概要
「アイドルマスターシンデレラガールズ」に登場するアイドル・星輝子(愛称・きの子)は、自称しながら歌にするほどの「ぼっち」「非リア充」キャラを一つの売りにしていた。
しかし、彼女自身が本作において人気の高い部類のキャラクターということもあり、コンテンツの展開によって様々なアイドルと交流するようになりユニット活動も活発化したことで、ユーザーからは「お前のようなボッチがいるか」「お友達めちゃくちゃ多いじゃん!」と思われるほどに複数のアイドルと親密な仲として描かれる様子が目立つようになった。
そのギャップもあって、二次創作界隈においてはそんな輝子が所属するユニット、特にカワイイボクと142's、individuals、アンダーザデスクが絶大な人気を誇っており、ユニットメンバーをまとめて詰め込んだ作品も珍しくない。
ただしPixivでは登録タグ数に限りがあるため、全メンバーとユニット名をタグ登録すると限界が来てしまう。
そこで、複数のユニットのメンバーをまとめて描いた作品に対してはこのタグの利用をオススメしたい。
特徴
輝子のユニットメンバー同士の交流を意味するくくりだが、実際のところは上記の3ユニット計6人+αの概念の呼び名として使われている。
理由として、構成するメンバーを見ると輝子自身と並んでいくつか似たような特徴が見られる点が挙げられる。
例として
- 10代半ばほどの年齢。
- その年齢に見合わない低身長。
- インドア派でパッション的な成分は薄め。
- ハロウィン関係のイベントへの出演暦を持ち、ダーク、あるいはファンタジーな世界観のあるキャラクター。
- 個性派ぞろいのコンテンツ内でも突出するレベルの個性の持ち主(そもそも形容詞としてのindividualが「個性的な」という意味を有するが、他3人もそれに劣らない超級の個性派である)。
- これらの要因からPixivでの投稿数も全体的に多く、毎年のシンデレラガール総選挙ではほぼ上位をキープするほどの人気。
- 女性P(デュンヌ)からの支持も多いとされる(特に6人中でも「Pの方が一途」という説もある佐久間まゆ)。
- なんとなく学校とかに友達いなさそう(どちらかというと高嶺の花的な)。
などである。
中でもハロウィンに関しては、スターライトステージのハロウィン記念のガシャでの出演が集中しており、2018年11月中に新規実装されたSSRが宮本フレデリカを除き全員が構成員とされるアイドルであるなど(さらにこじつけて言えばフレデリカ以外の復刻された期間限定SSRの対象アイドル、月を跨いで実装・ピックアップされた佐藤心、三船美優、城ヶ崎莉嘉も6人と共演したことがある)、「この組み合わせといえば秋」という概念がさらに強化されていると捉えられる。本家モバマス含めアニバーサリーイベントにも全員に出演歴がある点もそう言えるだろう。
ハーレムといっても、百合や修羅場に当たる要素は二次創作でも皆無に近く(個々CPだと差あり)、ほのぼの系やコミカル系の仲睦まじい友達関係として描かれるのが定番である。
Pとの関係を絡めても、恋愛感情についてはまゆが目立ちすぎて他は匂わせてもかすむレベルが大半で、Pをめぐる正妻戦争のような関係になることもほとんどない。あってもせいぜいアイドル達にPが囲まれる程度で、軽いノリのギャグや見ていて微笑ましいレベルである(「恋愛」とは言わないだけで、他の5人もPに強く心を寄せている描写のある作品は少なくない)。
主な構成員
星輝子 | いわばハーレムの中心にして主要メンバー唯一のPa。最も平均身長を下回っているのも彼女である。最初はキノコとPしか友と呼べる存在がいなかったが、非公式で142cm仲間が話題になり公式化、その後公式で机の下関係が定着し、現在に至る。公式でのイラストや力強い歌声から、二次創作では男役・イケメンとして扱われることも(後にデレステで半ば公式化した)。リア充を呪っていながら、自身がそれに近付いていることに気づいていない例である。 |
