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ラプラスの編集履歴

2017-02-13 21:43:17 バージョン

ラプラス

らぷらす

(この記事には曖昧さ回避の項目があります) 【ラプラス】ぜんこくずかんNo.131 分類:のりものポケモン タイプ:みず・こおり。

最初に:ラプラスとは

「ラプラス」とは、以下の複数の項目を指す。

  1. 機動戦士ガンダムUCに登場するスペースコロニー、及びキーアイテムラプラスの箱
  2. スーパーロボット大戦に登場するオリジナルメカ、魔装機神サイバスターコンピューター
  3. ポケットモンスターシリーズに登場するキャラクター(モンスター)の1種
  4. フランスの数学者ピエール=シモン・ラプラス、および彼が提唱した理論「ラプラスの悪魔」
  5. フリーの圧縮・解凍ソフトの1種。Lhaplus
  6. シューティングゲーム「東方Project」シリーズに登場する妖怪「八雲紫」が使用するスペルカードのひとつ、魔眼「ラプラスの魔」

なお、本項では「3」のラプラスについて解説する。


基礎データ

ずかんNo.131
英語名Lapras
ぶんるいのりものポケモン
タイプみず / こおり
たかさ2.5m
おもさ220.0kg
とくせいシェルアーマー / ちょすい /うるおいボディ(かくれとくせい)

概要

第1世代(赤緑青ピカチュウ)から登場している、みず・こおりタイプのポケモン。

甲羅がついた首長竜のような姿で、知名度に加え見た目の愛らしさから人気もけっこう高いポケモンである(モチーフはイルカネッシー)。主に海水圏に生息しているが、海水と淡水の両方に適応可能で、極地から(こおりタイプながら)熱帯まで分布しているというクジラシャチに匹敵するレベルの適応性を誇る。


「のりものポケモン」の分類の通り、背中の甲羅に人やポケモンを乗せて泳ぐ事を好む。高知能で人語を理解することもでき、気分が良いときれいな声で歌う。

めったに争わないやさしい性格のため、過去に人の手で乱獲されてしまい、絶滅寸前まで追い込まれ、現在の生息数は非常に少ないという。

…とされていたのはもはや過去の話。サン・ムーンの舞台であるアローラ地方では手厚い保護の結果その数を順調に増やしていき、遂にはかえって増え過ぎてしまうという結果になっている。外見が良いことも手伝って、過剰な保護が行われたのだろうか。ある種、人間のエゴに振り回されたポケモンであると言えるかもしれない(その割に、ゲーム中での出現率が相変わらず低いままなのは突っ込んではいけない)。

なお、そんなラプラスに代わり、今度は別のポケモンのせいで数を減らしつつあるようだ。


第1世代では、シルフカンパニーの社員からもらう方法でのみ出会えたが、第2世代以降、野生のラプラスも出現するようになった。


ポケモンXYでは「なみのり」使用時のフィールドグラフィックがラプラスのものである。

ポケモンSMでは秘伝技の廃止に伴い、ライドギアでラプラスに乗るようになった。

水上を移動するライドポケモンは他にサメハダーがいるが、岩を壊せない代わりに釣りができるという相違点がある。


イラストではややデフォルメして描かれることも多いが、実際の頭頂高は2.5メートルもあるので大人の個体だと意外とでかい。10代のトレーナーだと、頭をなでたり触ったりするのは身長的に少しギリギリな感じである。

ちなみに金銀までの攻略本には鋭い歯がビッシリ生え揃った公式イラストが掲載されていた。今ではラプラスが大人しいポケモンというイメージで落ち着いている為か、アニメやゲームのグラフィックでは口を開けても鋭い歯は確認されていない。


また、ポケモン廃人の存在を正当化する上で引き合いに出されやすいポケモンでもある。

絶滅寸前とは言えど、少数ながらも生き残っているのは廃人が沢山のラプラスのタマゴを孵化し野放しにしているからでは?とも考えられるため。ラプラスは対戦でも人気が高いため厳選の需要は高く、ラプラスが弱いポケモンならば廃人からも見向きもされず絶滅していたかもしれない。

