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カキツバタ(トレーナー)の編集履歴

2024-01-17 17:33:57 バージョン

カキツバタ(トレーナー)

かきつばた

カキツバタ(Drayton)とは、ゼロの秘宝の登場人物。「ブルーベリー学園」の生徒であり、「ブルベリーグ四天王」の一人。

「おーす 未来のチャンピオン」


概要

ブルーベリー学園の生徒。イッシュ地方ソウリュウシティ出身。

NPCの生徒によると、カキツバタの祖父はジムリーダーをしているとのこと。

また後日談ではハッサクを「旦那」と呼び、以前から交流があった事がうかがえる。ハッサクの口から祖父が誰なのかもハッキリ明言される


授業にはあまり出ないらしく、3回留年している噂がある。

一方で、バトルの腕は確からしく、『碧の仮面』の時点では、ブルベリーグのトップだった(チャンピオンとは名乗っていなかった)が、キタカミの里から戻って来てから急激にバトルの腕前を上げたスグリに敗北したことでその座を追われ、現在はブルベリーグランク2位になっている。


ポケモン本編では珍しい、一人称が「オイラ」のネームドキャラクター(「DP物語」のハレタやダイヤもこの一人称である)だが、稀に「ツバっさん」ともいう。

飄々とした捉えどころの無い性格だが、前述の言動からして更生前のスター団とは似て非なる意味で不良トレーナーの印象が強い。


緩い感じの口調で話すが、ドライかつ空気の読めない発言で周囲の顰蹙を買う事など捻くれた印象がある。また、セリフが長い割には内容が薄い場合も多く、本来の性格を隠すために、はっきり物を言わないようにしているという見方も出来るかも知れない。


ちなみにストーリーの時系列はコルサの発言(ヒウンジムの仕掛けについての言及)からして「ブラック・ホワイト2」の後であることは確定しているのだが、他の四天王共々、当時イッシュを襲った動乱へのコメントは不明。


容姿

ポつめ肩出し

白髪に薄紫色のメッシュが入った特徴的な髪型をした少年であり、その髪型はなんとなくゾロアのヒスイの姿のようにも見える。上半身は黒ベースに金のラインが入ったジャージを羽織り、金色のドラゴンの柄が入った紫色のマントをスカートのように腰に巻いている。ジャケットにはオラチフの顔が描いてある。


身長は未成年と思われる男子キャラの中では背が高いが、ゼイユよりは低い。


四天王チャレンジ

彼の四天王チャレンジは「ドーム限定勝負」。

テラリウムドームかつ自分で捕まえた野生のポケモンのみで3人のトレーナーに挑まなければならない。


ドーム外で捕まえたポケモンは勿論、たとえドーム内で入手したポケモンであっても他人から譲ってもらったポケモンやタマゴから孵化させたポケモン、さらにテラレイドバトルで入手したポケモン*も「結晶の洞窟」で入手した扱いになるため参加できないので注意。


曰く、今までの貯金で ホイホイ 勝っちまっても つまんねーもんな!とのことだが、自力で捕まえたポケモンであれば、後は技マシンやものまねハーブを使って技を弄ろうが、ミントや各種ドーピングアイテムを使用してステータスを調整しようが、とくせいカプセルとくせいパッチで特性を変えようが自由。カキツバタの趣旨に応じてそのまま挑むか道具貯金で無双するかはお好みで。


また、チャレンジをはじめてからポケモンを捕まえに行っても良い。どれだけ時間をかけてもお相手のトレーナーは寒そうなポーラスクエアのバトルコートで親切にも待っていてくれる。クリアを優先してドーム外加入ポケモンで駆け抜けてきた場合も慌ててリセットせず、粛々とドームでの捕獲に赴こう。

相手トレーナーの手持ちは2匹のみで話しかけると使うタイプのヒントもくれる。ドーム内に出現するのはレベルの高いポケモンばかりなのであまり育てる必要もなく、有利なポケモンを捕まえて6匹で挑むなどの方法を取ればクリアはそれほど難しくない。


攻略として最安定はドリュウズ、ゴルーグといったじめんタイプがお勧め。

また、ラプラスはポーラエリア内にいる上に見つけやすく、耐久力もあって倒されにくい他、ほろびのうたを元々覚えているため、多少時間はかかるが確実に勝てるようになる。

他にお勧めとして挙げられるポケモンはタイプ一致じしんを技マシン無しで扱えるフライゴン、物理方面に関してはタイプと種族値の関係で高い耐久力を誇るジュラルドン、先のフライゴンのじしんをすかせるエアームドはじめとしたひこうタイプ、高い耐久のおかげで安定感のあるランクルスなど。


