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TPCの編集履歴

2023-02-21 18:28:46 バージョン

TPC

てぃーぴーしー

TPCとは、ウルトラマンティガ、ダイナが活躍したネオフロンティアスペースに存在する地球に設立された国際平和維持組織の名称である。ちなみに正式名称は地球平和連合TPC(TPCは“Terrestrial Peaceable Consortium”の略)。

概要

西暦2005年、当時の国連事務総長サワイ・ソウイチロウ氏が数年の時を掛けて国家間の枠組みを超えて創設させた国際平和維持組織。


その役目は“世界中の人々がより良い暮らしを営めるように世界で多発する異変の解決や地球環境を整備すると共に人類の恒久的平和を維持する”事である。


当初は先進国の首脳陣から「ドン・キホーテの如きもの」と冷笑されていたが、世界中の科学者達のフォーラムがサワイ氏を支持した事でようやく実現へと漕ぎ着けた。


各地の紛争の根絶や地球防衛軍(UNDF)の解体、環境問題の改善など、サワイ氏が目指していた世界平和の実現をほぼ達成させ、下記の怪獣宇宙人における災害多発以降も当初の理念は失われておらず、平時の時は世界中の人々がより良い暮らしを営める為に地球環境の整備をすると共に、最新科学を駆使した様々な研究開発が行われており、また、外宇宙に宇宙資源を求める為の開発などがなされている。


だが2007年の隕石落下に端を発して頻発するようになった怪現象やその影響で目覚めた怪獣による自然災害など(恐らく邪神ガタノゾーアの復活の前兆)により各国TPC支部で武装強化が訴えられるようになる。


その後のガタノゾーア闇の巨人の復活、更にダイナ時代でのネオフロンティアによる人類の活動範囲の拡大による宇宙球体スフィアモネラ星人といった脅威の増加などによりその在り方は次第に豹変して行き、再び軍備増強を図らなければならなくなるというジレンマを抱える事になってしまった。

これは単純に防衛や争いのリスクのみではなく、軍隊を解体した影響で「TPCが暴走した場合止める存在や抑止力が存在しない」という裏返しでもある。

ネオフロンティア時代以降は軍事力の実働を抑制するために複数人の参謀を設置するようになったが、意見が一致しないことも多く決断力を損なう面もあった。


また上記の通り科学者との繋がりが強い事や技術の使用制限もされていないこと、組織内に待遇に不満を持つ者がいるために、イーヴィルティガネオザルス改良エボリュウ細胞などTPC関係の科学者の暴走や離反などの問題も発生するようになった。

ブラックバスター隊が設立されたのもこのグレーな問題を内部で極秘裏に対処するのが理由の一つである。


このように「人類の発展を進めながら防衛する」という両者の両立故に、ウルトラシリーズ内の組織でもかなり問題を抱えた組織であり、結果的にナグモ副長官やコンドウ参謀の暴走を起こす切っ掛けにもなり、最終的にゴンドウ参謀の殉職どころか、ナグモ副長官の逮捕という国際機関の上層部の人物が逮捕される事態にまでなっている。


ただし、まがりなりにも技術力はウルトラシリーズ全防衛組織でも最強クラス。ネオマキシマ砲を始め、ウルトラマンに匹敵する超兵器を多数輩出している。


本部

地球防衛軍や地球防衛庁があった昭和ウルトラマンとは連続性が無い世界であることもあり、極東本部は、ダイブハンガーと通称される日本千葉県沖に所在する本部基地に、GUTS作戦司令室などと共に置かれている。

ガタノゾーアによりダイブハンガーが機能停止に陥ると、ダイブハンガーから脱出したアートデッセイ号にTPC、GUTSの指揮中枢が移り、前線の移動司令部としてガタノゾーアとの戦いに用いられている。

戦いの後、ダイブハンガーは復興のシンボルとして再建され、以後2014年までTPC本部として運用された。


その後、2012年にネオフロンティア計画の始動による組織拡大に合わせて日本の中央山岳地帯に総合本部基地・グランドームの建設が開始され、2014年に完成。完成と同時にTPCの本部機能が移転し、グランドームが新たなTPC本部となった。

なお、本部移転後のダイブハンガーは取り壊されることなくTPC航空司令部として運用されている。


支部

支部は「ティガ」時点では、北アメリカ支部(アメリカのフロリダ)、南アメリカ支部(チリ)、ヨーロッパ支部、西アジア支部(ネパール)、アフリカ支部(エチオピア)、南太平洋支部(アメリカのマウイ)に置かれている。


「ダイナ」の時代には、南アジア支部(インドネシア)とオセアニア支部(フランス領ニューカレドニア)が増設、ヨーロッパ支部が北ヨーロッパ支部(ノルウェー)と南ヨーロッパ支部(オーストリア)に分割される。


