ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

ギア5の編集履歴

2023-09-23 11:53:04 バージョン

ギア5

ぎあふぃふす

少年漫画『ONEPIECE』の主人公、モンキー・D・ルフィの身体強化技の1つである。

どうしたんだ?おれ……

何で?…まだ立てる


敗けたのに楽しくなってきた…アハハハハ!!


おれのやりたかった事全部できる…………!!


これがおれの最高地点だ………!!

これだ…!!!"ギア5"!!!


※この記事は本編の重大なネタバレの1部を含んでおります


概要

NIKAAA!

ONE PIECE』の主人公モンキー・D・ルフィの身体強化技"ギア"シリーズの1つ。


その正体はルフィが幼少の頃に食べたゴムゴムの実……真名ヒトヒトの実 幻獣種 モデル“ニカ”」の覚醒によって起きた身体の変化である。


詳細

経緯

四皇の一角である百獣のカイドウとの3度目の死闘の末、ルフィはCP‐0ゲルニカの妨害によって、"声"が消える程の致命打を受けた。

しかしその後、ルフィの心臓が解放のドラムのリズムを刻み始め、ニカッと笑うと共に突如復活を果たす。

ルフィ本人にとっても予期せぬ出来事であったが、「やりたかった事が何でもできる」と直感。この状態を自身の最高地点であると定めて"ギア5"と命名した。


"ニカ"とはかつて存在した伝説の戦士。"解放の戦士"、"太陽の神"とも言われ、その体はゴムそのものの性質を有していたと伝わる(詳しくは該当記事を参照)。


つまり、ギア5の発動は"太陽の神ニカ"の性質を再現した現人神になること、そしてルフィの心身が能力の力へ完全に追いついたことと同義である。

五老星はニカが再来する事態を何より恐れており、それを阻止すべくCP-0にルフィの暗殺を命じたのだが、皮肉にもその命令が覚醒の切っ掛けとなった。


特性

内容
  • 「太陽の神“ニカ”」に変身できる(変身形態)
    • 「太陽の神“ニカ”」に変身することで、通常時(ギア2ギア3を含む)やギア4状態よりも、より驚異的な戦闘力を得る
    • 「太陽の神“ニカ”」に変身することで、ゴムの性質の強度がさらに増大する
    • 「太陽の神“ニカ”」の性質の範囲内であれば、空想のままに能力を発揮できる
能力
  • 身体の巨大化
  • 腕力を自在に強化する
  • 周囲にゴムの性質を付与し、それを自在に操る
    • ゴム化した壁や地面を操ることで以下のことが可能
      • 相手の攻撃を遮断して跳ね返す
      • 地面や壁をゴム化することよって、トランポリンのようにして扱う
      • ゴム化した壁や地面を攻撃に扱う
      • ゴム化した地面を利用し、地中からの攻撃も可能
  • -
    • 生物をゴム化する
    • 雷をゴム化して掴む
      • 掴んだ雷を投げることで、遠距離攻撃として扱う
      • 一度に複数の雷を掴んで、攻撃することもできる(アニメ版)
      • 掴んだ雷を軸にポールダンスの如く空中で高速回転できる
  • -
    • 「ゴムの性質を持った周囲の物体・自然物」の反発弾性を利用することで、規格外なスピードで移動・突進が可能
-
  • 絵物語のように足を凄まじい速度でグルグル回転させることで、超高速で走る
    • 超高速で走ることで、通常よりも速く移動する
    • 空中を走る
-
  • 物を創造する
利点
  • 「太陽の神“ニカ”」の覚醒能力は、通常能力よりも、体そのものが持つゴムの弾力性・伸縮性・絶縁性・張力性が増し、それをより強く発揮できる
  • 心臓の鼓動を上げて「解放のドラム」のリズムにすることで発動することができ、ルフィが持っている力(精神力・体力)次第では、極端な消耗によって変身が強制解除となっても、すぐに変身が可能となる場合がある
  • 「ゴム化した周囲の物体や自然物」の反発弾性を利用することで、戦闘狂である四皇クラスの強者でも回避不可能となってしまうほどの規格外なスピードを発揮できる
欠点
  • 「太陽の神“ニカ”」の覚醒能力は、能力の上の領域に存在する力で、より膨大な能力として発揮することになるため、その分たとえ実力が異常に高くても体力の消耗が非常に激しい形態である※
    • 「太陽の神“ニカ”」の覚醒能力を使用すると、通常能力(今までのギア)よりも力が大きくなるため、その分体力を大幅に消耗する
    • 覚醒能力を基盤としているため、ギアの中では最も体力の消耗が激しい
    • 「太陽の神“ニカ”」の覚醒能力を使用できるようになって以降も、その覚醒フォルムを維持するだけの力を使い果たした場合、変身は強制解除となってしまう
-
  • 「太陽の神“ニカ”」の覚醒能力を使用できるようになって以降も、体がゴムそのものの性質を持っていることに変わりはないため、通常能力における弱点はそのまま引き継がれる
  • 「太陽の神“ニカ”」の覚醒能力は、ニカの性質がより顕著に現れるようになるため、平常時よりも楽観的な感情の高ぶりをコントロールするのが難しい
初登場ワノ国編(カイドウ戦)
備考
  • 『ギア5』は、ヒトヒトの実幻獣種モデル「ニカ」ゴムゴムの実)の覚醒による変身形態(覚醒フォルム)である
  • 『ギア5』は覚醒能力の効果によって、感情や服などにも影響する
    • 姿は、髪や服が真っ白になり、髪は炎のように逆巻いて目や眉は渦巻き状に変化する
    • 自然と心が楽しい感情で満たされ、常時笑うようになる

