概要
ヒューマンバグ大学に登場するアサシンギルドで、御堂鋼作に付き従う派閥。
特徴
彼が従えている御前直属のアサシンは僅か4名の超少数部隊と明言されており、周防と冬馬は旧ELからヘッドハンティングで引き抜かれ、榊と山本は自らが元々持っていた護衛組織で従えていた生え抜きである。これは既存ヴィランサイドチームでは日滅軍と桜花会に次ぐ人員の少なさだが、御前親衛隊とも言えるこの4名全員が作中トップクラスの圧倒的な戦力を持つ猛者である。
また、後に「ウラ」のアサシンなる存在が運営のXにて語られており、このレベルの猛者がまだ複数人在籍している。
なお櫻田は旧ELから自主的に移籍しているが、4名のアサシンには入っておらず、指揮官としての役割を果たしている。
作中では、周防が仲間意識を否定していることから、互いのアサシンの関係は劣悪でこそないがあくまでも、ビジネスライクな関係であることがうかがえる。これはアサシンとしてのプロ意識もそうだろうが、個人個人が「自分こそ最強であり、その他は自分より劣る」というプライドの高さからくるものだと思われる。
実際、櫻田も彼らのプライドの高さとお互いの配慮の無さには辟易する発言をしている。
恐ろしさ
彼らの非常に恐ろしいところは、圧倒的な戦力もそうだが、一般人がいる場所でも平気で不意打ちや戦闘をするということで、羅威刃や戒炎を彷彿とさせる。
エルペタスは民を敵に回すのはご法度としていたが、彼らにはそんなものは無く、平気で襲い掛かってくるとこが脅威と言える。実際、公式もエルペタスが御前陣営と比べればどれだけ良識的かのツイートをしている。
少なくともエルペタスのような仁義が通じず、ターゲットが隙を見せれば、時と場合と手段を全く選ばない事から、その危険性を認識した毛利公平によって、瓜生龍臣にメロンパン屋の無期限休業を勧告した程である。
羅威刃に戒炎、裏神やマッド・カルテルといった敵対マフィアの構成員の一部は哀しき悪役と言える側面を持っていたが、(コントのようなやり取りをするアサシンが数名いるとは言え、)現状では御堂グループのメンバーにはそういった要素が全く確認できない純粋悪と言えるため、一人一人の戦闘能力も相まって、ヒューマンバグ大学屈指のヴィランと言える立ち位置になっている。
弱点
上記のように付け入るスキがないように見えるが、実は弱点も確かに存在する。
それは、アサシン全員がプライドが高く仲間意識があまり無い故に、何らかの形でアサシン同士が本気でいがみ合うことになれば、殺し合いに発展しチームが一気に瓦解してしまうこと。
実際、周防は周囲を見下す発言をしており、榊もそんな周防を過去の醜態をなじって煽り、山本はウラのアサシンを嫌っている等、チームとして続けていくには不安が残る描写がそれとなくある。また、瓜生は周防・榊との戦いで、「単騎では最強格だが、仲間との連携に慣れていない」と見抜いている。
櫻田もこの不安要素は無視できないと考え、状況説明の動画では癖の強いアサシン達のアフターケアを欠かさず行っていることが判明した。
ちなみに、現状は問題になっていないが一般人を巻き添えにすることも厭わないやり方は合理的と言えば聞こえはいいが、逆に言えば一般にも秘密が知られやすくなってしまうという事でもある。隠密行動を第一にしなければならないアサシンもとい御堂にとってある意味上記の弱点よりも致命的である。
余談だが、御堂グループと似たようなやり方が原因で足がついてしまった例として佐竹博文に写真を撮られた城ヶ崎賢志がいる。
メンバー
上層部
- 御堂鋼作(みどう こうさく)
CV:ベルべる☆
日本政界を裏から牛耳るスーパーフィクサー。現在は株式会社モーリー、エルペタス、そして伊集院茂夫と敵対関係にある。
「エルペタス そしてモーリー、やはり両組織共に私に牙を剝く性質だ。ならばこの御堂鋼作が消し去ってみせよう」
- 櫻田重信(さくらだ しげのぶ)
CV:畑耕平
グレーの髪色をしたセミロングヘアを後ろに結わえ、顔の左に熊の手のような傷跡があることが特徴的な壮年の男性。銀田栄角の前のCODE-ELのトップだったがELを脱退した。