もちろん全ての個体が無事に生き延びれる保証などないし別の種族の生態系も破壊しかねない事も確かだが…もしそういった理由で廃人が必要悪として肯定されているならなんとも皮肉である。


性能

すばやさが低いことを除けば、全体的に高い能力を持っており、特に耐久力に優れる。HP種族値が130もあるため、倒したと思ってもなかなか倒れないことも多い。こうげき、とくこう種族値も共に85ある。


メインは定番の「なみのり」「れいとうビーム」「ハイドロポンプ」「ふぶき」と一通り揃い、先制技で「こおりのつぶて」、サブウェポンで「サイコキネシス」「10まんボルト」「かみなり」、一撃必殺技で「ぜったいれいど」も覚えることができる。

さらに、歌えるという設定からか、「うたう」「ほろびのうた」「いやしのすず」など、音や声に関係する技も覚えられるほか、タマゴ技で「りゅうのまい」「みらいよち」、教え技で「りゅうのはどう」「ドリルライナー」「アイアンヘッド」、極めつけには「げきりん」まで覚えることができるなど、他の同タイプのポケモンと比較してなかなか器用である。

また、前述した「ぜったいれいど」のほか、さらに「つのドリル」「じわれ」と一撃技を3つ覚えるのも特徴で、ねむる」からの「ねごと」で一撃技を連打するスタイルは、近年は見かけることこそ少なくなったものの、初代からのラプラスの定番戦法の一つでもある。


みず・こおりの複合タイプである事からほのお・はがねは等倍であり、ドラゴンに対してもある程度の抑止力を持つ他、「うるおいボディ」による雨パの壁役、また霰パの対ほのおポケモンメンバーとして、それ以外でも『なみのり』『たきのぼり』などの秘伝技要員として様々なところで役に立つ。

第6世代で天候の弱体化と特殊技の調整により「うるおいボディ」による耐久ラプラスは少なくなったが、代わりに対みずポケモン用の新技「フリーズドライ」をタマゴ技で習得。これによりキングドラや「ちょすい」のヌオーなどで止まってしまうということがなくなり、さらにこれとみず技だけでほとんどのポケモンに一致等倍以上のダメージを与えられるようになった。

これによりでんき技を使う意義はほぼ消滅した(まったくないわけではない。詳しくはフリーズドライを参照)。

ちなみに第7世代現在フリーズドライを使えるみずタイプはラプラスのみとなっており、この点は大きなアイデンティティとなっている。


ちなみに第1世代でのみ、技マシン22でソーラービームを習得出来る。

当時は溜め無しで撃てる天候も無ければパワフルハーブなんて道具も一切無く、安定する10まんボルトを覚えるため(さらに岩・地面タイプには普通に水タイプを撃てばいい)、覚えさせる機会はまず無かった。

そしてその技とシナジーの効くにほんばれが登場した第2世代以降では何故か覚えられなくなっており、さらには前述の第6世代で水・地面複合にも4倍ダメージを与えるフリーズドライを習得してしまったため、

初代をVC経由して第7世代に送れるようになったとはいえ、やはり使い時が微妙である。

一応カブトプスオムスタージーランスアバゴーラと言った水・岩複合にも4倍弱点を与えられたり、水弱点を突く際にも一致フリーズドライ(威力105)よりは不一致でもこちらの方が威力がわずかに高い(威力120)のではあるが…


使用トレーナー

センシティブな作品

原点にして頂点

波にのろうよ!