南極には「南極海底基地アイスキャッスル」、太平洋には「海底研究基地トライトンJ2」が置かれていたが、いずれも怪獣の襲撃で壊滅している。

クリオモス諸島には、会議場や警務局管轄の兵器工場があり、TPCの要の一つになっていたが、これもデスフェイサーのネオマキシマ砲で消し飛ばされた。

モネラ星人との決戦後は、兵器工場は閉鎖されて宇宙開発局の管理下となっている。


宇宙にも月面基地ガロワ、火星基地マリネリス、木星衛星ガニメデ基地、宇宙ステーション・デルタ、カムイ、オメガといった基地が存在する。

また、ガニメデ基地設立前には火星と木星間のアステロイドベルトの小惑星を利用した『ロックランド』という防衛基地が使われていたのだが閉鎖された後にヤマザキ・ヒロユキが根城として改良エボリュウ細胞を積み込んだロケットを発射しようとしていた。


主なTPC極東本部関係者

ティガ、ダイナ共通

サワイ・ソウイチロウ総監

TPCの創立者にして初代総監(任期2005年-2013年)。

TPCの設立目的からも分かるようにかなりの人徳者で、GUTSのメンバー達も彼を尊敬し、信頼しているが、その立場上、時には非情な命令を関係者らに下す苦渋の決断を行う事もある。

『ダイナ』の時点では総監を退任し顧問に就任。


シンジョウ・マユミ

TPC医務局に勤める看護師でGUTSのシンジョウ・テツオ隊員の

その仕事柄TPC内の様々な情報に精通している。『ダイナ』の時には医務局婦長に昇進している

歳の近いヤズミとは時々衝突する事が多い。実は兄のコネで就職したとか。恋人を失った自棄から、人類が武装する事に疑問を持つようになる。(しかしながら、武装しなければ怪獣災害でさらに多くの人々に犠牲が出るのは想像に難くない…簡単に人類が武装放棄出来るほどこの世界は甘くないのである。)


ハヤテ・シン

月面基地ガロワの隊長を務めるイルマ隊長の同期生にして彼女の親友。

剣道の達人であり、射撃やガッツウイング2号の操縦にも優れており、常にポーカーフェイスを貫くクールガイだが、実際にはかなりの照れ屋さんらしい。ダイナ時点では「コスモアドベンチャー部隊」に所属している。

演じたのは京本政樹氏で、『ティガ』『ダイナ』の両方で特別友情出演という扱い。


ウルトラマンティガ(時代設定2007年-2010年)

TPCのえらいひと

ヨシオカ・テツジ警務局長官

国連の管理下に作られたUNDF地球防衛軍の日本代表から提督を経てTPCに参加した根っからの武闘派の男性。

当初はティガを地球防衛を妨げる不穏因子と危惧していた為、ただの嫌味なオッサンのイメージが強かったが、後にティガ本人=ダイゴ隊員と本音でぶつかり合った際に実はGUTSの良き理解者であったことが発覚。実際にはただのツンデレおじさんであったようだ。

ダイナ時点では警務局の顧問に就任し、戦力の整わない支部を訪問し指導しているようだが劇中には写真のみの登場となっている。


ヨシオカ・テツジ役を演じた岡部健氏は『ウルトラマンコスモス』第56話でも別人としてゲスト出演している。


ナハラ・マサユキ参謀

TPCの副官。GUTSの目付役的な立場であり、サワイ総監やGUTSのフォローに回る。

ダイナ時点では西アジア支部長を務めており、部下であるムナカタに参謀本部の要請を伝えた。


ヤオ・ナバン博士

マキシマ・オーバードライブ開発者。

当初はGUTSと折り合いが悪かったが、夢に対する熱意もあって打ち解けていった。誰も見たことのない凄い船を造ることが子供の頃からの夢であり、アートデッセイ号の完成でその夢を叶えることとなる。


タンゴ・ユウジ博士

生化学研究所所属。マサキ・ケイゴに協力して、光の巨人の石像の破片を持ち逃げし、イーヴィルティガ出現に加担した。


ヤナセ・オミ技官

宇宙ステーション・デルタ配属の技官。ヤナセ・レナの父。

天が呼んだり、地が呼んだりはしない


タツムラ参謀

情報局所属。第38話時点から半年前にヨーロッパ支部より赴任。ティガに不信感を持つ。民衆の行動パターンデータを収集する目的で流したデマで失脚。結果的にファルドン出現に加担してしまう。


THE_FINAL_ODYSSEY(時代設定2012年)