現在は御堂直属の最高司令官を務めており、アサシンとしての活動は見られない。御堂の右腕。
「Eとはエモーション、Lとはロスト。これがなければ組織は崩壊です」
直属アサシン
以下の全員がトップランカーと確定している。
「オモテ」のアサシン
- 周防律(すおう りつ)
CV:酒味たろう
白髪に金色のメッシュをかけた髪をオールバックにした美青年。旧CODE-EL時代に御堂から引き抜かれたことで加入した。
超一流の殺し屋相手でも無傷で勝つ力を持ち、鶴城に匹敵する実力者とされる。気分屋で自由奔放な性格をしているが、御堂への忠誠心は深い。
「運命… それは時を超えて繋がる避けられない道筋さ」
- 冬馬辰之進(とうま たつのしん)
CV:伊藤タカユキ
セミロングの黒髪に水色がかかった青のメッシュと後ろ髪をおさげに纏めた青年。彼も周防と同じく旧EL時代に御堂から引き抜かれて加入した。
非常に冷静沈着な性格で、戦闘でも感情を一切出さず、感覚のみを研ぎ澄ます。
「無価値な者には無慈悲が相応しい…」
- 榊長介(さかき ちょうすけ)
CV:酒味たろう
異名は「肉切り包丁の長介」。オールバックの金髪にアロハシャツを着た青年。
巨大な肉切り包丁を空気を切り裂くスピードで扱うアサシンで、規格外のパワーとスピードを持っている。
嘘を言わない信念があり、また強い敵に出会うと謎かけを出題し、答えても答えられなくても斬り殺してしまう。
「俺は榊長介ってポップなアサシンだあ」
- 山本豪将(やまもと ごうしょう)
CV:夏八木敦也
異名は「創造性の権化」。褐色の肌色をしており、赤と黒の髪が特徴的な青年。
漫画などで使われる擬音語を発する癖がある。
「ドギャアアアン。山本28号、ただいま戻りました」
「ウラ」のアサシン
御堂を護衛する複数人のアサシンからなるチーム。このアサシン達の存在が御前の戦力を磐石なものにしていると言われており、非常に強力な勢力であることに間違いは無い。
上記の4人は「オモテ」のアサシンとなり対になっている。
また作中での説明から、剣豪軍団という派閥が存在している可能性がある。
- 野村寛次郎(のむら かんじろう)
CV:KI
薄紫の髪に赤と白の着物を着た、細目の青年。
剣士部隊のトップであり、普段から笑みを崩さないという。
「笑う門には福来る。こんな日が続くことを祈る」
- 青柳孔雅(あおやぎ こうが)
CV:酒味たろう
銀の長髪に灰色の詰襟の服を着た青年。
若くして最高戦力の一人に数えられる剣豪。
「我らを待つは華やかなる血塗られた日々か… 心が踊る」
一般戦闘員
- 御堂派構成員A・B
御堂が雇った女性たちの案内を担当したスーツ姿の男性2人。
トップランカーではないものの、鈴蘭が一目見ただけで「隙がない」「明らかに鍛えられている」と評していることから、御堂直属の戦闘員に相応しい戦闘力を持っていると思われる。
- 御堂派構成員C・D ×(両者共)
御堂邸の外回りを見張っていた構成員。
鶴城の奇襲に太刀打ちできず討伐された。
- 御堂派構成員E・F ×(両者共)
上記のC・Dを破り御堂邸に侵入した鶴城を迎え撃った構成員。
変化する鶴城の太刀筋に引っかかり惨敗。
- 御堂派構成員G・H・I・J ×(全員)
上記のE・Fが敗れた現場に増援として駆けつけた構成員。
なんとか鶴城の頬を軽く掠める傷をつけたのが精一杯で、難なく全員倒された。
これ以外にも直属の戦闘員はいると思われる他、直属ではないが事実上配下となっているアサシン組織が複数あると思われ、その組織のアサシンも動かせると思われる。
後方支援担当
- 影武者 ×
御堂の影武者で、本物よりも若々しい見た目。
外部組織の御堂への忠誠心の有無を判断するための当て馬のような立場。劇中ではエルぺタスが御堂に忠実か見極めるために彼らを煽り、祇園に殺害されてしまった。
詳細は御堂本人のページを参照のこと。
- 諜報部隊
現時点では本編中での言及のみ。人数等の詳細は不明だが、作中の描写から察するに御堂直属アサシンの支援部隊に恥じない高いレベルの諜報力を誇っていることが窺える。
- 老婆
和装の老婆。有力者への枕営業のために御堂が雇った女性たちの身体検査を担当している模様。
