長門(艦隊これくしょん)
ながと
概要、出撃する!
DMM.comにて配信中のブラウザゲーム『艦隊これくしょん』に登場する、栄えある図鑑のトップ(No.001)を飾る戦艦娘。
性能的には重装甲・大火力・高燃費を地で行く戦艦の典型であり、稼働当初の最強艦だったが、現在は大和型の登場や金剛型の大幅な強化、航空戦艦の仕様変更など、アップデートの度にその影響を大きく受ける存在となっている。詳細は姉妹艦である陸奥とともに長門型記事を参照。
陸奥との差異としては、32をマークする艦娘全体で見ても高い運が挙げられる。なお、まるゆを使った近代化改修を極限まで行った場合は99にもなる。
そのため、陸奥とは異なり夜戦カットインでの強烈な一撃を期待することもできる。
なおドロップ入手の条件は陸奥よりも厳しい。
しかしながら大型艦建造ではハズレとして大量にやってくる存在でもある。
ビッグ7の容姿、侮るなよ。
腰まであるロングストレートの黒髪と真紅の瞳が特徴。
頭には長門の艦橋を意識したヘッドギアをつけ、首には首輪のようなパーツ、両腕には長手袋、腰周りはミニスカートに、大日本帝国の菊の御紋をあしらったベルトという服装で、引き締まった腰回りや腹筋を強調したへそ出しルックとなる。アスリートの如く腹筋が鍛えられており、肌色も健康的な色合いである。しかも巨乳というわがままボディが特徴的である。
今までの戦艦娘(金剛型、扶桑型、伊勢型)が着物をベースとした和風の服装だっただけに、SF的な長門型の服装はかなり特異で目立つ存在となった。
艤装は煙突の付いた腰ユニットから体を挟みこむように左右に展開し、それぞれに41cm連装砲を計4門装備している。
特に前の二門はかなりフレキシブルに動く模様。
このように、大艦巨砲主義を地で行く艦娘なのだが、大艦巨乳主義かと言えば、公式イラストでは極端に大きく描かれているわけでもない。
大きさだけならむしろ重巡洋艦の愛宕や高雄のほうがよほど大きい。
いやまぁ、それでも十分大きいんですが。
とは言え、二次創作の現場においては、「大きいことはいいことだ」と言わんばかりに実際以上に大艦巨乳主義を取り入れた長門を多数確認できる。
漢のロマンである。
待ちに待った性格か。胸が熱いな。
まさに歴戦を闘いぬいた百戦錬磨の武人といった堂々たる気丈夫さと凛々しさを醸しだす性格。戦乙女であり、外見と同様性格もかなりタフである。提督にはあまりデレることはないが、かと言ってツンケンしているかというとそういうわけでもなく、提督とは泰然とした態度で接する。
MVPを取っても「連合艦隊旗艦を務めた栄光に比べれば微々たるものだが、貰っておこう…か。」と言い放つ。
(と思いきや、クリスマスの追加ボイスで提督に『一緒に飲もう』と誘ってくれたり、それを経た新ボイスでは、つっついたら驚いた声を出した後、『嫌いではない』と言ったり微妙にデレた気がしないでもない)
最近では、秘書艦任命時に「この長門、まだまだ新入りには負けないさ」(ログイン時の第一声)、特にケッコンカッコカリした場合のクリック時の台詞「大丈夫、私はあなたと共にある」(意外にもここで明らかになった通り、ゲーム上での彼女の二人称は「あなた」である)、と台詞に大きな変化が見られ、どちらかと言えばデレと言うよりは互いを信頼し合う心の繋がりを重視しているかのように見える。提督とは対等に接しており、提督を大切な相棒として感じている面が多々見られる。
そこまで聞くと声も…と思いきや声は外見に反して高い。男らしい低い声を期待してしまうが、実際は木曽のほうがかなり男らしい。むしろ長門はお姉さんに近い声をしている。聴き比べてみるとわかりやすいかもしれない。
だが、その凛々しい出で立ちとは裏腹に、艦娘の疲労回復アイテムであり『アイスクリームが好きそうな艦娘に与えるとキラキラする(士気高揚状態になる)』という追加効果のある、間宮さんのアイスクリームを与えるとキラキラ状態になる事から見た目に反してけっこう乙女な性格なのではないかという疑惑もある。