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白坂小梅 | 「カワイイボクと142's」で共演したアイドル。その後「NiGHT ENCOUNTER」というデュオを組み、2人で曲も出している。アニメでは同じ女子寮暮らしで、特に仲良しコンビとしての扱いが目立った。メンバーでは最年少なため、二次創作では他の年上キャラとの交流と同じくマスコットや皆の妹分として描かれやすい。一方でホラー系の話になると活発化・Sな強キャラとなる描写も多い。このように似た者同士の中で従来の持ち味を失わないことからか、きのこハーレム概念の支持者は意外と小梅Pが多かったり。実は6人の中で一番最初に登場した。 |
輿水幸子 | 同じく「カワイイボクと142's」の仲間で、小梅の1日遅れで実装されたアイドル。公式ではメンバーの中で真っ先に声が付いた影響でソロでの活動や他のアイドルとの共演が優先され、ライバルユニット以外での絡みがほとんどなかった。しかし3周年を過ぎたあたりからシンデレラガールズ劇場を中心に142's内での交流が増えている(ただそれでも1人ハブられているような扱いがそこそこあり、グッズとして作られたカレンダーでは6人中1人だけ輝子のユニットメンバーから外されたことも……)。ナルシストで我の強い彼女だが、この枠では常識人としての役割が大きく、大体ツッコミ(被害者ともいう)として描かれている。輝子を差し置いて実質的な主人公を務めることも多い。 |
森久保乃々 | SR[あやしい少女]星輝子の登場を機に交流が描かれた元祖机の下アイドル。「サイレントスクリーマー」というデュオを組んだ後、「インディヴィジュアルズ」「アンダーザデスク」と2つのトリオで共演することとなった。輝子と小梅以上に内向的で、アイドル活動に後ろ向きな乃々としてはユニットに入れられるのはいい気分ではなかったようだが、友情が芽生え悪くもなくなってきているフシも。メンバー中最も口数・主張が少なくリア充キャラとのギャップが大きいため、度々見せるユーモアセンスと合わさり、二次創作での立ち位置は中心人物か脇役とやや極端。逆に単体での作品やPまたは他のアイドルとのカップリングで見られる、いじられキャラや保護対象としての扱いはあまり多くない(アンダーザデスクが中心となる作品では例外か)。幸子とは極一部のグッズ展開を除き長らく接点がなかったが、2018年7月、ついに新曲を共に歌うこととなった。 |
早坂美玲 | SR[パンクな乙女]早坂美玲の登場を機に交流開始。当初、一匹狼を自称する美玲にとっては輝子や乃々と一緒にされるのは不本意だったようだが、なんだかんだで「インディヴィジュアルズ」のリーダーとなってからは、2人を仲間として引っ張っていくようになった。今では「最強の仲間」と呼ぶにまで至っている。ファッションへのこだわりと多少つっけんどんな性格を除けば年相応のまともな人物なので、幸子同様ツッコミを務めることが多い。また、小梅とは何度かユニットを組んでおり、輝子とも公演限定のユニットを複数持つ。 |
佐久間まゆ | 劇場381話でPの机の下に惹かれて仲間入り。彼女が加わったことで「アンダーザデスク」誕生となった。ハロウィンのイベントでは乃々とのデュオを組んでいる他、幸子とは3つの楽曲を歌っており、小梅ともトリオユニットを組んだことがある(ちなみにメンバーの北条加蓮は別々の機会に両者とのクインテットを結成して曲を出している)。美玲とは同じ宮城県出身で、後に同郷の綾瀬穂乃香を引き入れてご当地ユニットを組むなど、輝子を除けば全員との明確な接点を持つ唯一のメンバーである。Pが絡まなければお淑やかな良い子であり、6人中では最長身にして最年長なことから、二次創作ではツッコミというよりは皆のお姉さん的立場として登場する(と同時にこの中ではやや異質な立場になるゆえか比較的ハブられがちで、このタグのイラストでもまゆだけ描かれていないことやいてもほとんど背景という扱いも、前述の幸子以上に傾向が見られる)。それもあってか最近ではPが普通に絡む話でも大して問題ないことの方が多い? |
3つのユニットいずれにおいても、テンションが低めなCoとPaをCuがそれぞれの動きで牽引する形になっている。
一方でホラー関係の話になると最年少の小梅が一強と化す(ホラー耐性は小梅>>輝子>美玲>幸子≒まゆ>>乃々のように描かれる傾向が強い)。
また、描写としてはCuのうち誰かは描かれないこともあるが、その場合においてもCoは2人とも描かれることが多い。ただし各ユニットとしての描写の場合はそちらが優先される。
