概要
成人と星人の読みが全く同じであることから来たタグで、こちらの表記では地球人による成人の為の祝日という意味ではなく、宇宙人による宇宙人の祝日を意味する。
特撮ファンの間では専ら日本一有名な宇宙人であるウルトラ怪獣の為の日であるという認識が強い。なので1月の第二月曜日(地球人で言う成人の日)には怪獣酒場やひらかたパークでイベントが開催されたり、有志の間で宇宙人のイラストが書かれたりする。円谷プロ公式において星人の日という言葉は2012年には既に使われていた模様。
やはりと言うかメイン画像のような両方の意味を折衷したイラストも存在している。
ちなみに、今年(2021年)に新成人となった宇宙人はバルタン星人ベーシカルバージョン、チャイルドバルタン、ミゲロン星人とギギ、スレイユ星人ラミアである(無論、ここで言っているのは劇中年齢の事ではなく、放送から20年経ったというメタ的な意味である)。
なお、来年(2022)はベリル星人、グリーンベルト星人、ノワール星人、キュリア星人、ギリバネス、コイシス星人ジュネ、ギラッガスが新成人という事になる。
23年まではしばらくコスモスの宇宙人達を祝う事になる…のだが、2003年生まれの宇宙人と呼べるのは(宇宙人の範疇に収まる存在と呼べるかどうかはさておき)デラシオンぐらいである。
ひらかたパークの「星人の日」
ひらパーことひらかたパークでは成人の日になると毎年宇宙人を題材に扱ったヒーローショーが開催される。そこではシリアスな内容!ではなく、近年のテレビ版ではあまり登場しないレアな宇宙人やメジャーな宇宙人たちがこぞって楽しげにショーを盛り上げる。
第1回(ウルトラマンギンガS)
記念すべき第1回にはバルタン星人、ゴドラ星人(平成セブン版)、ボーグ星人、メフィラス星人、メトロン星人、キュラソ星人、ザラブ星人(初代)、ナックル星人(初代)、ザム星人(パイロット版)、マグマ星人(MC)が登場。
「せいじん」つながりで遊びに来たはいいが、MCのマグマ星人に扇動されて会場で乱痴気騒ぎを起こそうとしたために初代ウルトラマンとウルトラマンギンガストリウムが駆けつけ、大乱戦に突入。ウルトラマンたちの作戦で誤ってマグマ星人をフルボッコにしてしまうというドジを踏むが、息のあった騎馬戦法で思いの外、二人を苦戦させることに成功する。しかし、所詮は烏合の衆であり、すぐにのめされて土下座する羽目に。
第2回(ウルトラマンX)
今回はマグマ星人(MC)、ダダ(A〜C)が登場。ステージ外ではザラブ星人(初代)、イカルス星人(ギンガ版)、ガッツ星人(平成セブン版)、アクマニヤ星人、ヒッポリト星人(初代)、メフィラス星人、ババルウ星人、カネゴン(元祖怪獣酒場の店長)が登場。
最近MCの仕事ばかりで不甲斐ないマグマ星人に代わって地球人を人間標本にすべくダダが地球に侵攻を開始した。数の差を利用してウルトラマンエックス相手に優位に立つが、歴戦の勇者ウルトラマンレオの加勢で形勢が逆転する。ダダたちは降参を選んだ為にエックスたちは彼らにトドメを刺さなかった。
降参したダダが語るところによると前回の星人の日でマグマ星人が地球人と友好を結べた秘密を探る為に人間を標本にしようと目論んだという。つまり、彼らは本気で地球を侵略しに来た訳ではなく、彼らなりに地球人との距離感を模索していただけだったのだ。事情を理解したエックスに諭された事で地球人と共に歩む道を選んだのであった。
この時に採集した地球人のデータは1万ダダドル(日本円で1億円)するらしく、宇宙人たちがそのデータをお金欲しさに手に入れようと乱闘を繰り広げるが、レオにぶちのめされてメモリーカードを没収されてしまうのだった…。
第3回(ウルトラマンオーブ)
