「なら…私の想いが…あなたを護るわ」
プロフィール
人物
キラ・ヤマト通うカレッジのマドンナ的存在であり、彼の憧れであった美少女。ミリアリア・ハウは同じサークルに所属する先輩。
大西洋連邦政府の外務次官ジョージ・アルスターの一人娘。サイ・アーガイルとは婚約関係にあったが、後に破談となる。母親は幼少時に病気で他界している。
根っからの悪女という訳ではないが……何一つ不自由のないお嬢様育ちのため、非常にワガママな性格。世間知らずで一般常識や自制心に著しく欠けており、他人からの親切を「当たり前のもの」として受け止める傾向が強く、自己中心的な癖に他者に依存するという筋金入りのトラブルメーカー(この点に関しては、父親のジョージ譲り)。
物語序盤はあまりに空気の読まないセリフをはじめ、自分本位かつ感情任せな行動を繰り返し、それらが次々と人間関係のトラブルを引き起こすことになった。さらに父親がブルーコスモスだった関係から感化されたのかコーディネイターに対して強い偏見を抱いており、父がザフトの攻撃を受けて死んだ際には憎悪にまで発展してしまった。
上述の性格から来る劇中での行いから、『SEED』のみならずガンダムシリーズ全体でも批判されることが多い女性キャラクターの1人で、劇中では同じく避難民の少女のエル(CV:豊口めぐみ)に八つ当たりもしている。
しかし終盤では成長の片鱗を見せていたため、ファンからの評価が分かれるキャラクターでもある。
ある意味では、最も人間臭いキャラクターだったと言える。
献身的なラクス・クラインを差し置いてキラの心を終始掴み続けた本作品のメインヒロインであるが、中盤以降彼らが対面することはなかった。
約束した対話が果たされないままフレイが死亡したことで、キラはフレイの影に囚われ続けてしまうこととなる。
監督の福田己津央氏は「(もしも彼女が生存していたとしたら)キラは戦争の中で傷つけてしまった彼女と互いに罪悪感を抱えながらも結ばれていただろう」と発言している。
略歴
第1クール
ザフトのヘリオポリス襲撃の際たまたま居合わせたことで避難民となり、アークエンジェルに乗艦。
アークエンジェルが地球軍と合流したのち、他の避難民と共に地球へ送り届けられる予定だったが、地球軍の先遣隊との合流を目前にザフトの襲撃を受ける。
地球軍の先遣隊に父がいることを知らされていたフレイは半狂乱となって(アークエンジェルの数少ない戦力であった)キラに泣きつき、「大丈夫だよ」と慰めの言葉をもらうが、力及ばず地球軍の先遣隊は壊滅。
目の前で父・ジョージをザフトに殺されたことでコーディネイターへの偏見が憎しみに変わり、その憎しみは父を守れなかったキラにも及んでしまう。
「あんた…自分もコーディネイターだからって、本気で戦ってないんでしょう!!」
その後、フレイはキラの力を利用してコーディネイターを殺害し、その果てに「父の仇」であるキラを精神的に苦しめて戦死させる復讐を考えついてキラに接近、言葉巧みにアークエンジェルを守らなければならないという強迫観念を抱かせる。
さらに、地球降下にあたってキラ達ヘリオポリスの一行に下艦の許可が与えられると、大勢の前で地球連合軍に志願し、サイを始めキラの仲間たちをアークエンジェルに留まるよう誘導することで、同胞と戦い続けることをキラに運命付けた。
なお、志願した当のフレイは(既にマリューらから役に立たないと見られていたためか)、軍務にはほとんど関わらず、戦闘中は自室に篭っていた。
第2クール
キラが地球降下の際に意識不明の重体となると、フレイは付け入る好機と見て、付きっきりで看病を行い、キラが目覚めるとさらに関係を深めて衾を同じくするまでになる。
キラはフレイの思惑通り(あるいはそれを超えて)、アンドリュー・バルトフェルドに「バーサーカー」と評される活躍を見せるが、「ナチュラルとの違い」を目の当たりにした仲間たちとキラとの関係はぎこちなくなり、キラはフレイへの依存を強めていく。
フレイは婚約者であるサイに対しては「婚約はお父様が決めたこと。だけど今はもうそのお父様はいなくなってしまったからわざわざこだわる必要はないわ」と公言し、一方的に別れを告げられて納得いかずしつこく話をしようと迫るサイを砂漠に降下してしばらく後に「関係なくないわよ!だって私、昨夜はキラの部屋にいたんだから!」とキラの前でこっぴどく振っているが、これは全て復讐のための演技であり、サイへの想いは留めていた。
