基礎データ
他言語版の名称
英語 | Piplup |
---|---|
イタリア語 | Piplup |
スペイン語 | Piplup |
フランス語 | Tiplouf |
ドイツ語 | Piplup |
韓国語 | 팽도리 |
中国語 | 波加曼 |
※げきりゅう:最大HPが残り1/3以下になると、みずタイプの技の威力が1.5倍になる
※まけんき:相手のポケモンに能力ランクを下げられたとき、「こうげき」のランクが2段階上昇する
進化
ポッチャマ → ポッタイシ(Lv.16) → エンペルト(Lv.36)
概要
『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』(第4世代)で初登場したポケモン。
名前の由来は、恐らく「ポッチャン(水に落ちた時の擬音語)またはポッチャリ(丸々と太った意味)+ボッチャマ(坊ちゃま:御曹司)」。
ちなみにモデルとなった『ペンギン』の語源もスペイン語のpenguigo(太っちょ)から来ている。
子供のペンギンの姿をしたポケモン。小さな嘴(くちばし)に、丸々とした瞳が大変愛らしく、非常に人気の高いポケモンである。
その証拠としてかつてポケモンガーデンで行われたアンケートでは、当時の御三家仲間であるナエトル、ヒコザルの2匹に大差をつけて人気1位を獲得した。
その愛嬌のある姿からは想像出来ないかもしれないが、プライドが高く世話を焼かれたり、人から食べ物を貰う事を嫌っている。
その為トレーナーの指示を聞かず、仲良くなる事は難しい。
実際のゲームではポフィンやポロックなどをちゃんと食べてくれるのでご心配なく。またきのみも普通に使える。
北国の海岸線に住んでおり、長い産毛で寒さを防いでいる。泳ぎが得意で10分以上海に潜って餌を取る。
その反面陸上で歩くのは苦手であり、よく転んでしまう。
しかし、前述の通りプライドが高いので、転んでも堂々と胸を張って歩く。
なお、周知の事実であるが、ポッチャマは北国の海岸線に住むとあるが、モデルになったペンギンは北半球には棲息しておらず、南半球に棲息する生き物である。(細かい事を突っ込むと、ガラパゴスペンギンは生息域の関係上、北半球にも棲息している。)北国の方がペンギンが棲息するような寒冷な地域を連想しやすいという事だろうか。なお、我々が今日ペンギンと呼ぶ鳥が発見されるまでは北半球に生息していた『オオウミガラス』がペンギンと呼ばれていたが、上記の事とは多分関係ない。
全体的に扱いやすいみずタイプの中では、生態同様少々扱いづらい部類。
序盤習得の技は威力が低めな上に、種族値的にやや不向きな(出来ないわけではないが)物理技の習得が多め。その為技マシンや教え技の補助はほぼ必須である。
ゲーム上の特徴
ゲーム開始時に選択する3匹の中では、やや「とくこう」が高く設定されている。
反面素早さは水御三家最鈍の40であり、先手を取るには少々不安が残る。
みずタイプとしては珍しくペンギンをモチーフにしているだけに、「つつく」や「ドリルくちばし」などのひこうタイプの技も多く覚える。
「こうげき」は低めなので十分活かせるとは言い難いものの、旅の中では弱点対策程度には機能してくれる。
タマゴ技では「アクアリング」・「あくび」・「こうそくいどう」など個性的な技を覚えられる。
レベルアップでも覚えるはずの「ハイドロポンプ」が何故かタマゴ技に設定されていたりする。
最初に覚える技は「あわ」だったが、第8世代での廃止に伴い、BDSPにてみずでっぽうを引っ提げて帰還する(ポケモンGOではそれまで通り習得技として残っている)。
外伝作品
『ポケモン不思議のダンジョン』
『時・闇・空の探検隊』、『嵐の冒険団』、『ポケモン超不思議のダンジョン』で主人公またはパートナーとして選択可能。
『大乱闘スマッシュブラザーズ』
『大乱闘スマッシュブラザーズX』ではアイテムのモンスターボールから登場し、「なみのり」で相手を巻き込んで押し出す。
『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』ではスピリットとして登場。ボディはゼニガメ。シンオウ御三家の中では唯一スピリッツになっている。
『ポケパークWii』
