ママライブ!
ままらいぶ
R-18の同人誌のタイトルに使われていたりするので、画像検索の際はご注意ください。
概要
ラブライブ!シリーズに登場するスクールアイドルの母の総称。
由来は単純に「ママ」+「ラブライブ!」であり、元はファンの間で通用していただけの言葉だったが、後に作中でも使われた。
あくまでサブキャラクターであるため、台詞のあるキャラクターは一部にとどまる。
だが、台詞のあるキャラクターの担当声優はいずれも有名ベテラン揃いという共通点もある。
メインキャラクターが若手声優で固められる傾向のあるラブライブ!シリーズにおいては好対照であり、未登場のママを誰が演じるのかを予想するのも、シリーズの楽しみ方として定着している。
アニメ(二次元)あるあるで「メインキャラの母親は美魔女」というものがあるが、その例に漏れず本シリーズも子持ちとは思えないほど若々しい。その容姿から……というより経産婦なところが一部のマニア(例えば熟女好き)にウケている。ゼミママの人気を見れば一目瞭然であるが。
なお、ライバルユニット(他校のスクールアイドル)をはじめ、主役ユニット以外の登場人物の母親については目ぼしい描写や設定すらない。
また、母の代わりに祖母が出てくるパターンもあるため、それも合わせて紹介する。
ラブライブ!(初代)の総括
初代では、μ'sメンバーのうち7人の母親が登場した。
そのうち台詞付きは高坂穂乃果、南ことり、西木野真姫、矢澤にこの4人の母。
たまたまなのかアニメ二期終了時点、つまりCV付きで母親の姿が判明しているメンバーは、総選挙1位経験者という共通点がある。
つまり、いずれもセンターのナンバリングタイトルを持っている。
『スクールアイドルフェスティバル』では2014年7月31日のアップデートで新要素補助チケットで登場する部員(μ's)の特技レベルアップをサポートするキャラとして追加された。レアリティランクはUR。
劇場版では花陽の台詞より、「ママライブ」という言葉がついに公式化してしまう。
さらにワンカットのみであるが、ここでようやく海未・凛・花陽の母が登場。
希ママンと絵里ママンはアニメ版にも劇場版にも登場していないが、これにはちゃんと理由がある。
希は両親が転勤族で年がら年中東京に帰れないほど多忙である事を自身のSIDで明かしている。絵里も両親がロシア在住でそこで働いているからという似たような理由である。
アニメ版二期最終話の三年生組の卒業式に、にこママしか出てこなかったのもこのため。
μ'sのママンたち
海未ママン・凛ママン・花陽ママン
※画像は左から順
CV:なし
園田海未・星空凛・小泉花陽の母親。いずれも劇場版の「SUNNY DAY SONG」のライブ終盤にワンカットのみ登場。
それぞれ自身の娘の顔写真が入った団扇を所持している。
アニメ1期では花陽が家路の途中で母親に穂むらのお菓子を買いに行こうとする描写があったが、残念ながら母親の姿は登場していない。
また、アニメにはまったく出てこなかった海未ママは『School Idol Diary』だと意外に登場機会が多い。
劇場版公開当時、ネット上で登場シーンが何者かによってリークされ騒ぎになったが、8月発売の劇場版OSTのバックインレイでそのシーンのワンカットが公開され、配布フィルムで該当シーンを引き当てた者によりスキャン画像がUPされた。
サンシャイン!!の総括
2作目である『ラブライブ!サンシャイン!!』では、序盤から出番のあった前作に比べて、Aqoursの各メンバーの母親の出番はほとんどない。
特に主人公の高海千歌の場合、第1話で松浦果南に届け物をするときに「お母さんから」と言っていることから母親は健在なようだが、基本的に千歌やAqoursのメンバーの世話をするのはもっぱら千歌の二人の姉(高海志満と高海美渡)であり、母親は作中に登場していなかった。
序盤は梨子ママくらいしか確認できず、初代以上にぼやかされていた。最終話になって千歌、黒澤姉妹、善子、花丸の母や祖母が登場。最終話で一気に逆転するという事態となった。
(左から千歌、千歌ママ、ダイルビママ、善子ママ、花丸グランママ)
確認できるだけでもラブライブ!の予選会場には6人のメンバーのママ(グランマ)が参加していたことが確認できる。
その後、2期終盤から劇場版にかけて鞠莉、曜、果南のママ(?)が登場した。
Aqoursのママンたち
梨子ママ
CV:水樹奈々
桜内梨子の母。
