「はうう……私なんかがレースに出てもいいんでしょうか。……でも……」
プロフィール
キャッチコピー | 前向きになりたい!ネガティブな頑張り屋 |
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誕生日 | 3月25日 |
身長 | 164cm |
体重 | 一部微増 |
スリーサイズ | B99・W61・H89 |
靴のサイズ | 左右ともに25.0cm |
学年 | 中等部 |
所属寮 | 栗東寮 |
得意なこと | めげないこと、演歌 |
苦手なこと | 早口言葉 |
耳のこと | よく小刻みに震えている |
尻尾のこと | 悩むといじる癖があるので、よく絡む |
家族のこと | 転勤族ゆえに語学堪能。娘も、言わずもがな |
マイルール | フクキタル占いのラッキーアイテムを常備 |
スマホ壁紙 | 『ボクを?いいとも!存分に撮りたまえ!』 |
出走前は… | トレーナーと一緒に持ち物を指さし確認 |
得意科目 | - |
密かな自慢 | - |
よく買う物 | - |
ヒミツ | ①激辛派 / ②ヤギの目を見るとなんとなく気持ちがわかる |
自己紹介 | メ、メイショウドトウです…!あの、あの、私、自分に自信が持てるようになりたくて、精一杯、努力しゅてま…か、かんだっ! |
CV | 和多田美咲 |
自分に自信がまったく持てない、弱気な垂れ耳ウマ娘。
典型的なドジっ子で、何をやってもうまくいかず、それでもどこかで「自分を変えたい」「諦めたくない」と願い、未来が上向きになるきっかけを探している。
テイエムオペラオーの過剰な自信に憧れている。
(公式ポータルサイトより)
(旧プロフィール)
引っ込み思案でネガティブ思考のウマ娘。
性格はかなり控えめであり、いつもビクビク周りを気にしている。
そのせいかイマイチ勝ちきれないレースが多く、ネガティブ思考に陥ってしまいがち。
自信がないためすぐに人の顔色をうかがってしまう。
ソロ曲
変わりたい…!確かに確かに確かに誓ったんだよ 自分の心に
『ゼッタイトナリ…!』
作詞・作曲:中村瑛彦(SUPA LOVE)
概要
メディアミックス作品『ウマ娘プリティーダービー』に登場するウマ娘。実在の競走馬であるメイショウドトウをモチーフとする。
バスト99cmは登場するウマ娘の中で一番の巨乳である(現在ヒシアケボノとトップタイ)が、引っ込み思案な性格もあって本人にとってはコンプレックスでもある。
また、瞳の虹彩が渦巻き状になっているほか、口元が猫口になっているのも特徴。
自信のなさからか驚いたときを除いて耳が常に垂れ下がり気味なのも特徴。
ただし、好調以上のときはパドックでドヤ顔を披露する。
実は激辛派との事。その関係か育成シナリオ中のイベントでエルコンドルパサーとヒシアマゾンと激辛料理の早食い対決を行っている。
なお、激辛派になった理由は、注文間違えで激辛料理を頼んでしまうことが多く、それで激辛に耐性が付いたためである。
アニメでは描写されてないが、テイエムオペラオーはクラスメートである(メイショウドトウの名前当てクイズのヒントで、「あのクラスメート」と書かれている)。
主にオペラオーの育成シナリオで登場しており、最初は彼女の走る姿に憧れを抱いているだけだったが、オペラオーに誘われたことにより一度は断ったものの、自身も彼女に追いつくべくレースに出走するようになった。
オペラオーとの関係はTVCMシリーズ「Rivals」でも明確に描かれており、オペラオーは『ドトウ、想像以上の走りだよ……嗚呼、やはり宿敵は君しかいない!!』、ドトウは『ずっと貴女に憧れてきました……だからこそ、オペラオーさんのライバルは、他の誰にも譲りたくない!』……と、互いを強く意識した、熱いCMになっている。
ちょっと不運なところもあり、うまよんではにんじんアイスの当たりを引き損ねたり、キングヘイローに乗せられてアイスを食べ過ぎて体調を崩しかけたり、アニメでは後述のように拘束されたりと憂き目に遭うこともしばしば。
