概要
鬼太郎シリーズは漫画・アニメいずれも歴史ある作品なだけに、既に公式カップリングも確認されている。
原作の一部またはアニメ3期、実写映画版などでは、半妖怪(ねずみ男、猫娘、鬼太郎、地獄童子、毒娘など)の両親や、妖怪と人間のカップルは「地獄の掟を破っることになる」が、その設定が活かされたことの方が少なく、はっきり言ってブレているため、おそらくはタブーに当てはまらないであろう場合もある。
子泣き爺にも人間の親戚がいるが、実際どういうことなのかは不明(子泣き爺自身は純粋な妖怪である)。
なお、当記事での「公式カップリング」とは「期間は問わず、夫婦または恋人としての”関係が例え一瞬であっても成立した”事例」と定義する。よって、作中で両想いであったり肉体関係を持っていても別に類別する。
「顛末不明」は、将来的には恋愛・夫婦関係に発展する可能性や余地があるものの、実際の作品中では判断ができない場合を指す。
本編からはほとんど可能性を感じさせない、ほぼ完全な創作であっても、ピクシブ内にイラストがあるものなどは「その他」に含まれる。
重複防止のため、一部を除き男性側に合わせてカテゴライズする。解説の少ない組み合わせや解説のない組み合わせについても、随時追記していく。
鬼太郎
現状、地上で唯一の五体満足な幽霊族であるため、必然的に近縁種または別種との関係になる。
メリー、ユメコ、まなといった人間は寿命の制約があるため、猫娘などの妖怪の方が条件的に有利と言えば有利。ただし、5期の西洋妖怪軍団やアマミ族のように、妖怪によっては時間経過によって人間並みに外見が変化する者もいる。
鬼太郎は(特に外人の)美女に弱いという設定があり、美人に触れると頭がふやけるともされている(参照)。また、一目惚れまたはのぼせ上がるケースも多数。
公式
→キタネコ
ほぼ全媒体を通して「ガールフレンド」「幼馴染」と表記されているため、公式として記載しておくが、実際に明確な恋愛関係に発展したことはない。基本的に猫娘からの片想いの感が強い。
原作について記した公式資料の多くで、猫娘は「鬼太郎に対しては密かな恋心を抱いている」とあり、関係は要素として取り入れられているが、そもそも猫娘自体アニメ由来の要素を逆輸入する形でキャラクターが膨らんでいったところがあり、原作本編で踏み込んだ描写は皆無。猫娘が時折好意を見せるくらいの控えめな描かれ方である。
鬼太郎シリーズにおける猫娘のルーツとなったキャラクターが『墓場鬼太郎』の寝子である。鬼太郎は初恋の相手として彼女に想いを寄せていたが、ニセ鬼太郎とねずみ男のせいで命を落とした。
鬼太郎のちゃんちゃんこを彼女に着せて連れ帰るべく目玉おやじが地獄へ迎えに行ったが、現世で生きていくのは難しいからと自ら残り、ニセ鬼太郎に復活の権利も譲った。
アニメ版では寝子も鬼太郎を好意的に想っていたことが示唆されており、地獄に鬼太郎が迎えに来た際は涙を流したが、やはり面会しなかった。
『ねこ屋のきょうだい』ではニセ鬼太郎と寝子は兄妹という設定となり、変化の呪縛からも解放され、鬼太郎とニセ鬼太郎も和解する。
2期では、猫娘が鬼太郎を異性として意識しているのは間違いないが、以降のシリーズほど露骨な描写はほぼない。『怪自動車』で珍しく「猫ちゃん」と呼ばれたため上機嫌になり、目玉おやじを「お義父さん」と呼んだ程度である。
3期では、『悪魔ベリアル』での「勝利のおまじない」と、『ケ・け・毛!妖怪大髪様』で毛髪を失った猫娘が「お嫁に行けない」と嘆いていたのを「行くところが無ければ僕が貰ってやるよ」と励ましたのがその筋で有名。が、本編においてこれより強い描写は他には確認されていない。