艦これは所々に史実ネタをいれており公式コミック第10話で大和が少し言及していたが、大和は極秘でそもそも一般人は存在を知らなかったので、当時の子供達は、海軍はビッグ7か空母最強の一航戦かで盛り上がっていたらしい。
その公式コミック第10話にてお近づきの印にとお手製アイスクリームを子供(駆逐艦娘)達に配る大和にかなり嫉妬して「甘味で子どもたちを釣るのはズルくないか!?」と妹の陸奥に対して泣き叫んで呆れられた上、ゲーム中何度も自慢気に話している「連合艦隊旗艦の栄光」よりも先にその言葉が出てきている事から、相当な子供好きであるようだ(その可愛いもの好きが高じて、ついにはながもんホイホイというタグまで生まれる事になった)。
ゲーム中でも大火力・長射程で真っ先に駆逐艦をオーバーキルすることが多い(砲撃戦は射程の長い順から攻撃が始まり、その時点では標的が多数残っているためであり、戦艦なら誰でも起こり得る)。
そして面倒臭い事にその後「日本海軍の象徴は長門さんと陸奥さんです」と健気に慰めてくれた大和に対し、「アニメや映画になるのは大和ばっかりじゃないかー!!」と泣き叫んで飛び出して行ってしまった。
…まあ、大方あの最近リメイクされたアニメが原因ですね…(最近ジブリ映画に出てたやん、というツッコミはなしで)
おかげで以降は子供(駆逐艦娘)の人気をかけて何かと大和をライバル視するようになる。
かなり歳の離れた年下相手(長門さん→1919年進水、大和さん→1940年進水)に大人気ない……(禁句)。
67話クリスマスでは、赤鼻をつけられてなんだこれは!と叫んだがZ1Z3に大人気で、一度は赤鼻を外したが出撃時にはトナカイ着ぐるみで那珂ちゃんすらひく中マイペースにそりをひく真似事をしたり。
勘違いから北方棲姫を泣かせたが脱いで解決し帰投した。渡されたプレゼント箱を開ける際しれっと爆発には慣れていると言い最終的には明石が喜ぶ結果に。
他にも4コマの肝試しでは、お化けになりきれない不器用な姿を晒し、妹の陸奥を「爆発する」と素で周囲に警告している上に自分も対策済みだったり(史実とはいえ妹に対しあんまりな対応)、酒匂救出にあたっては些細なことで矢矧と言い合いをしたり、公式イラスト集「提督の夏休み。」ではエプロン着用で鎮守府前を掃き掃除している姿も確認されているなど、普段の凛々しい姿からはかけ離れたギャップ萌えな姿が目立つ。
おかげで二次創作などでは「生真面目で不器用な人」、「天然ボケ」、「残念な美人」といったイメージが強くなってしまっている。四コマ67話に至っては最早暴走。
ただしアニメ版はクール&シリアスを一手に引き受ける「秘書艦としての長門」であり上記のような可愛らしい長門は見られない(ある意味では原作・史実寄りでもある)。
……かと思いきや、上記のアイスクリーム関連のネタが影響したのか第6話では辛いものが苦手という一面が発覚。一年間食堂でレシピが採用されるという鎮守府カレー大会において、足柄の辛口カレー採用を阻止したかったのか第六駆逐隊に当初から肩入れしていた。
……第六駆逐隊がなぜ甘口カレーが好きな事を知っていたのか、よく甘味を食べているからなのだろうがならなぜ長門がそれを知っているのか?やっぱりロリ……。
そして第8話、一人で朝風呂中にリスを見つけた際、ついに化けの皮が剥がれた。
だが11話では艦娘の存在に疑問を抱き陸奥に癒しを求めていた。
夢を見る前はアニメ提督の一番のお気に入りだったらしい。
いつ参戦するのか期待されていたが12話でやっと「艦隊、この長門に続け!」、そして雷巡チ級に原作ゲームではありえない長門パンチ→長門キック→至近距離砲撃コンボをやってくれた。しかしそれでも運命の楔に抗えず絶望の空を見上げた時連合艦隊側に…。最後は仁王立ちで陸奥と二人の三式弾でとどめをさした。原作ゲームにない攻撃とは長門…これに出れるんじゃね?
