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コロコロコミックの編集履歴

2024-01-24 11:04:16 バージョン

コロコロコミック

ころころこみっく

1977年より小学館から創刊された、小学生向けの月刊漫画雑誌であり、その後は月刊、別冊、イチバンの3冊に名称が使用されている。

概要

通称コロコロ。販売部数トップを飾る児童誌であり、「ドラえもん」を始めとする多くの藤子不二雄の漫画を連載した事やミニ四駆ベイブレードなどのホビー商品とのタイアップ、ポケモンとのメディアミックスを行っている事で有名である。


1977年に小学館から季刊誌として発売。1979年に現在の月刊コロコロコミックとなる。弟分の別冊コロコロコミックSpecialこと「別コロ」やコロコロイチバン!、兄貴分のコロコロG(グレート)などの系列誌も多いが、コロコロコミックと聞いたら月刊の印象が1番強い者も多い。


当初はドラえもんを筆頭に、同じ小学館が出版していたいわゆる学年誌(『小学◯年生』)に連載経験を持つ漫画家による児童向け漫画が集まる雑誌という趣であった。

コロコロが創刊された1970年代後半は劇画ブームやラブコメ漫画ブームなどに代表される青年漫画隆盛の影響から『サンデー』『マガジン』の購読年齢層も急上昇(小学生向け→中高生向けへとシフト)し「子ども向け漫画」は「時代遅れのロートル漫画」として小学館内でも馬鹿にされており社内の立場はあまり良くなかったという。

だが80年代以降、ミニ四駆やハイパーヨーヨーなどといった子供向けホビー、そして彗星の如く現れて瞬く間に子供の遊びとして普及したアーケードゲーム及びテレビゲームとの大々的なタイアップに活路を見出し、単なる児童漫画雑誌ではない独自の個性を確立。追随して同様の戦略を取った最大のライバル誌コミックボンボンと人気を二分する、児童漫画の最大手としての地位を築いた。

そのボンボンが2000年代に廃刊に追い込まれたこともあり近年は独走状態が続いている。少子化によるターゲット層人口自体の縮小や少年・青年向けのコンテンツが小学生にも人気が出るようになった情勢もあって発行部数だけ見れば減少傾向だが、やはりゲームやホビーのメディアミックスという強みが大きく、2020年代でも安定した存在感を保っている。


ちなみに競合相手のボンボンを象徴するコンテンツのひとつとしてガンダムシリーズがあったが、ボンボン廃刊後の2011年には遂にAGEにてコロコロとのタイアップが行われ、古参ファンを驚かせた。ついでにオガンダムは許されたのかもしれない…。

本格的な漫画の連載までやったのはAGEが現状唯一であるが、その後も鉄血水星の魔女について紹介記事が掲載されたことがある。


海賊版対策としてか公式サービスとして実質無料で漫画(電子化した単行本のコミック)が正規サービスで読めるようにしている。サブスクリプションを始めた。ちなみに、電子版がサービス実施以前からGooglePlayなどのストアにて電子コミックで発売済み作品は一部を除くではあるがラインアップされている。(読める作品は外部リンクを参照のこと)

不定期で公式サイトにて連載漫画の単行本の電子版を全話無料も実施している。


付録については希に不定期にしか付かないものもあり、ポケモンカードゲームなどの付録が少ないと知られている。カードゲームの付録のほとんどがデュエル・マスターズに偏っている。ただし、コロコロイチバン!では付録がゲームのシリアルコードを付録にしたりと色々やっているようだ。

最近では時代の流れか付録と漫画を読むためのシリアルコードの付いた電子版などが販売されている。


なお、誌内のゲーム紹介ページには小学館の独自の掲載基準に従いながら対象年齢がCERO-BCERO-Cのゲーム情報を掲載する事がある。該当はモンスターハンターシリーズ、フォートナイトなどの例がある。


作風

コロコロのギャグマンガと言えば下ネタ暴力ネタが多いイメージがあり、例外もあるが、その通りだったりする作品も多い。

実際創刊当初にも「子どもたちの規範になるのではなく、子どもたちの心に寄り添い、その心が求める漫画雑誌を」の理念を求め「コロコロの漫画に良い子はいらない」(主人公に残念ではない方のイケメンや優等生はいらない)をスローガンに掲げ、ライバル誌のボンボンに負けず劣らずのエッチなネタを掲載していた事もあった。


またメディアミックスの漫画が多いことも特徴だがどこまで原作要素を取り入れるのかは作者により大きく異なる。

例えば20年以上にわたり(一応舞台は原作に合わせているが)完全に滅茶苦茶なギャグ漫画として制作されているコロコロ版ポケットモンスター(通称ギエピー)やスーパーマリオくんのような例もあれば、最後までシリアス寄りの作風を貫いたイナズマイレブンのような事例もある。