長年御堂に仕えてるからなのか、御堂の命を狙うアサシンが現れても焦らず職務に専念できるほど肝が据わっている。
協力者・協力組織
政財界の関係者
彼らは御堂の顔すらも知らないが、御堂が主導した伊集院一家暗殺事件をはじめ、彼の陰謀に関与しているために掲載する。
- 堂馬利信(どうま としのぶ) ×
伊集院と因縁深く天羽桂司とも因縁あった悪徳政治家。伊集院の父への妬みから御前が主導した伊集院一家暗殺事件に深く加担した。それから20年ほど経ち廣島夫妻殺害事件で天羽組に狙われ、馬場次官謀殺の件で伊集院に断罪された。
- 大鳥(おおとり) ×
堂馬と同じく伊集院父子と因縁深い悪徳政治家。伊集院一家暗殺事件では資金面を担当し、その後も茂夫に刺客を放っていた。彼も堂馬と同じく別件で伊集院に断罪された。
- 近衛(このえ) ×
カジノ誘致のための土地を強奪することで御堂はじめ政財界に取り入ろうとしていた悪徳政治家。権力や金を得るために行った土地の強引な獲得とその過程での殺人の件で伊集院に断罪された。
殺し屋
- エルペタス(以前)
自分の情報をリークした旧毛利班を壊滅させるために依頼をかけていた。
しかし彼らは御堂の期待に応える成果を出せずに関係性が悪化し、最後は祇園が裏切って御堂の影武者を排除したことで関係が決裂した。
- アジア圏の複数の殺し屋組織
CODE-EL、エルぺタス以外にも複数の組織と関係があり、場合によっては彼らを動員することも可能である模様。
マフィア
タイを拠点としている巨大人身売買組織。
日本での活動を円滑に進めるためトップのアデンが直接交渉に赴き、協力関係を築いた。
関係者・関連組織
政治家
やや腐敗してこそいるが、現状は裏社会や悪辣な陰謀、事件に関わっているわけではなく、あくまでも御堂の影響力を欲するだけの立場。
- 馬場
御堂と繋がりの深い政治家で、次期内閣総理大臣。彼ですら御堂に頭が上がらない。
御堂の支持を得るため、彼に事実上の忠誠を誓っている。
- 成田
御堂と繋がりの深い政治家の一人。御堂に忠誠を誓う見返りとして貴凛町再開発プロジェクトの利権を得ることに成功した。御堂に男女の行為の姿を見せるよう要求された際、相手としてあえて一番胸の小さい女性を選ぶほどの貧乳好きである。成田姓だが元京極組のガソリン兄弟の片割れや元天羽組の成田恵悟とは関係はない。
組織・団体
- 複数の政党・政治団体
御堂が内閣総理大臣の決定や政治団体への接触等をしていることから、彼の影響を強く受けている組織が多いと思われる。
- 複数のメディア
御堂に不利な情報が出回った際に忖度で放送しないなど、関係が深いことが示唆されている。
- 警察組織(推定)
いくつかの事件の揉み消しなどが発覚しており、恐らくは裏でつながりがあると思われる。
スカウト候補
御堂グループのヘッドハンティングに応じなかった面々。現在は2人とも完全に敵対関係である。
- 鶴城史之舞(つるぎ しのぶ)
CV:小柴大始
拘束具のような服を着た赤黒髪の青年で、元CODE-ELの最高傑作。株式会社モーリーの協力者だったが2025年元旦から正式にモーリー入り。
周防や冬馬と同じように遺伝子のかけあわせで人為的に組織に作られたため、彼らとの関係も深い。しかし御堂から引き抜かれることはなく、同期の中でELに残留し、銀田グループの主力として活躍した。
EL解体後は改心して殺し屋からおにぎり屋に転身したが、これをチャンスと捉えた周防からスカウトの声を掛けられたが断っている。
周防・冬馬は10代前半で御前からスカウトされたが、鶴城に関しては「内に秘めた悪魔性は、制御出来るものではない」という理由でスカウトされなかった。
後に周防と榊が瓜生をメロンパン屋の営業中に襲った末に重体を負わせた事を機に、明確な敵意と殺意を向けられる事になった。
- 祇園織文(ぎおん おりふみ)
CV:ヤシロこーいち
白に近い銀髪で、白銀のスーツにオレンジのストールを垂らしている偉丈夫。「人には理解できぬ天の悪戯」とまで言われる高い戦闘力を誇っているエルペタスの最高戦力。
