いて積極的に戦闘にも参加するスーパードクターであり、第12話「ソーラーエネルギーを盗め」ではサンダークラッカーに飛び蹴りをお見舞いしている。どうやら格闘戦が得意な様子。また、あのアイアンハイドと同型である為か上記の物騒なセリフを口にする場合があるが、これは仲間を心配するが故の行動であると思われる。


軍医として他にない個性を保っていたのだが、『ザ・ムービー』ではスタースクリームに射殺されてしまう。


玩具


IDW

G1世界のリブートにあたるIDWパブリッシングのコミックでは、人間に初めて接触する案内役として初期エピソードより登場する。展開的に『ザ・ムービー』に相当する『All Hail Megatron』でも死亡することなく生存。後の時系列である『More Than Meets The Eyes』では、老いによる医学者としての腕の衰えの自覚から一線を引くことを決意、ホットロディマス率いる探査チームの一員に加わる。


ロボットモードでの姿は従来のアニメ版とほぼ同一だが、頭部全体が赤くなり、肩の赤十字マークがなくなった(戦闘行為に加わるために相応しくないとの理由)点が異なる。地球でのビークルモードの外観はG1のチェリーバネット型のワゴン車ではなく、米国内でポピュラーなピックアップトラックとなっている(アイアンハイドも同様)。


マイクロン伝説

ラチェット

CV:ブライアン・ドブソン/吹:沢木郁也

「若造、ビビってちびるなよ?」


マイクロン伝説』におけるラチェットはサイバトロンの副官兼メカニック担当で、海外版『Transformers: Armada』ではレッドアラート(Red Alert)と呼ばれている。SUVタイプの救急車に変形。昔は色々あったらしくコンボイとは旧知の仲。ホットロッドには「ラチェットのとっつぁん」と呼ばれている。終盤でマイクロン達の力によりラチェットSにパワーアップするが、前線に出て戦うことは殆どなかった。


中の人はかつて『ヘッドマスターズ』でフォートレスマキシマスを演じており、本作でアルマダコンボイを演じた大川透氏は後に『アニメイテッド』でラチェットを演じており、奇しくも同じ「司令官→ラチェット」という構図になっている。


実写映画版

実写トランスフォーマー・ラチェット

CV:ロバート・フォックスワース/吹:浦山迅

「彼(バンブルビー)はまだ声を出す回路が修理できていないんだ」

「フェロモンレベルから察するに彼は女性との交尾を望んでいる」


実写映画版に登場するオートボットの心優しき穏やかな軍医。GM社のハマーH2をベースとした黄緑色の救急車に変形する。アイアンハイドよりは軽いらしく、彼と同じ高さから飛んでも画面が揺れない。貴重な軍医である為か、アイアンハイドが先行してラチェットが続く、ラチェットが先に逃げる、という場面も見受けられる。1作目(の初登場時のみ)では台詞の数は結構多く、説明役として一定の存在感はあった。


医者としての描写が希薄な一方で、(主に1作目のみだが)戦闘技術で見せ場があり、アクロバットと奇襲が得意な模様。武装は両腕のガトリング、丸ノコ、ミサイル、医療用のレーザー。ライフルや爆発性の砲弾を発射しているシーンもある。嗅覚は主人公・サムとヒロイン・ミカエラのキューピッド(?)として機能した。また、オプティマスやアイアンハイドを余裕で牽引(と言う名の戦線からの物理的な引っぺがし)できる程の馬力を備えているらしい。流石は軍医である。


ウィトウィッキー宅の庭で繰り広げられるコントでは、とてもオイシイ場面を持っていくので必見。


…とはいうものの、実写映画版はオプティマス・プライムバンブルビーが目立つばかりで、他のTF達はその灰汁の強いキャラクターで存在感を維持できてはいるものの、あまり内心にまで迫った描写が無いのが現状である。


リベンジ

前作ほどの活躍シーンこそないものの、オプティマスの近くにいることが多いせいか、画面にはよく写っていた。オートボット達を連行しようとしたギャロウェイ補佐官の横暴さに対しては「こんな星、出ていくか」と毒づくシーンもあった(直後にアイアンハイドから「オプティマスはそんなことは望んでいない」とたしなめられる)。終盤でのクライマックスシーンではジェットファイアのパーツをオプティマスに移植する作業を担い、助手のジョルトに指示を出した(小説版にはジョルトが登場しておらず、本人が直接作業を施している)。