ピカチュウの友達の一匹として登場。
冒頭でピカチュウ達と離れ離れになってしまうが、ビーチゾーンで再会。
しかし、以前ギャラドスとオーダイルが派手に喧嘩した事でビーチゾーンの橋がほぼ全て壊されてしまった事で一緒にいたソーナノの様なポケモンには別の陸地には行けずにいた。
グリーンゾーンでビッパ一族のお願いを聞いた後、木材を集めれば橋を作ってもらえ、漸く合流できる。
『はねろ!コイキング』
育成をサポートしてくれるポケモンの一体として登場。
クイックリーグをクリアするといけす画面に現れ、タップすると特訓ポイントを1回復してくれ?。
『ポケモンGO』
2018年10月17日以降野生で登場。
実装当初はたくさん出現していたが、現在ではミズゴロウと同等程度の出現。
ややレアなので雨の日以外は集めるのに苦労するだろう。
使用トレーナー
ゲーム版
- コウキ/DPPt・BDSP男主※1
- ヒカリ/DPPt・BDSP女主※1
- ジュン/ライバル※2※3
- ハジメ:ポケモンレンジャー男主※4
- ヒトミ:ポケモンレンジャー女主※4
※1 ナエトルとヒコザルの二択
※2 主人公がヒコザルを選んだ場合
※3 ポケモンマスターズでのバディー
※4 クエスト28「ポッチャマをたすけてあげて」クリア後
アニメ版
漫画版
アニメや公式系漫画の主人公格のポッチャマは、上記の「人間から食べ物を貰わない」設定がよく描かれている(アニメ版ヒカリ、プラチナ、ハレタ)。いずれもナナカマド研究所出身のポッチャマであるため、主役トレーナーの旅立ちのポケモンとして、出会いと仲良くなるまでの過程シーンが絵になりやすいからだと推測される。
アニメ版
『アニポケ』
ヒカリのポッチャマ
CV:小桜エツコ
アニメシリーズの3代目ヒロイン・ヒカリのパートナー。性別は♂で、一人称は「僕」(DP第164話のニャースの通訳より)。
「ダイヤモンド&パール」ではヒカリがもう一人の主人公として扱われていることもあり、ポッチャマもサトシのピカチュウと同じような立ち位置である。
よってpixiv内でも、ヒカリと一緒に描かれたポッチャマのイラストが多く見られる。
元々は新人トレーナー用のポケモンとして、ナナカマド博士の研究所でヒコザルとナエトル(いずれも後のサトシの手持ちとは別固体)と共にヒカリを待っていた。だが悪戯者のヒコザルとトラブルを起こして研究所を飛び出し、探しに来たヒカリに対しても半ば八つ当たりの形で反発していた。しかし、アリアドスの襲撃をきっかけに絆が芽生え、騒動終結後にヒカリに選ばれ彼女の最初のポケモンとなった。
ヒカリを守ろうとしたり、仲間や他者のために率先して行動を起こしたりなど芯は強い方なのだが、空回りしたり方向音痴が仇となったりすることが多く、ヒカリや他のポケモンたちから呆れられることも。
以降、彼のギャグキャラ御三家のポジションはミジュマル、ハリマロン、モクロー、ヒバニーへと受け継がれていくこととなる(「ベストウイッシュ」での再登場時にはミジュマルと共演している)。
また作中では、マスコットキャラという立場をいいことに、あきらかにヒカリのスカートの中が見えるであろう位置に立っていることも多く、大友からは「そこを代われ!」と言われたり、顰蹙を買ったりすることもある模様。
DP編122話にて進化の兆候が見られるが、「ポッチャマのままでヒカリを守りたい」という思いから「がまん」で進化を抑え、体力を酷く消耗していた。その後ジョーイから「かわらずのいし」をもらい、以降も進化せずに登場している。
その他のポッチャマ
- タイセイのチャッピー……DP80話で新人トレーナー・タイセイの手持ち。声はこおろぎさとみ。
- 研究所のポッチャマ……192話(特別編1)で、ヒカリの出発時のように新人トレーナーの少女シンコを待つ3匹として別個体のポッチャマが登場。ヒカリのポッチャマとほぼ同じように食事中にヒコザルと喧嘩し外の森に飛び出して野生のアリアドスに捕まり、ヒカリに救出される。
- コウジン水族館のポッチャマ……XYでコウジン水族館のポケモンとして登場し、これを見たサトシは「俺の知ってるポッチャマはお調子者だったけどな」とヒカリのポッチャマについて少しだけ触れていた。