4期では、打って変わって疑似家族のような関係(『えんま大王とねこ娘』)。猫娘が鬼太郎の裸を見て恥ずかしがる時(『妖怪大裁判』『雪山の怪異・のびあがり』)と恥ずかしがらない時(『大海獣』)がある。姥ヶ火からは「カップル」と言われたことがある(『遊園地の吹き消し婆!』)。
『髪の毛地獄!ラクシャサ』で大人の姿になって鬼太郎に迫った際、猫娘は「あたしのこと、もっと好きになってよ」と吐露したが、これは単純な恋愛感情だけでなく「大人になった自分を見てほしい」という意味合いも含んだ言葉である。
一方、鬼太郎が猫娘の真意を察しているかどうかは不明だが、彼女に危害を加えた敵に鬼気迫る勢いでそこらに落ちていた鉄パイプを叩きつける(『ダイヤ妖怪・輪入道』)など、他の仲間妖怪と比べても特に「護るべき存在」と認識しているのは確かなようだ。
5期では、やや妄想癖が強い上に強烈なアプローチを仕掛けてくる猫娘に対し、鬼太郎は(親愛から来る行為とわかっていたとしても)引き気味な節もある。目玉おやじが「猫娘を嫁にどうだ、あと二百年程度すれば美人になる」と言うと「悪い冗談はやめてくださいよ」と返したり、恋愛映画の誘いから逃げてねずみ男と妖怪昆虫採集に出かけたり(『野寺坊!夜の闇に響く鐘』)している。
それでも一応大切な仲間とは認識しており、猫娘が危機に晒されると感情を露にするが、恋愛的な部分に関しては何とも言えない(シリーズ構成・三条陸氏の作品の主人公にはよくあること)。
6期では、互いに従来と変わらず大切な仲間であることは自覚している。しかし鬼太郎は妖怪温泉で女性妖怪であるトイレの花子さんと混浴になっても平気な上、「次回は猫娘も一緒に行こう」と誘う(『消滅!学校の七不思議』)など、女性に対する恥じらいをまるで持っていない。ただし、ねずみ男に結婚詐欺を働いた石妖(石山妖子)のウェディングドレス姿に見惚れたりもしており(『ねずみ男失踪!?石妖の罠』)、女性に対する美意識が皆無なわけでもない。
猫娘は自分が野暮に見られるのを嫌がる面があるため、鬼太郎に対しても普段はツンとクールな態度を見せているが、助けられたりすると嬉しさに頬を赤らめることもしばしば。そんな彼女の鬼太郎への本音は『まぼろしの汽車』で語られることになる。
実写映画2部作では、猫娘は50歳下の鬼太郎に想いを寄せているが、鬼太郎の方は猫娘が目玉おやじを「お父さん」と呼ぶのを嫌がり、人間の比良本楓の方に惹かれている。
田中ゲタ吉シリーズの猫娘は2人登場する。
まずは『続ゲゲゲの鬼太郎/猫娘の巻』に出てきた方から解説するが、この作品でのキャラ改編の例に漏れず、どこか色情狂的な部分を持つ。
長らく疎遠だったゲタ吉と学業の途中で再会し、猫娘が積極的な形で同棲を始めるも、すでにゲタ吉親子のところにはねずみ男が居候していた。
もともと天敵関係であったことに加え、ペスト菌を持っているなどの理由で、猫娘はねずみ男を邪険に扱い続ける。ゲタ吉親子の仲裁も効果がなく、とうとう猫娘はねずみ男を消すために始末屋(魔女)を雇った。
始末屋により、無実?の罪で警察に連行されたねずみ男だったが、ねずみ男は始末屋から魔本を渡され、それを猫娘が興味を持つように放置。まんまと引っかかった猫娘は本を開けて呪文を唱え、結果現れた悪魔が魔王への生贄として猫娘を魔界に連れ去ってしまう。
これは目玉おやじが寝ていた最中の出来事であり、その後にゲタ吉たちが猫娘を助けに行った描写もなく、完全になかったこととして扱われたまま『スポーツ狂時代/野球狂の巻』には別人と思われる猫娘が登場。こちらは恋愛どころかモブキャラ扱いである。
- メリー
メリーは、週刊少年マガジンでの連載が終了後、完結編として描かれた『その後のゲゲゲの鬼太郎』にて登場。鬼太郎たちが南方へ行った先で出会った。
この時鬼太郎は一目惚れしていたが、押し倒したのはメリーの方。メリーいわく、「この島の女性はみんな積極的」らしい。
