プロフィール
※1…結婚相手の兵種が専用クラスで引き継げない場合は戦術師となる(踊り子やロードなど)。
概要
未来からやってきたマイユニット(ルフレ)の子供。『時の遺跡』にて迷子になっているところをクロムたちに発見され、保護された。記憶を失っているがルフレが親であることは認識しており、同じく軍師になることが夢だと語る。
登場するのはルフレと逆の性別。髪の色は結婚相手譲りで、マイユニットが親なのでほぼ全ての兵種にクラスチェンジが可能である。
記憶を失っているためすべてが新鮮そのもので、常に朗らか。
一方、もう一人の親との支援会話からは記憶を取り戻すことを強く望んでいる様子が窺える。
子世代のメンバーの中では最年少。
子世代のキャラクターが基本的に母親依存のため、いわゆる親世代女性ユニットとルフレ♂が結婚するとマーク♀が兄か姉を持つ。またクロムとルフレ♀が結婚した場合はルキナがマーク♂の姉となる。
それ以外ではマーク♂は基本的に一人っ子である。
ルフレが結婚できる相手が非常に多いせいか(子世代ユニットや、配信マップで仲間になるユニットとも可能)、どの時間軸からやってきたのか不明という扱いで、子世代組の中でも異質な存在となっている。
支援会話が発生するのは固定親のルフレと、その配偶者、いる場合は兄や姉、そして12人の子世代の内8人である。
マーク♀の場合は男の子世代キャラクター6人とノワール、ンン、マーク♂の場合は女の子世代キャラクター6人とウード、シャンブレーである。
- 普通の支援会話(異性なら結婚もできる)
- きょうだいの支援会話(ルキナが姉の場合は内容が異なる)
- 親子の支援会話
と同じ子世代のキャラクター相手でも状況に応じて内容が3パターンに変化する。また通常の支援会話でもマークの性別で内容が異なる場合があるため、最大4種類の支援会話のバリエーションが存在する。
ルフレの結婚相手がマムクートやタグエルの場合はそれらのクラスで登場する。同時にクラスチェンジしても竜属性や獣属性がついたままになるので特効武器に弱くなる。
親次第でステータスは変動するが、なにせマイユニットを親に持つためにその可能性は無限大である。
誕生日は日本の「こどもの日」にあたる5の月5の日。子世代キャラで唯一シリーズの過去作品の発売日に由来しない。
公式イラストでマーク♂がアルムの覇剣、マーク♀がゲーティアを持ち、並び立つ二人の姿が画かれている。
ルフレの子だけあって相手の軍師の力量・戦略・布陣を計れる。ルフレとの支援会話では罠を仕掛けてはあっさり看破される一方、戦術勝負でルフレに冷や汗をかかせるほどの才を発揮していたりする。
性格(女子の場合)
やはりその血はただものではないのか、支援会話にて以下の被害が垣間見られる。
戦いの相棒志望者に宝石を要求。ナンパに失敗して落ち込む少年にナンパされる条件に高級料理をおねだり。訓練でバテた少年の口に蛇の生血と熊の胃袋を無理矢理投入。絶滅危惧種のカワイイうさぎさんをいじるのが趣味。弱点を克服するための練習中の少女をあくまで手伝いとしてボコボコにする。
などなど、自由というか天然ドSなだけのような気がしないでもないが、悪意のない天真爛漫さゆえの行動である。
仮面で素顔を隠す一匹狼に蝶やハートの描かれた仮面を勧めたり、魔道書を積み上げて遊んでいた所を子世代最年長キャラに叱られても懲りないなど物怖じしない他、ストレスに思い悩む少女を無自覚の内に助けたりしている。
ただし、自分の兄姉に対しては、「記憶を取り戻すために殴りながら説教してくれ」という天然ドMでもある。
ちなみに、女の子のマークには彼女を愛でるあまり「結婚できないバグがある」とまで言い出す危ない……もとい親バカなプレイヤーも現れている。
(マイユニットの子供として登場する以上、当然結婚のしようがない。誰とでも結婚可能なマイユニットが唯一攻略不能なキャラである)
性格(男子の場合)
女子もなかなかの天然ぶりだが、男子はそれに鈍感が加わっており能天気な子になっている。
血が騒ぐ少年と馬が合うらしくセリフの掛け合いをやって遊んだり、ツンデレ少女を口車に乗せて手料理を味わったり、いろいろなものに興味を持つ。