ナグモ副長官

警務局の副長官。

F計画を主導し、ルルイエ調査隊によるF計画遂行を強行。目的のためなら犠牲も辞さない性格。

なお、演じたのは後に「ウルトラギャラクシー大怪獣バトル」でナグモとは対照的な人物のヒュウガ船長を演じた小西博之氏。


サエキ

ルルイエ調査隊隊長にしてF計画実行責任者。カミーラダーラムヒュドラを復活させてしまい、シビトゾイガーにより死亡。ブラックバスター隊隊長のサエキ・レイカの兄。


ウルトラマンダイナ(時代設定2017年)

地球平和連合TPC(ダイナ) エンブレム


フカミ・コウキ総監

2代目TPC総監(任期2013年-?)。ユメノカタマリの命名者。

落ち着きある好人物であるが、少々決断力に欠ける所がある。


ミヤタ・セイジ参謀

フカミ総監の側近的立場の参謀。冷静で穏健な人物。

焼結したりはしない


ゴンドウ・キハチ参謀

ゴンドウ参謀

警務局を率いる参謀。

武装強化による地球防衛を主張し、電脳巨艦プロメテウス及びネオマキシマ砲の建造やF計画、人造ウルトラマンテラノイド建造を主導。また警務局の特務部隊としてブラックバスターを設立。


シイナ・サエコ参謀。

情報局を率いる女性参謀。スフィアの命名者。

イルマと同じくウルトラマンの秘密を知る立場であり、イルマを気遣っている。


イルマ・メグミ参謀

情報局所属の参謀。シイナ・サエコの部下。元GUTS隊長。


ムナカタ・セイイチ

西アジア支部ZEROの教官。元GUTS副隊長。

シイナ参謀の要請で、ガッツウイングEX-Jを駆りネオジオモス戦に参戦した。


ヤズミ・ジュン

ガニメデ基地総合コンピューター機関のチーフ。元GUTS隊員。

ミドリカワ・マイがオペレーターの先輩として深く尊敬している人物。


キサラギ・ルイ博士

ガニメデ基地科学局所属の科学者にして電脳巨艦プロメテウスの開発最高責任者。モネラ星人に洗脳される。「人間の不完全さ」をどうしても許すことが出来なかった事が心を持たない兵器であるプロメテウス開発の切っ掛けとなった。しかし、モネラ星人の侵略にあっても希望を捨てない少年に心動かされ、光となってティガ復活に貢献した。

デスフェイサー及びクイーンモネラ戦後にガニメデにネオマキシマ砲を封印していたが、グランスフィア戦で封印を解き、スーパーGUTSに託した。


オオトモ博士

生物工学研究所所属。

怪獣を遺伝子改造し、人間の労働力にしようと考えていたが、倫理的な問題から研究を中止に追い込まれた。

ヤマザキ・ヒロユキら賛同者と共にザリーナ地帯で研究を続けていたが、ネオザルスの暴走で死亡する。


ヤマザキ・ヒロユキ

オオトモ博士の信奉者。詳細はリンク先参照


フドウ・ケンジ

アスカとトップを争っていたZEROの訓練生フドウ・タケルの弟。

タケルはその腕を買われて試作機のテストパイロットとなったが、事故により死亡。

ブラックバスターに所属しており、ゾンボーグの事件ではアスカと息の合ったコンビネーションを見せた。

優秀な兄があっさりと死んでしまった絶望から、一度はミスを冒したアスカを責めてしまうが、やがてアスカを認め、ある意味で自分のIFとも言えるヤマザキのあり方をみっともないと一蹴、事件の終結後はスーパーGUTSを目指すためにZEROに入学した。


なお、ゾンボーグの事件では一時的にダイナと融合しているが、これはゴンドウ参謀が光になってダイナと一つになった件やグリッターティガに近しい現象と言えよう(どっちかというとこれに近い)。


サエキ・レイカ

機密保持などを担当する『ブラックバスター』の隊長で、F計画主導者であるサエキの妹。

人類を防衛するという情熱はゴンドウに負けず劣らずであり、過去に兄を失った背景から「F計画」に賛同した。

しかし、心を持たないテラノイドはスフィアに乗っ取られてゼルガノイドに変貌してしまう結果に終わり、ガッツシャドーで出撃するも、部下は全滅してしまう。リョウをアスカの元に送り届けた後の消息は不明である。

上述の理由があるとはいえ、兄と同様の過ちを犯してしまったのはあまりにも皮肉である。


リョウに吐露した「昔、大切な人を怪獣に殺されてな」というセリフは『THE_FINAL_ODYSSEY』の出来事を指しているが、当時はまだ製作されていないため、「大切な人」=「兄」は完全な後付設定である。尚、少し勘違いされがちだが闇の巨人はあくまで間接的な形であり、直接手にかけたのはシビトゾイガーなので「怪獣に殺された」というのは別に間違っていない。