その後、島のセックス保安官になったねずみ男に密告されて鬼太郎は死刑となる。島には「島民以外の者と結婚すると、両者ともに身体が膿化して溶ける」という伝承があり、それを防ぐためにセックス保安官という役職が必要とされていたわけだが、死後の世界を見た鬼太郎が伝承の真実をメリーの父である酋長に伝えたことでこの風習がなくなり、鬼太郎はメリーと結婚し「初代自由酋長」となった。
死んだりせずに平和的な結末をたどった人物であるが、後に鬼太郎は魔王サタン一味が引き起こした世界的な混乱を解決すべく、再び戦いの日々へと戻ってしまう(『死神大戦記』)。
以後メリーが登場することはなく、存在も一切触れられない。映像作品に登場したことも一度もないが、水木しげる記念館においては公式に妻として紹介されており、作品が除外されたわけでもない。
水木しげる大先生が鬼太郎の嫁としてメリーを設定した理由は厳密には不明だが、氏がトライ族に帰化して生きる人生もあったこと、そして仮にそのようになっていたら愛する人になっていたかもしれないエプペ嬢への思いが込められている……とする説もある。
過去の公式
- ユリ子(『続ゲゲゲの鬼太郎/皮はぎ魔の巻』)
ユリ子はゲタ吉と一時期付き合っていたが、ひょんなことから芸能界デビューし、疎遠になってしまう。
その後、ねずみ男が彼女を酒に酔わせて生皮を剥ぎ、それでゲタ吉用にダッチワイフを作って目玉おやじがそれを堪能した(目玉おやじ「肉風呂」「本音と建前は別」)。幸いにしてユリ子には命の別状はなく、不運に遭ったユリ子を心配するゲタ吉だったが、あえなく振られた。
ちなみに、ゲタ吉を振った後狩首マラ男なる芸能人と浮き名を流し、週刊実話にすっぱ抜かれている。
- 魔女(『続ゲゲゲの鬼太郎/招かれざる客の巻』)
ベティ・ブープ似の女性。本物の魔女ではなく、日本に侵入した魔女のせいで「魔女病」にされてしまい、その治療のためにゲタ吉親子を裸ニーソにオーバーコートでいきなり訪ねてきて「恋人になる」と言い出した。そこで「検査」をする親子だが、身体の外と内から身体検査をした(目玉おやじ「これは内部偵察 (意訳)」)。
そして同居を開始し、もちろんゲタ吉は彼女の体を堪能。最後は、ねずみ男がセクハラしたせいで怒り、ねずみ男を追ってきた本物の魔女と相討ちになる。
- 花子/春子(『いやみ』)
「花子さんのところに置いてくれるなら何でもするよ。僕、花子さんから離れられない」
「僕、花子さんさえいれば、父さんなんかいりませんよ」
「花子さんと僕は似合いの夫婦だ!お前みたいなクサい男の出る幕じゃねぇ!」
原作と2期でいやみにヤられた鬼太郎とねずみ男の犠牲者。いやみの仕業とはいえ、花子は鬼太郎のプロポーズを悪く思わなかったが、春子には「あんた頭がおかしいんじゃないの!?」と言われた。
完全に色キチと化した鬼太郎は目玉おやじにも反発。「花子さんの前でみっともないことを言わないでください」と言いながら父親を手で潰し(可哀想なことに、親父はこの直後にねずみ男に踏み潰される)、挙句ねずみ男とどちらが彼女を恋人にするかで非常に醜い争いを繰り広げる。
この罵り合いの決着は、鬼太郎がねずみ男を「インキンタムシ」と呼び、それに怒ったねずみ男が特大の屁で鬼太郎を気絶させた…という実に汚いものであった。
- 魔女製美女(『妖怪ロッキード』)
名前通りの存在で、トップレスに下着&ヒョウ柄のタイツとマントという思い切った格好が特徴。
ロッキード事件への妖怪の関与を疑ったねずみ男は、調査中に西洋妖怪に捕まり、鬼太郎の弱点を吐くよう拷問された末に美女が弱点であると白状する。そして魔女が造り出したのがこいつだった。
出会った早々に美女の催眠術にかかり、悪となる鬼太郎。「じっと寄り添っていたいのです」と言いながら飛び付き、結婚したいとまで言い出す。美女も了解し、親である魔女へ結婚の報告に向かうと伝えると、「私シアワセです」と鬼太郎は有頂天に。
