(|d|b|)通りすがりの説教タイムだ!覚えておけ!
門矢士は複数の世界を渡り歩くが、各ライダーの世界を巡る度に、その世界で学んだ事柄を活かした格言を敵(例外あり)にかますのがお約束となっている。
そのシーンは通称「お説教」と呼ばれるようになり、ファンからこの呼び名が付けられた。名前の元ネタは言うまでもなく「スーパーヒーロータイム」。
BGM『パラレルワールド』が毎度毎度流れることでも有名で、いつしかこのBGM自体『説教用BGM』の名がついてしまった。
(ちなみにこのBGMが最初に流れたのは、第1話でオルフェノクが跋扈する異世界に転移したシーンである。我々が知るような使い方をされたのは『キバの世界』編から)
そして説教を終えた後はBGM『ディケイド』が流れ、リ・イマジネーションライダーと並び同時変身というのもお決まりのパターンである。
仮面ライダーウィザード 特別編でも『パラレルワールド』が流れており、ファンから『ディケイド』が番組を乗っ取ったとまでいわれる始末である(さすがにディケイドが出しゃばりすぎるのも後輩を食ってしまうので変身BGMは『ディケイド』では無くなっている)…。
と思われていたが、後年士が『仮面ライダージオウ』に客演した際には海東共々一線を画すゲストキャラという扱いだったのもあってか、『ディケイド』共々『パラレルワールド』ももふんだんに流された。
説教集
- 「違うな…この男が戦うのは、誰も戦わなくっていいようにするためだ!自分ひとりが闇に落ちたとしても、誰かを笑顔にしたい。そう信じてる!コイツが人の笑顔を守るなら、俺はコイツの笑顔を守る!…知ってるか?コイツの笑顔…悪くない」(クウガの世界)
- 「ソイツは信じている!…掟を。人間とファンガイアは共に生きていけると!それでも信じている。お前は諦めた…自分の弱さに負けて、掟を否定した!だがワタルは、信じるものの為に戦える!それが王だ!……王の資格だ!」(キバの世界)
- 「俺たちは時に、自分一人の為に戦う時もある……この手で。だが、この手で相手の手を握ることもできる!そん時は俺たちは…弱くても、愚かでも……一人じゃない」(龍騎の世界)
- 「笑わせるぜ…金と名誉に目が眩んだ成金野郎が!(中略)違うな!少なくともこの男が働くのは、金の為でも、ランクを上げるでもない。まして、社員同士の生存競争で仲間を蹴落とす為でもねぇ! 進化だ。失敗しても成功しても共に働く仲間を励まし、助け合う!一緒に進化していく。その為に働いているんだ!」(ブレイドの世界)
- 「本当の顔なんて、誰にも写せない。何百枚撮ったって、別の顔が写る。同じ顔なんて二度と撮れない。…だから俺たちは写真を撮るんじゃないのか?」「オルフェノクだ人間だなんてものは関係ない。こいつはただ、自分にとって大切なものを守ろうとしただけだ」「ちっぽけだから、守らなくちゃいけないんだろ!!」(ファイズの世界)
- 「愚かだから、転んで怪我してみないと分からない。時には道に迷い、間違えたとしても、それでも旅をしていく……お前に道案内してもらう必要はない!」(アギトの世界)
- 「海東!コイツはただのイマジンじゃない。コイツは……コイツは!馬鹿だ。けど案外優しい一面もある。とり憑いた奴の体に、気を使うぐらいにはな。実体なんか無くとも、コイツはちゃんと存在している。なにしろ、俺が知ってるんだからな!モモタロス?」(電王の世界)
- 「この世に一ヶ所だけ、たとえ世界の全てを敵に回しても、家族の帰りを待ってる場所がある。そしてこの世に一人だけ、たとえ世界の全てを敵に回しても、家族の為に戦う男がいる。この男は、誰にも声の届かない世界 で、孤独に耐えながら皆を守ってきた、誰より強い男だ!同じ顔をしてるのに、お前はこの男の足元にも及ばない虫ケラだ」(カブトの世界)
- 「人は誰でも、自分のいるべき世界を探している。そこは偽りの無い、陽の当たる場所……そこへ行く為に、人は旅を続ける。そして旅を恐れない!そうだよな、夏ミカン?」「その旅を汚したり、利用する権利は誰にも無い!」 (ネガの世界)
- 「お前は14にはなれない。海東大樹は今、自分を信じ、自分の意思で動いている。そんな弟をお前は倒せなかった。それは、お前が人間の中の自由な意思を認めているからだ。お前はいちばん大切なお宝をこの世界 で手に入れた。もう盗みをしなくて済むな」(ディエンドの世界)
- 「待つのも、無駄じゃないって気がするな。待ってる人間がいれば、そこが帰る場所だ。這ってでも帰ってくるんだろ、そういう場所に」(シンケンジャーの世界)