サイがキラへの嫉妬に狂い、無断でストライクガンダムに塔乗する暴挙に出た際も、サイのために涙しているが、それを周囲には隠していた。
しかし、フレイのキラへの計略はここで綻びを見せ、サイを気にかけるキラに対して「(サイは)バカよね、キラにかなうわけないのに」と口を滑らせてしまう。
この言葉にフレイのサイへの想いと自分への強い偏見を敏感に感じ取ったキラは、フレイが実は自分のことを本心から気にかけていない事実に気づいてフレイに深入りしないようになる。
一方、フレイは利用しようとキラに接近し続けたことでキラの苦悩と優しさに直面し、皮肉にも無意識にキラに惹かれてしまっており2人の関係もすれ違い始める。
フレイはキラと共に周囲から孤立してでもキラを自分に依存させようと試みたが、率直でコーディネイターとの違いを意識しないカガリ・ユラがアークエンジェルに乗り込んだことでキラと友人達の関係も小康状態に落ち着き、結果としてフレイのみが周囲から孤立し、フレイがキラに依存するようになる。(なお甲板の上でキラを励ますカガリの姿を見て不機嫌になるなど無意識に彼女に嫉妬しているような描写もあった)。
オーブ連合首長国でもサイ達が家族と面会する中、両親が既に死亡していて親戚もいないフレイの孤独は解けることがなく、一人アークエンジェルの艦内に引き返すが、そこで自分と同様家族と面会せず、1人で作業するキラを見つけ、「キラの方がつらいのに、同情しているのか」と激昂する(キラには彼自身の家族に会いたくない理由があったのだが、フレイはそれを吐露出来る相手ではなかった)。
キラは詰め寄るフレイに対し「もうやめよう。こういうの」と今の関係を改め、再構築することを求めたが、フレイはこれを拒絶した。
フレイから対話に臨もうとするのは、キラのストライクでの最後の出撃直前であった。
緊迫した状況と喧嘩別れした気まずさから上手く話せないフレイの気持ちを何となく察したキラは「帰ってから(話そう)」と述べて出撃したが、アスラン・ザラとの激闘の末に生死不明(MIA)となり、約束は果たされなかった。
これが2人の最後の会話となってしまった……。
第3クール
当初の目的であったはずの復讐を成し遂げたものの、拠り所を無くし却って虚無感しか残らなかったフレイは虚しさを埋めるためにサイと縒りを戻そうとするが、キラとトールがMIAになったことで、フレイのわがままにつきあう余裕はサイからも失われており、すげなく断られる。(サイや視聴者からしてみれば一方的に婚約者に別れを告げておきながらキラがいなくなった途端に自分に乗り換えようとしているようにしか見えないため当然ではある)
フレイは「本当はキラのことなんか(好きじゃなかった)」と食い下がるが、それが却ってキラたちの死の悲しみを受け止めていたサイを激昂させ、「いい加減にしろよ!君はキラのことが好きだったろう!?」と自分が本心からキラのことを好きになっていたことを指摘される。
なおも食い下がろうとしていたところでミリアリアが捕虜となっていたディアッカ・エルスマンに挑発され、襲いかかろうとしている場面に遭遇すると、サイに拒絶されたうえキラの死にショックを受けている自分を自覚し動揺していたフレイは、衝動的にキャビネットにあった拳銃で「コーディネイターなんて、みんな死んじゃえばいいのよ!」と叫びながら名も知らぬコーディネイターの射殺を試みるが、我に返ったミリアリアにすんでのところで止められた。
連合軍内部のブルーコスモスによりアラスカ基地に到達したアークエンジェルとその乗員は生還の見込みのない囮作戦に投入することが秘密裏に決定されたが、ブルーコスモスにとって有益とみなされたナタル・バジルールやムウ・ラ・フラガとともに「『アルスター家の娘』という肩書きや志願兵という経緯がコーディネイター排除のプロパガンダに使える」として、転属命令が下り、アークエンジェルを降りることになる。