が、そこにまさかのバックベアードが登場。目玉おやじの要請で駆けつけた彼は、鬼太郎の催眠を解くと同時に美女を焼き殺し、その後も西洋妖怪たちを倒すのに協力してくれた。
ちなみに、バックベアードが色ボケした鬼太郎を救ってくれたのは『鬼太郎のベトナム戦記』に続いてこれが二度目。
→キタユメ
3期のヒロインの片割れ。『妖怪ぶるぶる』では、彼女を助けるためとはいえ、ユメコを脱がせている。
『妖怪いやみ』では、原作同様色キチになった鬼太郎がユメコをドン引きさせるほどに彼女に欲情してしまい、同じく彼女に欲情したねずみ男と情けない争いを繰り広げた。
『妖怪殺人事件 陰摩羅鬼』では、逆にユメコから鬼太郎にキスを求めるも鬼太郎はその場をはぐらかした。
ユメコが鬼太郎を巡って猫娘と衝突を繰り返したのは有名な話だが、月刊ニュータイプ1987年2月号の特集記事では「ユメコは猫娘の気持ちに気付いているので、あくまで控えめな行動をとる」「猫娘もユメコが鬼太郎や自分たち妖怪にとってなくてはならない存在だとわかっているので、縁の下の力持ちに徹しようとする」と解説されている(参照)。
→キタミウ
親友の仇として鬼太郎を亡き者にしようとしたが、その精神性に触れていつの間にか惚れていた。バレンタインがテーマのパンサー回にて急に浮上した組み合わせである。
番組が打ち切りにならず、仮に鬼太郎が極寒地獄に関する地獄究極奥義を習得していれば、その時にもしかしたら進展があったのかもしれないと思う人もいるとか。
→キタアマ
→キタまな
6期のヒロインの片割れ。歴代でも一際人間との距離を置きたがる鬼太郎に対し、まなはその名の通り「犬」のごとく好奇心旺盛なため、まなの方から積極的に鬼太郎とコミュニケーションを取ろうとする。
まなの性格ゆえか、割とボディタッチやハグが多い。ただし、まな自身は鬼太郎のことをあくまでも親友と見ているらしく、恋愛感情を抱いているような描写はない。
- 比良本楓
『千年呪い歌』のヒロイン。人間との恋で苦しんだ濡れ女の呪いを受けた鬼道衆の子孫。鬼太郎とは歯がゆい両想いとなる(この世界でも、妖怪と人間の愛はタブーとされている)。
前作のヒロインである三浦実花とは異なり、モノワスレによって記憶を消されることはなかった。
その他
- メリーが言及した「鬼太郎のハンサムな子供」の母親
一切が不明。
- 幻影
蜃や枕返しなどに見せられた幻に欲情することもあった。前者の場合、まるで邪馬台国にいそうなヘアスタイルの天女で、彼女の方が結婚に積極的。朝の9時から盛るほどにラブラブだが、男の性なのか、鬼太郎はスッキリした後は冷たい態度を取っていた。
後者の件では、「幻だとわかっていても止められないんだ!」と女体に組み付く始末。
- カロリーヌ
『墓場鬼太郎/ボクは新入生』では、鬼太郎とねずみ男は彼女にぞっこんになる。彼女の場合、ねずみ男との方が有名なので詳細は後述する。
- マリリン・モンロー似の美女(『続ゲゲゲの鬼太郎/精露丸の巻』)
正体は宇宙人の手先であり、精露丸を作り出すために男の精を集めるのが仕事で家が壊れるかもしれない程の情事を展開する。
ゲタ吉は初対面にて裸だった彼女を見て一言「ゴチソウ」と言い放ち、「タダ」で楽しめると知るやますます興奮した。
そして、ゲタ吉とねずみ男と目玉おやじ(特殊例)と他の男(達)は皆兄弟になった。親父の場合は、今回に限っては自らの意思で突入したわけではないが……。
大先生の作品では、ピーの嫁をはじめマリリン・モンローネタがなぜか多く、ゲタ吉シリーズにおいても、おそらくはマリリン本人の霊だと思われる存在がゲタ吉の通っている「墓の下高校」に努めている(人間の通う学校だったのがいつの間にか妖怪学校に変わっていた)。