2017年3月17日、美玲がデレステ内のイベント「∀NSWER」の告知でサプライズでボイス実装されたため、ここでついに6人全員にCVが付くこととなった。
なお、デレステ初出でのボイス実装はこれが初、現時点で唯一となる(「初実装がデレステ」という意味では後に南条光が2人目となった)。
準構成員または候補
双葉杏 | 上記の特徴に合致することからしばしば二次創作で共演する。特にSS『杏・輝子・小梅のシンデレラジオ』シリーズは作品数が多く、高い人気を誇っている。この影響もあってかメンバーのまとめ役として描かれることが多い。かつては輝子とユニットを組んだ点を除き公式での絡みは薄かったが、アニメ以降幸子、まゆ、美玲、小梅とは曲を歌っている(動きたがらないのは乃々との接点か)。しかし公式におけるHappyHappyTwinとしての出番が年々増えているためか、二次創作にてこの枠で登場する作品は減少傾向にある。 |
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松永涼 | 元々は小梅のホラー映画友達として定着していたアイドル(「本物」は苦手)だが、アニメ関連(及びそれを彷彿とさせる木村夏樹を加えたトリオユニット)では輝子とも交流が深いことを匂わせる描写が見られ、最終回では藤本里奈、ライラとのカルテットでステージに立った。片やメタル好き、片やインディーズバンド出身と音楽性で波長が合うことが想像出来る。ただし長身もあってか、二次創作におけるきのこハーレム全体での登場は多くなく、142'sの保護者として扱われることがほとんど(幸子とも小梅を含めた3人でリフレッシュルームでの交流を見せている)。実はハロウィン関係のイベントでまゆと共演したことも何度かあったりする。 |
あの子 | 小梅の友達でいつも一緒にいる。その姿は小梅にしか見えないようだがたまに声の出演や手の出演をしているので他のアイドルもある程度認識はできるかも。ついにCVも実装された。 |
キノコ | 輝子の友達。劇場で名前のテロップが入ったりするので立派なキャラクターである。シイタケ君やシメジ君など様々な面々が机の下に多数同居している。サイキックパワーを受けるとさらに増える。 |
他にも、上記の4人(?)ほど二次創作での登場は多くないが
- アニメにて小梅との交流が描かれた神崎蘭子及び二宮飛鳥
- 同じく幸子と共演し、後に142'sとのコラボも行われた姫川友紀及び小早川紗枝
- ドリーム・ステアウェイとシャイニーナンバーズを通して乃々と姉妹あるいは親子のような絆を築き、インディヴィジュアルズのアドバイザーも務めた渋谷凛
が準構成員とされる。
この内輝子は蘭子、幸子は蘭子と凛、乃々は飛鳥、美玲は飛鳥と友紀と紗枝、まゆは紗枝と凛とも交流を持つ。
なお背の順は
杏<輝子=小梅=幸子<美玲<紗枝<乃々<まゆ<飛鳥<蘭子<涼<友紀<凛
となっている。142cmというのがどれだけ低いかが分かりやすい。
それ以外では個々のメンバーとの関わりを持つ人物(例として6人全員との共演経験を持ち人気も高い緒方智絵里など)や、全構成員中5人が該当し個性の魔境と専らの評判であるデレマス14歳組が二次創作で共演することも。おそらくまだまだ候補は増える。
しかし主要メンバー6人中4人以上が揃った上で作品の中心にならないと、雰囲気などからきのこハーレムと呼ばれることはないようだ。輝子とその参加ユニット(あるいは単に彼女と交流のあるキャラクター)が複数集まってさえいれば呼び方としては間違っていないのだが、そうした作品で他の5人が誰も登場しないというパターンは少ないため、やはり6人とその仲間のための言葉という具合である。
逆に言うと必ずしも輝子が中心として描かれる必要はなく、6人の個々のカップリングもメジャーなものが多いため輝子がいなくてもそれっぽくなってしまうのだが……まあ「きのこ」ハーレムなので。
公式での交流について
このメンバー全員でのユニット化ないし共演を求めるユーザーは多いが、今の所そうした描写は公式では見られない。そもそもゲーム内でユニットを組める人数が最大で5人なので、L.M.B.Gのような特例を除けば6人という半端な人数を基本とするこの構成は難しいのかもしれない(まゆが二次創作で忘れられやすい理由としてもこれが大きい)。一応9人以上のアイドルで歌っている楽曲もあるのだが……。