いずれのポケモンも高レベルではあるが、慣れないトレーナーは念のため平均レベルを70くらいまでは上げておくと安定するだろう。

ただ、うまく立ち回れば平均レベル60でも勝つ事は可能。



なお制限がつくのはあくまで四天王チャレンジのみの話であり、カキツバタ本人とのバトルにこの制限はなく、「変えた方がいい」という忠告とともにバトルをするか質問されるので、「いいえ」を選択して手持ちポケモンを整理するとよい。

この時に「はい」を選んでしまうと四天王チャレンジで使用したポケモンで挑むことになるので注意する必要がある。

うっかり連打してメッセージを送ってしまった、なんてことにならないように話はちゃんと聞いておこう。


手持ちポケモン


たぎれ 竜の血 全てを 支配しろぃ


カキツバタsvまとめ1



RSEゲンジX•Yドラセナ、『SV』本編のハッサクに続く4人目のドラゴン四天王(四天王時代のワタルを含めるなら5人目)。

元ブルベリーグトップは伊達ではなく、600族を中心としたドラゴン族で構成されている。

他の三人やスグリ、裏番長と違うのは明確なサポーターが存在しないこと。

内実はというと、


となっており、変則的な雨パと言えなくもなく、フライゴンやジュラルドン系統がいる等、キバナを彷彿とさせる編成である。

個々のギミックが完結している分連携性能は低めだが、種族値の高いドラゴン族が相手であるため、当然ながら楽な勝負にはならない。


弱点としてはフェアリーやこおり技が一貫することと(特にフリーズドライの場合、ドラゴンテラスしたブリジュラスも含め全員の弱点を一気に突ける)、後半3体をフル稼働させるための「あまごい」をキングドラしか使えないこと(ブリジュラスははがね複合だが、テラスタルでドラゴン単タイプになってしまうので耐性が減る)。

支援ギミックで有用なのはカイリューの「おいかぜ」くらいなので、これを切らした後にキングドラを引き摺り出し、先手で出オチさせればかなりの優位がとれる(カイリューは「マルチスケイル」なので、どのみち時間がかかる)。


ちなみに上記の面子を見ればわかると思うが、テラスタルしない方が強い。

ブリジュラスはドラゴンタイプの弱点をはがねタイプで対策し、はがね技が通じないみず複合をジュカインが叩き、それも苦手なほのおタイプはあまごいで弱めるという極めて合理的な構築になっているのだが、ドラゴンテラスタルではがねの耐性を消してしまうために一貫弱点を自分から作ってしまっているのである。立ち回り的にはむしろジムリーダーのそれに近いとも言える。


対人関係

  • 学園全般

概要での記述のとおり、気さくに見えて斜に構えたところが多々あり、同校のゼイユからは何を考えてるか分からない(ゼイユはゼイユで前作の序盤で独断専行を働いているので人のこと言えるか怪しいが)と敵愾心を持たれている上、学園の受付嬢からも同じ認識を抱かれており、「発言に信憑性が無い」とまで言われる程。ゼイユに好かれていない理由は、弟のスグリに対する態度が原因の可能性もあるが。


そういうのよくないと思います!

同じ四天王であるタロからもたまにたしなめられているが気にもせず、彼女から呼び捨てにされていることに対して疑問を感じているだけであることをわざわざ主人公に語る(もっとも、明らかに下級生なのにカキツバタを呼び捨てする生徒もいるので、タロだけが特別でもない)。

教師からも授業態度について、ほぼ匙を投げられている旨の会話をする者もいる。

一方で、スグリが勝ち上がるまで学園最強の座を守ってきた実績は伊達ではなく(コーストスクエアにいる学生NPCによれば、タロはフェアリータイプを多用するにも拘らず勝てたことがない)、ポーラスクエア周辺には彼を慕う学生がおり、食堂にいる学生NPCの中に「やる気なさそうなのに強いから(カキツバタのことが)好き」と彼のことを好意的に捉えている生徒がいるのも事実であり、学内でも彼に対する認識は大きく分かれていることが覗える。


カキツバタ

ちなみにブルベリーグトップ時代は、リーグ部部長の仕事(事務仕事等)をする意欲が無かったため、スグリに負ける前からチャンピオン(部長)を名乗っておらず(チャンピオンは空席)、部長の仕事を四天王で分担して行っていた。スグリがランキングを降りた後はサポートをする代わりに主人公に体良く押し付けようとしたが、タロに諫められて結局部長に就任することになり不満を漏らしている。