尚2015年2月23日のアップデートで執務室に設置可能な家具である「鎮守府カウンターバー」の仕様が変更され、日が暮れてからバーに並ぶ飲み物のバリエーションが増加した。
これによって発覚したのが、「長門は下戸」であるということである。
午後6時以降、長門が秘書艦の際に並ぶのはビールではなくジュースであり、さらに午後9時以降になるとテーブルから飲み物が消える。
駆逐艦娘の半数近くですら深夜帯になると日本酒、ビール、ワイン、ウイスキーといった各々の愛酒を嗜む中、彼女は一切酒を飲もうとしない。
成人であろうと飲めない人は普通にいるので仕方がないのだが、パッと見の彼女のイメージとのギャップはやはり否めないだろう。
クリスマスボイスでの発言を考えると普段は禁酒しているとも考えられるが、アイスのことから単に子供舌である可能性も否定はできない。
『吹雪、がんばります!』では伊勢と共にかき氷に梅酒をかけて食べており、「全くの下戸ではなく禁酒しているだけ」との解釈を採用している。
同年6月26日更新で白露型の二隻に水着を着せて演習の招集をかけるという、またしてもあらぬ嫌疑がかかりそうなことをやらかした。
その真意は7月3日に実装された初夏限定ボイスにて、ビーチバレーによる演習を考案してのことだとわかった。……が、陸奥にルールのことをツッコまれて閉口してしまった。ルールは陸奥がフォローに回って何とかなった模様。
どうも一度機関に火が入ると、そのままぐいぐい行くタイプらしい。
鬼役をやっても良いと言いつつ、頭部の艤装の突起を「角ではない」と前置きするも、さっそく駆逐艦たちから豆を投げられてしまう。
本人も戸惑いつつも、「がおー(「・ω・)「」と言いながらノリノリで鬼役を始めるのだった。
なんだかんだ、駆逐艦たちにも好かれてはいるようである。
翌年の陸奥の節分ボイスから「全開でノリノリ」らしく、ながもん化に拍車がかかったようだ。
2017年5月22日の更新で下記の改二実装と同時に時報ボイスも追加された。
内容は豪快かつ一直線な、戦艦らしいパワフルさが随所に見えるもの。ただ0300の時報だお茶の淹れ方に難儀したり、それに慣れたのか1200の時報でお茶を推してきたりと、なかなかにお茶目。
朝から夕方まで演習づくしだったり、食糧管理についていろいろと勉強してる節もあり、生真面目な彼女らしいボイスとなっている。でも大和型と全力で殴り合いとか、やめてください資材が死にます……。
一方で、八八艦隊計画について提督から尋ねられて昔を懐かしんだり、夕陽を見て物悲しさに襲われたりと、帝国海軍の興亡を見届けたゆえの哀愁を漂わせる瞬間がある。
食事については朝はぶっかけ飯、昼は陸奥の差し入れのおにぎり、夕食は提督の手作りディナーとなっている。提督のディナーには太鼓判を押しており、「大和と張り合えるのでは?」と大層気に入っていた。
2200にはWarspiteからケーキの差し入れを貰っている。
なお、やはり2100で奴が出没し、騒がしすぎるので注意に向かっている。
残念な連合艦隊旗艦さん
史実で大艦巨砲主義の終焉とも言われた大規模演習で散々翻弄された機動部隊の中に、保有制限がなければ妹分となるはずだった加賀が混ざっているのだが、この事をネタにする人が意外といなかったりするのは彼女にとって幸か不幸か…。
因みに彼女の子供好きはかつて戦艦長門が「子供達に最も人気がある戦艦だった」と言う事実に基づいての事らしい(近代化大改装以前の屈折煙突は特に人気が高く、当時の子供達は軍艦を描く際は必ず描いたとか)。この面でのライバルはむしろあのいっぱい食べる空母さんだったとかなんとか。
ちなみに、その彼女は条約が無ければ巡洋戦艦として金剛の妹分になるはずだった(結局、戦艦に次ぐ主力艦としてのその立場は紆余曲折の末に古鷹たち重巡洋艦に奪われるが)。
長門改二、出撃するぞ!
