データ
| 初登場 | ポケットモンスター サン・ムーン |
|---|---|
| 効果 | ウルトラビーストに対してのみ被捕獲率がモンスターボールの5倍に上がる。それ以外のポケモンに使用すると被捕獲率が下がる。 |
| 英語名 | Beast Ball |
概要
『ポケットモンスター サン・ムーン』から登場した新たなモンスターボールで、エーテル財団が対ウルトラビースト用に開発したもの。
空間を模したネオンのグリッド模様に、コスモッグのような黄色い突起物が4方向に付いた、どこか未来的なデザインをしている。
効果もウルトラビースト(以下UB)に対してのみ、被捕獲率がモンスターボールの5倍と1ターン目のクイックボール並みになり、体力を削ったり状態異常を加えた後なら、確実に5割以上の高確率でゲットできる。
一方それ以外のポケモンに使うと、被捕獲率はモンスターボールの10分の1となってしまう。
対象
※コスモッグ→コスモウム、ベベノム→アーゴヨンは、野生個体と戦闘する機会自体がない。
各作品
ポケモンSM
殿堂入り後解放されるウルトラビーストイベントにて初登場。
エーテルパラダイスよりビッケからUB捕獲用に10個与えられ、その後は新たなUBが現れるたびにハンサムから10個ずつ与えられる。万が一使い切ってもハンサムに話しかければ1個補充してくれる。
本作の世界線では開発に1個数百万円掛かるらしく、本当の意味でゴージャスボールである。アローラ地方のフレンドリィショップで売ることも不可能（これはナリヤより貰えるガンテツボールも同様）。
最後のUBを捕まえてしまうとイベントは終わってしまうが、以降もハンサムが2番道路のモーテルに残っているため、ウルトラボール補充は依然として可能である、ご安心を。
事実上のイベント用で、それ以外の「捕獲手段」としてはデメリットしかないウルトラボールだが、リアルタイムで約6年2ヶ月振りの新型ボールとあってポケモン廃人達が目を付けないはずがなく、早々に上記リスクも覚悟でオシャボの標的となった。
上述した様に使い切れば補充して貰えると書いたが、ボックスのポケモンにありったけを持たせても1個貰えるため、非効率ではあるがいつでも無限供給が可能である。
オシャボ厳選のためだけに開発費数百万円のボールをせがむ主人公…まさに外道の極み。
ポケモンUSUM
マイナーチェンジ版では、ポケモンを所有しない為こちらの世界の活動に支障が出たウルトラ調査隊が、取り敢えずトリミアンを捕獲するために試作したボールという設定となった。
その後、エーテル財団と技術を共有することで量産に成功し、何と1000円で購入出来るように(やすうりポンの対象外)。入手は歴代随一に楽となったが、逆に希少価値が下がってしまったという声もある。
また、ウルトラネクロズマ撃破後にルザミーネからも無料で5個貰える。
ポケモン剣盾
本作からはまた希少な限定品に逆戻り。
クリア後にラテラルタウンの掘り出し物市で1個確実に入手出来る他、殿堂入り後にシュートシティで挑戦可能なトーナメントのランダム報酬の1つとなっている。
また、2019年12月にTwitterで行われた企画「ボールガイチャレンジ」の達成報酬として、翌月15日まで他レアボール共々無償配布されるキャンペーンが行われた。
ガラル地方にUBが登場するダイマックスアドベンチャーは確定捕獲のため、実質的に機能が意味を成しておらず、説明文も純粋にポケモンを捕まえづらいだけのボールとされている。
2020年に配信されたDLC「冠の雪原」ではトーナメント報酬以外で入手可能となったが、その条件はカンムリ雪原でのレイドクリアで手に入るマックス鉱石150個との交換という非常に高いレートで、結局希少性を賄えてはいない。
ポケモンSV