- 「高尾山の天狗」の妻(『続ゲゲゲの鬼太郎/チンポコ紛失の巻』)
「あーっない、○○がない!!」
「どっかで落としたのよ、探しなさい。」
「父さん大変だ、○○○○がなくなった!」
ねずみ男「鬼太郎よ、お前もか!」
霊毛ちゃんちゃんこを研究するため夫の天狗が仕組んだ計画にはまって、ねずみ男も道連れにアソコを無事に没収された。
夫も夫で、ゲタ吉を誘い出すためとはいえ、妻がねずみ男&ゲタ吉と致す前提で作戦を実行していた節があり、そんな状況で「妻に手を出したらせっかく戻ったアソコがどうなっても知らんぞ」と言ってもどこか説得力がない。
ちなみに、確認できる限り妻にお咎めはない。
5期劇場版のヒロイン。ユメコをモデルにしていると思われる部分があり、後述の比良本楓や、実写映画1作目の三浦実花とも共通する部分がある。
- 蕾(『5期/ネコ娘騒然!?妖怪メイド喫茶』)
「萌え萌え蕾が☆まぜまぜしちゃうぞ☆ラブラブラブラブおいしくなーれ☆」
古椿の手下だが、鬼太郎を想って自らの命を差し出す。鬼太郎に、人生初のメイド喫茶を体験させたと同時に「萌え」の概念を叩き込んだ(かは不明)。
- ひとみ/百々目鬼(『5期/宿敵!ぬらりひょん』)
前世では盗みを働いていた人間の女で、百々目鬼界では新米の個体。敵と知りながらも自分のことを考えてくれた鬼太郎の影響で改心する。
その後、亡くなるが『妖怪大裁判』にて魂の状態で鬼太郎側の証人として弁護を行った。
- ルーマニアのドラキュラ伯爵家のご令嬢
『続ゲゲゲの鬼太郎/貧乏劇画家の巻』で、目玉おやじが鬼太郎の結婚相手にと言及。
- ホー・チ・キョウ(『鬼太郎のベトナム戦記』)
ねずみ男、子なき爺と共に二度も水浴びを覗き見し、全員がとても興奮し奮起した。
- アリア・ブレスタイン(『5期/古城に光る黒い眼』)
ドイツに住む大富豪。目目連とバックベアードに利用されていた。
毎度のごとく、その美貌に鬼太郎は赤くなる。
- さゆり(『こそこそ岩』)
妖怪こそこそに血を抜かれて倒れていた彼女を雨に当てて救うため、鬼太郎自らが脱がせ、鬼太郎一家の大部分が彼女のトップレス姿をじっくりと見ている。
- 二口女(『鬼太郎のベトナム戦記』)
ねずみ男曰く「ベトナムのかぐや姫」。鬼太郎たちに対するカウンターとして、ジョンソン大統領含む米国側が、コンピューターを使って導き出した「妖怪には美女」という作戦のために派遣された。
鬼太郎一行がアメリカ兵を追跡していたところに突如現れ、鬼太郎とねずみ男を館に誘う。色仕掛けなどに鬼太郎はすっかり心奪われ、彼女の好意を得たいがために自分の術を全て明かし、彼女に馴れ馴れしくしたねずみ男に毛針を撃ち込んだ。
結局、鬼太郎は魂・ちゃんちゃんこ・ゲタを奪われ、金にものをいわせた「アメリカ式魂金縛りの術」という観念に囚われてしまう。そこにアメリカ軍が攻撃を開始、悪化する戦線を何とかしようと、ねずみ男は当時すでに故人であったチェ・ゲバラに化ける。
そして目玉おやじは、霊鳥スィームルグの力を借りてパリやニューヨークにまで二口女を追跡し、ニューヨークでバックベアードの力を借りて二口女の居場所を把握、彼女の子宮にしがみついて陣痛を起こさせ、三日間もニューヨーク地下の妖怪病院に入院させた。
- ミンメイ(5期『最強タッグ!!南方&中国妖怪!!』)
画皮の化身。化けた状態なら南方妖怪を骨抜きにできる容姿を持つので、当然鬼太郎も鼻を伸ばすことに。
- いやみ
別名「エロモドキ」。その他、「セクハラ妖怪」「色道の大家、いや、カミサマ」などの紹介も。
シリーズ恒例の敵妖怪の一人だが、4期ではなんと鬼太郎自身が唇を奪われた(参照)。ねずみ男は、いやみを女と間違えてナンパしたが、この難をギリギリのところで逃れている。