- ミサキのポッチャマ……新無印第8話では、キッサキシティに住んでいるミサキのポケモンとして登場。ヒカリのポッチャマと同じく声は小桜エツコ。流氷レースの特訓をしていたらクチバシティまで来てしまい、サトシ達に保護された。
- 新無印75話……サクラギ研究所にあった複数のタマゴから大量にポッチャマが孵化した。
- マコトのポッチャマ……映画20作目『キミにきめた!』ではマコトのポケモンとして登場。セブンイレブンのポケモンフェアによる配信ではLvは30、性格はがんばりや、特性はげきりゅう。声優はヒカリの個体と同じく小桜エツコ。技はハイドロポンプ、うずしお、バブルこうせん、ドリルくちばし。
BW | 134話(雑誌) |
---|---|
新無印 | 31話・44話(冒頭) |
『ポケモン不思議のダンジョン 時の探検隊・闇の探検隊』『ポケモン不思議のダンジョン空の探検隊〜時と闇をめぐる最後の冒険〜』
主人公として登場。声優は間宮くるみ。ヒコザル(CV:山口勝平)とパートナーとなりダンジョンを突き進む。装備はしあわせリボン。
一人称はなんと「おれ」で多くのポケモンファンを驚かせた。
アニメで有名なヒカリのポッチャマの一人称はニャースの通訳で「ぼく」である事が判明しておりポケダンでパートナーを選んだ時も「ぼく」だった。
何故か相方のヒコザルはゲームでの一人称は「おいら」なのにアニメでは「ぼく」だった。
時の探検隊・闇の探検隊ではコリンク達の依頼であるガバイトのうろこを手に入れるためガバイトと戦うことになる。
時と闇をめぐる最後の冒険ではメインストーリー終盤同様ジュプトルと共にヨノワールと戦うことになる。
『Evolutions』
5話『ザ・ライバル』にて、ジュンが最初に選んだポケモンとして登場。ヒョウタ戦でズガイドスに勝利している。
漫画版
『ポケットモンスター☆SPECIAL』
- プラチナのポッチャマ
旅立ちのパートナーとしてナナカマド博士から託された3匹の中から選ばれたポケモン。
プラチナに似てプライドが高く、他人から物を貰うのを拒む。しかし、クロガネ炭鉱でこれまでの戦いで活躍できなかったことを気にしており、野生ポケモンの群れと1匹で戦うもプラチナを守れず、再びプライドが傷つくが、クロガネシティでヒョウタとのジムバトルでプライドを取り戻した。
ハクタイシティでの特訓中にポッタイシに進化する。
- 14章のポッチャマ
14章主人公ムーンがアローラ地方に来た最大の理由。
ムーンがシンオウ地方でベルリッツ氏のもとにいた頃、自分の不手際でポケモンセンターでも治せない毒をポッチャマに浴びてしまい、その治療に必要な材料が「幻のきのみ」と「カプ・テテフの鱗粉」とシンオウでは手に入らないものであった。
この二つを採取するためアローラへ向かえるようベルリッツ氏に頼み込んだものの中々許可がもらえずにいたが、転送予定だったロトムが到着した事でアローラ地方へと向かったとの事。
最終話では無事に元気になった模様。(その傍らにムーンに『お姉様』と呼ばれる人物とエンペルトがいたが…?)
『DP物語』
- ハレタのポッチャマ
主人公ハレタがナナカマド博士から最初のポケモンとして見せられた3個のモンスターボールの中から偶然選んだのがポッチャマだったが、取り扱いが悪くて嫌われてしまう。しかし彼はその扱いづらさを気に入ってポッチャマをパートナーに選ぶ。
長らくポッチャマのままで大技を駆使してジムリーダーやギンガ団相手に闘い続けていたが、ギンガ団の本部で「かわらずのいし」を取り外された。しかし急激な進化だったせいで外した直後は疲れてしまうが、ギンガ団本部脱出直後に進化。ポッタイシだったのは1コマだけで、その次のコマでエンペルトに進化した。
『トライアドベンチャー』
主人公の一人・カツヤの手持ちのチャチャが登場。
関連イラスト
関連タグ
シンオウ御三家・初期形態
水御三家・初期形態
ポケモン | 該当地方 |
---|---|
ゼニガメ | カントー御三家 |
ワニノコ | ジョウト御三家 |
ミズゴロウ | ホウエン御三家 |
ポッチャマ | シンオウ御三家 |
ミジュマル | イッシュ御三家(ヒスイ御三家) |
ケロマツ | カロス御三家 |
アシマリ | アローラ御三家 |
メッソン | ガラル御三家 |
クワッス | パルデア御三家 |