直接の絡みらしい絡みとして、2017年に乃々の誕生日記念の一環でインディヴィジュアルズとアンダーザデスクが合併ユニット「もりくぼぱーりー」を結成、アニメ版『シンデレラガールズ劇場』2期の11月のCMにも出演した他、デレステにてこのメンバーを意識したルームアイテム「ののの聖域」が実装された(また、正式名称がついたため、この4人のみの組み合わせがきのこハーレムと呼ばれることは減りつつある)。
142'sとインディヴィジュアルズの交流としては、ヤングガンガンにて連載していた4コマ漫画作品『THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS あんさんぶる!』36話(2巻掲載)にて、両ユニットが一堂に会するエピソードが掲載されたのだが
- まともに会話しているのが小梅と美玲だけ(幸子と美玲も少しはやり取りがある)。
- 扉絵のインディヴィジュアルズを除くと輝子が6コマしか出ておらず、その内4コマは髪が見切れているのみ。
- 今読むと若干違うキャラクター。
- 本作では彼女らがユニットを組んでいる様子がない(このエピソードが半ばファーストコンタクト的な位置付けとなっており、以降も気心知れた仲の様には描かれているのだが、改めて交流を深める展開や同時にステージに立つシーンはない)。
- 1話につき4コマ漫画5本分という尺の短さ。
- そもそも劇場、ニュージェネレーションズ、WILD WIND GIRL、 U149などと比べると本作の知名度自体が高くない。
といった理由により、ユーザーからは「公式におけるユニット間交流」とは見られていないのが現状である。
他にもまゆを含めた6人と城ヶ崎姉妹が揃う4コマや、話の中心ではないものの小梅以外のメンバーが同時に登場するエピソード、背景でのメンバー個人個人の交流と思わしき描写はあるのだが、やはり絡みとは言いにくくたまたま同じ場所にいるだけといった印象が強い(誤解させてしまうかもしれないが、だからといって決して本作の出来が悪いわけではなく、むしろ逆である。みれうめ好きやみほさち好きの間でも未だに話題に上がる作品である)。
その後、2018年4月にデレステに追加された「デレコネ」の内部コンテンツ「シンデレラガールズ劇場わいど☆」23話にて、同年7月末に実装された美玲の期間限定SSR[モンスター・パーティ!]を題材としたエピソードが描かれた。その中で142'sとインディヴィジュアルズが集まって小梅の怪談を聞くというシーンが登場する……のだが、これは莉嘉と乙倉悠貴と共にお化け屋敷を訪れた美玲の回想における1コマであり、その前後の描写が全くないのが惜しいところである(さらに言えば乃々がフェードアウトしていてコマに映っておらず、シチュエーション自体も上記のあんさんぶるの前者のエピソードとほぼ同じものである)。
しかし美玲の「お化け屋敷より怖い話を小梅から聞いている」という発言から、こうした機会が何度かあったことが窺われ、現時点では最も正規に近い形で両ユニットが交流した場面と言えるだろう。
さらに同年9月末、幸子の期間限定SSR[自称・魔法少女]が実装、その特訓前のイラストでは、ハロウィンの装飾が施されたリゾート施設にて、仮装した幸子とインディヴィジュアルズが鬼ごっこに興じる場面が描かれていた。デレステで3人目となる4種類目のSSR実装(2人目は同時に実装された諸星きらり)、ハロウィン記念のガシャでは二度目となるインディヴィジュアルズの登場、幸子と美玲の実質的に初の共演といった点から注目を集め、きのこハーレム界隈では大いに盛り上がることとなったのだが、それだけでは終わらなかった。
ネコのコスプレをした幸子をワーウルフに扮した美玲・悪魔に扮した輝子・ゾンビナースに扮した乃々が追いかけているイラストなのだが、乃々の後方、布を被ったお化けの格好をした「誰か」が一緒になって走っているのである。幸子も突然増えた謎の鬼に驚いており、結局何者かは分からないままなのだが
- インディヴィジュアルズとそこまで身長差があるようには見えない→お化けの身長は140~150㎝代?