他、男性に接吻された例としては刑部狸(頬)などがあるが、刑部狸の場合も、原作や3期だと唇同士にしか見えないものとなっている。
- ゲイバーでのお相手
「父さん、中から妖気を感じますっ!」
「早まるな鬼太郎っ!」
『続ゲゲゲの鬼太郎』にて、親子でねずみ男や人間と一緒に突撃して堪能した。「男であるけれども女」という説明から、ゲイバーではなくオカマバーだという意見がある。
- モモ子
「そうですなぁ、ゲゲゲ山の作戦としては前日に◯◯をかいていると思いますけど、ミス日本の方としても◯◯◯◯面を感じまいとすれば当然◯◯◯◯を……」
「玉の海さん、解説はそれくらいで……」
『スポーツ狂時代/相撲の巻』の敵。生粋の相撲ファンが見たら卒倒しそうなカオスな状況を作り出した。
チーの姉。『挑戦シリーズ/太古の秘密』では、昏睡した鬼太郎を逆レイプした。詳しくは当該記事にて。
- 沼御前(『6期/雪女純白恋愛白書』)
人間を食おうとしていた沼御前を倒すために駆け付けた鬼太郎だったが、前日に徹夜でギャルゲーをやったせいで極度の睡眠不足になっていた鬼太郎は、ゲームと現実がごっちゃになってしまい、身の前の沼御前をゲームのヒロインと思い込んでゲームの選択肢どおりの告白台詞をぶつける。沼御前はハートを撃ち抜かれてそのまま鬼太郎に惚れてしまった。
ねずみ男
現在までの公式(ただし、いずれも実らず)
- 小池小百合(『4期/怪談!妖怪陰摩羅鬼』)
とある荒れ寺の住職をしていた人物の娘。ねずみ男と出会った時点で親子共に既に故人だったが、寺を再建したい想いを陰摩羅鬼の悪事に利用され、小百合だけ幽霊として復活していた。ねずみ男の根が優しい事を感じ取っていて、良好な関係に落ち着くが、陰摩羅鬼が鬼太郎に退治された事で再びあの世に戻ることとなり、「きっとお似合いの人が見つかりますよ」と言い残して消滅した。
美少女という程ではないが、地味ながら素朴な可愛さを持った容姿の女性で、ねずみ男も純真に彼女を想っていたが、哀しい別れとなった。設定では、その後も定期的にねずみ男は彼女の墓参りをしているとの事。
- マリリン・モンロー似の美女
ゲタ吉に同じだが、「俺の女房」だと紹介している。
- 石山妖子/石妖(『石妖』)
結婚詐欺師。その正体は石の精・石妖であり、ねずみ男と婚約した後、初夜に緊張するねずみ男をマッサージで眠らせ、御祝儀を含めた金銭類と荷物を持って消えてしまう。
だが、ねずみ男もねずみ男で、撒き餌として自分のプロフィールを金持ちだと吹聴した結果ゆえ、ほとんど同情はされなかった。
アニメでは6期で再現された。やはりねずみ男は有り金を全部奪われ、さらに結婚式の費用のために良からぬ筋から借金をしたために過酷な取り立てに遭うが、それでも彼女のことを嫌いになれず最後まで庇う。彼女に対する未練もあったが、逃げられた際に結婚指輪だけは持って行かれなかったので彼女のことを信じようと思ったからである。
結局、石妖もねずみ男には何か感じるところがあったのか、礼も言わずに逃走。後日ねずみ男を見つけた際、出会った時と同じく陰からリンゴを転がして去っていった。
上記の他、須我神社にて美女と結婚式を挙げているイラストもある。
顛末不明
- 猫娘(アニメ版)
→ねずねこ
カップルと言うよりも腐れ縁のケンカ友達的側面が強い凸凹コンビ。お互い表面上は反りが合わないが、いざとなったら助け合う。
その他
『続ゲゲゲの鬼太郎』ではゲタ吉よりも多くの女性と関係している。
- ガマ令嬢(『墓場/人狼と幽霊列車』)
人狼とは恋のライバルになる。
- ニューヨーク?の二口女
鬼太郎に同じ。
- 高野山の天狗の妻
「○○がない!!」
「初めからついてたの?途中で落としたんじゃない?」
「しょっちゅうイジってるモノが落ちるもんですか!」