初登場のシーンが、梨子がしいたけから絶叫しながら逃げ回り、ゴスロリ姿で高海家のベランダから自宅にダイブしてくるという完全にギャグな流れの後で、そのオチが「そんな姿を母親に見られて恥ずかしがる梨子」なので印象に残りやすい。
千歌ママ
CV:釘宮理恵
高海千歌の母。1期13話(最終話)にて登場。
千歌の発言から普段は東京住まいらしい。
千歌以上に小柄な上に童顔なせいで、誰もが千歌の妹と見紛うトンデモママ。
完全に合法ロリです。本当にありがとうございました。
さらに言うなら、中の人は先行のアイドル作品において草創期からのアイドルの一人を演じている。
善子ママ
CV:椎名へきる
津島善子の母。
ダイルビママや花丸グランママとともに1期13話で登場。2期1話にて声が付いた。
娘同様シニヨンを結っている。職業は学校の教師。
1期13話以来梨子ママと仲良くなった。
花丸グランママ
CV:なし
国木田花丸の祖母。
赤縁眼鏡をかけたおばあちゃん。
唇の両脇に皺があり、容姿を必要以上に若くさせられる事の多いラブライブ!シリーズでは比較的現実味がある。
アニメオフィシャルブックによれば東北出身で、花丸の一人称の「オラ」を使うきっかけとなった。
ニジガクのママンたち
『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』では、物語の主要な視点となる「あなたちゃん(アニメの場合は高咲侑)」がプレイヤーの分身なこと、学内に寮がある(=メンバーの何人かが寮生である)といった状況のせいか、メンバーの母が登場する場面は少ない。
菜々ママ(せつ菜ママ)
CV:白石涼子
中川菜々(優木せつ菜)の母。
アニメ版1期3話で、菜々に飲み物を持ってくる場面が描かれる。
2期6話では、菜々が母親に直接、優木せつ菜としてスクールアイドル活動をしていたことを打ち明けた。話のラストでは、A・ZU・NAのステージの動画を見て笑顔を浮かべるシーンがある。
スクスタ版では直接登場はしないが、菜々との電話や菜々からの言及で人となりが描かれる。夫婦揃って菜々を厳しく育ててきており、彼女がせつ菜としてスクールアイドル活動をしていると知ると猛反対。しかし反抗された末せつ菜のライブを観覧すると、以降は両親どちらとも娘の夢を応援していくと決意した。その後は、娘主催のクリスマスパーティで料理を作る、娘が秘密の趣味としていた特撮作品を一緒に観に行くなど親子関係は良くなった模様。
かなはるママ
CV:皆口裕子
詳細は不明だが夜勤を伴う仕事についており、忙しくて家を空けがちな様子。家事は彼方が担当していることが明かされている。
二人に宛てて「かな.はるへ 次のライブは絶対に教えてね! 行ってきます」と書置きを残して仕事に出たと思われる場面があり、姉妹のスクールアイドル活動を喜んで見守っている様子が見て取れる。
しずくママ
CV:柚木涼香
桜坂しずくの母。現在のところダイルビママと同様に和服を着た姿のみ。
2期8話で、せつ菜ママやかなはるママと一緒に、サイリウムを手にしてライブ会場を訪れている。
2期10話では、しずくの家に泊まりに来たニジガクのメンバーたちの応対をしている。
ミアママ
ミア・テイラーの母。
スクスタではブロードウェイトップのミュージカル女優として紹介される。しずくや演劇部部長らの憧れ。サンクスギビングデー料理も得意だったようだ。
アニメ版2期9話で、ミアの幼少時の回想に登場している。
エマママ
エマ・ヴェルデの母。
長女のエマを筆頭に、8人(アニメでは9人)もの子をもうけている。
アニメ版2期13話で、エマの故郷のスイスでエマの弟や妹たちと一緒にエマがステージで歌っている動画を眺めている。
ちなみに「エママ」と言うと長女の持つ異名の方になる。
Liella!のママンたち
4代目『ラブライブ!スーパースター!!』では1期8話における、恋の母の存在感が強い。
主人公となる2人の生徒が、各々所属する学校の理事長の娘という設定が初期から公表されていた。
主人公の母親が学校の理事長なのは本作が初。
蓮ノ空のママンたち
花帆ママ
主人公日野下花帆の母親。
『Link!Like!ラブライブ!』リリース前の現在、
公式4コマ『りんく!らいふ!ラブライブ!』(作:珠月まや)の2023年2月25日回「入学準備編」第2話(公式ツイート)で初登場した。
本作は本編の前日譚で、中学生かつ受験生だった当時の花帆を、長野の自宅から中学校まで車(ハスラー)で送迎している。花帆の妹である双子の娘達も同時に初登場。
娘のメディア初お披露目から1ヶ月も経たずに登場(15日後)した。