基礎データ
全国図鑑 | No.0105 |
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ジョウト図鑑 | No.204 |
コーストカロス図鑑 | No.061 |
アローラ図鑑 | No.198 |
ヨロイ島図鑑 | No.171 |
英語名 | Marowak |
分類 | ほねずきポケモン |
タイプ | じめん |
高さ | 1.0m |
重さ | 45.0kg |
特性 | いしあたま / ひらいしん / カブトアーマー(隠れ特性) |
タマゴグループ | かいじゅう |
※いしあたま…反動ダメージの技を出しても反動ダメージを受けない。
※ひらいしん…ダブルバトルで自分以外全てのでんきタイプの単体技を自分に集める。でんきタイプの技を無効化し、自分のとくこうが1段階上昇する(タイプで無効化した場合は上昇しない)。
※カブトアーマー…自分への攻撃が急所に当たらない。
進化
カラカラ(Lv.28) → ガラガラ
リージョンフォーム
基礎データ
※のろわれボディ…受けた技を3割の確率で4ターン使用不能にする。
『ポケモンSM』にて舞台となるアローラ地方で独自の進化を遂げたガラガラのアローラのすがた。
能力値は全く同じだが、タイプや特性、技が大きく異なり、タイプがほのおタイプとゴーストタイプの掛け持ちとなっている。
概要
死に別れた母親を思い出し、泣いてばかりいたカラカラが肉体的・精神的共に成長し進化した姿。それに伴い、ちょっとやそっとではくじけない強靭な心を会得し、同時に凶暴で好戦的な性格になった。
世界中のどこかにガラガラだけが知っている墓場があり、そこから骨を拾ってくるらしい。
骨は武器として用いるだけでなく、叩いて音を出し仲間と連絡しあう。
もともと母親の形見として持ち歩いていたホネと頭の骸骨はいつしか、武器と防具へと昇華したようだ。
進化前のカラカラの頃より、バルジーナからは捕食の対象として狙われているらしく、バルジーナが巣を作る際に使用するのはカラカラやガラガラの骨であるとの事。
この為なのか、バルジーナと同じくイッシュ地方やアローラ地方に生息しているガラガラは、バルジーナのいない地方のガラガラよりもより凶暴な性格をしているらしく、ホネブーメラン等によってバルジーナの狩りを積極的に行っているらしい。
…タイプ相性上じめんタイプのホネブーメランはバルジーナに当たらんだろという指摘は野暮である。
性能
HP | こうげき | ぼうぎょ | とくこう | とくぼう | すばやさ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
60 | 80 | 110 | 50 | 80 | 45 | 425 |
一見攻撃的だが、一番高い種族値は防御(110)。
これに攻撃と特防が続くが、合計種族値425が災いして、総じて貧弱なステータスである。
しかしガラガラには専用アイテム「ふといホネ」が存在する。
何と持たせるだけで常時攻撃力が2倍になる代物である。ふといホネを持った場合実質攻撃種族値は160にも達し、あのガブリアスすら瞬間火力で上を行くこともできる。
わざの第一候補は「じしん」や専用技の「ホネブーメラン」といったタイプ一致技。
特に「ふといホネ」を持った状態のガラガラの「じしん」は全ポケモン中でも屈指のダメージソース。
「ホネブーメラン」は命中率こそ劣るものの、相手の「みがわり」を破壊してからの攻撃が可能である。「がんじょう」持ちのいわタイプやはがねタイプ、持ち物きあいのタスキを持つポケモンに有効なのも魅力。更にグラスフィールドで威力が落ちない点、ダブルバトルでは単体攻撃になる点も差別点になる。
他にはひこうタイプ対策の「ストーンエッジ」や「いわなだれ」、くさタイプに有効打を与えられる「ほのおのパンチ」やみずタイプ対策の「かみなりパンチ」など、物理攻撃力を活かせる技が揃っている。