※サオリについては下記も参照。


ポケモンGO

ポケモンGOでは、「乱獲により絶滅寸前にまで追い込まれた」という設定を反映してか、野生の個体の出現率が異常なまでに低く設定されておりカビゴンラッキープテラポリゴン等と並んで最も入手の難しいポケモンの1つに数えられている。

出現場所はたいていが海辺であり、内陸県での生息率は極めて中の極めて低い(でも長野で出たという報告はある)。


ポケストップからタマゴを入手して孵化させるという方法もあることにはあるが、ラプラスはこれまた入手確率の低い10kmのタマゴからしか生まれないため、どのみち入手難易度が高いことに変わりはない。


一方で、数少ないこおりタイプのポケモンであり、総合ステータスもかなり高めで見返りは大きい。ジムでも(配信直後から)けっこう見かけるのだ。みんなどこで捕まえてきたのか。

2016年9月18日 お台場ラプラスパニック事件

なお、こうした入手確率の低さが災いして、2016年9月18日に、お台場にラプラスが出現した際、ラプラスを捕まえようと数百人のプレイヤーが現場に殺到して一部が道路に溢れ出し、警察が出動するほどの大騒動を引き起こしてしまった。幸い、怪我人などは出なかったようだが、一歩間違えば重大な交通事故が発生しかねない事態であり、事件後、警察が株式会社ポケモンNianticの担当役員を呼び出して事態の改善を要請するまでになった。


2016年11月11日~22日に、東北復興キャンペーンの一環として、岩手県宮城県福島県の3県の沿岸部でラプラスが出現しやすくなるイベントが行われていた。どのくらいかというと、1日で80匹以上捕まえれるほど。このように、このゲームの最もコアとなるポケモンであることは周知の事実である。


アニメのラプラス

アニメでは、無印期のオレンジ諸島編第86話で初登場。声は愛河里花子が担当。

群れからはぐれた子供のラプラスが、不良トレーナーにいじめられていたのをサトシカスミ、そしてケンジが保護したのが始まり。

人間にいじめられていたことで、当初はサトシ達にも心を開かなかったが、ロケット団に誘拐されそうになり、サトシ達が必死に守ったことで、ようやく心を開いた。その後サトシがこのラプラスを預かり、共にオレンジ諸島を回った。まだ子供なので、サトシの身長と同程度と小さめ。この頃のエンディングテーマである「ラプラスにのって」という曲もある。


第114話で、元いた群れと再会しそこで別れを告げたが、その後金銀編第258話で偶然再会する。大人になっていたので、当初サトシはオレンジ諸島で旅をしたラプラスだとは気付かなかった。


また、アドバンスジェネレーションでは、グランドフェスティバルでハルカのセミファイナルの相手であったサオリが使用していた。

シュウ曰く「彼女の昔からのパートナー」らしく、ファーストステージでは登場時の着水の衝撃波を「ぜったいれいど」で一瞬で凍らせ、フィールドを覆うほどの氷の花を作り出すというド級技を披露し、セカンドステージではキリンリキザングースが2匹まとめて氷づけにされているシーンがあるなど、レベルのほどがうかがえる。なおハルカとの対戦では使用しなかった。


サン&ムーンでは、スイレンのライドポケモンとして登場。

ゲームと異なり技を指示することもでき、第5話の回想ではアシマリを虐めていたスカル団を「れいとうビーム」で氷漬けにした。


関連イラスト

ラプラス。ラプラスの魔という知的存在


関連タグ

  1. 機動戦士ガンダムUC/ラプラスの箱
  2. スーパーロボット大戦/サイバスター/魔装機神
  3. ポケモン/みずタイプ/こおりタイプ/なみのり/カスミ/サトシ/ケンジ/ラプラスにのって
  4. 数学/ピエール=シモン・ラプラス/ラプラスの魔
  5. 圧縮/解凍/フリーソフト
  6. 東方/八雲紫/魔眼「ラプラスの魔」


  • ミンククジラ - サン&ムーンでの「保護&増えすぎ」の元ネタと頻繁に推測されるが、議論の際には注意が必要である。詳しくは当該記事参照。
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