今回はメトロン星人、フック星人、イカルス星人(ギンガ版)、バド星人、ガッツ星人(平成セブン版)、ビラ星人、ペダン星人(初代)、ボーグ星人、フック星人、キュラソ星人、ゴドラ星人(平成セブン版)、マグマ星人(MC)が登場。今回がセブン推しなのはちょうどセブンが50周年だったからである。なお、今回は彼らが特撮番組としての「ウルトラセブン」を知っているという設定で進行される。
バラエティ番組「メトトーク」の体裁を取った侵略会議でウルトラセブンの攻略法を探っていく。星人たちを監視していたオーブも流れに乗せられて、「あの人はよく変身アイテムを取られてしまう」と愚痴った挙句、「セブンさんを倒すなら女性を使うっての手かもしれないな」と星人たちにアドバイスしてしまう…そこにセブンが登場し、星人たちは蜘蛛の子を散らすように退散。オーブも乗せられた事を謝罪するとセブンはなんとか矛を納めてくれた(実際にセブンは女性相手に油ダンをしてしまう事が多い為、かなり気にしていたらしい。)
新たに作戦を練り直したメトロン星人は「メトロンの部屋」の司会を装ってセブンを油断させ、呼び寄せた宇宙人軍団を使って袋叩きにする。これには流石のセブンも大激怒。オーブの制止を振り払い、小道具をぶん投げ、バド星人の名乗り途中にも攻撃を咥えたかと思えばゴース星人の髪(ヅラらしい)を掴んで突き飛ばし、ビラ星人を吊っていたワイヤーをアイスラッガーで切断し、ドアに挟まった状態で放置するなどの残虐ファイトを繰り広げた。
これには流石の星人たちもグロッキー。全力の土下座にセブンの暴走はようやく治った(ちなみに、メトロン星人から貰った50年の戦いを納めたアルバムは結構気に入っていたらしく、戦いの際にはオーブに預けていた)。
第4回(ウルトラマンジード)
「ウルトラマンフェスティバルinひらかたパーク」との連動企画であり、今回はバルタン星人をピックアップした回となっている。バルタン星人(とその分身)、バルタン星人二代目、バルタン星人Jr、メカバルタン(性質はかなり凶暴)、パワードバルタン星人、バルタン星人ベーシカルバージョン、チャイルドバルタン、そしてMCのマグマ星人が登場。五代目はどうしたかって?知らんな。
このショーに登場するバルタン星人はどう見てもウルトラファンとしか思えない設定であり、ウルフェスに潜入を試みたが、係員に追い出されたらしい(一応は関係者とはいえ見るからに不正な手段で入場しようとする不審者には違いない為、MCはきちんと追い返した係員のプロ根性を賞賛していた)。しかしそれでも彼は諦めず、バルタン軍団を総動員してウルフェスへの潜入をなおも試みたが失敗した模様。しかし、チケットを買った事で漸く入場できた為、午後の部ではかなり上機嫌だった。バルタン星人一同はライブステージで大号泣したとの事。
ゲストとしてロイヤルメガマスター、セブン、ゼロが登場した際には握手を求めていたりとこの回では大きなバトルもなく円満に終わっている。
なお、今回登場したバルタンの中でも子供に人気のあった個体は意外にもJrだった。
第5回(ウルトラマンR/B)
今回はババルウ星人がMCを務める。ゲストとしてメシエ星雲人(彼だけなぜか帰マン出典)、プレッシャー、ケットル星人、マグマ星人が登場。一応今回は地球人も宇宙人としてカウントしている。
MCで人々の人気を集めるマグマ星人の不在を狙ってババルウ星人は仲間の宇宙人たちを募り、彼のような人気者を目指してダンスイベントを始めようとした所、(過去に散々彼らに悩まされた事もあって)レオ兄弟に侵略宇宙人だと勘違いされてしまうが、なんとか事情を理解してもらうことに成功する。
午後の部では漸くメンバーと途中参加のマグマ星人が集結、「暗黒の宴」という観客が合いの手(「斬」、「滅」、「凶」、「獄」)を送って参加するダンスショーを披露した。しかし、あまりに気分が昂りすぎて地球侵略にシフトしてしまった為にレオ兄弟を怒らせてしまう。しかし、マグマ星人の説得とババルウ星人たちの必死の土下座に免じてそれ以上レオ兄弟が攻撃を加えることはなかった。
なお、湊兄弟は撮影会に登場するのみで、ストーリーには関わらなかった。