※「体力の消耗」等については、あくまでもルフィが覚醒能力に慣れていない状態(初期の段階)で使用したことにより生じた現象に過ぎない。そもそも、作中では満身創痍であり、体力は万全ではなかった。そのため万全の状態ならどうなるのか不明なほか、これからもルフィが追い込み(よりハードな実戦や修業)を何度も繰り返していけば、ルフィの力もそれに抵抗しようとして少しずつ強くなっていくため、自然と能力の強さも成長することで、この欠点はルフィ次第で生じにくくなると考えられる。


メディア

2022年8月6日公開のONE PIECE FILM REDにおいてテレビアニメ本編に先駆けて映像作品に初登場。映画ではラスボスにとどめの一撃を入れる際にギア4から覚醒する形で顕現しその直後に後ろ姿とはいえ全身像が明らかになるなど、サプライズとしての登場であった。


そして劇場版公開から丁度一年後、遂に地上波でも登場する事になる。この回の演出は長峯達也

アニメでは体の柔らかさや奔放さが強調されており、立っているだけでも全身がふにゃふにゃと揺れ、動けばカートゥーンのような無軌道かつ自由すぎる挙動を見せ、この世で最もふざけた能力の評価に相応しい描写が施されていた。

なお、強敵との戦いで大ピンチの主人公が自身の秘めたる能力に覚醒し反撃に移るという、少年漫画(を原作とするアニメ)としては王道の展開であり、ルフィ自身もとても楽しそうなのに、一瞬映る神にも悪魔にも見えるシルエットやひたすらバカ笑いしながらカイドウを圧倒する姿に底知れない恐怖を覚えた視聴者も多かったという。ルフィ個人はONEPIECEの世界においては前代未聞の大悪党という評価であり、確かにこれが世界にとっての『』であり『』であるとすれば怖すぎる存在と言えよう。


容姿

100

ギア5を発動すると、腰巻き以外の着用していた服を含めて全体が白くなり、目の虹彩は赤く染まる。また、髪はのように逆立ち眉の形状も変化する。

また、ギア4の時と同じくギア2の状態で出現する蒸気をさながら乙姫の羽衣のように羽織っており、髪型の変化も相まってどこか日本神道における雷神修験道における蔵王権現を思わせるような出で立ちをしている。