- 「たとえ勝ち目はなくても、戦わなければならないときがある。この男はそうやって1人で戦ってきた……大切なものを取り戻すために。確かに1人では無理かもしれない。だからこそ!助け合い、一緒に支えあう相手が必要なんだ!!世間ではそれを…『仲間』、と言うらしい」 (BLACKの世界)
- 「お前等の作った世界は最悪だ!人が人を疑い、誰も信じることが出来なくなった世界…だがこの男は違う!この最悪な世界で信じることを忘れなかった、だから本当に信じ合える友達と出会えた」(アマゾンの世界)
- 「たとえ世界の全てを敵に回しても、たった一人を守るために戦う、それが仲間ってモンだ。俺達は仲間だ!だから守る!それだけの事だ。俺達はこれからも旅を続ける。世界の壁を超え、仲間をつくる。その旅はやがて、未来を変える」(ライダー大戦の世界)
- 「俺は全ての世界から拒絶された。どの世界も俺の世界ではない…言い換えれば、どの世界も俺の世界にできる!とりあえず、俺の世界は俺がカタをつける!だから…大ショッカーは…俺が潰す!!」(劇場版オールライダー対大ショッカー)
- 「いや、俺はもう通りすがらない。全てを破壊し、全ての世界を救ってやる!大ショッカー、貴様等を破壊する!!」 (コミック版オールライダー対大ショッカー)
- 「俺はこれからも、世界を繋ぐ、物語を繋ぐ。それこそが俺の旅。ディケイドの物語はここから始まる。」(MOVIE大戦2010・ディケイド編)
- 「かつて仲間の事をなまかと言うテレビドラマがあった。だが俺たちはそれを越える!ナマコを食って仲間を救う…それがなまかを超えるナマコ仲間だ!わかったか!」(ファイナルステージ)
- 「悪を倒すためなら、どんなに汚れた泥でも被る。それが、本当のヒーローってもんだろ。」(スーパーヒーロー大戦)
- 「ある人が言った……俺達は正義のために戦うんじゃない。俺達は人間の自由のために戦うんだと」(魔宝石の世界)
- 「邪魔なのはお前だ。母親の誤解を解きたいあまり、物をひっくり返す力まで得た。願いの強さがわからないのか?」
- 「確かに俺は世界を旅し、多くの仲間と出会って来た。その中には既に死んだ者も居た。だが俺はそいつらのことは忘れない。この胸に…永遠に刻み込んでおく」
巧「人は皆生きて死んでいく。その想いは、生きていようが死んでいようが関係ない!」
紘汰「それが切なる願いなら、俺達が叶えてやる!」(仮面ライダー大戦)
- 「お前、アイツらが側にいたから王様になりたいと思ったのか?順序が逆だろう。お前が王様になりたいと思った。ただし、魔王だけどな…そこにアイツらが現れた。違うか?それとも魔王になるのを諦めるか?」(仮面ライダージオウ)
- 「世界を破壊するどうか…決めるのは俺だ。この世界に、お前が破壊していいものなんて一つもない!破壊者は…二人も要らない…!」/「覚悟…?違うな…お前は怖いんだ。全てを破壊し、ひとりぼっちになるのが嫌なんだよ。カードを眺めるのだって同じだ。そうすることで孤独を埋めたいんだろ?空っぽの自分の、拠り所を探しているんだ。世界の破壊者だと…?強がりもいいとこだ。お前の正体は、孤独な臆病者なんだよ。だから、今も居場所を探している…そうだろ?」(『仮面ライダーシティウォーズ』_「明日に臨む王と時空の監視者」)
番外編
海東大樹
「…それでいいんじゃない?その優しさがあれば、鬼に心を奪われる事もないってさ。受け継ぐのは鬼の力だけじゃない。ヒビキって人の魂を受け継ぐ事なんだ!」(響鬼の世界)
なお、士はセリフを取られたことに対して突っ込んでいた。
鳳桜・カグヤ・クォーツ
- 「確かに貴様の言う通りだ。 カグヤ様の輝きは敵を引き付ける。 故に、友も仲間もいらない。 だが、2人ならもっとゴージャスに輝ける···らしい。 カグヤ様に並ぶ者がみな宝石ならば、共に戦うのも悪くない。 覚悟しろハンドレッド。 俺たちの輝きは···世界をも越える!」
- 「それが宝太郎の仲間···“ガッチャ”とやらか。 ならば···。 カグヤ様の仲間は···カグヤ様だ。 輝きを重ね合わせれば、仮面ライダーは何処までも高く飛んでゆける。」(『仮面ライダーガッチャード』_「ゴージャスタイム!レジェンダリーは終わらない」)
ちなみにカグヤは幼少期に世界をハンドレッドに襲われ自身も祖父と共に狙われたところをディケイドに助けられたことがあり、思いっきりディケイドをリスペクトしたライダー・仮面ライダーレジェンドを開発・変身している。