そもそも、タロ達在学生ならともかく、期間は不明とはいえいずれはパルデアのアカデミーに帰らなければならない交換留学生である主人公にリーグ部部長を押し付けるのは問題でしかない


「"元"チャンピオン」

スグリとは新旧ランキングトップという因縁の間柄であり、なおかつポケモンバトルに対する熱量も、仲間である部員に対する態度も正反対という水と油な組み合わせ。顔を合わせれば棘のある言葉を投げ合っており傍目には仲が悪いようにしか見えない。

しかし少なくともカキツバタの方は本気でスグリを忌み嫌っているわけでは全くなく、部員に対する態度及びスグリの自暴自棄な態度をどうにかして欲しいと願っているだけ、そしてそのための策の一環で意識的に嫌味な態度をとっている。こういった点について以下、詳しく記述する。


カキツバタは部員を"キョーダイ"と捉え皆で仲良くするということを心がけているため、スグリが実権を握るようになってからの部活の方針及び豹変したスグリには「気に食わねえ」「強さを求めて周りも自分も犠牲にしちまってる」と内心難色を示しており、後編初登場時に横暴な態度で部員に暴言をぶつけるスグリのやり方を見てカキツバタは「なーんか胸クソ悪いもん、見ちまったなあ」と評していた。


そしてそれをスグリの性根の悪さが原因だと一方的に決めつけているわけでもなく、以前の内気ながらも誰よりもポケモンバトルを心から楽しんでいた彼を見ていたこともあって、スグリともう一度仲良くしたいという思いを抱えていた。スグリとの決戦直前には「誰かがあいつの目、さましてやらねえとよくねえ」「楽すんのが板についちまったオイラには出来なかった……キョーダイまかせで悪いな」と自嘲しながらも主人公に思いを託していたのである。


しかし、何の予備知識もない者が聞いたら性格の悪さを疑ってしまうような発言が目立つことも確か。

とりわけ注目されるのは、主人公に負けたことに愕然し、混乱している彼に対して背後からゆっくり近づき耳元で言い放った「──残念だったねい、"元"チャンピオン──」という煽り性能が高い一言。


この発言をカキツバタを信用して「スグリのこれまでの横暴・部員への暴言を考えれば、彼の目を覚まさせるのに必要なお灸」と受け取る者もいれば、逆に「自分を負かしたスグリが負けたのをいいことに発した陰湿な意趣返し」と咎める者もおり、スグリの所業に怒りを覚えてカキツバタに同調するか、スグリの変貌にプレイヤー自身が責任を感じて彼を擁護するかなど、この場面に至るまでの様々な要因を考慮するか、見方・感じ方によって意見が分かれやすい場面である。


実際は主人公やアカマツとの会話から前者の理由だとわかるのだがネット上で上記の台詞を発したシーンの画像が出回っており、前後の状況やキャラクターの心情を一切考慮せずにその画像を見てカキツバタに悪印象を抱いたりスグリを擁護したりする者が大勢いるようである。


直後に自分が言えた口ではないと踏まえた上で、スグリのこれまでの行いを窘めつつ和解の手を差し伸べようとしたことと、主人公に「スグリの目を覚まさせたい」と語っていたこと、下記のアカマツとの会話から悪意だけで発したのではなく、自分が嫌われるのを承知であえて発した台詞であることが覗える。……ただ、あの場のスグリの精神状態では、先の「元チャンピオン」発言と合わせると不安定な曲調のBGMと表情に影がかかるカメラアングルも相まってただの煽りにしか聞こえなくても不思議ではないのは確かである(現にタロはスグリの精神面を考慮して主人公へのお祝いを自重し、スグリとゆっくり話し合う時間を得ようとした。直後にタイミング悪くエリアゼロへの立ち入り許可を得たブライアからの呼び出しが来てしまったが)。


また、スグリの精神が安定するのを待たず、不意討ちのごとく背後から嫌味を言ったのも余り褒められたことではないだろう。

スグリも似たようなことは部員仲間に行っていたが、問題児が行っていたことをそのまま問題児にやり返すことは周りをスカッとさせる効果しかなく本人の更生には全く効果がないというのはよく言われる話である。


