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7000系の編集履歴2020/11/17 01:36:38 版
編集内容:イラスト無しとなっていたもののイラストを確認。およびアストラムラインの7000系を追加。

鉄道車両の系列の一つ。

日本国内の複数の鉄道会社にこの系列を付与された車両が存在する。

東京急行電鉄 7000系(初代)

東京急行電鉄東急)が1962年から1991年まで運用していた通勤形電車。日本初の車体・台枠等すべてステンレスとしたオールステンレス車両である。一部がVVVFインバータ制御化等の改造を受け7700系として東急線で2018年まで活躍したほか、地方の中小私鉄にも譲渡された車両がある。2000年まで40年近く、東急の方針により地方譲渡車とVVVF車を合わせて元の7000系となる車両は全て現役であった。

なお、弘南鉄道福島交通移籍車は『7000系』を名乗る。水間鉄道移籍車も『7000系』を名乗っていたが、リニューアルにより『1000形』に改番された(7003Fを除く)。

東急7000系

東京急行電鉄 7000系(2代目)

東京急行電鉄(東急)が2007年から運用している通勤形電車。支線的存在の東急池上線東急多摩川線用で、車体長さ18mの片側3扉車。

東急7000系

帝都高速度交通営団 7000系

帝都高速度交通営団営団、現東京地下鉄)が1974年から主に有楽町線副都心線で運用している通勤形電車。一部車両がインドネシアに輸出されている。

東京メトロ7000系

京王電鉄 7000系

京王電鉄(旧京王帝都電鉄京王)が1984年から運用している通勤形電車。

詳細は京王7000系へ。

相模鉄道 7000系

相模鉄道相鉄)が1975年から運用している通勤形電車。1986年以降の増備車では設計が変更され、「新7000系」と呼ばれる。

さらに一部編成は制御方式もGTOサイリスタ素子VVVFインバータ制御に変更されており、こちらは7050系とも呼ばれる。

2019年10月を以て、7000系は定期運用から離脱し引退した。

新7000系も抵抗制御車は2020年1月に全廃。VVVF車の7050系も同月以降廃車が進行。

そして、2020年11月7日と8日にかしわ台車両センターで最後まで残った7754Fの引退記念イベントを開催。その後直ちに解体のために搬出された。

これをもって7000系列は廃系列となった。

名古屋鉄道 7000系

名古屋鉄道名鉄)が1961年から2009年まで運用していた特急形電車。先頭部に乗客用座席を置く展望室を設けたことが特徴で、「パノラマカー」の愛称で親しまれた。1962年の第5回鉄道友の会ブルーリボン賞受賞車。営業運転開始直後にダンプカーと衝突し、ダンプカーを大破させたことから「ダンプキラー」の異名を持つ。

近畿日本鉄道 7000系

近畿日本鉄道近鉄)が1986年に東大阪線(現けいはんな線)用に投入し現在まで運用している通勤形電車。第3軌条集電方式の電車である。学研奈良登美ヶ丘延伸開業と前後してリニューアル工事を行い、現在は同線の7020系とは内装やVVVF装置でしか見分けがつかない。

近鉄7000系

京阪電気鉄道 7000系

京阪電気鉄道京阪)が1989年から運用している通勤形電車。7両編成4本。

京阪初の量産型VVVF制御車両でもある。車体は6000系に準じているが若干異なる。

第4編成のうち3両はVVVF試作車の意味合いを兼ねて、ひとまず「6000系」として製造され、その後7000系へ編入となった経緯がある。

京阪7000系

南海電気鉄道 7000系

南海電気鉄道南海)が1963年から運用していた通勤形電車。『塩害魔王』。南海本線において運用されており同線の主力車両のひとつであったが、老朽化のため2000年代後半より置換が始まり、2015年に全車両が引退した。一方で高野線で運用されている、兄弟ともいえるステンレス車の6000系は2019年まで全車が現役だったほか、譲渡車まで発生している。

阪急電鉄 7000系

(上から順に元の編成、アイボリー屋根、アルミ車、気合を入れ過ぎたリニューアル、少し気合を抑えたリニューアル、一覧には無いがVVVFリニューアル車も存在)