3作目『ダークサイド・ムーン』ではこれといった出番はないが、生存の可能性が浮き上がったセンチネルプライムの救助にオプティマスと共にアークに出向いたり、人間に橋を落とす様に指示したり、バンブルビーがタックルしたピラーを攻撃したりしていた。


ロストエイジ

トランスフォーマーを敵対視するようになった人類からの追撃を逃れるべくオプティマスらと別れて単身行動していた。だが、やがて反トランスフォーマー組織KSI(Kinetic Solutions Incorporated)の実働部隊「墓場の風」によって潜伏先を突き止められ、彼らの執拗な攻撃を受ける。オプティマスからのメッセージを通じて説得を試みるも聞き入れられず、その時にロックダウンの一撃をもろに喰らってそれが致命傷となる。


スクラップ同然となる中、ロックダウンからオプティマスの居場所を問いただされるがこれを一蹴、最期は胸部のスパークを抉り取られて死亡、遺体はKSIによって回収された。


「墓場の風」に襲われる中、自分は味方だと主張したり、「どうしたのだ人間達よ!」と呼びかけており、(銃を使用する場面もあるが、あくまで攻撃をやめない「墓場の風」への威嚇としてのものだった)人間との共存に否定的になりつつあるオートボットでありながら、友好的な感情を保っていた事が伺える。


遺体の頭部が再登場した時、KSIで兵器として開発が進められていた人造トランスフォーマーの素材となる可変金属「トランスフォーミュウム」を得るために溶かされており、それを見たケイド・イェーガーは、研究材料の機械や金属素材、ディセプティコンとして扱われているのを含めて複雑な表情を見せていた。また、ケイドを介してこれを目の当たりにしたオプティマスは「これを手引した人間は生かしてはおかない」といった趣旨の怒りと殺意を露わにしており、後に地球を救うことに難色を示すほど人類に失望してしまう。同じく彼への付き合いが長かったであろうバンブルビーも怒ったように爆転走行をしていた。


前日譚小説

邦訳版がハヤカワ文庫SFより出版の『Ghosts of Yesterday』(ゴースト・オブ・イエスタデイ)では、実写映画版より過去の時代が描かれた。メカニックとしての一面も持ち、「暇だったから」という理由で、クルーにも内緒で宇宙船を改造してしまうこともあるが、本編ほどぶっ飛んではいない。


アニメイテッド

【TFA】ほはは!【TVネタバレ?】

CV:コーリー・バートン/吹:大川透


アニメイテッド』では「オプティマス部隊」に所属する老齢のオートボットとして登場。恰幅の良い体格に無精髭を彷彿とさせる口周りの凹凸など何処かおっさん臭さが漂う軍医である。オプティマス部隊の中では最も年上で、色々な面で年若いオプティマスをサポートする。ロックダウンとは何かしらの因縁があり、当時の戦いでEMPジェネレーターを奪われた上に右側の角が欠けてしまっている。


過去にグレートウォーに参加した経験があるが、それ以外にもオートボット関連の重要事項にも参加しており、終盤ではこれらに纏わる因縁と対峙することになる。


日本語吹替版は『マイクロン伝説』でコンボイとスカージを演じた大川透氏が担当。鹿児島弁風の訛り口調で喋り、薩摩あげ、きびなごの刺身、かるかん饅頭が好物などコミカルなキャラ付けが追加されている。演じる大川氏は鹿児島県出身であり、ネイティブな鹿児島弁を喋ることができる。だが、本人曰く「本格的に鹿児島弁を使うと周囲に伝わらないため、バランスを考えながらやっている」とのこと。


プライム

模写3連発(Pラチェット、ヘケヘケラチェット、初代スタスク)

CV:ジェフリー・コムズ/吹:飛田展男

「それまだ使うのに!」


トランスフォーマープライム』でもこれまでと同様、オプティマスらと行動を共にし、救急車に変形、役職も軍医である。今回は部隊の科学者の役割も担当している…というか、むしろ科学者という属性がメインに扱われやすいが、トラブルの際バルクヘッドに八つ当たりで機材を損傷させられる事が度々あった(冒頭のセリフはその際の決まり文句である)。


