ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

千代田線の編集履歴

2023-03-13 14:29:21 バージョン

千代田線

ちよだせん

千代田線は、東京地下鉄(東京メトロ)が運営する地下鉄路線。

概要

東京メトロの路線の1つ。綾瀬代々木上原間の本線21.9km、北綾瀬〜綾瀬間の北綾瀬支線2.1kmがある。1969年北千住大手町間の開業に始まり、1978年に全通。1979年に北綾瀬支線が開通した。現在はJR常磐線(常磐緩行線)、小田急小田原線直通運転を行っている。多摩線との直通運転も行っていたが、2022年3月12日のダイヤ改正で消滅した。2016年3月26日ダイヤ改正まではJR・メトロ・小田急の3社間を直通していたのはメトロ車両のみで、JR車両は代々木上原、小田急車両は綾瀬までの運用となっていたが、同改正で小田急とJRの車両も3社間の運用に就くようになった。


綾瀬〜北千住間は、運賃計算上はJR線との二重戸籍区間で、運賃などの扱いが異なる。

日本の地下鉄路線では唯一、料金制の特急列車(ロマンスカー)が運転されている路線でもある。

北綾瀬〜綾瀬間の北綾瀬支線は、本来は綾瀬車両基地への回送線だったものを旅客化したもので、営業列車はすべて区間運転・3両編成での運行であったが、2019年3月のダイヤ改正から本線からの10両編成の列車も営業運転に入るようになった。


赤坂〜新御茶ノ水は東京の主要なオフィス街・官庁街であるため、通勤路線としての性格が強い。

なお行政の中心である霞ケ関を経由している為、1995年3月20日に発生した地下鉄サリン事件では同じく霞ケ関を経由する丸ノ内線日比谷線と共に被害を受けている。

混雑率はメトロでは東西線に次ぐ第2位(178%、町屋→西日暮里、2017年度)。

その一方で日比谷線のバイパス路線という性格上からか、商業地・繁華街を直接通らず、裏口的な駅を結ぶ。具体的には、六本木銀座日本橋秋葉原上野といった駅を避けるような形で、それぞれ近辺にある乃木坂・日比谷・大手町・新御茶ノ水・湯島に駅が置かれている。

綾瀬側のエリアは千代田線自体が混雑しており、現状は東武スカイツリーライン経由半蔵門線が平行する「千代田線のバイパス」として機能している。


また東京メトロで唯一都営大江戸線との乗換駅が存在しない路線である。「乃木坂六本木」や「湯島上野御徒町」のように距離的にかなり近い場所ならあるが、他の路線なら大体地下通路で繋がれているのに対し、何故かこの路線だけは距離が近いのに地下道で繋がれていない。


意外と見落とされがちだが、実は乗換先の優等列車が通過する駅が多い路線でもある。

特にJR線との乗り換えはかなり悪く、大手町駅・二重橋前駅(東京駅)以外は山手線と並走する快速は全て通過する。

綾瀬常磐快速線通過。隣の北千住で緩行⇔快速に乗り換える事は可能だが、亀有〜金町に行くには北綾瀬行きという罠がある。
町屋京成本線普通以外全て通過
西日暮里高崎線/宇都宮線京浜東北線快速通過
新御茶ノ水(小川町)都営新宿線急行通過
日比谷(有楽町)東海道線横須賀線・京浜東北線快速通過
明治神宮前(原宿)埼京線湘南新宿ライン副都心線通勤急行通過※

※副都心線は2010年3月6日までの終日及び2016年3月26日までの平日は急行も通過していた。2023年3月18日ダイヤ改正以降は通勤急行停車駅となる予定。


特に新御茶ノ水以北は、単独駅か乗換先が鈍行列車しかない駅が目立ち、一度乗ってしまうと2〜3回以上の乗換を強要されたりかなり南下しないと目標の優等列車に乗れなかったりする事が多い。

このため優等列車の客が他の駅で分散されておらず、その結果数少ない優等が停車する乗り換え先である大手町駅(東京駅)に乗客が集中する。

加えて、上野東京ラインが開業したとはいえ、つくばエクスプレス東武伊勢崎線から北千住駅で当路線に乗り換える客も殺到しており、この面でも常磐線の客からは混雑を悪化させている等、不評の要素となる。


一方、代々木上原側から見ると新宿渋谷とは別のオシャレタウン(原宿表参道など)、日本の行政・経済の中心地(霞が関大手町など)、下町谷根千を通り、その気になれば六本木・銀座・秋葉原・上野周辺へも乗り換えなしで可能と見做せる。混雑は小田急と比べるとラッシュ時でもまだ余裕がある方である。

小田急小田原線・多摩線から銀座線・半蔵門線、副都心線の利用をする場合も千代田線経由が便利。

因みに渋谷駅を通る地下鉄3線は渋谷駅の隣駅が全て千代田線の乗換駅となっている等、小田急側からすると渋谷駅での乗り換えをせずに乗換えられる路線としても評価高い。

惜しむらくは秋葉原駅近くに駅を作らなかったことだろうが、湯島駅から秋葉原駅へ歩いて行くのもまた面白い。


総じて、綾瀬側・常磐線側からは混んでて不便、代々木上原側・小田急線側からは空いてて割と便利と、評価が二分される路線である。


なお、建設費削減のためトンネルは複線ではなく単線並列で作られており、そのためかつての国鉄103系1000番台が運用されていた時期には排熱がこもりやすく、車輛冷房を行っていなかった旅客サービス上問題が多かったほか、電気部品も熱の影響を受けトラブルが多かったという。この国鉄103系1000番台はまたの名を鉄板電車と例えられるぐらいに壮絶なものであった。


