特徴
・古くから伝統工芸がわりと多く有名。例としては加賀友禅、九谷焼、輪島塗、金沢の金箔など。
・逆に伝統工芸以外にこれといった特徴が無く、「金沢なら知っているけど…」という人が少なくない。そのためか、金沢県と揶揄されるのみならず、誤解までされていることも(ただし過去、第二次廃藩置県においては実在していた)。自動車のナンバープレートは「石川」だったが、最近になって「金沢」ナンバーも導入された。
・石川=金沢と思われる原因としては、県内に『石川』と付く地名が無いことが挙げられる(郡名として「石川郡」があったが、郡内で最後まで残っていた野々市が町から市へと昇格したことで、石川郡は消滅した)。ちなみに、石川市は沖縄県である(2005年に市町村合併によって消滅)。
・伝統工芸が有名だが、重工業や電気機器の製造にも強い県である。代表例として、建設機械で世界シェア1位のコマツは小松市で創業した。他にも、PC周辺機器で有名なアイオーデータ機器や業務用液晶で国内シェア1位のナナオ(2013年4月より社名を『EIZO』に変更)が県内に本社を構えている。
・正月に飾る鏡餅は、上段に食紅で色づけされた餅が載っている。特に金沢市やその近郊にて好んで用いられる。
・恐竜化石の産地でもあり、『化石壁』と名付けられた地層もある。
(※現在、無許可の化石発掘は禁じられている)
・羽咋市は何故かUFOが見える街として観光PRを行っており、かなり不気味な宇宙人「サンダーくん」が公認キャラクターになっているが、UFOの街としての知名度はほとんど無い。諸国一宮の一社「氣多大社」や千里浜なぎさドライブウェイが有名。
自治体
加賀地方
能登地方
交通機関
鉄道
隣県の富山県や福井県に比べて少なく、駅の総数は沖縄県、山梨県に次いで日本で3番目に少ない。JRは北陸本線、七尾線のみが通っている。
私鉄では北陸鉄道(浅野川線・石川線)があるが、金沢市街地(香林坊・むさし)の通勤には適していない。
道路
高速道路
北陸自動車道が通っている他、県の道路公社が管理しているのと里山海道が県の高速道路移動に貢献している。
他には能越自動車道が短いながらも走っている。
国道
国道8号の他に国道157号、国道159号、国道160号、国道304号、国道305号、国道359号、国道360号、国道364号、国道416号等がある。
その内、国道416号は酷道で福井県境の区間で通行できないほかは、おおむね道路事情は良い。
その他の道路事情
加賀地域は比較的県道なども恵まれており、特に金沢市内は片側2車線の県道が多い他、山側環状と海側環状の2つが中心となっている。
金沢市内の道路は概ね片側2車線以上だが、右折レーンがあるのでこまめに車線変更する必要がある。
能登の方は道路事情が悪いものの、大部分の車はのと里山海道を利用するので渋滞に関してはそこまで酷くない。
信号機の傾向・事情
メーカーはコイト電工と日本信号が多く、次いで京三製作所になり、薄型以降は電材も入り始め、松下も点在。
日本海側であるが横型が多く、愛知県や兵庫県等と同様に樹脂灯器が多い。
樹脂灯器以降は大半が30cmで統一され、更に多くの灯器は蛇の目レンズやブツブツレンズ等のソフトホワイトに移行している。
又、コイト電工の樹脂灯器を採用した止まれ灯器がある事でも知られており、こちらは大阪と異なり小規模の十字路などに設置されており、普通の信号とは併設されていない。
音響用信号機は旧来から擬音式(ひよこ・かっこう)を採用しており他県では珍しい名古屋電気工業製を採用している。
音響用は主道がひよこ、従道はかっこうとなっている。
信号事情として右折信号機の多さがあげられる。
特に金沢市は大きな交差点なら至る処で右折矢印のある信号機が見られる。
更に交差点によっては、右折矢印だけでなく右折分離に準じた矢印信号まで搭載されている。