転属に反発し、ザフトの侵攻開始による混乱に紛れてアークエンジェルへ戻ろうと脱走するも、基地内部に潜入していたラウ・ル・クルーゼに遭遇。父親のそれによく似たクルーゼの声を聴いて「パパ?」とつぶやいたことでアル・ダ・フラガの遺伝子とかかわる人物かと思い至ったクルーゼにより拉致された。(実際、ジョージの声優はクルーゼと同じ関俊彦氏である。メタ的には中の人ネタである。ただしカットされた描写もあるため詳しい理由は不明)
以降はザフトで初めは捕虜として、のちになし崩し的にクルーゼの付き人となり、戦艦ヴェサリウスで生活していた。この頃からは状況が状況だからか以前の自己中心的な態度や言動は鳴りを潜めるようになっており大人しくしていた。
リマスター版では、全裸で更に涙目でベッドで横になっている新規カットが加えられている。明確な描写はないため寝たとは言い切れないが、クルーゼがイザークに「フレイを捕虜らしく扱うべき」と忠言されていることを考えあわせると、性暴力を振るわれていたと考えられる。
第4クール
その後、クルーゼに『戦争を終わらせる”カギ”』と言われてニュートロンジャマーキャンセラー搭載のMS(=核動力)の情報をそうと知らずに持たされたまま小さな救命ポッドで戦場の只中に放り出される。
この時ようやくキラが自分を守るために命懸けで戦っていた戦場の怖さを我が身で知ることとなる。
アークエンジェルに回収されたいという意思と流れ弾に当たる恐怖から、国際救難信号でクルーゼに言われたまま戦争を終わらせるためのカギを持っていると触れて回ったことで地球軍の軍艦ドミニオンに搭乗していたブルーコスモスの盟主・ムルタ・アズラエルの興味を引き、回収される。この際国際救難信号を通じてキラの声を聴き、彼の生存に喜びの涙を流した。
艦内では顔見知りであるナタルと再会したことで緊張の糸が切れたのか、彼女を見るなり泣きながら抱きついていた。
今までの自分の行いを深く反省し、別離前に約束していたキラやサイ達との対話による和解を望み、アークエンジェルと巡り合えるだろうドミニオンへの乗艦を希望。ニュートロンジャマーキャンセラーを手に入れた功績から曹長(アークエンジェル乗艦時は、サイ達同様に二等兵)へ昇進し、ドミニオンのオペレーターとなる。オペレーターの仕事はしっかりこなしており、やればできる子だったのである。
そしていつ死ぬか分からない戦場に身を置いて過ごすことががフレイにできる唯一の贖罪でもあった。
アークエンジェルへ帰ることを望みながら、アークエンジェルとの戦いに身を投じていくが、最終的にアズラエルが(被弾したムウのストライクを回収するため)ハッチを解放した無防備なアークエンジェルに対してローエングリン発射の命令を下したため、独断でインカムを使ってアークエンジェルに逃げるように通信を送ろうとした(悲しいことにこの行動が彼女がアークエンジェル隊全ての人間に行おうとした最初で最後の善行であった)ことでアズラエルの怒りを買い、射殺されかける。
だが、ナタルがアズラエルに反旗を翻したことで助けられ、彼女の退艦命令を受け他のクルーと共に避難用の救命艇で退艦し、その後間もなくドミニオンは轟沈した。
最終話にてアークエンジェルに向かおうとするも、クルーゼのプロヴィデンスガンダムよってキラの精神を破壊するためだけにキラと一瞬の再会を果たした直後、キラの目の前で用済みとばかりに救命艇を沈められ、ドミニオンのクルーと共に僅か15年という短い命を散らした……。
皮肉にも父親やエルと同じ死に方であり、父の本当の仇でもあったクルーゼに父娘二代で殺されるという悲しい最期であった……。
だが、死の瞬間のフレイの表情は絶望や悲しみに満ちたようなものではなくあたかも自らの運命を静かに受け入れるかのような表情になっていた……。
尚、小説版では爆炎に包まれながらも「キラと会って謝らなければいけない」と強く思っていたことが描かれている。
フレイを乗っていた救命艇が撃墜されたのを目撃したサイは「フレイ…」と悲しげに呟いており、別れてしまったとはいえ彼にも思うところがあったのは間違い無いだろう。
この際、フレイの魂(本当に彼女の魂だったのかは定かではない)がキラの前に現れ、今までの仕打ちを謝罪し「わたしの本当の想いがあなたを守る」と願い消えて逝った。