ヒトヒトの実 モデル:ニカ

更にこの状態では象主解放のドラムと形容し、ルフィ自身も気づく程に心臓の音が変化し、その音は正しくドラムのリズムである。


そしてこの形態になると"太陽の神"の影響が強く出るのか、ルフィの心は如何なる苦境であろうと楽しい感情で満たされ、意味もなく笑えてきてしまうらしい。

いかなる戦いも愉快な絵面に変え笑い続けるこの状態こそが、ギア5の最大の特徴と言える。


戦闘能力

発動方法

上がれ心臓の音…!!

自身の心臓の鼓動を"解放のドラム"のリズムにして発動できる。

アニメでこの覚醒と鼓動が披露される際には、字幕では『弾む鼓動の音』と表記されていた。

本編でギア5を初めて発動させることができたのは、カイドウの一撃を受けた際に起こった正に奇跡であったが、以降はルフィがコツを掴んだことで自らの意志で心拍を変えて自在に発動できるようになった。

もともとギア2からの強化は、ゴムのような肉体(血管)をポンプのように使って血液の循環をブーストさせることで身体能力を向上させていたが、心臓そのものが変化したことにより更なる飛躍がもたらされたと考えられる。


能力

これまでに登場したゴムのような肉体を活かして自身の速度を強化できるギア2、骨風船によって身体の一部分を巨大化させて技の威力を強化できるギア3、そして筋肉風船とルフィ自身の鍛錬で得た覇気で巨体と弾力を得られるギア4に対し、このギア5は悪魔の実の覚醒を基盤とした形態である。


五老星曰く、ルフィが食べた悪魔の実の覚醒はゴムの体に、更なる“腕力”と“自由”を与えると伝わっており、ルフィ自身も「おれのやりたかった事全部できる」と語るまでの極大の強化が為される。その為ギア5を発動させて行う戦闘は四皇のカイドウですら「見たことがない」と称する程に自由なものになり、かつては苦戦を強いられ現在は同じく能力を覚醒させたロブ・ルッチを相手に一方的な戦闘を展開し、終始圧倒できる程の戦闘能力を発揮できるようになる。

バトル漫画の世界ギャグ漫画の住人が介入してくるとどうなるかというのはジャンプ漫画の先輩が実践しているが、それが四皇としての理不尽な強さに繋がっているといえよう。


これまでに判明している能力は以下の通り。


ギア3と違って予備動作は基本的に不要。巨大化する範囲も自由自在で、に変形したカイドウの胴体を片腕のみで握りしめて捕らえられる程まで腕を巨大化させていたり、上半身全体を巨大化させてカイドウを掴んで振り回している。時間をかければ拳を鬼ヶ島全体を上回る大きさまで巨大化させることも可能になる。


  • 腕力を自在に強化

こちらも予備動作は不要。「悪魔の実の中で、純粋に身体能力が向上するのは動物系のみ」と言われるように腕力の向上は目覚ましく、龍状態のカイドウをまるで子供のように遊ぶ感覚で振り回し、地面に叩きつけるようになるまで強化できる。


  • 周囲にゴムの性質を付与

ルフィが食べた悪魔の実の本当の分類は動物系なのだが、超人系の覚醒のように周囲の物をゴムに変化させられる

その変化は物体はおろか周囲の人物にも及び、ゴムに変化させた壁や地面を活用すればカイドウの"熱息"も跳ね返し、殴りつけたカイドウの顔面はその後ろまでめり込んで伸びた。このことから相手がどれだけ硬くても防御力をほぼ無視して攻撃できる模様。

また、どういう訳かまでもゴムに変化させることが出来るようで、カイドウとの戦いの際には降り注ぐ雷を槍のように握って投げつけたり、掴んだ雷を軸にポールダンスの如く空中で回転するといった機動力の向上にも役立てている。(アニメ版ではそれが顕著に描かれた。)