皆の輪に溶け込めないうさぎさんの悩みを聴いたり、虫嫌いな少女の苦手克服に協力したり、神竜に祈りをささげる少女のために花を探したりするなど仲間想い。
皆を振り回し気味なマークだがヒーロー気質のドジっ子には振り回され気味。さらには鍛錬を続ける少女に対してラッキースケベをやらかすが、似たようなことしていた父親候補が居たような…。
ちなみにルキナの弟である場合、他の弟妹候補たちにもれずGが苦手で、王家の国宝であり父の形見であるファルシオンの輝きを懐中電灯扱いした挙句、果物ナイフ代わりに使うなどのとんでもない振る舞いを見せたり、ファルシオンを扱える資質が垣間見えていたりする。
マークの生まれについて
マークの時空転移については、EDで「異なる時間から来たのかもしれない」と書かれる。
他の子世代ユニットはルキナと同じ未来からやってきているが、マークは兄や姉との支援会話でしか共に育ったことへの言及がなく、しかもマークに過去の記憶がないため同一人物と断定できない。
そのため「ルキナたちのいた未来」「本編後の未来」「絶望の未来(DLC)」などの多くのパターンがありえるマークはタイムパラドックスの申し子ともいえるかもしれない。
マークの親候補(ルフレの結婚相手候補)を大別すると、このようになる。
- 1.親世代と、同様に交流があった人物
- 2.子世代
- 3.それ以外
1.親世代と、同様に交流があった人物
ルフレ | きょうだい | 親候補者(きょうだい候補者) |
---|---|---|
男 | 兄とマーク♀ | リズ(ウード)、ミリエル(ロラン)、マリアベル(ブレディ)、ベルベット(シャンブレー)、オリヴィエ(アズール)、セルジュ(ジェローム) |
男 | 姉とマーク♀ | ソワレ(デジェル)、スミア(シンシア)、ティアモ(セレナ)、ノノ(ンン)、サーリャ(ノワール) |
男 | マーク♀のみ | フラヴィア、チキ |
女 | 姉とマーク♂ | クロム(ルキナ) |
女 | マーク♂のみ | フレデリク、ヴィオール、ヴェイク、ソール、カラム、ロンクー、リヒト、ガイア、グレゴ、リベラ、ヘンリー、ドニ |
推定も含めて、ルキナたちのいた未来(「断章」ことクロムが死亡した一件の前)でルフレが結婚してマークが誕生していたといえる組み合わせ。
2.子世代
ルキナと、共に過去へと渡ることで出会った者たち。
マークは彼らのように時を越えて出会った二人の子どもと考えるのが自然だ…というより、それ以外だと年の差など「それ犯罪だよ」と言われかねない組み合わせになってしまう。
3.それ以外
ルキナのいた未来ではサイリ、エメリナ、バジーリオはクロムより前に死亡。ただしバジーリオは親世代と同等の交流があったと思われる。
インバース、ギャンレル、ヴァルハルトはクロムらの時代(「覚醒」本編)と同様に敵対関係だったと思われ、ルフレと交流があったとは思えない人物。
レンハはルキナたちと同様に未来から来ているがルフレと交流があったとは語っていない。パリスも同名の人物がギムレー復活後のイーリスにいたと示唆されているが詳細は不明。
アンナさんはほら、アンナさんだからね。いつどこでルフレと出会ってもおかしくない気がするからこちらにね。
いずれにせよ、後述するように「お遊び」程度の要素であるマークに、そこまでキャパシティを避けなかった、ゆえの記憶喪失設定と思われる。
…………大体、マーク♀が断片的に思い出した記憶の中では母親が今より老けているのだが、チキがロリコンホイホイから今の姿になるまで2000年かかったことを考えると、チキやノノが今と見た目が変わった時代っていったい何百年先なの……。ンンの場合はハーフでまだ10代なので、20代くらいまでは人間張りに容姿が変化する可能性があるが。
またマーク♀は母がマムクートの場合見た目に反して長寿の場合が考えられる。
DLC「絶望の未来」のマーク
本編のルキナたち子世代がいた未来とはまた異なる、DLC「絶望の未来1・2」では名前こそ「???」表記だが男女それぞれのマークとおぼしきボスキャラが登場する。