非メディアミックスのオリジナル作品についてはジャンプ等と同様に入れ替わりが激しいが、2024年現在まで20年以上続いているなんと!でんぢゃらすじーさん(これまでに2度改題しているが内容は変わっていない)や約15年続いているケシカスくんなどはオリジナル出身の超長期連載である。これらは流石にレアケースだが、オリジナルのヒット作はコンスタントに出現しており、必ずしも完全にメディアミックス頼りの雑誌というわけではない。この辺りもコロコロの強みといえるかもしれない。


小学生向けという都合もあってか、掲載漫画のクオリティも不自然な展開が茶飯事だったりと子供騙しレベルの作品が多いのも事実であるのだが、隠れた名作と言ってよい代物も昔から存在する。

例えば2000年代の「コロッケ!」や2010年代の「ウソツキ!ゴクオーくん」などはオリジナル作かつ下ネタや不条理ギャグが少なめでシリアス寄りというコロコロでは異色ともいえる作風だが、単純に漫画としての完成度が高く読者からも強い人気を獲得した作品として知られる。

総じて多感な時期を生きた読者層により色々と意見が分かれる雑誌とも言えよう。


不祥事

このようにいわゆるギャグ漫画あるあるといった言わば教育に良くない「不謹慎」な作風を今なお持ち味として健在的に貫いている、ある意味ロックなこの雑誌。しかしその結果わりと洒落にならない事態と化したこともある。


事の発端は月刊コロコロコミック2018年3月号。モンゴルの英雄チンギス・ハーンの肖像に男性器の落書きをして笑い者にする描写が掲載され、流石に名誉毀損だとモンゴル大使館に抗議される事態が遂に発生。更にそれに連なって同国出身である某有名横綱まで出てきて激しい批判を行う羽目に。


結果小学館は2018年3月6日、対象となる3月号の販売を中止し、書店に返品を求める事態に発展。

当然ながらその漫画の単行本には発売前にその時点で未収録決定となり、完全なお蔵入り(いわゆる欠番回)扱いとなっている。


関連雑誌

各雑誌の詳細および掲載作品はリンク先を参照。


メイン雑誌


兄弟・姉妹雑誌



オンライン版

コロコロオンライン

週刊コロコロコミック


かつて存在していた雑誌

ぴょんぴょん - かつてあった女の子向けコロコロコミック。実はコロコロから分岐した妹雑誌(創刊者はコロコロの二代目編集長)で発刊セクション(担当課)もコロコロと同じ。のち『ちゃお』に合流し、現在の『ちゃお』ヒットの礎となった。


執筆者・原作者

あいうえお順に掲載する。連載作品については各作者の個別記事にて掲載する。

※オンライン公開漫画やコロコロを冠する関連誌の漫画家を含む。


テーマソング

提供アーティスト曲名
不明俺たちコロコロAge
岡崎体育コロコロ40周年のうた
みゆはん(作詞と作曲前山田健一(ヒャダイン)との共同制作)コロコロ魂!

関連動画


関連イラスト

すなー!


関連タグ

小二病 不条理ギャグ 小学館

漫画


ゆかりの有名人・関係人物・編集長

高橋名人 みゆはん ネフライト(プロゲーマー) 前山田健一 植村比呂志(ウルトラひろし名義)

コロコロカーくん 二刀流コーマ(コロコロ公式YouTuber) サガミネーター まことの様 秋本じゃけぇ(秋本武英)


ゆかりの番組や作品など

おはスタ 少年サンデー おはスタ少年

ミニ四駆 ベイブレード バーコードバトラー

ポケットモンスター(ポケモン) スーパーマリオ 星のカービィ

ガンダムAGE以降)

RPGタイム!勇者ライトの冒険


Minecraft(Minecraft~世界の果ての冒険~)

ダダサバイバー

にじさんじ(ANYCOLORとの共同企画)

UUUM

ブシロード(フューチャーカードバディファイト連載以降)


ロジカル真王(フリュー) 脱獄ごっこ ロブロックス

フォートナイト シャドウバース(アニシャド) モンスターハンター マインクラフト Ninjala

ブタメン カブトクワガタ

空気読み。

オモコロ イナズマイレブン どうぶつの森 はじめてゲームプログラミング


ライバル雑誌

最強ジャンプ - 現行

コミックボンボン コミックブンブン ケロケロエース - かつてのライバル


参考リンク

コロコロオンライン

Wikipedia

YouTube - コロコロチャンネル

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