- 黒いブーツと長い靴下を履いているように見える。
- 特訓エピソードによると、この鬼ごっこの後で一同はゾンビメイクをして遊んだらしい(誰かが言いだしっぺとなった?)。
- 「正体を隠して突然無言で現れて幸子を驚かす」というのを好みそうな人物。
- 3人がお化けを全く気にしている様子がないことを含め、このメンバーからして妥当なアイドルとは。
こうした推測から、このお化けの正体が小梅であり、ついに142'sとインディヴィジュアルズが同じカードでの共演を果たしたのではないかという説が上がっている。
しかしこれを下地にした劇場わいど50話でも正体は明かされず、それどころかナース帽を被った乃々より背が高いような作画があり(本当なら小梅より乃々の方が7㎝高いはずである)、小梅の名前で検索をかけても今作がヒットしないなど、仮装しているのが小梅ではないような証拠も浮上した。
といっても、前者に関しては両者の態勢がはっきり分からない上に作画ミスの可能性も十分考えられ、後者もそもそも正体を隠しているのだから名前を出さないのもおかしくはない。また劇場の作者である熊ジェット氏が年少キャラを好んでいることも考慮すれば、この場面で小梅を出さないとは考えにくく、乃々の身長を低く見積もっていたとしても不思議ではない。「分かり切っているからわざわざ明かさなかった」とも考えられる。実際、Pixivでもお化けが小梅と想定した上でイラストを上げているユーザーもいる。
ちなみにこれ以外にも正体を推測する説は複数あるのだが、小梅説ほど説得力があるものはないのが現状である。以下はその例と信憑性について。
- P説:「どこにいてもおかしくないし幸子を驚かすのが好きそう」という理由によるもの。一見妥当な説だが、ホーム画面の幸子の台詞にて一緒に逃げていたことが判明しているためほぼ完全否定されている(ゲームの仕様として仕方ないのだが)。武内Pのモデルにもなった劇場Pのことも考えると、背が高くなり過ぎる点もソースとなる。
- まゆ説:「鬼で1つのユニットになる」という理由によるもので、身長の問題もクリアしている。しかし趣味嗜好的に、ホラー系のコスプレをするとして布を被っただけのお化けをチョイスするとは考えにくい人物である。そうまでして幸子を驚かしたがるとも到底思えない。
- まゆと小梅の肩車or二人羽織説:まゆ説の派生。劇場の身長描写とも一致するし、何よりきのこハーレム主要構成員が全員揃う……が、流石に発案の時点でネタであろう。正体を最期まで隠し通すつもりならそんな複雑な構成にする必要は全くないし、何より2人が大変である。
- 桃井あずき説:劇場でお化けの格好をした前歴があるため浮上した説。身長も145cmと美玲より低いためおかしくはないし、小梅同様いかにも人を驚かすのが好きそうな人物である。しかし4人との直接的な接点がない彼女が正体だとして、明かさないままというのは不自然ではある。所属するフリルドスクエアの人気が年々高まっていることも考えると、宣伝も兼ねて劇場で明かすのが普通ではないだろうか。
- 本物の幽霊説:こちらも劇場での前例から挙げられた説。身長はどうとでも捉えられるし、一言も発していない点も自然である。「足が見えていたり幸子に視認出来るのはおかしい」という指摘もあるが、今の所小梅説と同じくらい信憑性が高い説であろう。後にこの説がさらに拍車をかけることになる。
- この施設のスタッフ説:P説同様、どこにいてもおかしくないし参加理由も妥当である。身長に関しても一切の指定がない説ではある。ただ、このシチュエーションの詳細がはっきりしない(なぜ鬼ごっこをしているのか、プライベートなのか仕事なのかなど)ため、どうにもパッとしない。一応オリジナルキャラになることも考慮すれば幸子からの言及があってもいいものである。
当日実装された小梅の新SR[クリーピーフレンズ]とタイアップした劇場1190話にて、仕事の休憩中に幽霊の出そうなトンネルを訪れた際の出来事を涼に話す小梅の姿が描かれた。その回想では、インディヴィジュアルズと幸子を連れてトンネルに入り、4人を驚かせたことが3コマに渡って語られている。ついに5人が正式に共演したのだった。具体的な内容が不明とは言えこのメンバーで仕事をしていたことも判明しており、上記の美玲のエピソードもふまえれば「5人にとってのよくある日常」だったことも匂わせている。5人の間でのやり取りは少なかったものの、非常に充実したきのこハーレムファン待望のエピソードだったと言えるだろう。
また、この日はデレステでも輝子の3種類目にして2種類目の恒常SSRとなる、インディヴィジュアルズの共通衣装[individuals]が実装されており、細やかながらデレぽでも輝子と小梅が会話を投稿するなど、何かとサプライズ尽くめの1日でもあった。
しかし残念ながら142'sとアンダーザデスクの交流は未だ見られない。さらに言えば、現在、小梅と乃々の共演は上記の作品を除くとデレステの小梅のストーリーコミュしかなく、そこでも2人の会話や共にステージに立つ場面は描かれていない(詳細は乃々の個別記事を参照)。もっと絡んでくれ。
ただグッズがデレステ主体で出る場合はインディヴィジュアルズが枠として出ることが多めで、「それ以外の3人」である幸子・小梅・まゆが同時に出ることもあるため、間接的には実現した絡みとも言える(2018年のぬいぐるみなど)。
ユニット編成例 〜いかにして6人以上を同時に登場させるか〜
ゲーム内で6人を同時に登場させる方法としては、モバマスだとぷちデレラの機能「ぷちスナップ」が一部テーマで6人まで出せるようになったので、これが使われることが多い。
デレステでは「イリュージョニスタ!」のMVにて、終盤に6人目のアイドルが登場するのだが、誰が出るかは編成した5人以外からの完全なランダムで決まるため、狙ったメンバーを出したければ確率にして178分の1という演出ガチャを強いられることになる。
後にそれが2人に増えた「Starry-Go-Round」が実装され多少は出しやすくなったが、2人共構成員にしたり7人に接点を持たせるとなるとさらに難しくなる。2018年末に実装されたTrust meに至っては合計で9人(うち4人がランダム)。もうこちら側で自由に選ばせてくれ………
それ以外では、Cuの誰か1人を諦めて「142's+インディヴィジュアルズ」「142's+アンダーザデスク」「もりくぼぱーりー+NiGHT ENCOUNTER」とするか、メンバーをダブらせるか空きを作って内部ユニットで妥協するのが主流となっている。142'sを中心にしてKBKYZD、乃々を中心にして「もりくぼぱーりー+凛」という構成なども多い。あえて「輝子以外の5人」にされることもあるようだ。ただしデレステではユニットに空きを作れず、同じアイドルを複数入れると、MVにて1枚以外ランダムで他のアイドルに差し替えられるため、内部ユニットを採用する場合はMVに4人以下しか登場しない楽曲を選ぶ必要がある。
またLIVEツアーカーニバル、アイドルLIVEロワイヤル、アイドルチャレンジでは10人組のユニットを作る必要があるため、メンバーの重複や準構成員の投入で枠を埋めれば再現出来る。
余談(閲覧注意?)
