ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴
編集者:ぱるる
編集内容:細かな修正

概要

「赤丸ほっぺ」とは「あかくてまるいほっぺ」であり、血色の良さを表す赤いほっぺを記号化したものである。赤丸ほっぺには真ん丸なものと楕円形のものがあり、子供向けやマスコットキャラクター、萌え系コンテンツに使われている。派生型としてハート型ほっぺもある。

歴史

真ん丸な赤丸ほっぺ

日本では江戸時代初期まで白粉(おしろい)と共に頬紅(チーク)が使われていた。頬紅を濃く付けることは避けられていたという話もあるが(参考1参考2)、おかめひょっとこ福笑いでは濃い頬紅が定番となっていた。その後、七五三の写真撮影において口紅と頬紅で濃く化粧するのが一般的となり(参考)、漫画雑誌の表紙でもそれは続いていた。

実在の動物ではスズメ目ホオジロ科の在来種の野鳥に頬の赤いホオアカがおり、個体によっては赤丸ほっぺに近いものも居る。また1910年代には赤丸ほっぺの飼い鳥であるオカメインコが日本に輸入された(参考)。

1951年、不二家がミルクソフトキャンディ「ミルキー」の商品キャラクターとして赤丸ほっぺのペコちゃんを生み出した。ペコちゃんは米国の飲料キャラクターに似ており、海外の影響も受けたと思われる。1961年に少年画報社は漫画雑誌『ペコちゃん』を創刊した。

1962年にはカクダイ製菓がクッピーラムネの新キャラクターの一方に赤丸ほっぺを採用した。このキャラクターのデザインは漫画雑誌「こばと幼稚園」の看板漫画家である太田じろうが行っており、自身の連載していたこりすのぽっこちゃんに似ていたとされる(参考)。

漫画では藤子F不二雄作品の「ウメ星デンカ」(1968年〜) や「キテレツ大百科」(1974年〜) などの原作カラー絵に赤丸ほっぺが採用されていた (漫画本編やアニメ版は未採用)。また、キャラクターでは1973年に登場したサンリオの「バニー&マッティ」が赤丸ほっぺを採用している。

1974年、NHKのみんなのうたにおいて「北風小僧の寒太郎」の音楽MVに赤丸ほっぺの侍キャラクターが登場した。また同年の「おしいれのぼうけん」では全ての登場人物が赤丸ほっぺとなっていた。その後も児童文学では「ズッコケ三人組」(1978年〜)、「はれときどきぶた」(1980年〜) など赤丸ほっぺが定番となっていた。

楕円形の赤丸ほっぺ

楕円形の赤丸ほっぺについては世界名作劇場(アニメ)の一部「母をたずねて三千里」(1976年)、「トム・ソーヤーの冒険」(1980年)、「わたしのアンネット」(1983年)、「大草原の小さな天使ブッシュベイビー」(1992年)などが採用していた。またスタジオジブリも「となりのトトロ」(1988年) の草壁メイ、「魔女の宅急便」(1989年) のキキなどでそれを採用した。

1990年代には「星のカービィ」(1992年〜) のカービィや「ポケットモンスター」(1996年〜) のピカチュウなど任天堂のゲームキャラクターで楕円形の赤丸ほっぺが定番となり、ソニーも「どこでもいっしょ」(1999年年〜) の井上トロに楕円形の赤丸ほっぺを採用した。

萌え系キャラクターでは「ラブひな」(1998年〜) のカオラ・スゥ、「天使になるもんっ!」(1999年) のノエル、「ぷにぷに☆ぽえみぃ」(2001年) のワタナベぽえみ、「魔法先生ネギま!」(2003年〜) の超鈴音などで楕円形の赤丸ほっぺが使われた。

その他

「ペコちゃんのほっぺ」は洋菓子化されている(あまおう苺ミルキー味、他)。

赤丸ほっぺの人型キャラクター

赤丸ほっぺの動物型キャラクター

赤丸ほっぺの芸能人

赤丸ほっぺの実在動物

関連項目

関連記事

編集者:ぱるる
編集内容:細かな修正