この時の彼女は生前のようなものとは違うとても素直な表情であった。
アフリカ砂漠編でコーディネイターへの憎悪や復讐心に塗れて囁いた偽りの言葉であった「私の想いがあなたを守る」と同じだが、その心情はその時とは真逆の本当の想いからだった……。
しかし、監督によればこの時のフレイの言葉はキラには届いておらず(アムロとララァのようなものではなく、カイとミハルのやり取りがモデル)とのこと、実際に彼らの言葉は会話としては成立していない。
フレイの「あなたはもう、泣かないで」という言葉は、「戦って辛くて、守れなくて辛くて、すぐ泣いて」という過去の彼女の言葉を通じて解釈すると、キラを望まぬ戦いと、守れなかったことへの自責の念から解放しようという望みだったが、皮肉にもキラは絶望と憎悪のまま、死に急ぐようにクルーゼに決戦を挑むことになり、「あなたは、あなただけはっ!!」と明確に怒りと殺意を剥き出しにさている…。
番組開始前はラクスやカガリ共々ヒロインの1人として紹介されていたが、蓋を開けてみると彼女の序盤から中盤にかけての行動は、お世辞にも褒められたものではなく目に余るものがあり、実際にはアークエンジェル内部のトラブルメーカー的な役回りだったことから視聴者からもその言動を疑問視され、このような末路を辿ったのは自業自得な面も多々あった。
しかし、結局のところ言ってしまえば彼女も終盤では自分の所業の数々を深く反省しており自分なりの方法で贖罪しようと努力していたため、総合的に見ればフレイも「ナチュラルとコーディネイターの相克の中で、人生や運命を狂わされた被害者」だったと言える。ただ、反省するのが余りにも遅過ぎたことが悔やまれてならない……。
キラにとっては初めて好きになった女の子であるフレイの死は壊れかけていたキラの心にトドメを刺し、終戦直後の彼は生きる気力が消えかけそうな状態になってしまっていた……。
続編のDESTINYでは、フレイについて直接触れられていない。
しかし、終盤でラクスの搭乗艦であるエターナルがザフトの艦隊の襲撃を受けていると聞いたキラが居ても立ってもいられず、カガリからストライクルージュと大気圏突破用のブースターを借りて救出に向かったことから、キラがフレイを眼前で喪った悪夢に苦しんでいるだろうことは推測出来る。
第三クールのEDでは、オーブの海岸に連合・オーブのキャラクター達が生死を問わず集合する中、キラとラクスの後ろに佇む姿が描かれている。
ゲームでの活躍
Gジェネレーションシリーズ
GジェネレーションSEEDにデビューして以来、着実に参戦したが、出席率は低調な方。
パイロット起用することも可能ではある。
スーパーロボット大戦シリーズ
スーパーロボット大戦シリーズではガンダムSEEDよりも続編のガンダムSEED DESTINYの方が参戦機会が多いため、登場回数は少なめ。
・原作準拠
初登場ながら悪女方面が強く描写され、登場期間が短いこともあってキラ以外にその死を悲しまれないなど、非常に不遇だった。
但し、フレイのキラに対する強い憎しみを高いニュータイプ能力で感じ取ったカミーユ・ビダンが彼女の行動に一定の理解を示している場面や、リアル系男性主人公のクォヴレー・ゴードンが「フレイの存在がキラの戦う意味の重要な部分となっていた」と語る場面がある。
また、ケイサル・エフェスとの最終決戦の際、ナタルやトールと共に霊魂としてαナンバーズに力を貸している(この時に、フレイはキラやサイに謝ることが出来たと思われる)。
第3次αに対して自軍部隊のメンバーとそれなりに交流していたため、明確に「仲間」と認識されており、死亡イベントの際にはキラだけでなく、その場にいた全員がクルーゼに対して怒りを爆発させている。
『スーパーロボット大戦Z』シリーズ
第2次Z再世篇と第3次Z時獄篇において、直接登場こそしないもののキラの台詞の中において彼女について言及しているものが存在する(DESTINYのキラがフレイについてはっきり語るのは今作が初となる)。
第2部より登場。SEED本編のシナリオがかなり省かれているので前半で行った行動は直接は描写されない。
原作同様、キラに対して八つ当たり同然の暴言を吐いてしまうが、自らの過ちを今作の主人公であるカズマ・アーディガンに全てを話すことで少し気持ちが楽になる。