6周年記念アンケート記念イベント
『6th Anniversary Memorial Party』開催に際して行われた『6周年記念アンケート』における質問「あなたの好きなユニットを教えてください。」にて、美玲のサプボの衝撃やコミュ内容、曲の評価もあってか、インディヴィジュアルズが見事5位に入賞し、会場でダイレクトに発表された。
後日発表された6〜30位のランキングでもアンダーザデスクが10位、カワイイボクと142’sが13位と、専用曲を持たないユニットの中では2番目と3番目にランクインするという快挙を成し遂げた(トップは7位の[フリルドスクエア]、これと対になる形で言及されやすいカルテットGIRLS BE NEXT STEPは24位につけている)。
一応、142'sはKBYDとの合同で曲を歌ってはいるのだが、担当した「LunaticShow」がオリジナル曲でなかったことや、KBKYZDが公式で「NiGHT ENCOUNTERとKBYDの非正規コラボ」とされていることもあり、それぞれ独立してのイベントを望む声も多い。
比較としても、デレステ配信以前からイラストでの共演にライバルユニットとしての出番の多さ、アニバーサリーイベントでの言及など、公式からのプッシュが多かったインディヴィジュアルズが、上記の5人のイベントの後に専用曲を得て、その後も各所での客演が大幅に増えたのとは対照的に、142'sは二次創作での発祥及び公式化、そしてメンバーのCV実装時期が早かった割にはようやく公式での交流が見えてきたばかりという現状である。未だにユニット名への言及もなく、アイドルトークも未実装(インディヴィジュアルズは2014年11月から実装、アンダーザデスクも2015年1月から一ヵ月間だけ見られた)と、機会はいくらでもあったにも関わらずかゆいところに手が届かないまま役目を終えてしまったような印象が強く、これも理由の1つであろう。両ユニットにはさまれて友紀と紗枝の印象が薄まっていることへの不満もあるかもしれない。
一方のアンダーザデスクは近年露出が少なく(特にデレステでは第5回「ススメ!シンデレラロード」のコミュに一瞬登場したのみであり、それ以外ではまゆと輝子の交流がデレぽ(こちらもデレコネのコンテンツ)にて一度、乃々とは二度という少なさである。ただまゆだけで言えば厚遇されている方であり、前述のように1ユニットとしての扱いは142'sより確立されていると言える)、インディヴィジュアルズの大躍進とそれに伴いメンバー全員の保護者的存在となった凛、本格的に机の下仲間になった美玲などアイデンティティーが失われつつある中のベスト10入りを果たしており、素晴らしい大健闘と言えるだろう。直近に乃々の誕生日や、小梅を除くメンバーがコミュに出演したデレステ2周年記念イベントがあったこともそうだが、最大の要因はまゆ個人の高い人気と、彼女の数少ない代名詞的ユニットの1つであったことが考えられる。露出と知名度を両立しているものとしては、きのこハーレムとの親和性も高く歴史も古いサクヤヒメと「Love∞Destiny」の評価もあって21位にランクインしたMasque:Radeがあるのだが、どちらも他のメンバー4人がより定着したユニットに所属していて幸子以外は専用曲も持っているため、まゆもより人数を絞ったアンダーザデスクに落ち着いてしまうのだろう。また、サクヤヒメなどでさちまゆの印象が強まっていたことから、142'sとアンデスで印象を合わせやすかった…これらは推察に過ぎないが全くの無縁でもないだろう。
……ここまでの評価があるならもう少し出番が欲しいものだが、やはり直訳「机の下」と初見困惑必至のユニット名(しかもPの存在を前提としている)、外へと飛び出していくインディヴィジュアルズと比較してコンセプトが完全に「内」寄りである(そのため一方のユニットのファンでありながら、他方には言及したことすらないという例もある)ことから、アイドルとしての運用は難しいのかもしれない。一応交流自体を見ると劇場ではユニット単位での出番がそこそこあるのだが。