科警研の研究者ではない


アスカ・カズマ

アスカ・シンの父。プラズマ百式のテストパイロットだったが、ゼロドライブ航法の実験飛行により行方不明となった。

自身が乗るプラズマ百式に対して、安全装置を省いてでもゼロドライブに全てを注力してほしいと主張するなど型破りで無鉄砲な変わり者だったが、「絶対に諦めない」姿は息子アスカにも大きな影響を残しており、今でもカズマを慕う人物は多い。


ウルトラマンサーガ(時代設定2032年頃)

TPC(サーガ版)

ヒビキ・ゴウスケ総監

TPC警務局隊員、訓練学校ZEROの教官、スーパーGUTS隊長などを経て(恐らく3代目の)総監となる。


コウダ・トシユキ

参謀。宇宙開発局所属。元スーパーGUTS副隊長。


古代に蘇る巨人(時代設定2038年)

マドカ・ヒカリ隊員

局員。火星生まれ。

マドカ・ダイゴとマドカ(ヤナセ)・レナの長女で、マドカ・ツバサの姉。ヤナセ・オミ技官の外孫。


主なメカ

イルマ専用ガッツウイング(ガッツウイング改)

GUTS解散後にTPC情報局参謀となったイルマ・メグミの専用機として強化されたガッツウイング1号

カラーリングは白を基調としたものとなっている。

クイーンモネラとの戦いで登場しており、スーパーGUTSと共闘した。


ガッツウイングゼロ

訓練機で、演習モードと実戦モードに切り替えることが出来る。

外見はガッツウイング1号と同じ。

グラレーンに苦戦するガッツイーグルγ号の援護にミシナ教官たちと訓練生が命令違反承知で駆けつけている。


ガッツイーグル

リンク先を参照。


クラーコフNF-3000

リンク先を参照。


赤外線式自動地雷

マキーナ戦で初登場した自動攻撃用小型砲台。敵の動きを感知して自動的に砲撃を開始する。その為、付近に人間や宇宙人がいても敵認識すると攻撃してしまう。設置式なので、怪獣の出現予測地点や活動を停止している怪獣の周囲に展開される。ゴルザ(強化)やジョバリエゴルドラスとの大規模戦闘でも動員されている。地雷というよりトーチカだが、見た目はセントリーガンその物。


TPC宇宙艇

月面基地ガロワなどの宇宙空間で運用されている垂直離陸機能を持つ飛行艇。地球でも飛行が可能で、二門のロケット砲を装備している。通常色はピーパーやドルファー202を思わせるオレンジだが、ハヤテ隊長専用機はGUTSの隊員服を思わせるカラーリング、木星の衛星ガニメデに配備されたコスモアタッカー隊専用機はグレーとなっている。


中型戦車

TPCのマークがデザインされた中型戦車。第28話でジョバリエ排除の為に出動した。

また、ネオフロンティア時代には装甲戦車やテライ式熱線砲車が配備されている。


TPC1

垂直離陸機能を搭載した航空機で要人の輸送に用いられる。


ゴッドアイズ

衛星とリンクして情報を伝達する役割を持つ無人偵察機。

後述するフィンチはレドームという形でこのゴッドアイズを搭載している。


フィンチ

レドームを装備した探査機で、クリッターの巣の調査を行なっていた所、乗員たちを餌と認識したクリッターの大群に捕食されて消息を絶った。


マグナス1/グラバス2

反時空界エネルギー照射装置を搭載した特殊車両で、第36話ではゴルドラスの能力で発生した時空界を消滅させる為に出動した。


りゅうぐう/かいれい

主に海洋調査の為に利用される潜水艇と調査船。


プラズマ百式

秒速30万kmでの航行を可能とするゼロドライブを搭載した実験機で、非常にシンプルなデザインをしている。

かつてはアスカ・シンの父であるカズマがテストパイロットであったが、実験飛行中に消息を絶ち、機体のみが冥王星で回収された。本来は非武装だが、アスカが搭乗した際には主翼にファイナルメガランチャーが新たに装備された。


パッションレッド

南米支部に配備された戦闘機。

小説版「未来へのゼロドライブ」の設定によればゴンドウ参謀直轄の部隊とされている為、優秀な部隊である事には違いないと思われるが、テレビ版と小説版共にあまり活躍できずに終わる。


外部リンク


関連項目

ウルトラマンティガ ウルトラマンダイナ GUTS スーパーGUTS

ネオフロンティアスペース 防衛チーム


TPU:関連は不明だが、シズマ・ミツクニの出生的に意識されたネーミングである可能性がある。

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