以上のように、嫌味とセットにしつつも「スグリとまた前みたいに楽しくやりたい」という気持ちを正直に伝えるカキツバタであったが、主人公のことしか眼中にない及び精神的に限界であったスグリには響かず、この時点で反省することはなかった。スグリと和解するという目論見が失敗したことには「あーあ」と残念そうに声を零しており、ブライアに教室に呼ばれた際には未だ目を覚まさないスグリへの皮肉を込めてか、再び「元チャンピオンさま」と呼んでいる(これについても直前にタロからそういうことで批難されたにも拘らずなので、陰湿と受け取られても無理はないと言える)。


なお、スグリを擁護する意見の中にはカキツバタだけがスグリの敵であるかのように述べるものもあるが、少なくともそれについては正確な見方ではない。

試合を観ていた観客の中には色々な意見の者がいるが(試合後に周りに話しかけるとわかる)、少なくともかなりの数の学生が敗北したスグリに興味を無くし、それどころかスグリを制し頂点に立った主人公に賛辞を贈ることすらせずに立ち去っており、スグリがチャンピオンをやっていた時代のブルーベリー学園の冷えきった空気の一端が覗える。

カキツバタはあくまで彼らの冷えきった心情から出た率直な感想を代表して語っているとすら言えるかもしれない。


「周囲への気遣いや優しさだけでなく、カキツバタやシアノ校長にも物怖じせず良くないことは良くないと言えるタロ」「主人公にも気さくに接し、言いたいことははっきり言った方が良いと言う快活少年的なアカマツ」「規律に厳しく、それでいて決して冷酷などというわけではなく人を思いやる気持ちを持ち、他ならぬスグリのことも気にかけているネリネ」とカキツバタ以外にこれだけプレイヤーからも作中人物からも好印象を持たれている四天王と、本来生徒を諌めるべき立場にあるはずの教師が居るはずだったにも拘らず、主人公が来るまで「スグリがあの状態のままだった」ということと、その中でカキツバタなりに事態を収束させようと画策していた点も留意すべきである。


惜しむらくは、「もし上述の手段で相手が反省しない時はどうするか?」で繰り返し「元チャンピオン」と煽るしか手段がないという、学園年長者ではあるが所詮は学生ゆえの詰めの甘さや青臭さが目立つことであろう。

頼りになる大人がいれば話は違ったのだろうが、リーグ部に顧問がいない(いるとしてもリーグ部の問題に不干渉な教師をカキツバタが頼りにするとは思えない)という現状が、カキツバタが率先して嫌われ役を演じなければならない理由の1つにもなると言える。


カキツバタがスグリのために取った手段は褒められた方法ではなく賛否も別れる荒療治ではあるが、そんな手段を取らなければならないほどスグリは頑なだったとも言える。

このような手段を実行できるのは嫌われ役をやれるカキツバタのみで他の四天王には無理だっただろう。実際アカマツはいやな空気は感じつつどうすれば改善できるか答えを出せず、タロやネリネは善人であるが故不安定な状態のスグリを強く諫めることができずにいた(力に固執していたスグリを無理に諫めればなおのこと意固地になり関係が拗れるのも明白だが)。

タロ達はスグリと会話ができる関係性を維持しつつ彼の気持ちが落ち着くタイミングを待っていた様子であり、それはスグリに対しては穏当な処置であったが、彼が部や学園全体の雰囲気を左右するチャンピオンという立場に立ってしまっていたことが不味く、早期解決を図らなければ無関係な学生に悪影響が出る(ひいては部やスグリの立場をなお悪くする)可能性もあった。彼はスグリの心を救うことには失敗したが、「部・学園を巻き込む問題」から「スグリ個人の問題」にまで縮小させることには成功したとも言える。

ただ前提として、ゼイユを除きカキツバタを含めたブルーベリー学園の人々はスグリが豹変した原因の詳細を知らないので、彼らの視点からすれば「林間学校から帰ってきたスグリが突然豹変して暴君化した」としか見えず、カキツバタの台詞からしても「主人公に勝てなかっただけでこうなった」と勘違いしている節がある。その認識のズレも、スグリを説得できなかった一因とも言える(スグリの記事を参照すればわかるが、単に主人公に負けたから拗れたのではなく、キタカミの里で起きた事件における複雑模様の末に拗れたのが正しい)。

更に言えば、カキツバタに賛同するユーザーの中には更に陰湿な態度でスグリに対して当たりが強すぎるコメントも少なからずいる(中には碧の仮面の出来事を考慮せず、スグリをただのクズ人間として扱う発言もある)ので、そういった意味ではスグリに対して悪意を持っていないカキツバタだからこそ賛否両論で済んだとも言える。