一方でインディヴィジュアルズには「モバマスだとやや印象が薄い」という別の問題も抱えている。もちろんユニット単体で見ればかなり強い部類ではあるのだが、ライバルユニットや劇場でモバにおいてはさらに強烈なムーヴを見せる142's、アンダーザデスクに押され気味。そもそもアンダーザデスクが劇場からの派生に近い形で発生したのに対し、インディヴィジュアルズはモバマスの劇場において2018年、初出から丸5年が経過していながらユニット単体でのエピソードが1つも存在しない。ユニットとしての登場もこちらが1年以上先だったにもかかわらず(回想シーンで142'sメンバーとの合同では描かれたが、こちらも同年11月にようやくである)。最近は「カミングTV」への出演もあってモバでも印象的な出番は増えつつある。
話題はそれてしまったが、公式のきのこハーレムは「ほぼ同じ層のユーザーに同じくらい期待されており個別人気も申し分ないにも関わらず別々のベクトルでユニット毎に大きな格差が生じている」状況にあり、それが半ば読み取れるランキングだったと言えるだろう。
なお、KBYDは29位、アニメ発で出番も少な目ながらギリギリのランクインを果たした。輝子のユニットでメンバーのカオスさが有名なゼッケンズも同様の30位入賞である。
6周年記念クリスマスケーキプレゼントキャンペーン
そんな中、同年のクリスマスイベントにてあるサプライズが。
それ以前のクリスマスはアイドルと一対一でのイベントが主流であったが、2017年度はユニット単位を基準としたイベントが行なわれた。
当然そのアイドルを含む全ユニットが表示されるわけではなく、特にメジャーとされるユニットが、ほとんどのアイドル(モバマス183人のうち134人)には1人につき1ユニットだけ表示された(765、876は独立枠)。
しかし183人中44人は2ユニット、そしてわずか5人だけは3ユニットに当てはめられていた。そして輝子はその5人の内の1人(他は椎名法子、クラリス、藤原肇、高森藍子)であった。そう、きのこハーレムのメインとなる3つのユニット全てが対象だったのである(乃々は2枠、他4人は全員1枠のみ)。
輝子にとっての3ユニットはいずれも同様に重要であり、また他5人にとってもそうだったという姿勢が、公式によって補強されたと捉えていいだろう。
またすでに述べているが、その後も2018年度はインディヴィジュアルズが安定した出番を得つつも、デレコネで再フィーチャーされつつある142'sやついにアンダーザデスクがデレステに登場するなど、喜ばしい展開が続いている。
今は扱いに差のあるきのこハーレムだが、これからの期待は大いに高まる。が……。
デレステ3周年特集
6周年記念アンケートと似た形式のランキングで、週刊ファミ通2018年10月18日号(発売日は10月4日)でのデレステ3周年特集の際に行なわれたアンケートでの質問「Q10 今後見てみたいユニットのLIVEは?」で、掲載されている上位10位でアンダーザデスクが2位、カワイイボクと142'sが7位にランクインした。1~7位に入賞しているユニットの中で、全員に声が付いているユニットはこの2つだけである(8~10位にもう2つある)。
元々デレステ限定かつCV未実装のアイドルに有利なコンセプト、既存ユニットのための曲とそれを主軸にする方針が広まっている中で、前者は輝子と乃々がすでに出演済み、それも特にユニットとしての出番が多い部類でありながらこの順位に居座り、後者も前述のKBKYZDとしてのイベントがあった中それはそれとして3人だけでも見たいという動きから、両勢力がモバマス6周年の投票日から1年が経った今でも未だに勢いを落としていないことが伺える。近年まゆが総選挙で高順位を記録していることによる話題性やそれによってユニット固定化を求める担当Pの声の高まり、幸子が人気の割にはイベントへの出演が少ないことも理由として挙げられる(なお反対に小梅は登場イベント全てにおいて報酬SR化している非常に優遇されたアイドルであり、5位の差はここかもしれない)。
ちなみにこちらも1位はフリルドスクエア。GBNSも5位と勢力を強めている。また前回から今回のアンケートまでの間にCV実装された関裕美は、きのこハーレムと縁深い14歳組の1人であり、乃々のユニット仲間にして、中の人たる会沢紗弥氏もまゆPとして有名であったりと今後も注目したい。