双方ともに仮面で素顔を隠しており、「絶望の未来1」で登場するマーク♂はゲーティア装備のソーサラー、「絶望の未来2」に登場するマーク♀はオートクレール装備のドラゴンマスター。双子なのか、年子のきょうだいなのか言及はされていない。また本来ならばルフレの伴侶と同じになる髪の色はふたり共デフォルトの、ルフレの父と似た髪の色になっている。
ギムレーと化したとはいえ親と離れがたく、忠誠を誓い、ギムレーが時折見せる優しさを糧に時には仲間に手を掛け、話中に登場する子世代たちと相対する。人であり親であるルフレ自身はマークたちを愛し、ギムレーはマークたちを手駒として利用していた。
マーク♀は場合によっては兄(候補者はウード、アズール、ブレディ、シャンブレー)と相対する可能性もある。尤も男女ともにマークが存在するためマーク♂が本編ではありえない組み合わせの姉(候補者はデジェル、シンシア、ノワール、ンン)と対峙していた可能性もある。
ボスキャラなので撃破して死亡退場してしまい、その際にどちらも「ギムレー様」と言って事切れる。
戦闘中、異界(本編)からやってきたルフレとの会話が発生するとそれぞれのマークは撤退する。
その際に同性、つまり本編では親子たりえない組み合わせ同士ならば、言葉を交わすことなく撤退。対して異性の場合、本編で親子たりえる組み合わせなら言葉を交わすばかりか、ルフレは自身の戦術書をマークに渡す。理由としては本編におけるマークの面影を見出したからである。過去に別のルフレから同じ戦術書をもらっており、同じ本を二冊持つこととなったマークは、これ以上戦えないと撤退する。その際には異界のルフレを「ギムレー様」ではなく「父さん」又は「母さん」と呼んでいる。
「絶望の未来3」では既に死亡又は撤退しているためにどちらのマークも未登場。
だがクリア後、ルキナのファルシオンによって討たれたギムレーが散り際に「マーク」の名を述べている。
その後ギムレーが討たれ平和を取り戻した世界でもマークの消息は語られていない。
ところで、本編にやってきたマークにはDLCの「絆の秘湯」内にて何故か同じ戦術書を二冊持っていると語る会話があるが…。
仮にルキナの母がルフレであった場合、母に父クロムを殺され、弟マーク(妹も追加?)が仲間に襲い掛かり場合によっては仲間に殺され、最後には己が手で母の成れの果てを殺さねばならない。本当の絶望の未来とはこれのことか…。
血統
邪竜の血統と神竜の血統
ルフレの結婚相手次第で彼(彼女)はとんでもない血統を持つことになる。
曲がりなりにも邪竜の血と魂を宿すというルフレの子である上に、場合によっては神竜と混血になったり、聖と邪の竜の力の証を併せ持ったりしてしまう可能性すらあるのだから…。
…と誇張気味に書いてみたが、千年かかってようやく邪痕を宿して生まれたルフレが作中で神竜の力を感じることが出来なかったため、これらの因子は相互に打ち消し合う可能性も考えられる。
ちなみに、同シリーズで神竜(ナーガ)と暗黒竜(ロプトウス)の因子を持ち、なおかつ両方とも発現させて(=系図に現れて)いる存在として、『聖戦の系譜』の前半のヒロインがいる。
人とマムクートとタグエルと
ルフレ♂がノノ、チキと結婚すると、マーク♀はンン同様人とマムクートのハーフとなり、ルフレ♂がンンと結婚するとマムクートのクォーターとなる。
そのマーク♀がタグエルのハーフであるシャンブレーと結婚することが出来る。
今作には男性のマムクートが存在しないためマムクートなマーク♂は見られない。
ルフレ♂がベルベットと結婚すると、マーク♀は人とタグエルのハーフとなり、ルフレ♀がシャンブレーと結婚すると、マーク♂は人とタグエルのクォーターとなる。
そのマーク♂がマムクートのハーフであるンンと結婚することが出来る。
王家の血を引くマーク
クロムをはじめイーリス聖王国の王族とルフレが婚姻を結ぶと、マークは英雄王(と妻)の子孫となる。
同様に、パリスとルフレ♀が結婚すると、マーク♂は蒼炎の勇者の末裔になる。
ルフレがフェリアの東の女傑王や西の豪胆王、ソンシンの兄妹や、元ペレジアの暗愚王、元ヴァルム帝国の覇王と結婚すれば国際情勢によっては王位継承者とみなされる立場にある。
またマークのお祖父ちゃんも一応ペレジアの王になっているため、ルフレやマークが跡継ぎとみなされる場合もあるかもしれない。