2017年5月10日発売の『コンプティーク6月号』にて長門改二が準備中である事が発表され、同時に【「長門改二デザイン稿」 準備稿 第二稿】が掲載された。そう遠からず実装するとの運営発表があった。多くの提督は直前の由良改二のフィッティングも件もあり「次の2017年夏イベ前当たりだろう」と予想していたのだが、2017年春イベント終了の5月22日のメンテナンスでまさかの実装となった。詳しくは長門改二へ
余談
因みに、現在海上自衛隊の艦船で最大の大きさを誇るいずも型護衛艦(旧名22・24DDH)1番艦の艦名は、かつて"ながと"とする案が検討された事もあったが、色々と大人の事情によりお流れとなってしまった……。
(が“そっち側”の人達からも「ヘリ空母に"ながと"はなぁ…」という意見が多く出て、支持を得られなかったと言う背景もあったりする。逆に攻撃能力の高いあたご型なら通るのではないか、とも)
パロネタ
ちなみに、長門と陸奥の格好に関して一部のファンからは『アニメだと独特なR-18描写が有名なあの作品』っぽいと言われ、いくつかの作品がPixivに投稿されている。
なんというか、ある意味違和感無いが、どうしてこうなった。
アレに関連するネタ
元ネタの戦艦長門が、米軍の原爆実験「クロスロード作戦」によりビキニ環礁に沈んでいる(余談だが、それでも三日以上沈没を耐えた)。
轟沈時やケッコンカッコカリ時の台詞もやはり原爆実験に絡んだものであり、核兵器の存在や平和について考えさせられる深いものである。
なお、水着のビキニはこのビキニ環礁での原爆実験に因んで命名されたものである(一部で誤解されているが、長門が沈んだ1946年のクロスロード作戦で使用されたのは原爆であり、水爆ではない。水爆が歴史上初めて使用されたのはクロスロードから6年後、1952年のアイビー作戦である)。
また、沈んだ場所が場所だからか、アイビーの1954年に同じ場所で行われたキャッスル作戦を由来とするあの言わずと知れた怪獣王と共演しているイラストも散見される。
その後、2016年秋の期間限定海域イベントの最終海域にて、クロスロード組がボス艦隊に特効ダメージを与えることが可能と判明。もちろん長門もこの対象に抜擢され、長門提督のみならず、多くの提督たちが湧き立った。
……が、長門を編入すると最短ルートの条件である「高速艦のみの編成」から外れ、潜水ソ級による事故率が酷いMマスを踏むことになる。このせいで特に長門編成にこだわりの無い提督たちから「長門編入は罠」と言われ、せっかくの檜舞台から外されるという憂き目に……。
ただ、彼女がいると目に見えて強力な攻撃が繰り出せるため、ボス戦が大きく安定するのも事実である。
よって、先制対潜爆雷可能な駆逐艦を編入して事故を減らしてボス安定か、長門編入に拘らず高速統一編成で道中安定を取るかの二択となる。
攻略を第一とするか、長門に見せ場を用意してやる心意気に準ずるか、そこは提督の判断に任せたい。
ありがたい。関連イラストなら奴とも戦えるな。
司令部から関連タグだ
クロスロード作戦 プリンツ・オイゲン(艦隊これくしょん) 酒匂(艦隊これくしょん) 長酒 サラトガ(艦隊これくしょん) クロスロード組
対魔艦ナガト おもしろい格好のアブナイ女 Puka-Puka とりながと
ビッグ7(歳) 長門終了のお知らせ 憲兵さんこのながもんです
・ネルソン(艦隊これくしょん):サービス6年目にして遂に現れた英国製ビッグ7のネームシップ。長門と同じ16インチ砲搭載戦艦だが、日米英で唯一条約期間中に建造された新造戦艦の艦級でもある。
・コロラド(艦隊これくしょん):サービス7年目にして遂に現れた米国製ビッグ7のネームシップ。
例の三人ホイホイ...前述の2次ネタから別作品の面々と一括されてしまっているが、少なくともそれが公式な他の2人(アーク・ロイヤル(アズールレーン)、ベール(ネプテューヌ))とは違う点と、ある種のキャラ崩壊なこのネタを嫌う人も多い点には注意。