「私が"本当の歌"を教えてあげる」
「"歌は力"。そして私は未来を、私自身の手でビルドする。"歌の力"で」
プロフィール
名前 | ウィーン・マルガレーテ |
---|---|
英字表記 | WIEN MARGARETE |
学年 | 1年 |
誕生日 | 1月20日 |
星座 | みずがめ座 |
血液型 | A型 |
身長 | 161cm(シリーズ13位タイ) |
一人称 | 私 |
趣味 | お菓子作り、クラシック音楽、クレー射撃 |
特技 | 歌、ヴァイオリン、射撃 |
好物 | チョコレート |
好きな言葉 | 初志貫徹 |
好きな教科 | 外国語、数学 |
好きな動物 | 狼、サメ |
イメージカラー | エレガントパープル |
ユニット | KALEIDOSCORE |
CV | 結那 |
概要
『ラブライブ!スーパースター!!』に登場するスクールアイドル。
TVアニメ2期ではライバルキャラクターとして登場し、同3期からはLiella!3期生として活動している。
テレビアニメ2期では一貫してソロのスクールアイドルとして活動しており、8話までは中学3年生だった。同9話以降からはインターナショナル・スクールへ進学している。
そして、TVアニメ3期からは結ヶ丘女子高等学校へと転入している。
さらに、姉の進学先である『ウィーン国立音楽学校』を受験して不合格になった事や、かのんにウィーンへの留学オファーが舞い込んで来た事がTVアニメ2期11話・12話におけるキーポイントになっており、TVアニメ3期では(1期の恋や2期のきな子と並ぶ)もう一人の主人公とも呼べる存在となっている。
容姿は紫色がかったロングのウェーブヘアに、薄緑色の瞳。
メンバーアイコンは蝶。
※後述の通り、「ウィーン」と「マルガレーテ」のどちらが個人名なのかは判明していないが、Liella!メンバーの大半から「マルガレーテ(ちゃん)」と呼ばれている事や、非フルネーム時の呼称や表記が「マルガレーテ(MARGARETE)」となっていることから、恐らく「マルガレーテ」がファーストネームと思われる。
こういった状況がある事と、作中で「ウィーン」と言う同名の地名が台詞で登場している点を踏まえ、本記事での非フルネーム表記は(便宜上)「マルガレーテ」とする。
人物
音楽一家の次女で、幼少期から歌の天才と言われていたほどの才能の持ち主。
加えて、マルガレーテのプロフィール欄に書いてある特技の中にはクレー射撃も入っており、日本人の母を持つ可可よりも流暢な日本語を話せていることから、(1期生の葉月恋と同じく)文武両道を修めていると思われていた。それを裏付けるかのように、夏休み前のテストでは100点満点中90点(冬毬は満点)を取っており、余裕綽々の表情を見せていた。もっとも、(満点を取った)冬毬のテスト用紙を見た時は流石に驚愕しているが……。
遊びや趣味の面においても、大富豪(トランプゲーム)は圧勝し、(Liella!きってのゲーマーである)メイが提案した対戦型ゲーム(スイカゲームの野菜版)を(チュートリアルを見ただけで)完璧にマスターするなど、戦略的思考にも長けている。加えてコーヒー関連についての知識も豊富な一面も持っている(きな子曰く、「何をやっても完璧」)。
自分の技術には絶対の自信を持っていて、負けん気が強すぎて周りと衝突してしまうような性格を持つ。
それは、他者と馴れ合わない&自分の力のみで造り上げていくという意志の強さをも感じさせる。負けん気が強いという点においても、「どこまでも勝利を求める態度への裏返し」とも言える。
その一方で、誰かから教えを求められればなんだかんだ言いながらもレベルアップするまで教え込んでいたり、誘い事には面倒臭がりながら乗っていたりもするなど、面倒見の良さも見せている。
このような性格の持ち主なのであまり感じられないだろうが、Liella!では最年少メンバーである。
彼女と同じくLiella!3期生として活動している鬼塚冬毬とはクールキャラという点で共通しており、「リエラジ」初登場回のラジオドラマでは(1年先輩の)桜小路きな子よりも堂々としていた。
TVアニメ2期
第2話「2年生と1年生」のラストシーンで初登場。
新入生のきな子を加えた練習でランニングに励む(6人の)Liella!を見つめていた。
この時点での名前は不明で、第2話のEDのクレジットでも「謎の少女」と表示されていた。