本作でも本来の用途で機能することは一切なく、使用は完全なオシャボ用途となる。
ゲーム中の説明文も、前作同様ポケモンを捕まえづらいだけのボールとされており、ウルトラビーストのことについてはもはや一切触れられていない。
パルデア図鑑を全て埋めると1個入手可能な他、学校最強大会の優勝景品として稀に獲得可能。各種ガンテツボールと異なりマリナードタウンの競りでは出ないため、パラドックスポケモンや四災用などに複数個欲しいなら大会周回は避けられない。
DLC「藍の円盤」では、リーグ部のどうぐプリンターでレアボールチャンスが発生した際、低確率の虹色枠で出ることがある。BPと落し物さえあればガンガン回せるので、溜めてしまえば試行回数を一気に積める。2024年にはどうぐプリンターの状況再現が確立されたため、短時間で大量のウルトラボールを入手することが可能となった。
ポケモンGO
2022年のGO FESTの特定地域での会場および最後のイベントであるFINALEでのみ、ウツロイド・マッシブーン・フェローチェ・デンジュモクの4体を、レイド・スペシャルリサーチ問わずこのウルトラボールで捕獲することが出来た。
2024年のGO FESTではリサーチ入手ベベノムがこのボールになる他、7/8以降のグローバルチャレンジ達成報酬として、カミツルギ・テッカグヤ・アクジキング・ズガドーン・ツンデツンデ・ネクロズマを加えた全種の捕獲フェーズでウルトラボールが使用可能となる。その中でもネクロズマはウルトラビーストではないにもかかわらず（アプリ内検索で「ウルトラビースト」と入力してもネクロズマ以外のウルトラビーストが表示される）、捕獲率上昇が適応される特殊仕様になっている。
原作同様、GOウルトラ調査隊がウルトラビースト捕獲に特化したボールとして開発したとのことで、プレミアボールと比べると捕獲率がかなり高めに設定されており、きんのズリのみと併せてグレート以上の判定を狙えば、余程運が悪くない限り高確率で捕まえられる。
なお、これら以外の日程で登場したUBは普通にプレミアボールでの捕獲となり、捕獲難易度も他の伝説並みに高いまま。したがって、現在このウルトラボール入りUBの希少価値はゲーム内でとても高いものとなっている。
オシャボとして
かっこいいという声もあれば、ハイパーボールに並んでダサいと嫌う人もおり賛否両論。一方、幾何学的な図形が飛び散るボールエフェクトは歴代屈指のかっこよさと評判が高く、主にコイル系統やポリゴン系統のような機械的なポケモン、ムゲンダイナのような超常的な印象を受けるポケモンを入れてみる人が多い。
ただし上述した通り、UB以外への捕獲率は無茶苦茶低いため、伝説のポケモンやそれ並の捕獲率を持つダンバル等を相手にすると、下手すれば色違い厳選並みの地獄を見る。総じて相当な根気が必要となるだろう。
幸いウルトラボールはタマゴ遺伝するので、目当てのウルボ入り種族はGTSなどで簡単に交換が成立したりする。需要量やタマゴ厳選の背景から、相当の数が放流されやすく、わざわざ捕まえに行くよりGTSで無難な条件で入手した方が圧倒的に楽である。
なおSM以降の作品では、捕獲率の高低が関係ない、または嵩増しした状態でウルトラボールを使える機会も多く、これらを併用できれば自力での捕獲も幾分か難易度が下がる。
- 捕獲率アップ
- ゆれないおまもり
- USUM：ロトポンのつかまえポン
- SV：サンドウィッチのほかくパワー
- 確定ゲット
- 剣盾：ムゲンダイナ、マックスレイドバトル(ソロ)、ダイマックスアドベンチャー
- SV：テラレイドバトル、オーガポン、赫月、テラパゴス、モモワロウ
余談
英語圏でウルトラボール（Ultra Ball）はハイパーボールのことを指すため、ビーストボール（Beast Ball）という名称となっている。