ルームメイトはエアシャカール。アナーキーでロジックを重んじる彼女とは色々と正反対であるが、エアシャカールが面倒見が意外といいこともあってうまくやっている様子。なお『うまよん』ではエアシャカール、オペラオー以外に、エアシャカールとは別な意味で理系のウマ娘であるアグネスタキオンともよく絡んでいる。
家族は転勤族で各地を転々としている、その関係か語学は非常に堪能との事。
後述でもあるように宝石商という関係で各国へ買い付けや取引の為、結果的に転勤族になったのだと思われる。
料理はヘタでバレンタインのチョコを作り、シャカールが味見したがぶっ倒れてしまった。
別衣装で父親は宝石商である事が判明。おそらく実馬の父「ビッグストーン」からだと思われる。
何気に馬主由来ではなく競走馬の父の名前由来は初。(母親についてはナリタタイシンの実家が花屋(タイシンリリィからの連想)である。
容姿・デザイン
アプリゲーム版での名称はブルー/レイジング
- 巫女衣装
アニメ二期に登場した巫女衣装。
マンガ版
うまむすめし
『うまよん』を除けば漫画作品には初の参戦。第27話にて手違いで激辛中華料理のフルコースを注文したことになってしまい、今更引き返すことなどできず昼休み中ご飯を食べていたのだが、流石に大量の料理全てを捌ききれず泣きながら食べていた所を見かねたデジタルに助けられていた。
アニメ版
TVアニメシリーズ
Season1
第6Rに少しだけ登場。
占いの館にて、マチカネフクキタルのアシスタントをしていた。
フクキタルの占いの結果に対して何かと「救いはないんですか?」と呟いている。
Season2
相変わらずマチカネフクキタルと一緒で、大晦日には一緒に巫女のアルバイトもしており、メジロパーマーやダイタクヘリオスとも絡んでいるようだ。
こちらでは占いの結果に対して「救いはない『の』ですか?」と微妙に言い回しが変わっている。
第10Rでは、トウカイテイオーのミニライブステージの裏方として働いていたが、テイオーの引退ライブをジャックしに来たチームカノープスのメンバーによって拘束される羽目に……
Season3
第1Rでタイキシャトル、シュヴァルグランと共に登場し、キタサンブラックの練習と、その後のドゥラメンテとの並走の様子を見守った。わずか2カットの出番だったものの、現在リアルのメイショウドトウが「ノーザンレイクファーム」で一緒に暮らしている牧場猫のメトと思われる猫が登場し、最初の場面ではドトウに抱きかかえられ、次のカットではドトウの頭に乗ってくつろいでいた。
また、最初のシーンでは2頭のヤギも一緒に登場している。さらに言うと、この場面の直前にチームリギルの面々(オペラオーも含む)がまとめて登場したカットがあったにもかかわらず、所属しているタイキがこちらではなくドトウと一緒に登場しており、全面的に引退後のリアルメイショウドトウの史実エピソードをふんだんに取り込んだ演出となった。
また、第2R以降から加わったオープニングアニメでも一瞬だけ登場。こちらでは占いの館の中でフクキタルとタンホイザのマチカネ部屋コンビと一緒に登場し、何やら占いの結果に3人で驚いていた。メトと思われる猫も本編から引き続き登場してドトウの頭に乗っているほか、こちらではタヌキがドトウに抱きかかえられて登場している。
このため、まだドトウの本格的な出番はないにもかかわらず、実質わずか2話の間にリアルメイショウドトウの引退後関係動物のオールスター出演を達成したと言っても過言ではない。
6話では上記のメンバーと共に占いの館でサトノダイヤモンドを相手にしていた。「救いはないのですか?」も続投。
10話ではトレセン学園が開いた「ふれあい動物ひろば」でメトと思わしき猫に背中に乗られ、タヌキとすり寄られヤギに髪を咥えられていた。史実ドトウ動物軍団コンプリートである。
RTTTシリーズ
Road_to_the_Top
テイエムオペラオーとのペアで登場。
新時代の扉
同級生のテイエムオペラオーに憧れ続け、実力は“覇王”となったテイエムオペラオーと肩を並べるまでに成長、ジャングルポケットがダービーを獲った翌月の宝塚記念で“覇王”に土をつけた(小説版で言及)“執念の名将”となった。
最強を目指すジャングルポケットにとっては越えねばならない高い壁の一人。
ゲーム版
アプリゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』
ゲーム版においては、テイエムオペラオーのシナリオにてライバルとして登場し、特に史実で唯一のGⅠ勝鞍である宝塚記念では史実通りの強敵として立ちはだかる。他にもシニア級の有馬記念でも強敵としてオペラオー包囲網を敷いてくる。
そして、2021年8月11日より育成ウマ娘として実装されることとなった。
また、「本格化」について語られた初の育成ストーリーである。
他にはアドマイヤベガやフクキタルの過去の断片や新衣装も描かれている。
タンホイザのサポートカードではマチカネ部屋コンビと共に占い小屋を掃除していた。
アニメの設定の逆輸入かどうかは不明。
11月13日にはTVCM「Rivals」でオペラオーと対決している。
「ずっとあなたに憧れてきました」
育成ウマ娘
- ☆3[ブルー/レイジング]メイショウドトウ
メイショウドトウの育成実装に伴う初回実装版。
詳細は当該記事にて。
彼女の育成シナリオの特徴として、上記の「本格化」に関連しメイクデビュー戦後に確定で「まだまだ準備中」という専用バッドコンディションが付いてしまう。内容は目標3を達成するまでの間、レース後に高確率で体力-5のイベントが発生してしまうというもの。
これは「デビューが3歳1月と遅く、クラシック年の間は重賞に出走することはおろか、3度のオープンレースでも掲示板にすら入れなかった」という史実のメイショウドトウの晩成っぷりを再現した仕様。
そこまで深刻なペナルティではないが、体力の低下はトレーニングの失敗率に影響するので留意はしておきたい。(アオハル杯やグラライだと大きく響くので体力管理はしっかりと)
イベント 「偉業!私が覇王!?」
皐月賞と天皇賞(春)と目標6~9で全て一位を取ると隠しイベントが発生。
これは「史実でテイエムオペラオーが制したGⅠレース全て(皐月賞+古馬王道5戦)をドトウで勝利せよ」ということであり、当然全てのレースでオペラオーを撃破せねばならない。
また、オペラオーが勝てなかったダービーや菊花賞、大阪杯は特に勝つ必要がない。
発生すると全ステータス+10・スキルpt+20・『抜け出し準備』と『テンポアップ』のヒントLv+1。
大盤振る舞いであるが、特に皐月賞で1位を取るのが難しく、狙うなら万全の態勢で。
- ☆3[Dot-o'-Lantern]メイショウドトウ
ストーリーイベント「デイズ・イン・ア・フラッシュ」の開催と同時に実装された☆3育成ウマ娘。
詳しくは該当記事を参照。
固有二つ名
不屈の挑戦者
条件:天皇賞(春)、宝塚記念、有馬記念を含む重賞9連勝以上する。
- これは史実の「9戦連続重賞連対」をイメージしたもの。この期間のドトウはGⅡ無敗、GⅠで5戦連続テイエムオペラオーの2着の後に宝塚記念でGⅠ初勝利を成し遂げており、オペラオー以外の馬には負けていない。
- また、JRAの中央重賞連勝記録はテイエムオペラオー(とタイキシャトル)の8連勝であり、この課題は「オペラオーを完全に超えろ」という意味合いでもある。
- ライバルとしてオペラオーとアドマイヤベガ、更に有馬記念ではグラスワンダーやスペシャルウィークが強敵として立ちはだかる。心してかかろう。
固有実況
【対象レース】GⅠ「宝塚記念」(シニア級6月後半)
「ドトウ先頭!ドトウ先頭!メイショウドトウの執念が通じるのか!?」
条件:GⅠ未勝利の状態で出走し、最終直線200m地点を先頭で通過して勝利する。
オマージュ元:2001年「宝塚記念」 関西テレビ・杉本清アナの実況
「ドトウ先頭ドトウ先頭!ドトウの執念が通じるのか!ドトウの執念がここで通じるのか!」
- GⅠ5連続2着(00年宝塚~01年春天)からの6度目の正直だったことから生まれた実況なので、クラシック級では発生しない。
- 宝塚記念まで目標にGⅠレースは入っていないので、GⅠを避けてGⅡ~GⅢでファン数を稼ぐ必要がある。
- シニア級宝塚記念の目標は二着以内。事故って二着になるとリトライできないので注意。
- 最終コーナーを回った後の実況なので、そこまでに先頭に立っていないといけない。前の脚質なら狙いやすいが、後ろからの脚質は事故りやすいので注意。
- 固有二つ名取得(春の天皇賞勝利が必要)やイベント「世紀末怒涛」(皐月賞、春の天皇賞の勝利が必要)とは条件がバッティングしてしまうため、特殊実況を狙うなら諦めないとダメ。
サポートカード
- SR[幸せと背中合わせ]メイショウドトウ
リリース初期からサポートカードガチャにて入手可能なSRサポート。タイプは根性。
1枠から3枠に入ると賢さが上がる「内枠得意」や400で割れない距離のレースでスタミナが上がる「非根幹距離」、イメージとは少し違うが4番人気以下でスピードが上がる「伏兵○」といった中々汎用性の高いスキルを持っている。
- SSR[飛びも出ぬべき心地すれ]メイショウドトウ
ストーリーイベント「瑞花繚乱!新春かるた合戦」にて報酬での配布として登場したSSRサポート。タイプはスタミナ。
競走馬『メイショウドトウ』
「ターフを揺るがす、“怒涛”の力。」
始まりから一年、舞台は初めて脚を交えた地、宝塚。
一段と逞しくなった心と体。滾る気迫。充実を迎えた挑戦者は、
堂々と、力強く、栄光のゴールを駆け抜けた。
メイショウドトウ、GIホースの栄光を携えて。
その雄大なうねりは、さらに力を増してターフを揺るがせる。
いつか振り返れば
やれることはやった
その積み重ねを
振り返るのはよそう
不運を嘆きたくなるから
だが今度も同じだ
やれることをやるだけだ
誰よりも先んじて
後ろに従う者の姿を
振り返りたくなる
そんな日が来ると信じて
《「名馬の肖像」2020年宝塚記念》
1996年生まれの鹿毛の牡馬(99世代)。父ビッグストーン、母プリンセスリーマ、母父アファームドという血統を持つアイルランド生まれの外国産馬で、買付価格は500万円と、破格の安さであった。
主戦騎手は安田康彦(現競馬評論家)。メイショウドトウの管理調教師でもある安田伊佐夫(栗東トレセン所属、元騎手)の息子で、父譲りの高い騎乗スキルを持つ人気騎手だった一方、極めて酒癖が悪く加えて素行不良でもあるという問題児だった。
威風堂々とした強そうな名前に反して、おっとりとした穏やかで心優しい性格をしていて賢く人懐っこい馬。サラブレッドの、それもG1を勝つような馬なのにこれほど大人しいというのは大変珍しいとのこと。
その一方で、非常に逞しく立派な体つきが特徴で、特に胸筋のボリュームが素晴らしい。ウマ娘のメイショウドトウの豊かなバストは、恐らくこの胸筋を反映したものだろう。
2000年(4歳/旧5歳)では古馬王道路線に殴り込むも、テイエムオペラオーの前に連戦連敗。天皇賞(春)を除いて全てテイエムオペラオーの2着と阻まれ続けた(ちなみに天皇賞春の2着はサイレンススズカの半弟ラスカルスズカ)。
だが、逆に言えばオペラオー以外の連中を全て蹴散らして回っていたわけで、誰が呼んだか『最強の二番手』。
ちなみに、ドトウに蹴散らされた中にはナリタトップロードもいた。彼はそれまでオペラオーのライバル馬と目されていたものの、やがてドトウとオペラオーの戦いの陰に埋もれ、2002年まで雌伏の時を過ごすことになるのだが、それはまた別のお話。
この時、一部G1の外国産馬への開放が進められていた過渡期であり、皐月賞・日本ダービー・菊花賞には出走出来なかった(クラシック三冠の開放は翌年(2001年)から)が、天皇賞への出走は先行して2000年から認められた為、天皇賞でのオペラオーとの対決が実現した。