一時は御堂がエルペタスからの引き抜きを企んでいたが、エルペタスが御堂陣営から離反し敵対関係になったことで彼が御堂グループに加わる可能性は無くなった。ちなみに、御堂の影武者を殺害したのも彼である。
敵対者・敵対組織
ELの旧毛利グループの生き残りに智也・さゆり・紫電・万雷・鶴城がいる。協力者として鵺兄や女鵺がいる。
現在はモーリーと協力関係にあるアサシンギルド。かつては御堂と協力関係にあったが、次第に関係性が悪化し、ある時ついに謀反を起こして御堂の影武者を殺害したことで一転して敵対関係になった。
考察
ウラのアサシンとは何者か?
上記の通り、周防・冬馬・榊・山本の4名がオモテのアサシンとして集結したが、これとは別で「ウラのアサシン」が存在することが明かされた。
現状で明らかになっているのは「複数人の在籍が確定している」「オモテの4名と何かが対になっているとされている」「山本からは嫌われている」という事柄であり、これらのヒントから彼らが何者なのかという考察が出ている。
現状の考察では、
- ウラはオモテの面々が窮地に陥った時に始動するジョーカー的存在(山本は自分より高い実力に嫉妬している?)
- 主力戦闘員のオモテに対し、ウラは工作や兵站面も担当する支援要員(山本は前戦に出てこないことを快く思っていない?)
- 政治家など表社会の人間を相手にするオモテに対し、ウラは文字通り裏社会の人間を暗殺することを専門とする存在(山本はほぼ無抵抗な一般人を相手取るのが多いことに戦闘者としてやりがいを感じず、常日頃から戦闘をこなせる彼らを苦々しく思っている?)
- 実働部隊のオモテに対し、ウラは密かに敵サイドに潜入して内側からダメージを与える内通者
という説が出ている。
特に4番目については、仮にエルペタスの一部の派閥が祇園と大丸による任務を果たさなかった上での一方的な反逆に怒りを覚えており(単純に考えれば任務放棄の上にクライアントを殺した大問題である)、また御堂も「そういう態度でくるなら、目には目をの考えだ」として彼らに接近し密告を奨励するなどした場合には十分に可能性がある。また山本の発言も「本人がやっていなくても、仲間が裏切った奴らと組むのは気が進まない」と解釈することが可能になる。
ただし、ウラのアサシンの一人である青柳が鶴城と戦うオモテのアサシンである冬馬の加勢に赴いた際は、険悪どころかお互いに協力しており、現状はオモテとウラのアサシン間に軋轢があるような描写は見当たらない。
アサシンの人間性
女子供にも一切の容赦がない冷酷非情そのものとも言えたCODE-EL現役時代の鶴城を作り出し、ロストエモーションの信念を徹底している櫻田が指揮官ということもあり、このグループのアサシン達は同じように非常に冷酷で無感情な性格なのでは?と当初は予想されていたが(特に鶴城と同じ境遇の周防、冬馬)いざ本格的に登場すると実際はかなり感情豊かであると判明した為、多くの視聴者を驚かせた。
ただし、民間人を巻き込むことへの躊躇や、特に男性陣に対する良心の呵責の類は一切見せていないため、「任務遂行のために感情を消す」ことは間違いなくできているといえる。
その一方で(御堂が男は根絶やし、女は囲い込む思想のためであるからか)、女性陣を殺すことができないという難点がある。劇中では彼女たちに時間を稼がれ、結果的に瓜生と鵺を殺し損ねているため、既に実害が出ている状況である。
(前の戦争が死者の少なさ故にあまりにも緊張感がないという評価が多く出たこともあり)主に今度こそと緊張感を求める視聴者から、「ロストエモーションと言ってるのに女を傷つけない主義が原因でターゲットを殺せないのか」、「甘すぎる」、「アサシンとして流石に致命的すぎる」との指摘も上がっている。そしてこの体質が問題視されたか、2月14日の動画の集会に参加したターゲットの殲滅が命令され、香鈴とさゆりも正式にターゲットとして命を狙われることになった。
ただし、裏のアサシンはそうした感情のブレが存在しない、より冷酷な存在である事が徐々に明かされ、「女だからただちに殺されない」という常識は破られると思われる。
表のアサシンは、エルペタスとの戦争をも温いと感じさせるほど、苛烈を極めたが、それすらも単なる前哨戦である恐れがある。
アサシンは御前の飼い犬?