さらに、マルガレーテが着ていた制服は結ヶ丘女子高等学校の物でも、外苑西中学の物でもなかったが、この時に「澁谷……かのん……」と呟いていたことから、かのんとは何らかの関係があると思われる、と考察されていた。
第3話「優勝候補」からは、本格的に物語に絡むことになる。
代々木スクールアイドルフェス前のレッスン終わり、公園にいたかのんに声をかけ、「優勝候補なんでしょ、歌ってよ」「できないの(歌えないの)?」と挑発。
その後、嵐千砂都が公園に戻ってきた頃には、いつの間にか名乗りもせず姿を消していた。
そしてフェス当日、控室から出たかのんに再び声をかけ、反応も待たないまま姿を消したかと思えば、かのんの側を蝶が横切る。
蝶に導かれて観客席へ来たかのんの前で、『Butterfly Wing』を披露。Liella!が圧倒されるほどのパフォーマンスを見せ、堂々の優勝を果たす。
その夜、かのんの家の近くに来たマルガレーテは「あなた達が優勝候補というなら、ラブライブ!も大した大会じゃない」と吐き捨て、かのん達が優勝候補だったという話も、前回大会優勝グループのSunny Passionが「最も心躍ったグループ」としてLiella!の名前を挙げたからだと聞いて、「無駄足だったって事ね」と(あからさまに)失望の色を浮かべて去っていった。
第8話「Chance Way」の終盤にて久々の登場。(9人になっていた)Liella!のステージの観客に密かに紛れ込んでいた。
第9話「勝利のために」にて、前年王者のSunny Passionを破り、ラブライブ!の地区予選を突破していたことが明らかとなった。
そして、「Sunny Passionがまさかの敗退を喫する」という事実を知った後のかのんに声をかけた。
ラブライブ!を大した事ないと見下した態度を取りつつ、「どうしてこんな所で歌っているの?」「私が"本当の歌"を教えてあげる。あなたが歌っているステージが、如何にちっぽけで下らない場所か、思い知らせてあげる」と挑発して去っていった。
ラブライブ!やLiella!どころか、歴代のスクールアイドル達すらも侮辱した台詞に、かのんが「下らなくなんかない!ラブライブ!は最高の場所!」と抗議すると、「私の言葉を覚えておいて。当日(東京予選)、その意味が分かるから」とその場を後にした。その言葉は、"自分の勝機"と"Liella!を絶望させる自信"があるように思えた。
第10話「渋谷に響く歌」にて、ラブライブ!東京大会の出場者達によるリモート会見に出演した。
ラブライブ!に出場する理由について、「ここがいかに低レベルであるかを、スクールアイドル達に知ってもらう為」と、相変わらず(強気というよりは)上から目線なコメントを伝え、「私が"本当の歌"を教えてあげる。それだけ」という言葉を残し、そのまま通信を切った。
生粋のスクールアイドルオタクである唐可可と米女メイからは当然の様に反発され、会見の司会者を務めていたシブヤレポーターや澁谷ありあからもかなり戦慄されていた。
そんな彼女の姿を見たかのんは、一緒に会見に参加していた千砂都に「 マルガレーテちゃんはきっと歌が大好き。歌で泣いたり笑顔になれる素晴らしさを知っているはず。なのに、彼女から伝わってくるのは「勝つ」気持ちのみで、まるで氷の様 」だと評し、マルガレーテがリモート会見の際に言っていた"本当の歌"がどういう物なのかを改めて考えさせるきっかけを作った。
ラブライブ!の東京大会当日、待機中のLiella!(というよりはかのん)に声をかけ、「私が"本当の歌"を教えてあげる。"歌は力"。そして私は未来を、私自身の手でビルドする。"歌の力"で」と告げ、ステージに登壇する(もっとも、かのんはその直後、「そんなの、"本当の歌"じゃない!」と否定している)。そこで『エーデルシュタイン』を壮大に歌い上げ、暫しの沈黙の後に拍手が巻き起こった。
前回と同様、マルガレーテの圧倒的なパフォーマンスに圧倒されるLiella!だったが、マルガレーテと勝負する以上は彼女達も負けてはいられない。北海道での合宿の時に見つけた答え=Liella!なりの"本当の歌"とは「スクールアイドルを続ける喜びや楽しさを皆で共有し、観衆へ歌を届けること」。その想いを乗せて、『Sing!Shine!Smile!』を披露した。
そして、結果発表の時が来た。5位から3位の中に両者はおらず、2位がこれから発表される。