  • 空中を走る

身体を自在に動かせる為、たとえ落下している最中でも両足を超高速で回転させれば、落下を止めて空を駆けるように上昇することができる


  • 耐久力

もともとゴムのように柔軟な為打撃には耐性が高く、牛乳(カルシウム)を飲めば欠けた歯が治るほど再生能力は高かったが、カイドウの本気状態の「熱息」の直撃を受けて尚(黒焦げにはなったが)即座に反撃に出る程まで耐久力が向上する。


髪からゴーグルを作り出すなど、アイテムを創造する事が可能となる。

なお、創造したアイテムは一定時間で消滅する模様。


弱点・反動

打撃に対する防御力がこれまで以上に強化されるギア5だが、ギア4とは異なり斬撃が弱点であることは変わらないままである。

また、ギア5が解除された時にはカイドウやボニールフィであることが分からなくなるほど身体が老化する。この反動は超新星編時点のギア3の身体が縮む副作用と同じようなもので、一定時間が経てば元に戻る。

他にも、ルフィ本人曰く消耗が凄いらしく、死にかけの状態でギア5を連続で発動した際にはカイドウに死ぬぞと忠告された。


また、この状態になったら誰相手でも無双できるというものでもなく、覚醒後もなおカイドウに苦戦している。尤も、相手のレベルが文字通り「世界最強」だった故、あまり比較にはならないが。


技名は今までのギアとは異なり、"JET"といった決まったフレーズや動物の名前が必ず付く法則は見られない。しかしどの技も自由度の高いものとなっている。

名前はほとんどがその場の思いつきであり、技をやった後に「今の技の名前何にしよう?」と考えてるものすらある。(この事から、ルフィは今まで使用してきた技の名前は全て自分自身で考え使用している事が判明している。)


エッグヘッド編以降は技を考えていたのか、白い(ドーン)”というフレーズがつく技が増えた。これは夜明けを意味するDawn(ドーン)”も掛けたダブルミーニングと思われる。


通常時の「ゴムゴムの風船」と同じ技。ただし龍状態のカイドウの体内で使用した際にはカイドウの胴体が膨らむ現象が起きた為、通常時よりも膨らんでいると思われる。また浮力もカイドウが強制的に宙に浮かんでいってしまう程に強力である。


  • ゴムゴムの脱出ロケット

カイドウの体内から脱出する際に使用。

流れは通常時の「ゴムゴムのロケット」と同じだが、この技を使用する際、ルフィはカイドウの目玉の裏から手を伸ばし、鼻を掴んで勢いをつけていた。


モンキー・D・ルフィ

身体を自在に巨大化できる能力を用いて、自身を巨人族並かそれ以上の体躯に変化させる。

ある意味ギア3の究極形とも言える。

余談だが、アニオリながらこの技以前に「身体の大きさを変えられる悪魔の実の能力を持った巨人を小人サイズの状態で呑み込み、体内で巨大化させる」という驚きの方法で、ほぼガワだけながら文字通り巨人サイズにまで巨大化したことがある。


  • ゴムゴムの縄跳び

カイドウ戦で使用。巨人化した状態で龍になったカイドウを縄に見立て、縄跳びをする要領でぶん回す。


  • ゴムゴムのお返し

カイドウ戦にて使用したアニメオリジナル技。

相手の攻撃によって自分に向かって伸びてきた地面を掴み、そのまま相手に投げ返す即興の技。


  • ゴムゴムの???