その後、クルーゼにNジャマーキャンセラーのデータを持たされ、ドミニオンに回収される間際に、ノイ・ヴェルターに保護されるというif展開となる。
ちなみにドミニオンに回収される(原作通りの展開を辿る)とゲームオーバーになる。
そこでキラと再会し、今までのことを全て謝罪し、最終決戦後はサイと寄りを戻した。
ドミニオンに回収されなかったことや原作では初対面時に自らが理不尽な罵声を浴びせたことくらいしか関わりがなかったラクスの命懸けの行動によって悲惨な最期を迎えることなく生存した(更にコーディネイターに対する偏見も消えて無くなっており、初めて本当の意味で父から自立することができて大人になったと言える)。「キレイなフレイ様」と言う人も。
また、プレア・レヴェリーの看病を風花・アジャーと共に行っており、クルーゼと似たような出自故に長くは生きられないだろう彼を心配していた。
ED後は元婚約者のサイと復縁するか、カズマと結ばれるかは分からないが、最良の結末を迎えたのは確かだろう。
メインストーリー2章でのメンデル攻防戦でドミニオンに回収されてクルーとなった後、ヤキンの戦いで原作通りクルーゼに殺されかけるが、刹那・F・セイエイによって救われ、無事にキラやサイ達と再会を果たし、その後は地球へと帰還する。
ただ、原作イベントはそこで終わらず、メインストーリー3章にて「DESTINY」の物語へと突入することになる。
以降はストーリーから音沙汰無しだったが、12月のアップデートで、 本来ならば決して見ることがなかったキラのストライクフリーダムガンダムの専用演出対象とした新支援パーツ として登場。
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余談
企画段階ではモビルスーツのパイロットになるという案もあったらしく、実現していればストライクルージュはカガリではなく彼女の搭乗機になる予定だった。
その案や上述のGジェネでのパイロット適性もあってか、二次創作などではパイロットとしてキラ達と共闘、あるいは敵対して戦うという作品も多い。
また、フレイの死亡退場はある時期から決まったらしく、両澤千晶は生前、フレイを「無敵超人ザンボット3」のような人間爆弾にして、最期を迎える案を出したが、流石に福田監督から却下されたそうである。後に「SEED FREEDOM」ではそのネタが意外な形で拾われる事となる。
終盤に戦死するキャラで有名になってしまったためか、HDリマスター版OPは1期の「INVOKE」からして彼女の戦死を示唆するネタバレをしてしまっている。
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ステラ・ルーシェ:中の人が同じ次回作のヒロインの1人。 彼女も悲劇的な最期を迎えてしまうが、最終話で家族や初恋だったステラを戦争によって奪われた悲惨な過去に囚われ苦しんでいたシン・アスカの心を救った。
メイリン・ホーク:「赤い髪」という共通点を持つ、次回作のヒロインの1人。
蓬仙あおい:無限のリヴァイアスのヒロインで、中の人も同じ。更に彼女の幼馴染である相葉兄弟もサイやキラと中の人が同じ。
リュ・ヘナ:フレイと同じ、紫朱色の髪の毛がポイント。だが目色は違う。
ミスマル・ユリカ:中の人&お嬢様・戦艦の女子クルー繋がり。ただし彼女はそこの戦艦の艦長で、性格は陽気で天真爛漫。ちなみに主人公とは劇中でキスまでは発展したものの、肉体関係までには結局至らなかった。
有り得たかもしれないフレイの成れの果て
カテジナ・ルース:序盤はサブヒロイン、中盤は敵女、終盤はラスボスを務めた女性。「お嬢様」という共通点を持っている。こちらは家族との関係が良好ではなかったことがフレイとの大きな分岐を生んだと思われる。
その所業故に、フレイ以上の凄惨な末路を迎えている。
セイラ・マス:特に小説版機動戦士ガンダムにおける主人公との関係と描写のオマージュと思われる。
ルイス・ハレヴィ:似たような境遇からフレイとはよく引き合いに出される。但し、彼女はPTSDや薬物投与の後遺症を患いながらも最終的に生存している。