第11話「夢」の冒頭シーン、惜しくも2位になったのは、マルガレーテだった。そしてLiella!が1位になり、ラブライブ!本戦進出を決めたのだった。
観客達がLiella!の本戦進出を祝福する中、マルガレーテは自分が(Liella!に)敗北した事が認められず、(あろう事か)シブヤレポーターからマイクを引ったくり、不服を申し立てるという暴挙に出てしまう。
その直後、かのんからは「この結果は来場者達が決めたものだよ」とした上で「 スクールアイドルは独りじゃない、みんなと一緒だから素敵なライブが生まれるんだと思うの。それが伝わらないなら、マルガレーテちゃんにはスクールアイドルのステージに立って欲しくない! 」と説教され、1人で会場を立ち去った。
これらの暴挙に、SNS上では(マルガレーテに対する)非難の声が殺到して大炎上、さらに自身のファンの殆どからも見限られてしまった。
これを知ったLiella!のメンバー達(特に可可とメイ)には自業自得だと断じられたが、かのんはマルガレーテの身を案じていた。
その後、かのんはスマホでマルガレーテのSNSを見つけ、翻訳家の父親の手も借りながら記事を読んでいった。その結果、かつては『ウィーン国立音楽学校』を受験しながら不合格になっていた事が分かったが、なぜマルガレーテが「ラブライブ!」に出場したのかについては分からないままだった。
そのSNSに神宮競技場周辺の(空の)写真を投稿(英語で添えられたキャプションの意味は「憂鬱な空」)、ベンチに腰掛けて上の空になっていた所をかのんに発見される。「人違いじゃない?」と誤魔化したが、自らが受験して不合格になった事を知っているかのんに驚いていた。
「自身も音楽科に受験して不合格になった」という過去を明かしたかのんに対し、マルガレーテは「一緒にしないで!アンタなんかとはレベルが違うんだから!」と食って掛かった。さらに、かのんが「でも、夢を奪われた様に思えたのはきっと同じ」と自身の夢の末路を語ると「同情してるって言うの?ふざけないで!私に勝って、人の夢をあなたは奪ったのよ!?」と口を滑らせてしまい、それを聞いたかのんからその意味を明かすよう食い下がられ、語り始める。
「祖国(オーストリア)でもラブライブ!は知られており、(ウィーンにある音楽学校に)合格しなかった自分が編入する為の条件として、同大会で優勝する事を言い渡された」事、「自分の家族は音楽一家で、もし家族に認められたら音楽学校への編入の確率も上がり、姉達と肩を並べられる」事を明かし、「でなければ、あんな下らない大会には出るはずがない。私よりあなた達の方が上だなんて、そんな評価を下すステージも観客もみんな下らない」と吐き捨てた。
それでも、かのんは「自分達はみんなに歌を届けようと頑張ってきた。その想いはあなたよりも強かった」と譲らなかった。この言葉に納得出来なかったのか、マルガレーテは「意味わかんない」と言い残し、その場から立ち去って行った。
その後、かのんに(上述した)ウィーンへの留学オファーが舞い込んで来た。
もちろん、音楽学校への留学・編入の諾否を決める権限はかのん自身にあるし、(うまく行けば)世界にその名を轟かすアーティストにもなれる、またとない大チャンスである。……が、かのんはLiella!のみんなで大会に出場する事を考慮した上で留学を断る決心をメンバー達に伝えた。
その一部始終を盗み聞きしていた所を千砂都に発見され、自らが(かのんの)留学に関する事を知っていたため、状況を詳しく知りたい千砂都にどういう事かと問い詰められた事で(やむを得ずに)事情を説明する事になる。
マルガレーテ曰く、「今日、家族から連絡があり、『もし、かのんを連れて来ればマルガレーテも戻って来ても良い。かのんから歌を学びなさい』と条件をつけられた」という事らしい。
そう、この時のかのんは知らなかったのだ。自らの留学だけではなくマルガレーテの命運さえも握っていた事を。
なぜかのんに留学のオファーが来たのかは明かされていないが、ウィーンの音楽学校やマルガレーテの家族も、Liella!のリーダー・澁谷かのんという少女が持つ才能に目を付けたと思われる。
「私の考えは変わらない、もしかのんが駄目なら、自分の力だけで夢を叶えて見せる」と立ち去った。
一方、かのんの歌声が海外にも評価されている事を知った千砂都は、留学とパンフレットを返上した後のかのんにある想いを伝える。
「私、かのんちゃんに(ウィーンへ)留学してほしい」と……。
第12話(最終話)「私を叶える物語」では、突如かのんの喫茶店に現れる。
かのんが千砂都のバイト先から買ってきたたこ焼きを美味しそうに食べながら、「仮に留学しても、結ヶ丘に貢献する事は出来る」と留学を後押しする。
決勝当日、マルガレーテは観客席からLiella!のステージを見守っていた。
そしてウィーンへの出発当日、荷造りが終わって何もする事がなかったかのんが校門を抜けようとしていた時、何故かマルガレーテが現れる。それも、結ヶ丘の制服を着て。
「見ての通りよ。留学は中止」
マルガレーテが結ヶ丘の制服を着ている事に理解が追い付いていないかのんに、(何かしらの理由で)留学が延期になった事やお詫びの手紙が届いているはずだと告げ、仲間達との決断が無駄になってしまった事が、彼女をより驚愕させる事となってしまった。
TVアニメ3期
1話
2期最終回のその後から始まり、かのんにウィーンへの留学がお預けになったことを伝える。この時は『よろしく…かのん「先輩」』と声をかけ、仏頂面で理事長室へ向かった。
家族から「かのんの元で歌を学ぶこと」という事はあらかじめ伝えられていたものの、マルガレーテの方も未だに納得していなかったため、キツい言葉で理事長を捲し立てた。
言いたいことは全てぶちまけたが、理事長からはその言動や考え方、さらには自らの足りていない部分について鋭く指摘された。
本人も自身に欠けている部分については薄々分かっていた事とはいえ、マルガレーテ本人の性格を考えてもLiella!に入ると言う選択肢は全く無かった。そこで、自ら新スクールアイドル部を立ち上げて(かのん以外の8人の前で)Liella!を倒すことを宣言する。
なお、この時の様子を夏美に撮られており、オニナッツチャンネルにて拡散されて脅威の120万再生を叩き出している(もっとも、「Liella!関連の動画は投稿しない」という決まりがあったため、四季から罰を与えられる羽目にはなったが……)。
ある日の夜、かのんが散歩をしていると代々木公園のステージでButterfly Wingのアカペラ版を1人で独唱しているマルガレーテの姿があった。Liella!を一度下した実力はやはり本物ではありながらも自らの言動に対する批判(特に2期終盤)が未だに残っていたため、マルガレーテの歌声目当てに公園にやって来た人も少なかった。
新学期が始まり、新スクールアイドル部への勧誘活動もするが、なかなかうまくいかない状態が続いていた。そこに恋とすみれがやってきて「やはりLiella!に参加した方がいい」「スクールアイドル部が2つに割れているのは良くない」と忠告してきた。しかし、マルガレーテの方が未だに「Liella!を倒す」ことに執着していたため、すみれと口論になりかけてしまう(結局、恋が仲裁して事無きを得た)。
一連の様子を見ていたかのんは、メンバー達に自らの事情や想いを伝え、Liella!には戻らずに新スクールアイドル部への入部届を提出する。これにはマルガレーテも(当然ながら)流石に驚きを隠せなかった。
2話
澁谷家に居候していることが明らかになった。これまでのラブライブ!シリーズにおいて、(グループ内の)他人の家に居候していると明言されたのはマルガレーテが初となる。
実はかつて日本に住んでいた事があり、姉の進学に合わせてウィーンへと引っ越したことも明かした。
また、勝負や音楽以外に関しては義理堅い一面を持っており、カフェの手伝いをしていた(マルガレーテ曰く、「世話になる以上、相手が誰であろうとお返しするのは私のモットー」とのこと)。
ライブでは圧倒的なパフォーマンスを見せる事の多いマルガレーテだが、(作中でのランニングシーンから見ると)意外に体力がない描写が見られた。
3話
結局、代々木スクールアイドルフェスティバル本選には出場する事はできずに悶々としている描写があったが、かのんやコメント欄の「可愛い」という言葉にはかなり喜んでいた。さらに、SNS上では「1年前とは別人」と見直す声が溢れており、その後に行われる練習にも俄然やる気を見せていた。これらとは対照的に、必要だと判断した時を除いて練習には参加しない姿勢の冬毬には憤っており、冬毬がアップルパイを買いに澁谷家のカフェへ来た際には口論となっていた。
楽曲
ソロ楽曲
余談
シリーズ初となる、ライバルキャラのメイングループ加入