普段は負傷者の治療・ワープ装置の操作・基地からの情報提供などサポート役を担い、基地で留守番している事が多い(後述のバンブルビーへの負い目もあり、彼がトランスフォーム・コグを盗まれトランスフォーム不能状態となっていたのを自分は宝の持ち腐れ気味と自虐した事も)。


性格は冷静で真面目だが、プライドが高く気難しい面があり、当初は地球人であるジャック達の事を他の誰よりも煙たがっていた。子供達には交流や活躍に救われたことで徐々に心を開いていったが、地球と地球人のことは最後の最後まで見下しており、故郷への思い入れが誰よりも強いこともありオメガロックでサイバトロン星を再生させられると知った時には「これで文明世界に戻れる」とまで発言して、メガトロンが欲を掻いて地球にそれを照射して侵食するのを防ぐためにオプティマスがオメガロックを破壊してしまった時には激しく非難していた。


バンブルビーをかつての尋問から蘇生はできたものの声を治せないことをずっと気に病んでおり、本質的には医者としての優しさと使命感に溢れた人物である。メンバーの中ではオプティマスと一番長い付き合いであり、オプティマスが総司令官になる前の姿敵となる前のメガトロンも知っている。オプティマス不在時には代理で指揮を執ることもある。


戦いに出たことは少ないが、いざ戦場に出れば両腕から展開するソードで大立ち回りを繰り広げる頼もしい戦士でもある。

軍医無双


日本語吹替版はTFシリーズでは常連である飛田展男氏が担当。『ビーストウォーズ』シリーズではテラザウラークイックストライク、『アニメイテッド』ではファンゾーン警部・サウンドウェーブスワープなどを演じている。本作でも上記の2作品同様にアドリブは健在。堅苦しいキャラを演じる合間合間にお笑い芸人ネタを引用することが多い。


日本でのみ放送された『深夜の完全変形2時間スペシャル』ではアドリブに拍車がかかる。

  • 喋れないはずなのに突然喋り出したバンブルビーに「ちゃんと設定を守れよ!」メタ発言
  • 強化した体で調子に乗って中の人ネタを連発
  • メガトロンに殴りかかるが丸尾君呼ばわりで一蹴される

また、オプティマスの印象について聞かれた際には彼に対して想いを寄せているような言葉を漏らしたり、重症に陥ったラフに対してどっかで聞いたような設定池袋あたりにいそうな「いい意味で」腐ったお姉さん層を狙って荒稼ぎする計画を暴露したりと、ソッチ寄りの趣向を匂わせる発言が目立つ。


どう見ても声優無法地帯です。本当にありがとうございました


ビーストハンターズ

前シーズン(プライム)ラストで地球を守るためとはいえ他ならぬオプティマスの手によってオメガロックが破壊されて故郷再生の望みが潰え、オートボットも決定的な敗北を喫したことで全てに絶望。廃車置場で全ての機能を停止してスリープモードになろうとしていたが、居場所を突き止めたバンブルビーとラフに共に戦うように説得され、一度は拒んだものの再び立ち上がった。


深い絶望を味わいそこから立ち上がったことでなんらかの心境の変化があったのか、ソラスプライムハンマーの力をオプティマス復活に使い切ってしまった(=オメガロックを修復できず、サイバトロン星再生は完全に不可能になった)ことを謝罪するスモークスクリーンに対して、その選択を肯定している。


終盤、とある偶然からプレダコンのCNAと合成エネルゴンがあればオメガロックを再び動作させられることが判明して、かつて不完全とはいえ合成エネルゴンを精製した経験があることからディセプティコンに拉致され、メガトロンから協力を要請される。最初は拒否するが、一度は完全に途絶えた故郷再生の希望となると説かれ、ショックウェーブの技術力が古代サイバトロンの遺産であるオメガロックをほぼ完全に修復できるレベルに達していたことから、要請を受けてしまった。


とはいえ素直に協力するつもりは毛頭無く、完全な合成エネルゴンを完成させた後はデータを抹消した上で脱走を図るが、阻止されてオートボットに深い恨みを持つプレダキングへの生贄にされてしまう。一方的に蹂躙されて瀕死の重傷を負うものの、ノックアウトの失言からプレダコン殲滅がメガトロンの企みであることを知っていたためそのことを教えて辛うじて助かり、プレダキングの反乱の隙を突いてオートボットにそれまで突き止められなかったネメシスの座標を連絡した。