但し、基本的には右折矢印のみ点灯する構造になっている。
押しボタン式信号機は基本的に常時青方式だが、踏切が近い場所は幹線閃光方式(黄点滅)を原則採用している。
因みに時差式信号機の標識は東京都と同じ市松模様が採用されている。
空港
能登方面の観光にようがなければ小松空港の利用が殆ど。
しかし、どちらも鉄道駅から離れているので鉄道利用からの利便性はイマイチ。
因みに高速道路から小松空港へ行くには安宅PAのスマートICを利用した方が早い。
石川県出身の著名人・有名人
- 森喜朗(政治家、元内閣総理大臣)
- 松井秀喜(野球選手)
- 中田ヤスタカ(音楽プロデューサー、作曲家、DJ)
- 辻口博啓(パティシエ)
- 永井豪(漫画家)
- 土山しげる(漫画家)
- 下口智裕(漫画家)
- 彩花みん(漫画家)
- 藤井みほな(漫画家)
- 宮下英樹(漫画家)
- やまむらはじめ(漫画家)
- ヒロユキ(漫画家)
- 寺井赤音(漫画家)
- ねこぐち(漫画家)
- ちさこ(漫画家)
- なばたとしたか(絵本作家、イラストレーター)
- 米林宏昌(アニメ監督)
- 能登麻美子(声優)
- 新谷良子(声優)
- 洲崎綾(声優)
- 矢尾一樹(声優)
- 寺島拓篤(声優)
- うえだ星子(声優)
- ダンディ坂野(お笑い芸人)
- 鹿賀丈史(俳優)
- 藤敏也(俳優)
- 塩谷瞬(俳優)
- 篠井英介(俳優)
- 田中美里(女優)
- 浜辺美波(女優)
石川県にゆかりのある人物
- 宮本茂(ゲームクリエイター、金沢市にある金沢美術工芸大学の出身)
- 本田圭佑(サッカー選手、金沢市にある金沢星稜高校の出身)
- 一青窈・一青妙(母親が石川県中能登町(旧:鳥屋町)出身。また、名字の『一青』は実際に石川県にある地名)
石川県出身(もしくは出身と思われる)キャラクター
- 泉かなた、泉そうじろう(らき☆すた)
- 雛鶴あい(りゅうおうのおしごと!)
- 小此木優子(電脳コイル)
- 松前緒花(花咲くいろは)
- 真鍋いつき(アイドルマスターシンデレラガールズ)
- 原田美世(アイドルマスターシンデレラガールズ)
- 大沼くるみ(アイドルマスターシンデレラガールズ)
- 若里春名(アイドルマスターSideM)
- 山下次郎(アイドルマスターSideM)
- 白石紬(アイドルマスターミリオンライブ! シアターデイズ)
- 前原仁菜(おちこぼれフルーツタルト)
- 真山巧(ハチミツとクローバー)
- 加賀奈々緒(亡き少女の為のパヴァーヌ)
- 保坂美由紀(センチメンタルグラフティ)
- 一条将輝(魔法科高校の劣等生)
- 能登かがみ(アイカツフレンズ!)
- 大門山ツラヌキ(新幹線変形ロボ シンカリオン)
pixivに登録している石川県の絵師
石川県を舞台とした作品
マンガ・アニメ
- 釣りバカ日誌(実写劇場版第17作が主に七尾市、輪島市などで撮影された)
- よみがえる空(小松市・航空自衛隊小松基地)
- 電脳コイル(加賀地方中西部が舞台のモデル)
- 花咲くいろは(金沢市・湯涌温泉)
- Angel Beats!(金沢市・金沢大学角間キャンパスが舞台のモデル)
- あかねさす少女(金沢市・金沢学院高校)
- ガーリー・エアフォース(小松市・航空自衛隊小松基地)
- 天野めぐみはスキだらけ!(内灘町)
- 君は放課後インソムニア(七尾市)
- カードファイト!!ヴァンガードoverDress(金沢市)
- ウインドボーイズ!(金沢市・遊学館高校)
小説・実写作品
- ゼロの焦点(金沢市、志賀町)
- 男はつらいよ(第9作が主に金沢市で撮影された)
- 野性の証明(設定上は架空の地方都市だが、主に金沢市で撮影された)
- キーハンター(小松市・尾小屋鉱山でのロケ回あり)
- 特捜最前線(金沢市、輪島市などでのロケ回あり)
- 花嫁のれん(金沢市)
- まれ(輪島市)