ルフィがまだ名前をつけていない技。

全身を「ゴムゴムのUFO」のように高速回転させながら突進し、「ゴムゴムの銃弾」のように敵の顔面に目掛けて拳を放つ。

一見ふざけた技であるが、武装色と覇王色の覇気を纏った技の威力は拳がカイドウの顔面を貫通したように見える程にのめり込み、カイドウを地面に背をつけさせる程強力である。(アニメ版では遠くの岩盤まで殴り飛ばすという派手な描写に改変された。)ただし実際に顔面を貫通しているわけではなく、悪魔の実の覚醒によって拳が当たる瞬間にカイドウの顔がゴム化したからと思われる。


Luffy

落雷をゴム化することで掴み投げ槍のように相手に投げつけるという、カイドウ曰くデタラメな技。技の性質上、使用の際に天候が雷である必要があるためいつでも使用出来る技では無い。

高い威力を誇る落雷のタイミングを自在に操れるという強力な技だが、カイドウには避けられてしまった。一応言っておくが雷を反射神経で避けられるカイドウが異常なだけである。

アニメ版では雷を掴む場面が増えており、その際にはエネルの万雷やビッグ・マムの天満大自在神を彷彿とさせる規模で描写された。


奈落のどん底まで叩き落とす!!!

すべてを終わらせる拳

ギア5

自身の腕を鬼ヶ島を上回る程の大きさまで巨大化させ、莫大な武装色及び覇王色の覇気を纏って放つ「ゴムゴムの覇猿王銃」の強化版。

漫画・アニメ・映画・ゲームにこれまで登場したルフィの(他者との連携・合体技も含めた)技の中でも、現状作中最大規模の威力と攻撃範囲を誇り、「火龍大炬」を使用したカイドウの防御を正面から打ち破り、左角をへし折ってそのまま天空から地中奥深くのマグマ溜まりに叩き落とせる程絶大(カイドウはワノ国の地下のマグマ溜まりに落ちているため、ワノ国の地質構造や大きさを考慮しても、少なくとも地下10km付近、或いはそれ以上の深さまで落ちていても不思議ではない)。

なお、「火龍大炬」を使用したカイドウとせめぎ合った状態でも、大規模な天変地異を引き起こす程の膨大なエネルギーを誇っている。

ルフィはこれまで100種類を超える技を使用してきたが、技名にという単語が付けられたのはこの技が初であり、今までのギア5の技名がその場の思いつきの様なネーミングセンスであったのに対してこの技のみしっかりと当て字を使われた上で放っている(意味は後述)。


  • ゴムゴムのモグラ銃(ピストル)

地面をゴム化させて地中から相手を殴り飛ばす。腕が地中に潜る特性上、相手に軌道を予測させない利点がある。

エッグヘッドにて再び対峙したロブ・ルッチに対し使用した。

余談だが、この技以前にアニメ版ではアラバスタ道中にてメスカルサボテンを食べて錯乱した状態で、腕を砂中に忍び込ませ軌道を予測させないように打つ「ゴムゴムのサブマリン」と言う技をゾロに対し使用していた。


  • ゴムゴムの白い鞭(ドーンウィップ)

全身を猛スピードで回転させた際に生じた遠心力を加えた「ゴムゴムの鞭」の強化版。

自身の回転の勢いが強すぎて使用後に無防備になる弱点があるが、当たったときの威力は高い。


  • ゴムゴムの白いロケット(ドーンロケット)

周囲の建物をゴムに変化させてパチンコ(スリングショット)のような発射台を再現し、そこから自身を猛スピードで発射させる「ゴムゴムのロケット」の強化版。

発射の際は髪の毛からゴーグルを創造して装着する。

エッグヘッドでは真空ロケットの軌道パイプを発射台にして使用し、その威力は覚醒フォルム状態のルッチの意識を飛ばしかける程だった。


余談

  • コミカルな描写

ギア5の発動時には覚醒したルフィやその覚醒ルフィに掴まれたカイドウ、そして戦いを観ていた周囲の人物の顔から目玉が飛び出すという、一昔前のカートゥーンアニメのような演出が覚醒後の戦闘には追加されている。