2001年(5歳、この年から馬齢表記が変更)の天皇賞(春)はまたしてもテイエムオペラオーの2着。前年の宝塚記念以来、GⅠレース五連続ワンツーフィニッシュでの敗北である。
しかし、この年の宝塚記念では遂にテイエムオペラオーを下し、悲願のGⅠ勝利を達成。一年がかりのリベンジを成し遂げた。他の出走馬によって形成された、いわゆる『オペラオー包囲網』に対して進路妨害の審議がかかるものの、無事に勝利。この一戦のメイショウドトウは、その名の如く『怒涛の走り』を見せた。
天皇賞(秋)では、アグネスデジタル・テイエムオペラオーに次ぐ3着。ジャパンカップは5着。
有馬記念は4着に終わり、これを最後に引退。テイエムオペラオーと共に引退式が執り行われた。
テイエムオペラオーとの対戦成績は9戦中2勝7敗。5連敗を除くと2勝2敗となり、まさに最大のライバルとも言えた。
アニメでコンビを組んだマチカネフクキタルとは、2000年の金鯱賞と宝塚記念で対戦し、どちらもメイショウドトウが先着している。
引退後は種牡馬入りするが中央では活躍馬を輩出できず、産駒の成績は地方重賞馬に留まった。
その後2017年に種牡馬を引退し、北海道日高町にあるヴェルサイユファームに移り、引退馬協会のフォスターホースとなる。牧場仲間であり、同じくウマ娘化されているフォスターホースのタイキシャトルとは仲良し。
ヴェルサイユファームの関係者によると、「大変賢く、かつてのライバルの名前を聞くと、拗ねてお尻を向けてしまう」という、健気で可愛らしい一面を持っているそうだ。ちなみに、「オペラオー」という名前とオペラオー自身が結びついていないようで、ドトウはオペラオーと仲が悪いということは無かった。
また、大変人懐こく人間が来るとグイグイ近づいてくるため、写真を撮ろうとするとドアップの写真になるのが大半。カレンダー用の写真のために距離を取ったのにスタッフが手を離した瞬間にカメラマンにダッシュで向かってすり寄ろうとしたりと、澄ました感じの写真を撮ろうとする際は逆に苦労するらしい。
2021年6月、タイキシャトルとともに北海道新冠町のノーザンレイクへと移り、2022年8月にタイキシャトルに先立たれ、2024年2月には疝痛を発症し開腹手術を受けるも無事に成功し回復。現在(2024年8月)も元気に生きている。
現役中は27戦10勝で9億2133万4000円もの賞金を稼ぎ、掲示板に乗らなかった(5着以内に入れなかった)レースはたったの3回。そして、大変な長生きで、引退馬の『顔』と呼ぶべき存在でもある。
現在でも牧場猫のメトさんを追いかけては逃げられ悲しそうにしたり、ヤギに群がられていたり(ヤギの餌をパチろうとして威嚇されたり)、寝床にエゾタヌキが居座ったりと元気に過ごしており、馬主にも競馬業界全体にもファンにも孝行している、強く優しく元気で愛される馬……それがメイショウドトウである。
余談
容姿について
容姿の特徴の1つとなっている猫口であるが、これもモデル馬の特徴を忠実に再現した要素であり、リアルのメイショウドトウも下から顔を見上げる視点だとしっかり猫口になっていることが分かる。
このほか前髪のメッシュ部分の先端付近が薄いピンク色になっているのもモデル馬の鼻先の色を再現しているため。鼻先の体毛が薄い部分が炎症しやすい体質らしく、痒がってよく柵などを使って掻いているためいつも赤みがかっているらしい。なお、この掻く仕草をする際に鼻先がブニブニと妙に柔らかそうに変形するのがファンからの愛され要素の1つとなっている。
また、冬場の放牧時に白湯を飲ませてもらって微笑むように目を伏せたときの表情がウマ娘のドトウの笑顔とそっくりであり、こういったエピソードからドトウを一番モデル馬に容姿が似ているウマ娘と考える人もいる。
ちなみに性格の方は、どちらも人にも馬(ウマ娘)にもとても優しくて大人しい気質で、他の動物からもとても好かれているという点は共通しているものの、ウマ娘のドトウが基本的に臆病で引っ込み思案な気弱な性格であるのに対して、モデル馬のドトウは結構ボス気質な面もあって堂々としている上、種牡馬時代から既に去勢されている現在に至るまで変わらず牝馬好きという、言わば陽キャで図太い性格もしているそうで、結構対照的となっている面もある模様。