しかし「Q2 いちばんお気に入りの楽曲は?」では「∀NSWER」、「Q5 いちばん好きなSSレアの衣装は?」では輝子と美玲が誕生日プレゼントにライブ用の衣装を送るエピソードが描かれた乃々の[ギフト・フォー・アンサー]が1位にランクインしており、(もちろんこれ自体は大変喜ばしいことなのだが)あくまでインディヴィジュアルズを除いた上でのアンケート結果だったと因果関係は否定できない。コミュへの出演が比較的多いこともあって乃々人気が増しているという見方も出来るのだが、「実は友達が多い」というイメージがすっかり固まっている輝子と、CV実装によって出番、引いては交流を増やしていった美玲と比べると、インディヴィジュアルズにおいて「乃々が外へと飛び出す」という変化の印象は非常に強く、コンセプトが対に近いアンダーザデスクにとってはむしろ厳しい結果だったと言える。あくまでもデレステにおいての話ではあるが、声や歌が付いてくる分の印象が強いのはそちらだろう。アンデスはアンデスでモバマスの劇場数を増やしてはいるのだが、やはりモバマスとデレステの動き方の乖離は慎重に見ていた方が良さそうだ。
また今年度は
- 第11回「LIVE Parade」で「森久保ォ!」の元ネタ?となった向井拓海と再び交流。「乃々ォ!」とも呼ばれるように
- 二次創作では意外な人気を集めていた幸子とのカップリングが半ば実現。
- ユニット仲間である荒木比奈と共にストーリーコミュに出演した裕美と「LiveSoundBooth♪」で曲をカバーし、さらに乃々自身及び交流のある佐藤心に加え、GBNSに近い系統のユニット「ワンステップス」で裕美とともに共演している白菊ほたるのソロ曲デビューが決定して再び客演が期待される。
- 年内にイベント開催が望まれていながらも実現しなかった「さよならアンドロメダ」が「MERRY-GO-ROUNDOME!!!」にて凛との絡み共々披露される。
など、彼女にとっては既存の絡みのプッシュが多い1年でもあった。前述のようにインディヴィジュアルズの出番もさらに増えており、輝子に続き恒常SSR[individuals]も見事実装され(さらに後日美玲にも実装。輝子のカードから1ヶ月足らずのスピード実装であった)、影ながら「142's+インディヴィジュアルズ」が公式化しつつあることもふまえると、相対的にアンダーザデスクの活躍が薄くなり、どうにも数ある中の1ユニットという結果に踏み止まっている状態である。公式だけでなく、「保護者ポジとしてのまゆ」はまだしも「ユニットとしてのアンダーザデスク」需要はまゆPとそれ以外の層では、前述のコンセプトの違いもあって開きが出来てしまっているのが実情かもしれない。幸子Pや輝子Pなどからも固定化を不満に思うものが出てきた他、美玲Pでもそれを理由に素直に喜べないと言う人もいる。
人気自体は高いのだし、せっかく[ギフト・フォー・アンサー]と同じコンセプトでもりくぼぱーりーも結成されているのだから、このアンケートを機にユニット曲は贅沢だとしても活発な交流が欲しいものである。
ただしセリフやデレコネにおいて、これらのカードでまゆについて口述している場面が出てきており、デレステにおいても少なくとも交流自体は増えつつある。これがこの先どう転じるか。
さらに余談
6thライブMERRY-GO-ROUNDOME!!!最終日となる2018年12月2日、アンコールのお願い!シンデレラの自由行動において輝子役の松田颯水氏とまゆ役の牧野由依氏が真っ先に合流し、乃々役の高橋花林氏の元へ駆け寄るというパフォーマンスを見せた。他にもナゴヤドームにおいてはオリメンの∀NSWERが2日連続で披露され、その前に行なわれたメットライフドームでもエルドリッチ・ロアテラーによる新曲のアンデッド・ダンスロックが流れる、「あんずともりくぼのうた」など、集団で把握している人にとっては喜ばしい内容が多く見られた。
幸子は来なかったけどね。 グッズのカレンダーといい、これはこれで別の問題である。ただこれらの行動やブログから、公式での交流を望んでいるのは演者さんたちも同じようである。
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カワイイボクと142's インディヴィジュアルズ アンダーザデスク
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