欠点は素早さとHPの低さ。先制で「おにび」を受けて攻撃力を下げられたり、「さいみんじゅつ」で眠らされたりすると厳しくなる。
そのため実戦では「トリックルーム」等、その鈍足をカバーできるメンバーが大事となってくる。
また、持ち物が「ふといホネ」一択に固定されるのも欠点で、敵に「トリック」や「すりかえ」を使われると致命傷になりかねない。
『プラチナ』以降、教え技で「トリック」が安売り状態になったのも痛い。
また『XY』では、威力の上がった「はたきおとす」により、「ふといホネ」を落とされかねない。
ゲーム攻略用には特性により高威力無償となる「すてみタックル」や、捕獲に役立つ「みねうち」なども使用可能。
特性やタイプの関係上、ダブルバトルなどではギャラドスやペリッパーのパートナーとして相性も良好。
ただし味方のでんき技まで無効化するので立ち回りに注意。
何気に「ほろびのうた」や「はらだいこ」なんて技まで覚えたりするのでコンボに仕込ませることもできる。
また、タマゴグループが「怪獣」属する為か、「かえんほうしゃ」や「ふぶき」などのワザマシンも幅広く習得。初代ポケモン限定でなぜか「バブルこうせん」や「みずでっぽう」も習得できるが、特殊技故に実用性には乏しい。
『金銀』では「ふといホネ」による実質No.1の攻撃種族値から環境の中心に立ったが、VC登場後の研究では「ガラガラを受けられるパーティを組むのがパーティ構築の大前提」となり、徹底的に対策されたことから最強格から1歩引いた立場に。実機版当時からも、技スペースがカツカツで「ねむる」「のろい」を入れる枠がない、耐久がギリギリで不意の弱点めざパで削れやすい、などの欠点があり、VC版環境でそれが表面化したとも取れる。
ゆうれいイベント
初代ポケモンでは、頭のホネが高く売れるため、多くのカラカラやガラガラがロケット団に狙われ、犠牲になってしまっている。
この為なのか、ポケモンタワーに生息するカラカラは、低い確率でしか登場しない。
シオンタウンのポケモンタワーではそういったガラガラの怨霊が現れ、主人公の前に立ち塞がる。
ここに登場する「ゆうれい」は、通常だと攻撃が出来ない。シルフスコープを使用することで正体であるガラガラが現れ、戦えるが、ここで出てくるガラガラは絶対に捕まえることが出来ない(仮にマスターボールを使用してもかわされてしまう)。
その為、このガラガラを倒すことによって、無事に成仏させられるというイベントである。
悲惨な死を遂げたポケモンを捕獲してこき使うよりも、倒して成仏させるほうがガラガラの為なのかもしれない。
ちなみに、このゆうれいのガラガラの子であるカラカラは、フジ老人が暮らすポケモンハウスの元で保護されている。
なお、このガラガラは『FRLG』では♀になっている。
以上のような設定から、凄惨な描写や胸の痛くなるようなイラストも存在する。
『LPLE』では一連の流れが改変。シルフスコープ使用後に母探して現れたカラカラの呼びかけによって正気に戻り、そのまま成仏する流れとなっている。
そのイベント後は同じく現場に居たライバルがカラカラを引き取ることになり、シルフカンパニーにて彼と挑むロケット団とのダブルバトルではカラカラが使用されている。
なお、『BW2』のPWTで再登場したロケット団ボス兼元トキワシティジムリーダーサカキの手持ちにはなんとガラガラがいる。
ちなみに、これが怨霊のゲーム内イラスト。
ゴースやゴーストと違って普通に怖く、プレイ当時小学生だった年代の人の中にはトラウマとなっている人もいるだろう。
性能面では全く関係ないが、リージョンフォームのガラガラのモーションを見た後にこっちのガラガラのモーションを見ると何とも言えない気持ちになれる。無骨でシンプルという褒め方が無いわけではないが……
更に9世代『ポケモンSV』のゴーストタイプのテラスタルは頭に「ゆうれい」が出る。カラカラとガラガラはパルデアに内定していないが、もし実現したら…