ゲタ吉の巻き添えを食わされたのだが、その後の身の振り方を誤った上、世界マラリンピックに出るなどという目標を掲げたために、せっかく戻ったアソコがとんでもないことになる。
その結果、ねずみ男が要らぬ欲をかいた事を後悔するという稀有な現象が発生した(アニメ5期で仏門に帰依したのも大してもたなかったが、今回は事実上、アソコを人質に捕られて一年間のタダ働きという拷問)。
ちなみに、御大の世界には「世界屁リンピック」もある。
- 天狗の嫁(『かくれ蓑』)
ねずみ男が400年前にイタした相手。夢の中の出来事だと思ったが、本当にイタしていたらしく双子の子供も設けていた。再会した夫をもてなす……が、これもまた夢の中の出来事であった。
- 日比野マヤ
5期劇場版に登場したヤトノカミの分身。両想いではあったが、叶わぬ恋となった。マヤの方は、いわゆる「外れ者」同士だとして親近感を抱いており、そこにも惹かれていたようである。
鬼太郎がいるため、完全に負け戦であった。上記の通り、いやみ回では彼女を巡って醜い争いを展開した。
- ホー・チ・キョウ
鬼太郎と子泣き爺に同じだが、ねずみ男だけは我慢できずに奇声を上げながら突撃した。
が、そのせいで鬼太郎一行は人民裁判にかけられた。
- 花子/春子
鬼太郎に同じだが、花子を誘拐する際に「いい太ももしてるねぇ」と発言していた。
また、騒動の終結後、ねずみ男は警察から「女子誘拐罪」の罪状で追われることになった。
- 魔女(『4期/妖怪特急!まぼろしの汽車』)
まぼろしの汽車を奪って地獄から脱走した西洋妖怪軍団の一員。かなりの肉食系で、ねずみ男の匂いを「香水のよう」だと絶賛していた。
- 骨女
4期では大首と共に縄文人という設定。生前の姿を鬼太郎シリーズでもトップクラスの美女の一人に挙げる人もいる(もちろんシリーズには負けず劣らずの美女達が他にもいるが)。
5期では、昔のねずみ男を知っている節がある。なお、終盤では本気でねずみ男に惚れていた。
- ゲイバーでのお相手
ゲタ吉親子に同じ。
カロリーヌは媒体ごとに全く違う存在である。
『墓場鬼太郎』では、だらしない男がタイプだが結婚の条件は大卒という不思議な人物である。ねずみ男と鬼太郎は彼女に心奪われるが、目玉おやじは彼女の正体が吸血鬼ではないかと勘ぐった。同作でも、貸本版では比較的鬼太郎に好意的だとされるが、原作と1期『朧車』では父であるガモツ博士のように腹黒い女である。
おそらくはこちらの方が有名だが、3期劇場版『激突!!異次元妖怪の大反乱』では清楚な美少女であり、ねずみ男との恋は悲しい結末を迎える。
飢えに苦しんでいたところを通りがかったまなからパンを貰い、その優しさを好意と勘違い。ねずみ男自身は純真に陰から恩返しを続けるつもりだったが、妖怪的な感覚で行ったため、結果はストーカーに近い行動となってしまう。
結局まなからは「ただの知り合い」としか思われていないと知り、ショックを受けるが立ち直りは早く、その後は再び裏切って窮地に陥れたりしており、恋愛感情は一時的なもので終わった。しかし、まなも根に持つ性格ではないためか、お互い普段は拘りなく知人として接している。
まなから貰ったパンは食べずに大事にしており、その結果カビだらけになっても捨てずに持ち続けている。だが失恋の思い出として持っているわけでもなく、第39話で人間と妖怪の恋の橋渡しの仕事をしていて、恋人の雪女と喧嘩してしまった人間の青年から仲直りする手助けを頼まれた際に、これをプレゼントすればどんな妖怪でもイチコロに落とせると言って青年に思い出のカビパンを譲ったりするなど、自分が一時的にまなに惚れたのはパンを貰った効果によるものだと思ってる節がある。
岩子
公式
妖怪または特殊な人間なので、目玉おやじの種が死後に着床した可能性もあるが、実際のところは目玉おやじなのかどうかは不明。だが、閻魔大王様からの血統書を見た際に鬼太郎親子が何も言及していなかったため、目玉おやじである可能性が高い。