ディセプティコンとの決戦が終わった後は、あれだけ見下していた地球に残ることを選び、サイバトロン星に戻る仲間達に別れを告げた。


アドベンチャー

マイクロンの章9話~13話感想絵RID 2015 Ratchet

CV:ジェフリー・コムズ/吹:子安武人


アドベンチャー』では第2シーズン『マイクロンの章』から登場。上記の『プライム』版と同一人物であり、かつてバンブルビーやオプティマスと共に地球でディセプティコンと戦った英雄の一人。前作同じく救急車に変形するが、玩具はストロングアームの仕様変更品となっている。


オプティマスの死後はサイバトロン星の復興に携わっていたが、新政府が「サイバトロン星が荒廃したのはオプティマスが原因」という間違った認識を行い、オプティマスの記録を抹消しようとしたため、ラチェットは「銀河を救ったのはオプティマスである」ことを上層部に進言したが、聞き入れられなかった。それどころか進言したことにより新政府から警戒されるようになってしまい、現在はディセプティコンの残党狩りを口実にサイバトロン星から遠ざけられてしまったという。


パートナーマイクロンのアンダートーンと共に宇宙の様々な星でディセプティコンを捜索していたが、長らく行方を追っていたクランプダウンが地球にいることを突き止め、再び地球に降り立ち、偶然にも懐かしの戦友であるオプティマスやバンブルビーとの再会を果たす。


日本語吹替版は『ビーストウォーズ』シリーズでコンボイを演じた子安武人氏が担当。なお、『トランスフォーマープライム』でラチェットの吹替を担当した飛田氏は、本作ではディセプティコンのスプリングロードを演じている。また、本作では実写映画版ラチェットを演じた浦山氏はヘッドロックを、『アニメイテッド』版ラチェットを演じた大川氏はシマコの吹き替えを担当している。


サイバーバース

CV:トッド・パールミュッター/吹:上田燿司

今の所はちょい役としての登場だが、軍医としての役割は変わらず。ちょっとを「チェット」と言い換えるのが口癖。オプティマスを正式に司令官にしたいと願うアルファ・トライオンの延命を図っていた。


ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー

CV: ラファエル・ゴールドスタイン/吹:郷田ほづみ

NETFLIXにて配信されているオリジナルアニメ『ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー』では、同トリロジーの玩具のデザインほぼそのままの姿での登場となった。


かつてはオートボットに身を置いていた戦士で、負傷者の修理だけでなく武器の製造なども請け負っていたが、戦いに嫌気がさしてオートボットから離脱。どちらの陣営にも属さず、傷ついたトランスフォーマー達の治療に勤しんでいた中、先の戦いでオートボットへの奇襲攻撃に失敗し、倒壊したビルの下敷きになり虫の息だったインパクターを発見した。


程なくして、スペースブリッジ修復のためにラチェットの助力を必要としたオプティマスプライム率いるオートボット達が彼のもとに訪れる。一度は彼らへの協力を拒否するもホイルジャックの嘆願により、オートボットのためではなく傷ついた者達を守るためと前置きした上でこれを受諾した。


玩具はサイバトロンビークルに変形する『トランスフォーマーシージ』と地球の救急車に変形する『トランスフォーマーアースライズ』の2種が発売。


前者はストア限定販売商品で、北米ではドラッグストアのウォルグリーン、香港などの一部のアジア地域ではトイザらスにて2019年に限定販売された。『トランスフォーマーシージ』展開中は日本での発売はなかったものの、2020年にタカラトミーモールにて受注限定販売されている。アイアンハイドの仕様変更品で、頭部や肩部、バンパーなどが新造されたほか、レンチやロボットアームなどの3つの武器パーツが付属。パッケージ裏にはビークルモードの腕を展開し、ロボットアームを取り付けた第3形態のメディカルベイモードが記載されている。


後者はアーシーをリカラーしたパラドロンメディックとのセット品「ギャラクティックオデッセイコレクション」としてアメリカのAmazonにて2020年に限定発売。日本でもタカラトミーモールにて同年に限定発売されている。『トランスフォーマーシージ』版ラチェットの一部パーツや機構を流用して設計されており、ビークルモードの天井は変形時に取り外す仕組み。外したルーフはロボットモードの背部に取り付けられるほか、裏側のジョイントをスライドさせると砲身がせり出すようになっている。


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