デジヴァイスic
でじゔぁいすあいしー
概要
シリーズ史上初の『人間が創ったデジヴァイス』であり、開発者の大門英曰く「人間とデジモンの心をつなぐ道具」との事。
量産されている機械なので所持に制限は無く、老若男女関わらず使用可能である。
内部にデジモンを格納可能な端末で、「○○モン、リアライズ!」と呼ぶ事でパートナーデジモンを外に呼び出す事が可能となった。リアライズされたデジモンは一部を除き、自分の名前を名乗って登場する。
『デジソウル』を込める事が全てであり、込める量によって進化段階が決まる(『デジソウルチャージ』で成熟期(画面には『EVOLUTION』と表示)、『デジソウルフルチャージ』で完全体(画面には『PERFECT EVOLUTION』と表示)、『デジソウルチャージ・オーバードライブ』で究極体に進化する(画面には『ULTIMATE EVOLUTION』と表示))。
なお、デジヴァイスバーストでなくとも、究極体への進化は可能。イクトのものは201型、薩摩のものは202型であり、大、トーマ、淑乃のic(101・102型)よりも新型である。
ちなみに敵側の勢力も専用のものを持っており、ギズモンの制御と進化に使われる『ダークデジヴァイス』とバイオデジモン用の2種類が存在する。
倉田明宏とその部下が使用するダークデジヴァイスは、腰部に取り付ける電源部からケーブルで繋がれており、バイオデジモン用デジヴァイスは腕にはめるタイプで『ハイパー・バイオ・エボリューション』でアーマー体を模したバイオハイブリッド体に、『ハイパー・バイオ・エクストラ・エボリューション』で究極体の姿に変化する。
進化テーマは一貫して『Believer』(歌:Ikuo)となっている。
アニメ第28話で過剰なデジソウル注入により破損したデジヴァイスicが、第29話でバンチョーレオモンとの修行の末に進化した形態(メイン画像右側の、黒とオレンジを基調とした物)。
テイマーのデジソウルが一定以上まであれば、側面の端子に手をかざす『チャージ・デジソウルバースト』(画面には『BURST EVOLUTION』と表示)という行程を行う事で究極体をも超えた『バーストモード』に変化させる事も可能。また、大のみ端子に手を翳す事でシャイングレイモンの武器である、『ジオグレイソード』が召喚可能。
大、トーマ、淑乃のパートナーが究極体に進化して以降に使用しているデジヴァイスだが、イクトはファルコモンが究極体に進化してもしばらくはicを使用しており、第43話でようやくバーストに更新された。
カラーリング
メディアミックス作品
歴代デジヴァイスの中でもトップクラスで他メディアでの登場機会に恵まれているのが特徴。
デジモンストーリーサンバースト・ムーンライト
『ライトファング』・『ナイトクロウ』のテイマーユニオンに所属しており、デジヴァイスバーストを使用している。
また、ランク昇格試験等にセイバーズメンバーと漫画 デジモンネクストのメンバーが登場する。
デジモン図鑑やアドレスを登録した相手との通信機能を有する。
デジモンストーリーロストエボリューション
テイマーユニオンが大分前に消滅した世界観で、デジヴァイスバーストを使用している。
破壊された進化ツリーに化石をはめる事で、進化ツリーを戻しデジモン達を進化させていく。
このゲームではセイバーズメンバーとの関連性は無い。
デジモンネクスト
初期はデジモンミニがデジヴァイス化したデジヴァイスicを使用。
デジタマの収納機能、人間でも食べられるデジモンの餌の具現化、排泄物を押し流すトイレ機能、デジモンパワーを算出し、強敵が近づくとアラームで知らせるステータススキャン(※1)などセイバーズでは使用しなかった玩具寄りの機能を有する。
また、『デジソウルチャージ』は基本的にはセイバーズのものと同じだが、進化済みのデジモンにデジソウルを送って強化したり(※2)、闇のデジソウルでパートナーを進化させる(※3)などの応用が可能。
終盤にツルギ達が対神器を会得しデジモンツインに変化する。
このデジモンツインはイグドラシルが暴走した時に抑止力となる『調停者』の力を封印した神器であり、この力の影響でライズグレイモンはビクトリーグレイモンに、マッハガオガモンはズィードガルルモンに進化した。また、デジモンツインを合体させテイマーたちの思いを込める事で時空を超える、『ツインチャージ』が使用できる。
なお、バルバモンから与えられたショウの漆黒のデジヴァイスicは、ムルムクスモン戦で自ら破棄している。
ちなみに、デジモンツイン自体は元々はデジヴァイスではなく、育成ギアの一環として発売された玩具である。
玩具
赤外線通信による対戦やDCD『究極対戦!!デジモンバトルターミナル』との通信などの新機能を搭載している。
また天面にある電極センサーには手やIDプレート、金属を翳す事で原作同様に「デジソウルチャージ」を行う機能がある(似たようなギミックは2005年に展開された「デジモンアクセル」の頃から存在する)。
デジヴァイスiC
101ORANGE/102BLUE
2006年3月31日に発売された。前者は大仕様、後者がトーマ仕様である。
『セイバーズ』のパートナーであるアグモン、ガオモン、ララモンが究極体まで登場する。
分岐進化先として以下のデジモンが登場。
デジヴァイスバースト
2006年11月18日発売。大仕様の「シャインオレンジ」とトーマ仕様の「ミラージュブルー」の二種が登場。
「デジソウルチャージ」に加えてエアシグナル入力による「バースト進化」機能を搭載。
いわゆる「チャージ・デジソウルバースト」に相当するが、バーストモード以外のデジモンにも進化する。
アグモン、ガオモン、ファルコモン、クダモン、カメモンが育成可能。
ポーンチェスモン系譜、ララモン系譜はバースト進化でのみ登場。ただし、ルークチェスモン、ビショップチェスモン、ロゼモン:バーストモードが参戦しないなど『セイバーズ』のパートナーデジモンの参戦率は妙に中途半端である。
分岐進化と正統進化ルート以外のバースト進化は以下の通り。