ヒミツの元ネタ
ヒミツ②はヤギに関係するものであるが、史実においてもメイショウドトウとヤギとの縁は深いものとなっている。
ノーザンレイクへ引っ越す前に繋養されていたヴェルサイユリゾートファームではドトウは一時期ヤギと共に放牧されていた事があった。1番有名なのは、放牧地に餌が撒かれておりヤギがドトウの足元をうろちょろしていて微動だにせずヤギを見守っているというもの。
そのヤギを見守る優しさ溢れる姿から付けられた渾名は「ヤギの王」。
しかし、ノーザンレイクへの移動後におやつへの執念を見せた事で「ヤギの王」ではなく、「ヤギの餌をちょろまかしに来ていたのでは」、「ヤギに舐められていた」、「デカいヤギだと思われいる」と言われる事になった。
実際に自分も食べようと一瞬頭を下げるのだが同時にヤギに頭突きされてしまい諦めている。
仲の良かったタイキシャトルも羊と共に放牧されていて(故に渾名は「羊の王」)普段は仲良く過ごしているがおやつを貰う際はをヤギや羊達に耳を絞って威嚇したり噛み付いたりして追い払っているがドトウはそんな事はせずに、頭突きされた後も再び微動だにせず見守る事にしている。
SSRサポカ[飛びも出ぬべき心地すれ]に登場しためーめー団とのやり取りはある意味再現度が非常に高いとのこと。
長い間ヤギの王は不在だったようだが最近だと引退して牧場に入ったばかりのナランフレグが2代目に就任した模様。
https://twitter.com/Versailles_Farm/status/1716717876365926406?t=sFoDRiWW9bUdiAVfC4wryA&s=19
タイキシャトルとの関係
ウマ娘においてドトウはメインシナリオではオペラオーを筆頭に現役同期の99世代との関係が濃密に描かれているが、サブイベントなどをよく見るとタイキシャトルとの絡みもかなり多めに描かれている。
現実においてメイショウドトウとタイキシャトルは、現役時はそれぞれの適性距離が違っていたことや、シャトルの方が2歳年上だったことなどもあり一度も直接戦ってはいないが、上記の通り種牡馬を引退してヴェルサイユファームに預託されて以降はずっと同じ牧場で暮らしていた。2頭は長年隣同士の馬房で一緒に暮らしてきたこともあって非常に仲が良く、お互い馬房から顔を出して鼻を合わせてじゃれ合ったり、放牧ではお互いの後をついて行っていつも一緒に行動していた。
ドトウだけが外に出る日にはシャトルがついてこないことをドトウが心配して不安そうに嘶いてシャトルを呼んだり、戻る時間になるとシャトルが顔を出してドトウの帰りを出迎えたこともあるほど。2021年6月にヴェルサイユファームからノーザンレイクに移動した際も2頭一緒であった。
どちらかというと元々気性が荒くも寂しがり屋な性格のシャトルがドトウに懐き、穏やかで優しい性格のドトウに感化されて晩年は性格が丸くなっていった模様。一方ドトウはおやつタイムの終了を告げられながらも聞こえないふりを決め込んで粘っていた際に、同意を求めるようにシャトルの方を振り向いたものの当のシャトルがあっさりと引き下がっていくのを見て仕方なく自分も諦めるなど、お互い相手の行動に影響を与え合う良きパートナー同士だったようだ。
しかし2022年8月17日にシャトルが老衰による心不全で逝去。この急な旅立ちにファン達から悲しみの声が出る中、突然親友を失ったドトウのメンタルを心配する人も多くいて、いかにこのコンビが愛されていたのかが窺える。その後のドトウはシャトルがいなくなった寂しさもあってか幾分元気がなくなった様子も見られたものの、幸い一番心配されていた食欲については変わらず旺盛なままでファンやノーザンレイクのスタッフを安心させた。
現役時に関係性がなく、引退後の関係の強さだけでウマ娘に反映されるのは中々のレアケースなのである。
Road_to_the_Top番外編?