ストーリークリア後、リーグ部の部室で会話をすると「(以前のように戻った)スグリとも楽しくやりたかった」「主人公を利用する形になってしまって申し訳なかった」というセリフを聞くことが出来るため、彼なりに豹変したスグリのことを心配しており、自分では解決出来ないという事情もあったとはいえ、結果的に主人公を利用する形になってしまったことに後ろめたさも感じていたようだ。


ポケモンSVログ

番外編でスグリが復学してきた時は、1人だけニヤニヤ笑ってきていたとスグリが語っていたが、ちゃんと謝罪して仲直りできたとも語っている。

ただ、今までの仕返しも兼ねて「元チャンピオン」呼びは継続しており、スグリを気にかけつつもやはり嫌味も含まれていたという印象が強い。

カキツバタの性格とここまで書いた彼の傾向を考慮すると、冗談も交えた彼なりの愛称のつもりと思われ、スグリも元チャンピオン連呼に流石に「やめろ」と怒り「うぅ……うざ……」と不満を零したものの、自分も本編でカキツバタを煽っていた事や今までの行為についての罪の意識もあり、それ以上は強く言い返すことはしなかった。

この時のカキツバタのテンションを見るに、スグリが戻ってきてくれた事を喜び、ついつい弄ってしまったようである。


主人公のことを気にかけてもおり、リーグ部の紹介や入部(BPを使った支援のチュートリアルも熟してくれる)、さらには実力を見込んでブルベリーグに参加できるように他の四天王メンバーやチャンピオンであるスグリに了承を得ようと掛け合ってくれたり、他の四天王との対戦後のたびに登場しては主人公を労ったり、ジムにいるアドバイザーのように立ち回ったりするなどサポート役も務めている。


本来は四天王との対戦のためにはBPを支払ってエントリーが完了となるのだが、主人公が自身への対戦エントリーの手続きをする際にはその場に現れて自身がBPを支払うと言い出し、受付の生徒が困惑する様子があったことから主人公のことを特別視していたことが覗える。


ただし前述の通り、主人公でなければスグリの勝利への拘泥を氷解させえないと理解していたからこそ、選択肢によっては少々無理筋を通してでも主人公をブルベリーグに参戦させようとする流れになる。

特にゼイユの前での「リーグ参加は本人の意思か」という質問に「いいえ」と答えると「いいえーい!」と言ったことにされ、リーグ参加にやる気を見せた流れにしてしまう。一方で素直に「はい」と答えるとこの流れもサポート役らしいものになる。


……それはそれとして、リーグ部部長の座を初耳だと驚く主人公の意思を無視して事後承諾で押し付けるのは問題ではある(主人公の選択肢に部長になることを承るものはない。幸い、タロの采配で実質的な部長はカキツバタになったが)。


  • ハッサク

同じくドラゴン使いの一族であるハッサクとは面識があるようで(同じ家系かは不明)、特別講師として招待すると会話を聞ける。留年について祖父であるシャガから聞いていたハッサクに勉強の大切さを説かれたカキツバタは「旦那には かなわないねぃ」と返した。

「周囲からの期待に応えろとは言いません。ご自身があとで後悔なきよう学園生活に臨んでくださいね」という助言は、一族の長を継がず家を出て行ったことを後悔していないハッサクならでは。


この会話と家族関係から「家に帰りたくないから、わざと留年してリーグ部にしがみついているのではないか?」、「スグリに厳しいのは、自分も似たような境遇で荒れていた時期があったためではないか?」という推測もされている(もちろん、現時点では憶測に過ぎないので注意)。


なお、オモダカからポケモンリーグへのスカウトの話(家のことを考えれば十分に名誉あること)があったにも拘らず拒否する、ハッサクとの会話で将来の進路のことを考えていない様子(考えていたとしてもあまり具体的ではない)などのこともあり、悪い意味での昼行燈な印象も見られる。

ましてや、一般人の身分ならまだしも、「ソウリュウシティの市長の孫が3年も留年している」という状況下で当の本人が進路についていい加減な姿勢を見せたら、シャガとハッサクが苦言するのも無理もない話である。


だがオモダカからのスカウトは、家の事も含められての誘いとも見受けられる(もっとも、管轄外の地方のジムからの要請で、一個人のためにわざわざオモガタ自ら単独でスカウトに動くかと問われれば疑問に残る。本編でブルーベリー学園に向かった時はチリも付き添っている)上に、あまり物事に縛られるのを好きではない彼が断るのも無理はない。ハッサクとの会話も、他の学生が将来のことを考えているかと言われると必ずしもそうとは言い切れない(それを言い訳にしていい理由にはならないと言われればそうであるし、そんなことをハッサクにバカ正直に言ったら「ドラゴーン!!」と怒鳴られるのがオチである)。いい意味で、彼の自由気ままな性格も感じられる

