東北本線
とうほくほんせん
概要
全線JR東日本が管轄している。
2010年12月現在は東京駅(東京都千代田区)から盛岡駅(岩手県盛岡市)までの本線区間と日暮里駅~尾久駅~赤羽駅(列車線)、赤羽駅~武蔵浦和駅~大宮駅(埼京線)、岩切駅~利府駅間の旅客支線、貨物支線等からなる。
かつては東京駅から青森駅までを1本で結び、本線延長としてはJRグループ各線で最長であったが、2002年12月1日に東北新幹線が八戸駅まで延伸された際に並行在来線の盛岡駅~八戸駅間が第三セクターのIGRいわて銀河鉄道・青い森鉄道に経営分離された。
2010年12月4日の東北新幹線全通(新青森駅まで延伸)時には八戸駅~青森駅間も青い森鉄道に経営分離された。
起点は東京駅であるが、2015年3月14日の列車線上野~東京間再開通(上野東京ライン開通)までは中距離以上の列車は上野駅(東京都台東区)から発着するか、湘南新宿ラインを経由して赤羽駅から合流する形になっていた。
東京駅~大宮駅間の緩行線にあたる電車系統には京浜東北線、中距離電車運行区間の東京駅~上野駅間には上野東京ライン、上野駅~黒磯駅間には宇都宮線の愛称がそれぞれ付けられている。
問題点として東京~大宮までの区間は私鉄の競合路線がなく、湘南新宿ライン含め都内はほぼ同じルートを走行していることが挙げられる。
JRの共有ルートの中でも特に東十条付近にある踏切は埼玉殺しと呼んでも差し支えないほどのライフラインになっており、ここで人身事故が発生するだけでドミノ倒し式に東北本線前線が運休なんて事が普通にありうるほど深刻な障害になっている。その結果ただでさえ混雑している埼京線や本数の少ない武蔵野線に三路線分の客がなだれ込む輸送量に不釣り合い過ぎる大混雑が発生してしまう。
常磐線沿線からの乗り換え手段に乏しいのも厄介な問題であり、日中は唯一の乗換駅である上野まで南下するか、武蔵野線乗換駅まで北上するかの二択しか手段がない。