基礎データ
全国図鑑 | No.0366 |
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ホウエン図鑑 | No.176 |
コーストカロス図鑑 | No.141 |
アローラ図鑑 | No.140 |
英語名 | Clamperl |
ぶんるい | 2まいがいポケモン |
タイプ | みず |
たかさ | 0.4m |
おもさ | 52.5kg |
とくせい | シェルアーマー / びびり(隠れ特性) |
タマゴグループ | すいちゅう1 |
進化
パールル┬→ ハンテール(しんかいのキバを持たせて通信交換)
概要
水色の2枚貝の意匠をしたポケモン。殻には規則正しい大きな溝が付いている。持ち物によって分岐進化するが、なぜかどちらも魚になるという先輩並みのインパクト。
貝殻の中にある本体の部分は真珠ではなく、真珠は貝の端のほうに別途に作られる。常に寝ているような顔をしているがこういう表情なだけ。『オールカラー版 ポケモン全キャラ大事典』(ビッグ・コロタン)のコメントによれば、あまりこの本体は触ってほしくない模様。
色違いは殻の色が紫色で真珠が色褪せたオレンジ色となっている。
硬い殻は力も強く、獲物を掴む事も出来るうえに逃がさない。育ったパールルの殻は傷だらけ。成長して中身が殻に収まり切らなくなると進化が近付いた証拠。
一生で1回、進化の時に1個だけ見事な真珠を作れる。この真珠にはサイコパワーを増幅させる作用があり、バネブーの頭の上に乗せられてバネブーの力の基となる。ちなみにシェルダーの10倍以上の価値があるという。
…しかし、深海に棲むパールルと陸に暮らすバネブーは一体どうやって出会ったのだろう?
サイズの割に体重が鋼タイプの第一形態並。その重さは、同じ分類であるシェルダーの13倍以上。パールルの貝殻は分厚くてフチが角ばったデザインで貝を開ける角度も大きく、見た目からしてシェルダーより重量がありそうな物になっている。
進化するといずれにしても体重がおよそ半分になる。
真珠貝がモチーフだが、殻自体はシャコガイという別の二枚貝がモデルだと思われる。ちなみにシャコガイは肉食ではなく、光合成で生活している。詳しくはシャコガイの項目にて。
現実においては真珠養殖が盛んな三重県志摩市のポケふたに採用されている。
ゲームにおける特徴
初登場はRS。RSとORASではダイビング使用時の海草エリアで高確率で出現する。DP・BW・BW2・XYでは一部海域ですごいつりざおを使うと釣れる。HGSSでは大量発生すると19版道路の水上に現れる。
野生の個体は「おおきなしんじゅ」を5%の確率で所持している。RSE版のみ「あおいかけら」のほうを同確率で所持。
進化は、パールルの能力を上げる専用道具「しんかいのキバ」「しんかいのウロコ」のどちらかを持たせて通信させることで任意のほうになれる。
2つの道具はどちらも貴重品で、イベントや道路で1個だけ拾える他の入手法は、ホワイトフォレスト・バトルツリー等施設で購入やBP交換、そしてDPt~ORAS頃は野生の「キバニア・サメハダー・バスラオ赤・ハンテール(キバ)」「チョンチー・ランターン・ジーランス、バスラオ青・サクラビス(ウロコ)」が低確率で所持しているくらいである。
パールル時は防御が高く、次いで特攻が高い。しかし、防御は重い貝殻の割りにシェルダーに結構差をつけられて負けている。
また、素早さとHPもかなり低めである。
だが、このポケモンの真骨頂は専用道具の内の1つである「しんかいのキバ」にある。
この道具は「パールルに持たせると特攻が2倍になる」という効果がある(一方、対になる「しんかいのウロコ」のほうは持たせると特防が2倍になる)ため、
ピカチュウ同様あえて進化させずにパールルのまま使用するトレーナーも少なくない。
また、前述どおり鈍足なのでトリックルーム下においては意外な強さを発揮する。BW以降はかの凶悪な積み技「からをやぶる」の会得により、1回積むだけで「しんかいのキバ」込みで特攻種族値が実質298までアップできるようになった。
進化系はいくつかの作品で野生出現するが、からをやぶるはパールルの時だけ、だくりゅうはタマゴ技でしか習得しないため、対戦用に育成するためには結局通信交換を利用しなければいけない(しかも、アイテム依存進化のため、ポケモンHOMEでの進化は不可能)という厳選難易度の高さを誇る。
『ソード・シールド』以降はリストラ。元々深海に生息する設定上、シンボルエンカウントさせるのに一苦労するのが理由だろうか?『スカーレット・バイオレット』では深海に生息するポケモンと設定上自然にエンカウントできる釣りも廃止されたため、何か特別な方法でエンカウントできない限り再登場の望みは薄いだろう。
使用トレーナー
アニメ版
- キクマ(AG95話)
- ナミコ(AG95話)
漫画版
番外作品
『ポケモンGO』
第三世代ポケモンが追加されていた時期に実装された。色違いも実装済み。
だが、出現率が低い上に進化にアメが50個必要で、かつ進化先がランダムという困った存在になっている。とにもかくにも進化先を二つ揃えるには見つけ次第パイルのみを使ってアメを稼ぐ必要がある。
アニメ版
- AG93話「パールルとバネブー!しんじゅをさがせ!」
- 初登場。レフレ島に群生し、真珠の研究家であるイザキの持つ青い真珠がロケット団と第79話に登場したバネブーとの攻防の末、自分の持つ真珠と入れ替わるアクシデントが起こってしまう。やがてお互いの真珠は元に戻り、真珠を無くしたままであったバネブーに自身が作った真珠をプレゼントした。
- AG95話「ハンテールとサクラビス!進化の謎!」
- イロハ三島に生息するパールルが住んでいる島によって全く異なる姿に進化するという現象が確認されていた。ロの島の水にはしんかいのウロコ、ハの島の水にはしんかいのキバの成分が溶け込んでいたからである。
- しかし、それが原因でロの島民とハの島民は仲が悪く、ロの島の少年キクマがハンテールを、ハの島の少女ナミヨがサクラビスを好きでもなかなかそれを言い出せずにいたが、それぞれに対応した道具をパールルに持たせてイの島のポケモンセンターへ転送するとサクラビスとハンテールへ進化。これがきっかけで島民同士が和解し、キクマやナミコと同じ悩みを持っていた人々も本音を言えるようになった。
その他
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
4章でミクリの手持ちで登場。かつてポケモンリーグに挑んだ時に優勝を決めたのがなんとこのパールルである。また、彼の師匠であるアダンの手持ちも登場している。
関連イラスト
関連タグ
0365.トドゼルガ→0366.パールル→0367.ハンテール