……留年してるけど


  • 総括

総括すると、「本人なりに学園の仲間を気づかっているし、筋を通して行動しているつもりなのだが、普段の言動と態度が適当でやり方も小狡いため、周囲の信用を得られておらず、発言に説得力を持たせられていない」というのが実情だろう。

それはそれとして会議で寝てばっかだったり、事後承諾で主人公に部長を押し付けるなど、スグリ関係を除いた描写で適当すぎる言動をしているため、「昼行燈と思わせて切れ者と思わせてただの昼行燈だった」という感想も見られた。

「自分が周囲に本気で怒られるライン」を理解していて、それを越えないように陰湿な行為を行っているという考え方も可能ではある。


実際、アカマツからも「嫌われ役ばかりやってると(本当に)嫌われるぞ」「何か企むならちゃんと仲間に相談しろ」と窘められており、本人も自覚があるのか否定はしておらず、スグリが休学したことについては「……思い描いたようには、なかなかうまくいかないねい」と零している。


こういったあれこれがあるため、プレイヤーからも「悪い奴じゃないんだろうけど、(普段の素行を指して)確かにこれじゃ信用されないのも無理はない」と複雑な心境でゼイユやタロと同じ考えを持つ者が居る一方で、雰囲気が悪くなっていく部活の現状を打開するための、嫌われ役を覚悟してでの行動を評価する者もいる。


歴代チャンピオンや四天王トップの何名かが事態解決のために自ら事件現場に赴いたり、裏でしっかり職務を全うしている描写があるため、カキツバタの適当さがより強調されているのも一部のユーザーからの印象の悪さに繋がっていると言える。

もっとも、上述の通りカキツバタも彼なりの手段で主人公をサポートをしていることは確かであるし、彼の人柄は兎も角として、カキツバタが部長をやっているリーグ部の雰囲気を悪く言う者がタロ達を含めていないのも、彼の手腕によるものと言える。


良くも悪くも、ユーザーの見方・感じ方によって評価が大きく変わるキャラクターと言え、ある意味ではそのようなキャラ付けをしたゲームフリーク思惑通りなのかもしれない。その意味でも頭ごなしの批判(もちろん前述の経緯を無視した中傷は論外)は避け、本編で描かれた描写の数々を考慮した上で善悪両方の捉え方をするべきである。


余談

名前の由来はアヤメ科アヤメ属のカキツバタと思われる。

上記にもあるように彼はソウリュウシティ出身だが、ソウリュウシティは彼の使うポケモンと同じドラゴンタイプのジムがあり、ジムリーダーのシャガアイリスもアヤメ科の植物を名前の由来としている。


ブルベリーグ四天王の中では唯一、変わり種のボールではなく通常のモンスターボールを使用する。飄々としてこだわりを持たない彼の性格が良く出ているが、一部のプレイヤーにはそれまでの胡散臭さゆえに「本性を見せていない」「まだ裏があることの表れ」と警戒されたとか…

なお、作中でカキツバタからマスターボールを貰えるが、『ブラック・ホワイト』でマスターボールを貰えるタイミングがソウリュウジムクリア後であるという妙な共通点がある。


交換してくれるポケモンはジュラルドン (テラスタイプ:でんき)。特性はすじがねいり


前述した通り、他の四天王との対戦後のたびに主人公の元を訪ねるが、この際に発する「おーす 未来のチャンピオン」という労いのセリフは初期のポケモン作品のジム内にいるアドバイザーと同じものであり、オマージュと考えられる。


前述の特徴的な前髪から、SNSでは「頭に歯磨き粉が乗っている」というコメントもよく挙がる。事実、英語版ではゼイユから"this annoying toothpaste-haired bozo(このうざい歯磨き粉頭野郎)"とド直球に言われている。

アイリスの前髪はドラゴンの牙でシャガの顎髭はドラゴンの下顎だが……うん。


関連タグ

ポケットモンスター ポケモン

ポケモンSV ゼロの秘宝 藍の円盤

ブルーベリー学園 ブルベリーグ

タロ ネリネ アカマツ

留年


バンジロウ:ポケモンBW登場人物の孫繋がり。


同ドラゴンタイプの使い手

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