阪急電鉄阪急)が1980年から神戸線・宝塚線系統で運用している通勤形電車。特急から普通電車まで広く運用されている。6000系とほぼ同一仕様の車両で、違いは制御方式が回生ブレーキ付き界磁チョッパ制御になったことである。1系列としては阪急史上で最多車両数である。当初は鋼製車両で登場、途中からアルミ製車両に変わってるが、同一塗装なので外見からでは見分けはつかない。なお、京都線系統には基礎設計を同じくする7300系が投入されている。

阪急7000系

泉北高速鉄道 7000系

泉北高速鉄道(旧名:大阪府都市開発)が1996年から運用している通勤形電車。従来車両より車体幅が広げられている。乗り入れ先の南海も含め、初のIGBT素子によるVVVFインバータ制御車。26両在籍。2007年以降は改良型の7020系18両が投入されている。7020系との連結は可能だが、貫通路のサイズが異なるためアダプタが必要。

IGRいわて銀河鉄道 IGR7000系

IGRいわて銀河鉄道2002年の開業(東北本線の並行在来線区間の経営分離)時から運用している通勤形電車。同社で新製した車両と設計ベースを同じくするJR東日本701系を譲受した車両がある。

JR四国 7000系

JR四国が1990年から運用している近郊形電車。両運転台式でワンマン運転に対応し、予讃線の電化区間のローカル列車に運用されている。3ドア車で両端は片開き、中央は両開きである。モーター車の7000形は両運転台構造、トレーラー車の7100形は片運転台構造で、編成の組成自由度が高い。7100形は6000系7200系と連結可能だが、6000系と連結すると「1M3T」(モーター車が4両中1両)となってしまう。

智頭急行 HOT7000系気動車

智頭急行1994年の開業時から特急スーパーはくと」に運用している振り子式特急形気動車。

HOT7000系

ゆりかもめ 7000系電車

ゆりかもめ(旧名:東京臨海新交通)が臨海線向けに製造したAGT(Automated Guideway Transit。新交通システムとも)車両。7000系は6両編成18本を製造。1999年以降は制御装置をVVVFインバータに変更した7200系に移行。なお、7200系を含めて広義の7000系とすることも。7000系は後継車7300系に置き換えられて2016年に全廃された。

北神急行電鉄 7000系電車

1987年、北神線の開業に先行して、神戸市交通局2000形に準じた車両として製造された。前照灯など一部が2000形と異なっている他、制御方式もデビュー当初からVVVF制御である。登場から30年が経過し、神戸市交通局ではホームドア導入により全車両6000形に総取り換えする予定であり、当形式も対象となったが、VVVFインバータ装置の更新(7000-A系化)や行先表示機のフルカラーLED化が行われている。ちなみに車両の前面デザインは東京メトロ日比谷線03系に似ている。

秩父鉄道 7000系電車

秩父鉄道1000系の置き換え用として新たに東急8500系電車を譲受。3両編成2本のみで、7002編成の先頭車は中間車から改造されたもの。以降の増備はもと東急8090系7500系7800系に移行。

一畑電車 7000系

一畑電鉄時代を含めるとデハニ50形以来86年振りとなる一畑電車の新造車。2ドアの両運転台車で、JR四国7000系の車体とJR西日本225系の走行機器をベースに、近畿車輛が車体と台車の製造を、JR西日本グループの後藤工業が艤装以降を担当。4両製造。

伊豆箱根鉄道 7000系電車

伊豆箱根鉄道駿豆線の一部座席指定快速用として1991年登場。211系213系をベースとした軽量ステンレス製で、オールクロスシート。中間車のみ2ドアで製造されている。

当初はJR東海乗り入れ対応で、地方私鉄では珍しい設計最高速度120km/h。

北陸鉄道 7000系電車

1990年に東急初代7000系を譲り受けた北陸鉄道石川線用の車両で、足回りは国鉄の廃車発生品を使用。7000形、7100形、7200形の3種類に分類され、2連5本が在籍。ただし7000形は非冷房車のため夏場はあまり使われない。

アストラムライン 7000系電車

2019年から既存の6000系および1000系を置き換えるために導入された電車。アルミ車体に東洋電機製のIGBT-VVVFを備える。

2020年に営業開始し、2025年3月末までに全24編成を投入し、既存車をすべて置き換える予定である。

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