使用車両

現在の使用車両

自社車両


いずれも綾瀬検車区所属。

16000系は10両編成、05系は3両編成。


JR東日本所属車両

  • E233系2000番台:北綾瀬〜代々木上原

松戸車両センター所属。10両編成。


小田急電鉄所属車両


いずれも海老名検車区所属。

40000形は10両編成。

MSEは6両編成又は10両編成(6両+4両)で、北綾瀬〜北千住間は回送で運行される。


過去の使用車両

自社車両

  • 5000系:綾瀬〜代々木上原/北綾瀬〜綾瀬
  • 6000系:綾瀬〜代々木上原/北綾瀬〜綾瀬
  • 06系:綾瀬〜代々木上原
  • 07系:綾瀬〜代々木上原

いずれも綾瀬検車区所属。

本線用車両は綾瀬検車区からの出入庫の為支線区間を回送で走行していた。


5000系は本線用は3両→5両→10両(5両+5両)編成で、3両2編成以外は東西線に転属。

残った3両2編成は支線用として運用。

小田急直通非対応。


6000系は本線用は10両編成、支線用(ハイフン車)は3両編成。

06系は10両1編成で、導入当初は小田急直通運用には就かなかった。

07系は東西線に転属するまで東西線塗装のまま一時的に使用。小田急直通非対応。


国鉄・JR東日本所属車両


いずれも松戸車両センター(103系は前身の松戸電車区)所属。10両編成。

小田急直通非対応。支線区間は綾瀬検車区への出入庫時のみ回送で走行していた。


203系のマト67編成は地下鉄サリン事件の被害車両。

犯行現場となったクハ202-107(1号車)には、サリンの入った袋をビニール傘で突いた跡が残されていた。


103系は常磐快速線に、209系は中央快速線に転属している。


小田急電鉄所属車両


いずれも海老名検車区所属。10両編成。

JR直通非対応。支線区間は綾瀬検車区への出入庫時のみ回送で走行していた。

後に地上線専用化された。


ダイヤパターン

種別本数我孫子駅
  • 綾瀬駅
  • 北綾瀬駅
代々木上原駅向ヶ丘遊園駅備考
急行3本/h<==>急行運転は小田原線のみ
各駅停車3本/h<=>
各駅停車3本/h(綾瀬発着)<>
各駅停車3本/h(北綾瀬発着)<>
各駅停車3本/h<>北綾瀬支線のみ

停車駅

※特急ロマンスカー以外の列車はすべて各駅に停車する。◎:停車、レ:通過、(注):運転停車。


駅番号駅名特急停車駅乗り換え備考
C01代々木上原(注)小田急小田原線小田急線伊勢原まで直通運転
C02代々木公園小田急線代々木八幡駅が至近
C03明治神宮前〈原宿〉
  1. 副都心線
  2. JR山手線(原宿駅)
留置線が代々木公園地下にあり、入出庫は当駅のため当駅止まり電車がある。
C04表参道銀座線/半蔵門線
C05乃木坂
C06赤坂
C07国会議事堂前
  1. 丸ノ内線
  2. 銀座線/南北線(溜池山王駅)
C08霞ケ関日比谷線/丸ノ内線代々木上原寄りに引き上げ線があり、当駅止まりの電車がある。
C09日比谷
  1. 日比谷線
  2. 都営三田線
  3. 有楽町線(有楽町駅)
  4. JR山手線/京浜東北線(〃)
  5. 京葉線(東京駅)
C10二重橋前〈丸の内〉東京駅へは当駅の方が近い(特に京葉線
C11大手町
  1. 半蔵門線/丸ノ内線/東西線
  2. 都営三田線
C12新御茶ノ水
  1. 丸ノ内線(淡路町駅)
  2. 都営新宿線(小川町駅)
  3. JR中央・総武緩行線/中央線快速(御茶ノ水駅)
C13湯島
C14根津当駅から町屋駅まで2層構造になっている。
C15千駄木
C16西日暮里
  1. JR山手線/京浜東北線
  2. 日暮里・舎人ライナー
C17町屋
  1. 京成本線
  2. 都電荒川線(町屋駅前駅)
当駅から北千住駅間は線路が別々になっているほか、地下区間では東京メトロにおいて駅間距離が最長。
C18北千住
  1. 日比谷線
  2. JR常磐線
  3. 東武スカイツリーライン(東武伊勢崎線)
  4. つくばエクスプレス
C19綾瀬JR常磐線(常磐緩行線)常磐線取手まで直通運転
C20北綾瀬

関連タグ

東京メトロ(東京地下鉄) 営団地下鉄(帝都高速度交通営団) 常磐緩行線 小田原線

ラブライブ!…劇中で新御茶ノ水駅、二重橋駅、明治神宮前駅など千代田沿線の場所が使われている。


外部リンク

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました