基礎データ
全国図鑑 | No.0936 |
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パルデア図鑑 | No.166 |
ぶんるい | ひのせんしポケモン |
タイプ | ほのお / エスパー |
たかさ | 1.5m |
おもさ | 85.0kg |
とくせい | もらいび / くだけるよろい(隠れ特性) |
タマゴグループ | ひとがた |
他言語版の名称
言語 | 名称 | 由来と思われるもの |
---|---|---|
英語 | Armarouge | 「Armor(鎧)」+「Rouge(フランス語で赤)」 |
進化
→グレンアルマ:「イワイノヨロイ」を使う
概要
ゲーム『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』で初登場したポケモン。
ソウブレイズとは対の関係で、基本的にはスカーレット版のみ入手可能。
黄色い甲冑に身を包んだ剣闘士の姿を持つ人型のポケモンで、今までの人型系と比べても、ポケモンというより『ロックマン』シリーズや『ボクらの太陽』に出てきそうな異質なデザイン。両目は黄色い光が炎のように揺らめいている。
両肩付近に常に浮遊している巨大な肩アーマーが特徴的で、腕に移動・合体させるとキャノン砲の様な形状になる。
この鎧は数々の戦火をくぐり抜け武功を立てた戦士の証にして、エスパーパワーの源でもあり、それで体内に燃える炎の力を自在に操り向上させる事ができる。
その頑丈な出立ちに違わず、相手に真っ向から勝負を挑む正々堂々とした性格で、守りを固めながら高火力の技で仕留める戦法が得意。
公開時ではソウブレイズ共々準伝説のような威容を放っていたため、特殊なポケモンだと誤解した人も多いようだが、蓋を開ければ紛れもない一般ポケモンだった。
なお、進化自体は第七世代時のルガルガンのようなバージョン固定ではなく、単に進化アイテムがスカーレットでしか手に入らないというだけ。
通信交換でバイオレット版へ送るポケモンに「イワイノヨロイ」を持たせて渡せば、それを使って向こうでも進化可能。
テラレイドバトルにもレベルは高いが出現するため、通信でバトルに参加すればバイオレットでも捕獲は可能。
なお、グレンアルマを「レッツゴー」で繰り出して放置すると、必ず主人公の正面に周ってから立ち止まる固有の特徴がある。これについては諸説あるが、最も多い声としては「『主人を守る戦士』をイメージしているのでは?」とのこと。
色違いは眼とまぶたの上の炎が水色になっている。
名前の由来に関して推察すると、体色の「紅蓮」に「Armor(鎧)」から来ているらしい。またスペイン・ポルトガル語の「Alma(精神)」を掛けている可能性もある。
ゲーム上の特徴
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
グレンアルマ | 85 | 60 | 100 | 125 | 80 | 75 | 525 |
マフォクシー | 75 | 69 | 72 | 114 | 100 | 104 | 534 |
タイプは今でも少し珍しいタイプであるほのお・エスパーの複合。
専用技として「アーマーキャノン」を覚える事ができ、強力だが使うと自らの防御・特防が下がるという、炎特殊版のインファイトじみた効果を持つ。
命中不安の「だいもんじ」に頼らず高火力を出せるというのはグレンアルマの個性の一つ。
一見脳筋のような設定に反し、実際の性能はエスパータイプらしく非常に器用で、絡め手にも長けている。
エスパー技は「サイコキネシス」や「サイコショック」「ワイドフォース」等。
サブウェポンも「エナジーボール」「あくのはどう」「ラスターカノン」「きあいだま」など優秀なラインナップであり、様々な構成を検討してみるのも面白い。
隠れ特性はくだけるよろいで、物理技を交代して受け、高速化して反撃できる。元々耐久力があるため、一発程度では致命打になりにくいのも利点。