使用トレーナー
ゲーム版
- サカキ:ロケット団ボス/ジムリーダー(カントー)
- エリカ:ジムリーダー(カントー)※1
- マツバ:ジムリーダー(ジョウト)※1
- シン:LPLEライバル
- タカシ:ガラガラマスター
※1ポケモンスタジアム金銀
アニメ版
- サイゾウ(無印73話)
- ルリコ(無印108話)
- ガロン(AG127話)
- オリバ(AG176話)
- イサナ(DP8話)
- ハクア(DP124話)
漫画版
- アキヒト(ポケスペ)
番外作品
ポケモン不思議のダンジョン
『時・闇の探検隊』では道場を経営していて、語尾に「だあよ」と付ける田舎っぺ風の性格。
この道場ではタイプごとに部屋が分かれていて、倒れても道具が失われないレベル上げダンジョンであるが、ガラガラが挑戦させる事を躊躇っている『さいごのま』は通常のダンジョン通りにペナルティが課される代わりに伝説のポケモンが仲間に出来、ひでんマシンを拾う事も可能。
『ポケモンGO』
- 進化前のカラカラ共々、普段は巣を除けばあまり出現しないが、本編でのシオンタウンのイベントを反映してか、ハロウィンの時期になるとイベントが発生して、進化前のカラカラ共々出現率が上昇する。同時期にプレイしていればたくさん手に入ることだろう。
- 性能面では何とも微妙と言わざるを得ず、本編同様「ぼうぎょ」が高いがCPは低い。本作でも数少ない系統専用技として「ホネこんぼう」があるが、ゲージ技なのに威力がたったの40しかない。そのため、じめんタイプ上位陣のサイドン、ゴローニャ、ドンファンと比較するとどうも見劣りしがち。ただし2ゲージ技にしては威力の高い「あなをほる」を覚えられるので、その点で差別化はできるだろうか。また、じめん最強技である「じしん」もきちんと覚えられるので、まったく使い物にならないというわけでもない。
- 2017年11月5日からレイドボスに昇格し、ランクは★★となっている。攻略は手持ちのポケモンを育成し、しっかり弱点を突けば大体事足りるだろう。
- 余談だが、シャドウガラガラは上記のゆうれいを彷彿させるような見た目になっている。
アニメ版
- サイゾウのガラガラ
- 無印73話でサムライ風の若い男・サイゾウのパートナーとして登場。ロケット団にバッジを奪われた事で一度は見放したが、一緒に修行した日々を思い出して戻ってくる。ロケット団を打ち倒しバッジを取り返した。
- ルリコのガラガラ
- 無印108話でリュウチンジムリーダー・ルリコの手持ちで登場し、フーディンとタッグでサトシのピカチュウとリザードンと対決した。
- ガロンのガラガラ
- AG127話でサイユウ大会予選トーナメント1回戦のマサムネの対戦相手・ガロンの手持ちで登場。「れいとうビーム」を覚えており、マサムネのガーディを倒しグライガーも羽を凍らして優位に立つも、グライガーの捨て身の「アイアンテール」を受けて敗れた。
- オリバのガラガラ
- AG176話にて、サビシティでヤマト達が開催した「ワンデートーナメント・ポケモンバトル」に出場し、サトシと対戦したオリバのポケモンで登場。サトシのヘイガニとバトルをしたが、敗れてしまった。
- イサナのガラガラ
- DP8話にて、ロケット団の偽ジム・ポワゾジムに挑戦に来た少年トレーナー・イサナの手持ちで登場し、ジムリーダーのプリンセス・ポワゾン(ムサシ)のドクケイルに勝ち、ジムバッジをゲットしていった。
- ハクアのガラガラ
- DP124話でタツナミタウンで開催された「ポケモンピンポン大会」に出場したハクアのポケモンで登場。
その他
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
2章で理科系の男・アキヒトのポケモンとして登場し、物陰から『ホネブーメラン』で攻撃してイエローを苦しめた。