特に血統上のイーリス聖王家の一角を占めるにあっては多彩なパターンがある。
- ルフレ♀がクロムと結婚。クロムの息子でルキナの弟。青髪王子。
- ルフレ♀がクロムの息子(アズール、ブレディ)と結婚。クロムの孫。青髪王子。
- ルフレ♂がクロムの娘(ルキナ、デジェル、シンシア)と結婚。クロムの孫。青髪王女。
- ルフレ♂がエメリナと結婚。クロムの姪でルキナとウードの従妹。金髪王女。
- ルフレ♂がリズと結婚。クロムの姪でウードの妹。金髪王女。
- ルフレ♀がウードと結婚。クロムの又甥でルキナの従甥。髪の色はリズの夫依存。
更に言えば、(2)のマーク♂は父の姉である伯母ルキナと叔姪婚できる。
又、(3)かつ母がルキナ、母方の祖母がマリアベル又はオリヴィエの場合、マーク♀が叔父のブレディかアズールと叔姪婚できる。
シリーズ中で『聖戦の系譜』以来16年ぶりに、3親等以内の近親カップルが成立し得る作品となった。
…………自重しろ任天堂。
というより兄妹婚や姉弟婚などの露骨なインセストタブーは避けたが、一定の条件を満たさない限り起こらない叔姪婚は目を瞑ったのかもしれない。
ただし、通常ならば「妻」ないし「夫」と表記される欄は「伴侶」と表記され、正式には結婚していないことが伺える他、子供が生まれていない以上、近親愛であっても近親相姦とは断言できない。
このインセストタブーの原因は母親依存の覚醒においてルフレ♂以外で父親依存での子供を持つクロム、及びその娘であるルキナの存在によるものである。
上述の状況を考慮したためか次作のマイユニットの子供カンナは叔姪婚を避ける仕様となっている。
イーリス王家においてありえるマークの位置の図
┏━(1)
┣━━┫
┏クロム ┗━子
┃ ┣━━━(2)(3)
┃
┃
┃ ┣━━━━(4)
┣エメリナ
┃
┫
┃ ┏━(5)
┃ ┣━━┫
┗リズ ┗━ウード
┣━━━(6)
ヒーローズ
2018年3月に実装。親同様、男女同時に登場。「聖痕の王子」と対になる「邪痕の子」という位置付け。
異界より来た少女 マーク(女)
属性 | 青 |
---|---|
武器種別 | 青魔法 |
タイプ | 飛行 |
武器 | ブラーサーペント+ |
奥義 | 氷蒼 |
パッシブA | 鬼神明鏡の構え2 |
パッシブB | キャンセル3 |
パッシブC | 攻撃の謀策3 |
女の子はダークペガサスとなって登場。衣装も他のペガサスナイトのようにミニスカートになっている。サーペントは遠距離防御の効果があり、魔法には強い。ペガサスゆえ、弓には弱い。
異界より来た少年 マーク(男)
属性 | 赤 |
---|---|
武器種別 | 赤魔法 |
タイプ | 歩行 |
武器 | 魔書ギムレー(専用) |
奥義 | 竜穿 |
パッシブB | 強化無効・遠距離3 |
パッシブC | 守備魔防の紋章2 |
男の子はソーサラーで、なんと魔書ギムレーを持参している。これは対象と周囲に攻撃速さのバフデバフをかけることができる。
余談
このマークという名前だが、烈火の剣の軍師のデフォルトネームと同じである。
草原で倒れていたところを主人公に助けられたり、マイユニットの上級クラス「神軍師」が彼らの二つ名と同じなあたり、親子共々、元ネタと思って間違いないだろう。
……女性でもマーク(男性名)になるところまでリスペクトされているのは流石と言うべきかどうか。
当初子世代情報のないままマイユニットを上述の軍師に肖って「マーク」と名付けたら子供まで「マーク」でややこしいこととなった、などという人もいるのかもしれない。
公式の英語表記はフランス式のMarc(上述の先輩はMark表記)、ローマ神話の軍神マルス(Marth)に由来するため英雄王とも所縁がある。
さらに言及すればMarcを男性形・女性形にするとMarus(マーカス)やMarcia(マーシャ)になる。
英語版での名前はMorgan(モーガン)。
男性名の印象があるが、アーサー王物語に登場する魔女モーガン・ル・フェイを連想させるユニセックスな印象の名前となっている。
関連イラスト
関連タグ
ファイアーエムブレム ファイアーエムブレム覚醒 マーク マイユニット ルフレ 軍師親子