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天皇賞(春)の編集履歴

2023-12-21 05:55:30 バージョン

天皇賞(春)

てんのうしょうはる

年2回開催されるJRA競馬のGⅠ競走「天皇賞」のうち、春季の京都競馬場で開催されるレース。古馬長距離戦の最高峰と称される。

※メイン画像は第107回天皇賞(1993年)の上位2頭(ライスシャワー号メジロマックイーン号)の公式版権擬人化イラスト。


データ

コース京都競馬場・芝3,200m(外回り)
条件4歳以上
負担重量定量
優先出走権阪神大賞典日経賞いずれかで1着(地方競馬所属は2着以内)

※2021-22年は京都競馬場の大規模改修工事により阪神競馬場で開催。


概要

八大競走の一角に数えられる、歴史と伝統のある由緒正しきGⅠ重賞競走である。

通称「春天」。

1905年に明治天皇による日本レース・クラブへの「菊花御紋付銀製花盛器」の下賜に伴い開催された、「The Emperor's Cup」を起源とする。


1936年に日本各地の公認競馬倶楽部が日本競馬会に統合され、翌年より春に旧阪神競馬場(現競馬場の前身)、秋に東京競馬場で「帝室御賞典」が開催される事になった。

春の「帝室御賞典」は、1944年には「能力検定競走」として京都競馬場で開催(以降原則こちらで開催)。

1945年は戦局悪化で中止、1947年は「平和賞」の名で再開するなどの紆余曲折を経て、1948年より現在の名称となっている。


1984年に天皇賞(秋)が中距離の2,000mとなり、現在春天は春季の長距離王決定戦として位置づけられスタミナ自慢の馬が出走する。

また3,000m超のGⅠ競走はこのレースと菊花賞のみで、どちらも同じ会場で開催される事もあって菊花賞と合わせて優勝した馬も多い。


2002年までは日本で最も堅いGⅠレースの一つとされていたが2003年頃より荒れやすくなり、これは純粋なステイヤータイプの馬が減り始めたため、または中距離の宝塚記念を重要視する陣営が増え始めたためと考察する見方も多い。

2017年の大阪杯のGⅠ昇格により、現在春古馬三冠競走の2戦目に位置づけられている。


過去の優勝馬

太字は最優秀古馬牡馬優勝馬。

(地)は「マル地」。

1984年以前の優勝馬は天皇賞を参照。


開催年性齢騎手備考
昭和グレード制導入
1984モンテファスト牡6吉永政人1983年優勝モンテプリンス全弟。
1985シンボリルドルフ牡4岡部幸雄歴代でも前年三冠馬初の春天優勝。顕彰馬
1986クシロキング牡4岡部幸雄鞍上の岡部は3人目の騎手春天連覇。
1987ミホシンザン牡5柴田政人ニシノライデンの斜行を受けるも勝利。ラストラン。
1988タマモクロス牡4南井克己秋も制し史上初春秋連覇
平成
1989イナリワン(地)牡4武豊コースレコード(3.18.8)
1990スーパークリーク牡5武豊前年秋に続く史上初の秋春連覇、武豊は4人目の騎手春天連覇
1991メジロマックイーン牡4武豊武豊は史上唯一となる春天騎手3連覇。
1992メジロマックイーン牡5武豊史上初の春連覇、かつ鞍上の武豊は史上唯一の春天4連覇。顕彰馬
1993ライスシャワー牡4的場均コース&レースレコード(3.17.1)
1994ビワハヤヒデ牡4岡部幸雄阪神競馬場で施行、「に続いて兄貴も強い!」の実況で知られる。
1995ライスシャワー牡6的場均史上初・現在まで唯一の春隔年制覇
1996サクラローレル牡5横山典弘
1997マヤノトップガン牡5田原成貴前年覇者サクラローレル・同年宝塚記念を勝つマーベラスサンデーとの三強対決。芝3200mJRAレコード(3.14.4)
1998メジロブライト牡4河内洋
1999スペシャルウィーク牡4武豊秋も制し春秋連覇
2000テイエムオペラオー牡4和田竜二秋も制し春秋連覇
2001テイエムオペラオー牡5和田竜二2頭目の春連覇かつ史上初の天皇賞3連覇、鞍上の和田は5人目の騎手春天連覇。顕彰馬
2002マンハッタンカフェ牡4蛯名正義
2003ヒシミラクル牡4角田晃一
2004イングランディーレ牡5横山典弘競馬 イングランディーレ「イングランディーレの一人旅!」前年はダートグレードで走っていた馬が大逃げを打ち、後続のゼンノロブロイら有力馬の先着を許さない大波乱となった。
2005スズカマンボ牡4安藤勝己
2006ディープインパクト牡4武豊2頭目の前年三冠馬による制覇。芝3200mJRAレコード(3.13.4)。顕彰馬
2007メイショウサムソン牡4石橋守秋も制し春秋連覇
2008アドマイヤジュピタ牡5岩田康誠
2009マイネルキッツ牡6松岡正海
2010ジャガーメイル牡6C.ウィリアムズ
2011ヒルノダムール牡4藤田伸二NHKの中継放送は、国会の補正予算審議中継の為中止。
2012ビートブラック牡5石橋脩【春天優勝】ビートブラック&石橋脩1番人気オルフェーヴルは11着大敗。単勝万馬券・3連単100万越えを記録
2013フェノーメノ牡4蛯名正義
2014フェノーメノ牡5蛯名正義史上3頭目の春連覇。鞍上の蛯名は6人目の騎手春天連覇。
2015ゴールドシップ牡6横山典弘最後の勝利。
2016キタサンブラック牡4武豊
2017キタサンブラック牡5武豊秋も制し春秋連覇/芝3200mJRAレコード(3.12.5)、顕彰馬
2018レインボーライン牡5岩田康誠レース後に故障、ラストラン。
2019フィエールマン牡4C.ルメール平成期最後のGⅠとなり、クリストフ・ルメール騎手が前年秋のレイデオロに続いて連勝。
令和
2020フィエールマン牡5C.ルメール史上4頭目の春連覇。鞍上のルメールは7人目の騎手春天連覇。
2021ワールドプレミア牡5福永祐一京都競馬場改装のため阪神競馬場で施行。
2022タイトルホルダー牡4横山和生前年に続き阪神競馬場で施行。シルヴァーソニックが2番目に入線していたが、落馬によりカラ馬となっていたため失格。
2023ジャスティンパレス牡4C.ルメール3年ぶりに京都競馬場で施行。タイトルホルダーとアフリカンゴールドの2頭が競走中止。

主な記録

騎手の勝利数
  • 武豊(8)
  • 岡部幸雄(3)
  • 蛯名正義(3)
  • C.ルメール(3)
馬の親子制覇
  • シーマー(48)→タカオー(55)
  • マンハッタンカフェ(02)→ヒルノダムール(11)
  • ディープインパクト(05)→フィエールマン(19・20)
  • ディープインパクト→ワールドプレミア(21)
  • ディープインパクト→ジャスティンパレス(23)
騎手の親子制覇
  • 横山富雄(71)→横山典弘(96・04・15)→横山和生(22)
3年連続同一着順

ゲームでは

アプリゲームウマ娘プリティーダービー』で本レースをモデルにした試合が登場し、シニア級4月後半に挑める。

ただ、距離が3200mということで全G1の中で最長距離を走ることと、レース中に坂を2回登り降りするため、挑む際は大量のスタミナ(大体700以上)とある程度の賢さ(500以上)とレア回復スキルで挑むことが推奨されている。

しかし、サービス開始直後長距離ウマ娘を育成した(ほとんどの長距離ウマ娘がクラシック級の有馬記念後の目標が天皇賞(春)の)ため、あまり有用なサポートカードを所持しておらず、またスタミナもC〜C+だったためスタミナ不足が原因で目標未達成育成終了することが多発している。

その為初心者にとって大きな壁と呼ばれることも…。

また、ライスシャワーメジロマックイーンヒシミラクルはこのレースは1着指定の為、特に初心者の壁になっている。

(他のこのレースが目標のウマ娘は基本的に3着以内だが、初心者は目標達成ができないという状態になっている)


関連項目

JRA 競馬 天皇賞 八大競走

重賞 GⅠ 京都競馬場


天皇賞(秋) 菊花賞 阪神大賞典

春古馬三冠(大阪杯宝塚記念)

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