ダブルバトルでは味方に「かげうち」や「アクアジェット」もしくはあくやくさタイプにテラスタルして「とんぼがえり」で小突いてもらい、即時すばやさ2段階UP&じゃくてんほけん発動から、「ねっぷう」「アシストパワー」を叩き込む強力なコンボも可能。
ランクバトル開始早々、ダブルバトルで活躍。サーフゴー、マスカーニャ、モロバレル、コノヨザルといった初期環境使用率上位陣に打点が持てる優秀な全体攻撃アタッカー兼「サイドチェンジ」サポーターであることがその理由である。
また、「ふんえん」でバウッツェルのこんがりボディを補助できるのも長所の一つ。
しかし何といってもコータスの「ひでり」とイエッサンの「サイコメイカー」両方の恩恵を受けられるほのお/エスパーという複合タイプなのが大きい。
中にはテラスタイプで不一致タイプに変わってまで味方の攻撃で「じゃくてんほけん」を発動しつつ同時に「くだけるよろい」をトリガーする型まであり、さらにそこから「カラミンゴ」のきょうえんを発動するのも強力。
グレンアルマのほのおウエポン対策の一環としてモロバレルがみずテラスタルを搭載していることからもその影響力の程が窺い知れよう。
お供のイエッサンやイエッサンの「サイコメイカー」の恩恵を受けるエスパー枠は、「くだけるよろい」による素早さ上昇をコピーするために「ものまねハーブ」を搭載していることも珍しくない。
シーズン6辺りになると流石にイエッサンとのコンビは勢いが衰えたが、ユキノオーとテツノツツミの雪パコンビ、ディンルーとドータクンのトリパコンビ、この4体は総合的にコノヨザルやテツノカイナと言ったかくとう枠に弱いため、この4体を採用する場合はエスパー枠としてイエッサンとのコンビが同時採用される場合がある。
シリーズ4でもれんげきウーラオスに打点がある上にイーユイやヒードランのほのおウエポンの一貫を切れる枠として一定の需要がある。
シリーズ5でもれんげきウーラオス、テツノカイナ、パオジアン、ゴリランダーなど打点を持てる相手に恵まれている。加えて高速勢相手に「トリックルーム」で素早さレースを逆転できる上に「おいかぜ」でいざという時に中途半端な素早さのポケモンの上からも動ける、いわゆるスイッチ構築向けの絶妙な素早さラインで、環境に残っている。
ではシングルバトルでは活躍してないかと言うと、ダブルほどではないが一定数使用はされている。一致タイプのほのお+エスパーだけだと技範囲としてはイマイチだが、これにはどうだんの技範囲を加えるとキョジオーン等にもそこそこ有利になり、多くのポケモンを相手できるようになる。
特に高めな火力をあげるこだわりメガネを持たせた個体が多い。トリックも使用できるので相手のポケモンの動きを制限するのにも使える。また、それだけでなくくだけるよろいを上手く使う為にすばやさを調整した育成をするなどした運用方法も考えられる。ドオーとアーマーガアのコンビ両方に一致で抜群を突けるのも大きい。
一部では対カイリュー兵器として使われる。技「サイコフィールド」で火力を上げ、「くだけるよろい」で素早さを上げ、サイコフィールド状態によって「しんそく」による討ち死にを防ぐというコンセプトである。
シーズン2環境では「とつげきチョッキ」サイクル型も散見される。
「テラスタル」はくさタイプに変化するものがやや多い。「エナジーボール」の火力を強化し、のこのこ出てきたみず、じめん、いわタイプを返り討ちにできる。
粉技を無効にできるだけでなく上述の「とんぼがえり」とじゃくてんほけんのコンボも可能。
テラレイドバトルでもアタッカーからサポーターまで幅広い役割を持つことができる。ソウブレイズと異なり回復技はないが、とくぼうを下げて打点を伸ばせる最強デバフ技「アシッドボム」を覚えるため、この技を軸にすることが多い。ソロではこの技を活用したアタッカーが、野良マルチでは「マジカルフレイム」「なげつける」(「かえんだま」)「クリアスモッグ」「ちょうはつ」等を入れたサポーターが強い。
特に攻略困難と言われた最強のマフォクシーレイドでは攻略一番手として大活躍を果たした。
使用トレーナー
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0935.カルボウ→0936.グレンアルマ→0937.ソウブレイズ