砂かけ婆
顛末不明(ただし3期以外)
公式含め、一部媒体やプロフィールで「結婚している」や「お熱い関係」などとされることがあるが、腐れ縁的な関係だとされることも少なくない。ただし、子泣き爺が他の女性になびくと明らかに機嫌を悪くしたりすることが少なくない。6期では、砂かけが(冗談だろうが)キス魔っぽくななり、子泣きにも威嚇もかねて?「チューするぞ」と脅したが、子泣きにはどこかなしのつぶて?のようであった。
4期では自身の最期を覚悟した時にはお互いに信頼と感謝の言葉をかけ合ったりと、描写は少ないながら二人の深い関係が見てとれる。
3期では、第107話の「ケムリ妖怪えんらえんら」にて子泣き爺がずっと砂かけばばあに片思いしていた事が判明し、えんらえんらと死闘を演じた後二人は晴れて恋人同士となった。
その他
- 漁師の男
若い時に叶わぬ恋をしていたことがある。4期では、のづち塚に男に宛てたかつての恋文を棄てていたこともある。本人曰く500年前とのことだが、子泣き爺は「その頃からもう婆じゃったぞ」と身も蓋も無い発言をしている(砂かけ「デリカシーが無いんか、このクソじじい」)。また、これに関して「わしが妖怪となって遥かな年月が流れた」と、かつては人間だったかのようにも取れる発言をしていたが、実情は不明。
子泣き爺
顛末不明
- 砂かけ婆
砂かけ婆に同じ。
その他
- ホー・チ・キョウ
鬼太郎とねずみ男に同じだが、こちらはあろうことか「勃起した」と告白。
- 石山妖子
取り押さえる際に欲情し、砂かけのビビビビンタを喰らっていた。第6期でも事件後に「ダイナマイトボディ」と洩らしていた。
地獄童子
公式
- 幽子
蒼坊主
顛末不明
作中での関係は、面倒見の良い兄貴分と妹分に思えるようなものである。
その他
- ミウ
唯一の関わりは、対妖怪城戦にて、鬼太郎がミウの洗脳を解く際に(蒼坊主がかつて、赤ん坊の鬼太郎が暴走した際に)鬼太郎にしてくれたことを参考にしたと語り、ミウの体内の蛇骨婆の毒を蒼坊主が吸出した、とかなり限定的である。
黒鴉
顛末不明
その他
- ミウ
本編では会話すらしていない。
かわうそ
顛末不明
鷲尾誠
公式
種族の壁を越えて無事に結ばれた。番組が打ち切りになってしまったものの、無事にゴールインしてほしいところである。
原作の一部およびアニメ3期にて、鬼太郎の母の岩子が目玉おやじと結ばれて地獄に落とされたが、こちらでは特に人間×人外がタブーだとはされていない。
バックベアード
その他
バックベアードに憧れており、「私はベアード様のお気に入り」だという発言もしている。また、バレンタインの際にはザンビアからのチョコを紳士な対応で受け取っている。
バックベアードの世話役である美女魔女軍団が目の上のコブだろうか。
ドラキュラ三世
顛末不明
- ドラザン
その他
- これまで手を出してきた女性達
- ドラミウ
ミウが拷問を受けていた際、彼女の美貌を讃える描写があったが、それは吸血鬼としての性もあり、すぐさま血を吸おうとしていたのでそこに恋慕的な要素があったのかどうかは不明である。
バルモンドの方が、鬼太郎とミウの仲を何度も邪智していたので、嫉妬をしていたのかもしれないと考える視聴者もいるが、こちらもあくまでもファンの妄想に過ぎない。
ミウにとって西洋妖怪軍団は親や一族の仇であり、彼らが奪おうとした「地獄の鍵」の防衛に自らの命を投げ出そうとまでした相手である。
以上、ウィキペディア等から抜粋した情報も含めている。
ねこまなのように、(少なくとも第3話の時点では)友情のみの組み合わせは含んでいない。
外部リンク
- 続ゲゲゲの鬼太郎 @ニコニコ大百科(『続』において、本項では掲載しきれない部分も簡略にまとめてある)