カイドウからも「まるで絵物語」と評されたが、これは前述の周囲の物体にゴムの性質を付与する能力によるものとみられる。

これらは1930年台のカートゥーンに顕著にみられた、キャラクターの体やあらゆる物体がゴムホースのように伸縮する「ラバーホースアニメーション(Rubber Hose Animation)」と呼ばれる表現を意識したものと思われる。


ちなみに、その代表の宇宙の帝王をも恐れさせた中年警官は、コラボ企画にてゴムゴムの実を食べている


ルフィの心臓が鳴らした「ドンドットット♫」とのリズムは、かつて麦わらの一味が辿り着いた空島で行った大規模な宴(キャンプファイヤー)で響いていたものと同じである。また「太陽の神」のワードが初登場したのも空島編だった。


  • ジョイボーイとの関係

現時点では太陽の神ニカとほぼ同じ人物とされるジョイボーイだが、現実の伝承でのジョイボーイも体が伸びる特異な性質を持っていたとされる。


  • 読者の質問に対する作者の回答

単行本98巻のSBSのコーナーにて、読者の「ギア5は来るのか?」という気合の入った文字で書かれた質問に対して、作者は「今の世界は5Gの時代」というジョークの混じった回答をしていた。この時点でギア5の構想はあったのだろうか。


  • モチーフ

「ニカ」とは「ゴムの木」の現地での別名であり、またハッピーツリーでもある。

また、インドにおいて白い人々を笑顔にする伸縮自在の法で大きくも小さくもなれる、服装が2年後のルフィとそっくり、父親が風に関係するインド神話最強クラスの戦闘力、「猿神」で「バジュラング」という当て字になっていることからハヌマーンなのではとも考察されている。

小冊子「Road To Laugh Tale」に掲載されたギア5の設定画に「ハヌマーン 猿神」とあり、ほぼ確定と思われる。

尚、「ゴムゴムの猿神銃」(バジュラングガン)に関しては雷神インドラヴリトラという龍を倒すのに使われた武器である『ヴァジュラ』もモチーフに含まれているという意見も少なからずあり(ヴァジュラ+コングでバジュラング)、ルフィはこの技を龍に変形したカイドウとの戦闘で使っている。


また、コンセプトとして確定しているモチーフがあり、それがトムとジェリーである。

尾田氏は青山剛昌氏との対談にて、ギア5のカートゥーン的な描写は『トムとジェリー』に由来していると述べている。

更に、『トムとジェリー』を参考にしたと思われる描写は、ゴムゴムの実の腕が伸びる様や、水を飲み干して身体を水風船ポンプの様に膨らませる、ギア3の腕を風船の様に巨大化させる等、これまでにも散見される(と言うか、他作品を参考にしたとしてもその中でも明らかに『トムとジェリー』から参考にしたと思われる要素が多い)。

また、主人公の1人であるトムの本名は「Thomas D. Cat(トーマス・D・キャット)」と「D」のイニシャルをミドルネームに持っている点も類似している。


  • 声優

中の人曰く「ハ行は音が抜けるからギアフィフスは言いにくく現場で大変だった」とのこと。


  • 手配書

ワノ国編終盤にてゲルニカが撮影したギア5状態のルフィの写真がモルガンズの手に渡ったため、四皇入りを果たしたルフィの手配書の写真はギア5のものになっている。


関連イラスト

シャーマンキングとワンピースLuffy G5 Thunder

Luffy Gear Fifth尼卡路飞


関連動画



関連項目

ONEPIECE モンキー・D・ルフィ

ギア2 ギア3 ギア4


これがおれの最高地点だ………!!

ゴムゴムの巨人 ゴムゴムの雷 ゴムゴムの猿神銃


ニカルフィ 笑う門には〝ニカ〟来る


悪魔の実 ゴムゴムの実(超人系) ヒトヒトの実(動物系)


ニカ 解放の戦士 解放のドラム

ジョイボーイ


ハヌマーン ヴァジュラ トムとジェリー

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました