演:川名輪太郎
概要
実は未来から送り込まれた人間で立風館ソウジによるとダグデド・ドゥジャルダンを追ってプレズオンで空蝉丸と共に宇宙に旅立った桐生ダイゴが、次代の戦士として可能性とブレイブを秘めた存在と認め現代に連れてきたとのこと。現在はソウジの元で剣術を習っている(劇中ではソウジに対して「師匠」と呼んでいる)。
戦闘もガブリボルバーや格闘戦を駆使することが多いキングとは異なり、どちらかと言うと師匠の影響か剣術をメインとしたスタイルで戦う。太刀筋もソウジの流派である無双剣に近い構えを取っている。
登場時に巨大化したゾーリ魔を一撃で倒すなど秘めたポテンシャルは確かにあるものの、お世辞にもその戦い方は戦士とは言えないほどに未熟で彼を見守るキョウリュウジャーやキングオージャーのメンバーには「子供」と見なされてしまっている。
実際前述した登場時の戦闘もゾーリ魔を倒したは良いが、その際力任せにガブリカリバーを使用したため剣先が折れてしまっており、ソウジに窘められている。
ガブリカリバーをヤンマにキングガブリカリバーに改修してもらった後、彼に焚き付けられ試し斬りの相手としてギラと1対1で戦うことに。
終始ギラに圧倒されてしまうもギラが発した言葉にソウジから何度も言われた「剣はただの道具じゃない」という言葉が重なり、その真意をついに理解。
最終的にギラに1太刀浴びせることに成功し、それを見たゴッドクワガタに認められ獣電池にその力を受け取る。
その後現れた新生デーボス軍にキングオージャーと共に立ち向かい、遂にブレイブインに成功する。キングキョウリュウレッドに変身を果たし、ギラ/クワガタオージャーとの連携でデーボ・センキングを撃破した。
しかしそれも束の間、兜武神デーボスが現れセンキングが集めたブレイブを吸収し戦場を蹂躙。レジスタンスの隠れ家も打撃を受けてしまう。
皆が建て直しに奔走する中、囚われていた獣電竜たちの居場所を見つけたもののゾーリ魔に追われるアミィ結月を助けるべく単身デーボス城の麓に向かい、放っておけず同行したギラと共にアミィを救助。
そしてダイゴからガブティラを継承したことで実質的な2代目キョウリュウレッドになった。
その最中にヒメノのピアノ演奏により、地球の人々が「音楽を楽しむ心」を取り戻し、再び沸き上がったブレイブによりキョウリュウジャーは復活。キングオージャーを合わせた11人でデーボスに立ち向かい、これを撃破して地球の平和を取り戻した。
王様戦隊がゴッドコーカサスカブトでチキューに帰る際には、いずれは彼らよりも凄いキングになることを誓い、自らの本名を明かす。
その名は「桐生ダイゴロウ」。言うまでもなくダイゴの息子である(出典)。即ち桐生ダンテツの孫にあたり、血筋が直系ならば、遠い未来ではアミねえさんとダイくんの祖父に当たる人物となる。
第40話にて再登場。デーボスの件が一通り片付いた地球をソウジ達に任せ、行方不明になったガブティラを探すため単身プレズオンで宇宙を旅していた。
シュゴッダムでゾンビサナギムの群れ相手に孤軍奮闘するドゥーガに加勢していたミニティラの咆哮をキャッチし、チキューに来訪。イシャバーナから駆けつけたギラとの再会の余韻に浸る間もなく2人でゾンビサナギムと交戦。
キングキョウリュウジンで巨大化したゾンビサナギムを撃破後、「ギラさんはずっと優しい邪悪の王でいてね?」と伝え、ミニティラを連れて地球に帰還した。
余談
彼の登場回となる次回予告を見た視聴者から後日談のことも踏まえ「ダイゴとアミィの子供では?」と考察されていたが、詳細は不明。
劇中で関係性が語られることはなかったものの、「桐生」の名字からソウジはなんとなく察しており、同じくなんとなく察していたノっさんとイアンがアミィに意味ありげな視線を送った後「ワォ」と言っていたため、ほぼ確実といえる。
ファンも「か…、あっ、アミィさん大丈夫?」という発言から察したのか「絶対『母ちゃん』か『母さん』って言いかけてたろ!」というツッコミが相次いでいる。
演じる川名輪太郎氏は3歳からアクションの英才教育を受けた現役高校生の17歳であり、素面でのアクションも吹き替えなしで本人が演じている。生身アクションに定評のある坂本浩一監督回に登場したこともあってその身体能力が遺憾なく発揮されており、視聴者の度肝を抜いた。
関連タグ
アミねえさん ダイくん:2114年のキョウリュウジャーのメンバーである、ダイゴとアミィの曾孫にあたる姉弟。中でも後者は敵を追って過去(2014年)にタイムスリップしている。時系列の関係上プリンスも彼らの先祖(大伯父、祖父、大叔父の何れか)に当たり、ダイくんの台詞から、桐生家は世代を通して「ブレイブ」を語り継いでいたらしい。
ソウジロウ:アミねえさんやダイくんと同じ2114年のキョウリュウジャーのメンバーであり、師匠であるソウジの曾孫。プリンスから見たら自身の遠い弟弟子になる。
伊賀崎快晴:やはり未来からやってきた戦隊レッドの息子。仮に同一世界線なら面識があるかも知れない。こちらの母親についても公式には明言されていないが…
ゲキ:初代恐竜スーパー戦隊のプリンスである戦隊レッド。
熊野大五郎/キレンジャー:初代スーパー戦隊に当たる名前繋がりの二代目戦隊ヒーロー。
ネタバレ注意!
『王様戦隊キングオージャーVSキョウリュウジャー』ではキーパーソン。
父ダイゴがダグデドに囚われたことに加え、ある人物のやらかしによってギラが本当に「邪悪の王」に変貌したことで消滅の危機に瀕した上にギラに殺されそうになるが、若い頃の父ダイゴが駆け付けたことで救われる。
そして彼の作戦でミニティラを回収することになり、それがキングオージャー本編第40話での出来事に繋がったのだ。
更に今作にて本当にダイゴとアミィの息子であることが判明した。
……オチはあれだったが、こちらもちゃんと修正されたと信じよう(そもそも、オチにあった世界線が今回の事態解決により引き起こされたものかは不明。…そう言えば、"寄り道"発言してた人がいたけど、今度はそちらがやらかしたとかないよな…?)。
空蝉丸のことは「蝉のオジキ」と呼んでいる。
ソウジ達現代のキョウリュウジャーとの出会いも本格的に描写された。ダイゴと共にダグデドと戦っていた空蝉丸と弥生がダグデドによって「デーボスに侵略された20年後の世界線」に不時着。空蝉丸がこの世界線のアミィと遭遇し、歴史を変えるために過去の自分達のところに連れて帰って鍛えて欲しいとプリンスを託されていた事が明かされた。
その後プリンスは、ダイゴの言伝が書かれた手紙を持って現代のレジスタンス本部に向かう。キョウリュウジャーの面々を探す中でソウジに会い、手紙を渡して自分がダイゴの息子だと説明した。
最終回のその後のスピンオフ作品にも登場する予定。