2023年4月28日発売のLoveLive!Days2023年6月号にて、10番目のメンバーとしてLiella!に加入することが発表された。シリーズ初となる、ライバルキャラのメイングループ加入である(スクスタに登場したスクールアイドル部は除く)。
なお、(これまで発表されてこなかった)ミニユニットについても同時に発表され、唐可可、葉月恋、マルガレーテの3人でKALEIDOSCOREを組む事になる。
並外れた胃袋を持つ少女、ウィーン・マルガレーテ
かのん以外のLiella!メンバーとも本格的に関わる様になったTVアニメ3期では、Liella!の中でも現実のキャスト並みか、もしくはそれ以上に食関連のエピソードが生まれている。
プロフィールや3期前半の描写などから甘党で猫舌であることは既に判明していたが、メンバー達と共に上海に行った際にはバイキングに目を輝かせていたり、二郎系レベルまでにトッピングを全マシにした大盛りのラーメン、15枚重ねでクリームとイチゴソース(+パンケーキの半分ほどの高さのホイップの別添え)がたっぷり入っているパンケーキ、自分の顔ほどの高さがある宇治金時(+アイス添え)を1人で食べていたりしていた。特に、かのん・夏美・千砂都・恋が既にダウンしている状態で宇治金時を食べ続けていたため、何件かの店をハシゴしているor追加注文している可能性すらある程の大食いぶりを見せつけている。これだけの量を食べておきながら、その後に行われた予選に影響している描写が全くなかったため、シリーズ第2作に登場した某1年生のように、どんなに食べても全く太らないタイプである可能性が高い。
この大食い設定、実は本作のキャラクターデザインを担当している斎藤敦史氏が描いたイラスト(それも、かなり前に描いたらしい)でもラーメン屋で「全マシで!」と注文している物があることから、当初から設定として存在していた可能性もある。
国籍や家族について
彼女の名前が「ウィーン」と(ドイツ語圏の名前である)「マルガレーテ」で構成されていることから、ドイツ人orドイツ系という予想がされていた。しかし、実際はドイツ語を母国語としているオーストリア人であった。
ウィーンとマルガレーテ、どちらが個人名(ファーストネーム)なのかは明確に説明されていない(実際、アニメやキャスト内の双方においても呼称が混在していた)。
ただし、グッズ関連や公式からのアナウンス、それにLiella!メンバーからは「マルガレーテ」と呼ばれているため、恐らくマルガレーテがファーストネームであると思われる。
ちなみに、彼女の母国であるオーストリアには「姓が先・名が後」の表記を用いるハンガリー系(マジャル人)も住んでいる。
余談ではあるが、ウィーンという地名については「Wien」と綴って「ヴィーン」と発音する。ドイツ南東部のバイエルン地方やオーストリアの方言ではWean(ヴェアン)と訛る。
ドイツ語において、Wは英語のVに似た発音をするため、(基本的には)ドイツ語に「ウィ」の音は存在しないのだが、彼女はどういうわけか「ウィーン」と名乗っている。
とはいえ、日本では「ウィーン」の呼称が最も一般的であり、また外務省や在日オーストリア大使館もこれに倣っていることから、彼女もその呼び方を尊重しているものと思われる。案外、思慮深いところもあるのかもしれない。
またも別作品を連想する声
TVアニメ1期でのライバル枠であるSunny Passionがプリキュアを連想させる(実際、プリキュアシリーズに携わっているキャストも存在する)のに対し、
こちらは(初登場時は中学生だったという事もあり)アイカツやプリパラシリーズを連想する声が挙がっている。
過剰な名前イジリ
その特徴的な名前のせいなのか、「ウィーン・マルガリータ」「ウィーン・マルゲリータ」「ウィーン・マルガリーテ」「ウィーン・マリオカート」「ウィーン・マルセリーニョ」など、やたらと名前をイジられるor本当に勘違いされている傾向にある。
さらに、2024年開催のユニット甲子園でも共演した田野アサミ氏(Saint Snow・鹿角聖良役)からは「マルゲリータ」と呼ばれている。(外部リンク&おまけ)。さらに、2024年の中の人の誕生日イベントに際しては「マルガリータ」と呼ばれている。
ちなみに、Liella!メンバーへのあだ名呼びには定評がある可可からは「マルマル」と呼ばれている。
かのんとの共通点
初登場時の台詞が「澁谷かのん……」であったことを始め、何かとかのんとの関わりが多い彼女であるが、2人の共通点や対称性もいくつか存在する。