作中で、周防は「自分たちは飼い犬ではない(要約)」と発言しているが、その割には褒美をもらえる時は尻尾を振って喜んだり、自分たちの置かれた状況や存在意義に疑問を考えなかったり(改心する前の鶴城ですら自分の存在意義や置かれた状況に疑問を感じていた)しており振舞いが御前の飼い犬そのものだったりする。
上記の人間性も併せて考えると「自分の置かれた立場が分かっていない道化なのでは?」とすら思える。これについては櫻田重信が「御前や自分にとって都合のいいように操るため、もとい鶴城のように改心する可能性を消去するために敢えて道化になるように洗脳した」と考えられる。実際、御堂は周防と榊に「ご褒美を楽しみにして待っているといい」とまるで犬を愛でるような発言をしている(仕事を終えたプロを相手に報酬を与えることを伝える場合「報酬は弾んでおく」が適切であり、「ご褒美」というのはあまりにも不適切である)。さらにこの発言に周防と榊は全く疑問に感じていない(観察眼と勘が鋭い彼らがこの発言の意図(=自分たちを飼い犬扱いしている)に気付かないのはいくらなんでも無理がある)ことからも上記の洗脳の可能性は十分考えられる。
裏切り者が出る可能性
エルペタスとの関係が変わった直接の原因は、(彼らが全く期待に応える仕事をしなかったのがそのような態度をとった直接の理由だが)御堂の傲慢な姿勢に大丸が怒ったことによる。さらに彼の独裁思想は史実で言うところの後醍醐天皇・足利義教・織田信長の言動を彷彿とさせるものであり、思想が相入れない者からの恨みを買いやすいことこの上ない話である。
このため、もし御前が何らかの形でアサシンたちの怒りを買う、もしくは洗脳が解けて野心を目覚めさせるようなことをしてしまったらまた裏切り者が出る可能性もある(実際、例に挙げた史実の3名は部下たちに裏切られて立場を失った)。上記の通り、アサシンたちは下手に感情表現豊かであるため十分あり得る話である。
余談だが、ヒューマンバグ大学のヴィランチームにトップの傲慢さに愛想が尽きたのが原因で裏切り者が現れるのは御堂グループに始まったことではない。例で挙げるなら銀田グループ時代の鵺や、戒炎時代の反町琥治郎と烏丸瑞紀がこれに当たる。
余談
視聴者からはマッド・カルテルや凱娃といった国内外マフィアとも手を組むのではとの声もあり、警察組織を弱体化するように仕向けているのも彼らなのではないかと言われている。
さらに愛天雄の紅林二郎が勤務している壱世学園高等学校の未解決事件も御前一味が関与しているのではないかとか我妻京也の武術の師匠である田宮道三や神城組の客人の和泉錦之助も御前配下だったのではとの声もある。ちなみに田宮も櫻田と同じく伊集院一族暗殺事件への関与疑惑がある。
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銀田グループ - 同じく、殺し屋シリーズのストーリーで敵サイドのトップが率いた独自派閥。御堂とも関係が深かった銀田が指揮を執り、鶴城も所属してEL戦争に参戦した。
天王寺組城戸派/戸狩派構成員、獅子王組黒澤派構成員、京極組仁義外れの構成員、雷一族 - 同じく、ヴィランサイドの派閥集団。現在、主人公サイドに転じた天王寺組戸狩派以外はいずれも機能停止となり、残存勢力は主人公サイドの派閥に統合された。