ドトウの育成シナリオにおいてはクラシック3戦にそれぞれイベント(うち目標2と目標3がそれぞれ皐月賞と菊花賞のタイミングで発生)が存在するが、育成実装当時ナリタトップロードが登場前だったため、クラシックに出走すると彼女のポジションを自身に置き換えたドトウ版「Road_to_the_Top」とも言えるような展開になる。
大嫌いな「オペラオー」の正体?
ドトウはつい最近まで「オペラオー」というワードを聴くと不機嫌になっていたが、実はオペラオー本人とはそこまで仲が悪くは無かったらしい。
そのため、ファンの間では「一緒によく走った栗毛くん(本当のオペラオー)と名前(オペラオー)が一致していない」「人は悲しい時、オペラオーと鳴く」等々の解釈がされていた。
ところが2023年にオペラオーの主戦だった和田竜二騎手がノーザンレイクへ訪れた際、ドトウの和田騎手への反応がやたらと手厳しく、ニンジンこそ手渡しで食べるが耳を倒してる(馬の怒り、不機嫌のサイン)し和田騎手が撫でようとしたらソッポを向こうしたり噛み付こうとする等、普段は人にとても懐っこいドトウとは思えぬ対応をしたのだ。(「だがその持ってる人参はよこせ」というふてぶてしい態度も見せた)
そのことから、ドトウは「栗毛くんをしばいてる奴(和田騎手)=オペラオー」と記憶しているのでは?という解釈が産まれた。
一方の和田騎手は、ドトウとの再会と彼の健在っぷりを心から喜び、ドトウから噛み付かれたり鼻で体当たりされても嬉しそうにしていた。ドトウから自分が嫌われている(かもしれない)ことも認識した上で、自身はドトウについて「尊敬、リスペクト」と述べており、自分と相棒にとって最大の強敵であったかつてのライバルに対して敬意を表していた。また、自分に背を向けているドトウの姿を見ながら「僕がずっと競馬で見てきた位置」「このアングルが懐かしい感じ」と話し、一緒にレースを走っていた当時を懐かしむ様子も見せていた。
関連イラスト
関連項目
ファインモーション(ウマ娘):モデル馬がアイルランド生産である繋がり。
バンブーメモリー(ウマ娘):モデル馬の主戦騎手と管理調教師が実の親子同士の繋がり。
メイショウドトウと対戦経験がある馬がモデルのウマ娘
太字の競走名はメイショウドトウが先着したレース。
☆はドトウの勝ち鞍。
※はアニメオリジナルウマ娘。アニメ1期に登場。
・マチカネフクキタル:'00金鯱賞☆、宝塚記念
・キンイロリョテイ(※ステイゴールド):'00日経賞、宝塚記念
オールカマー☆、天皇賞(秋)、ジャパンカップ、有馬記念
'01天皇賞(春)、宝塚記念☆、天皇賞(秋)、ジャパンカップ
・グラスワンダー:'00日経賞、宝塚記念
・キングヘイロー:'00有馬記念
・セイウンスカイ:'01天皇賞(春)
・ツルマルツヨシ:'00有馬記念
・テイエムオペラオー:'00宝塚記念、天皇賞(秋)、ジャパンカップ、有馬記念
'01天皇賞(春)、宝塚記念☆、天皇賞(秋)、ジャパンカップ、有馬記念
・エアシャカール:'00ジャパンカップ、'01天皇賞(春)、宝塚記念
・アグネスデジタル:'01天皇賞(秋)
・ジャングルポケット:'01ジャパンカップ
・マンハッタンカフェ:'01有馬記念