- 名字(恐らく)が出身地名(東京・澁谷とウィーン)
- 欧州系の血を引いている(かのんはスペイン、マルガレーテはオーストリア)
- 音楽系の学校(学科)への進学を志していたが、両者とも不合格になった
- 姉妹がいる(かのんは妹、マルガレーテは姉)
- グループ内の年齢順が両極端(かのんは最年長、マルガレーテは最年少)
これらの事実から、「(音楽に対する)考えや姿勢が異なる、もう一人の澁谷かのん」という見方が出来るかもしれない。
なお、異次元フェス後に公開された(Liella!の)相関図によれば、かのんの事については「悔しいながらも」尊敬しているらしく、かのんとしても「マルガレーテの事を」尊敬しているとのこと。
メンバーカラーについて
マルガレーテのLiella!加入以前に登場した『スクミュ』、『蓮ノ空』では、紫色のメンバーカラーを持つキャラが1人も登場せず、過去のラブライブ!シリーズにおいても、東條希(無印)、小原鞠莉(サンシャイン!!)、近江彼方(虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会)の3名がいずれも3年生だったこともあり、「紫=3年生」という法則だとファンに思われている所があった。(参考)
そのため、
- Liellaでは初めて
- 元号が令和になってからは初めて
- 3年生ではないキャラとしては初めて
メンバーカラーが紫色であるキャラクターとなった。
関連動画
関連タグ
ラブライブ!関連
- ラブライブ!スーパースター!!
- 小泉花陽、黒澤ダイヤ、中須かすみ:歴代主要グループの1月生まれのスクールアイドル達。
- ラブライブ!
- ラブライブ!サンシャイン!!
- 津島善子:1年生でクールキャラ、ツンデレ(要素を含む)キャラである点、サメ好き、学校のクラスや周囲からは浮いている存在であった点が共通している。余談だが、善子とマルガレーテの担当声優同士は親しい間柄にあり、出身県(神奈川県)も同じである。
- 国木田花丸:名前に「マル」が入っている事、大食い属性、グループ内では最年少である点が共通している。ただし、花丸はひらがなの「まる」(一人称はカタカナ)、マルガレーテは「マル」がメインであるため、カップリング・略称などでは差別化はされている。
- 鹿角理亞:「サンシャイン‼︎」におけるライバルユニットのメンバー。その作品の主役グループに対して、当初は敵対心が強かった点が共通している。
- ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会:所属するスクールアイドル達がソロ活動をしている作品。下記の点から、マルガレーテと彼女達との共通点が指摘されている。同好会メンバーの内、以下の3人とは留学生繋がりでもある。
- ミア・テイラー:14歳であり、マルガレーテとは歳が近い。ただ、こちらは飛び級で高校3年生である(アメリカでは大学生)。純血外国人、音楽一家の生まれ、優秀な姉がいる点、さらに中の人に関しても、マルガレーテの担当声優と同様、グループ屈指のダジャレキャラである点も共通している。また、この共通点から2人の関係性について描かれたイラストも多い。
- 鐘嵐珠:「スクールアイドル観」の違いでその作品の主役グループと対立(対決)した経験を持つスクールアイドル。外国人枠ではあるが、彼女は日本人と中国人との混血児であり、主役グループとの対立(対決)を経て加入している点も共通している。
- エマ・ヴェルデ:前作に登場している純血外国人スクールアイドル繋がり。ちなみに彼女はスイス出身である(マルガレーテはオーストリア出身)。
- ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ
- 乙宗梢:紫色の髪、緑色の瞳を持つ、音楽一家出身のスクールアイドル。(大会に対する思い入れは違えど)「ラブライブ!優勝」を宣言している点も同じ。
- 安養寺姫芽:シリーズ2人目の、イメージカラーが紫系の1年生スクールアイドル。
- セラス・柳田・リリエンフェルト:主人公グループのライバルと目されているキャラクター。主人公と縁がある他、姓からオーストリアに関係している、中学3年生であると推測されるなど、マルガレーテとの共通点がいくつかある事が考えられている。また、ラブライブ!優勝という目標も持っている事も共通している。