「俺はライダーの運命を変えてみせる……!」
変身者
・手塚海之
概要
占い師の手塚海之が変身する。基本カラーは紅色。後頭部に伸びた弁髪が特徴で、どことなく中国風な印象を受ける。
エビルダイバーに乗っての空中殺法やコピーベントでコピーした相手の武器を使った白兵戦を得意とする。
苦戦する描写が多いが、ガルドサンダーと互角に渡り合ったり、初戦でナイトを追い詰めたりと、実際の戦闘力は高い部類に入る。
後頭部の弁髪状のパーツ「ライアエンド」は設定上は伸縮自在で、劇中での描写はないが敵の拘束に利用できる。
召喚機はエビルバイザー。
左腕にあるエイを模した小楯型の召喚機。アドベントカードをベントインする際は、エイの背中部分を開き、そこにカードを装填する。劇中では使用されなかったが、ヒレを切断攻撃に使用することが可能であり、『小説 仮面ライダー龍騎』では「もう一つの武器」と称されている。
一応取り外しは可能らしく、『仮面ライダー龍騎スペシャル 13RIDERS』では仮面ライダーベルデに攻撃された際に外れている他、『ネット版 オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー 〜ガチで探せ!君だけのライダー48〜』のライアメイン回では装着すらしていなかった。
本来は斉藤雄一という人物が変身するはずだったが、戦いを拒否し、ミラーモンスターによって殺されてしまったため、戦いを止めるべく斉藤の友人である手塚が引き継いだ。
劇中では数少ない善玉ライダーであり、秋山蓮の運命を変えようと彼が戦うのを止めようとしたり、城戸真司/仮面ライダー龍騎とも共闘した。
スペック
身長 | 190cm |
---|---|
体重 | 92kg |
パンチ力 | 200AP(10t) |
キック力 | 300AP(15t) |
ジャンプ力 | ひと跳び40m |
走力 | 100mを5秒 |
アドベントカード
エビルダイバーを召喚。4000AP。
- スイングベント
エビルダイバーの尾を模した伸縮自在のムチ「エビルウィップ」を召喚。2000AP。
巻き付けて捕らえた相手に高圧電流を流すことも可能。
目の前のライダーの装備をコピーする。TV本編では仮面ライダー龍騎のドラグクローやドラグセイバー、仮面ライダーナイトのウイングランサー、『RIDER TIME 龍騎』では龍騎のドラグクロー、仮面ライダーガイのメタルホーンをコピーした。
必殺技「ハイドベノン」を発動。5000AP。
エビルダイバーの背に跳び乗って滑空突撃し、電磁カッターと化したヒレで敵を切り裂く。
契約モンスター
水中活動だけでなく空中を飛行することもできる。主への忠誠心は強く、それこそ主の仇を討とうと執拗につけ狙うほど。
スイングベントで己の尾部を模したエビルウィップを与える。
ライア死亡後は仮面ライダー王蛇に強制的に契約させられてしまった。ユナイトベントで獣帝ジェノサイダーの背中の翼に変化する。
『龍騎』以降の活躍
『仮面ライダーディケイド』
第6話では『龍騎の世界』の仮面ライダー裁判に参加していた。
第24話では梅盛源太ことシンケンゴールドに対抗するべく、仮面ライダーシザースと共に仮面ライダーディエンドに召喚される(寿司職人である源太に合わせ、海産物ライダーをチョイスしたと思われる)。先にシザースが撃破された後もシンケンゴールドと互角の戦いを繰り広げたが、骨のシタリの命令で乱入してきたチノマナコの攻撃に巻き込まれて消滅した。
『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』
共闘を拒否して襲いかかってきた仮面ライダー王蛇と仮面ライダーキックホッパーを妨害するため、仮面ライダーガイ・仮面ライダーパンチホッパーと共に大樹に召喚され、ガイと共に王蛇と交戦した。
視聴者からはこの光景を指して「ジェノサイダー爆誕しそう」などと囁かれていた。
『RIDER TIME 龍騎』
『仮面ライダージオウ』のスピンオフ作品。当時以来17年ぶりに手塚海之が変身するライアが登場する。
今作でも城戸真司と共に行動しているが・・・。
『仮面ライダーアウトサイダーズ』
EP1「鏡の世界(ミラーワールド)のお宝と王蛇の帰還」に登場。ライダーバトルのない世界で、再び始まったライダーバトルに参戦していた。変身者は不明。
しかし、ゾルダやガイとの戦闘中に乱入してきた王蛇の襲撃を受け、あっさり倒され消滅した。
PS『仮面ライダー龍騎』
プレイアブルキャラとして使用可能。
また、相手が仮面ライダーであった場合、一回のバトルにつき一回だけコピーベントで相手の武器をコピーする事が可能だが、ガードベントや召喚機はコピー不能となっている(つまり、機能をバイザーに依存したサバイブの武器もコピー不能というわけである。)。また、コピーした武器の持ち主の動きまでコピーしてしまうため、操作性に非常にクセのあるキャラと言える。
また、エビルダイバーと契約した王蛇も同じ戦法を取ることが出来る。
コピー可能な武器
仮面ライダー | コピーできる装備 |
---|---|
仮面ライダー龍騎/仮面ライダーリュウガ | ドラグクロー/ドラグセイバー |
仮面ライダー龍騎ブランク体 | ライドセイバー(折れると、龍騎のボイスが鳴る) |
仮面ライダーナイト | ウイングランサー |
仮面ライダーシザース | シザースピンチ |
仮面ライダーゾルダ | ギガホーン/ギガキャノン/ギガランチャー |
仮面ライダー王蛇 | ベノサーベル |
仮面ライダーガイ | メタルホーン |
仮面ライダーベルデ | バイオワインダー |
仮面ライダーファム | ウイングスラッシャー |
仮面ライダータイガ | デストクロー |
仮面ライダーインペラー | ガゼルスタッブ |
仮面ライダーオーディン | ゴルトセイバー |
『仮面ライダーバトル ガンバレジェンズ』
第3弾でSRとしてDCDに初参戦。レジェンズは番組前半の味方側のレギュラーキャラを優先させる傾向があり、なんと早期参戦が常であった王蛇より先に参戦した。さらにゲーム作品では放映当時のpsゲーム以来の高野八誠氏のオリキャス。
ナイトやゾルダのように召喚機が剣や銃などではないため武器アイコンは何も所持していない素手であり、同弾で龍騎ライダー2人を条件とするアビリティを所持しつつ同じく素手のLR龍騎との相性が良い。
2人で戦いを止める、という決意をゲーム中の能力で再現したかのようである。
ドラゴンナイトの流用がきいたクライマックスヒーローズ以来の参戦、更にオリキャスのゲーム出演としては放映当時以来ほぼ20年ぶりであり、まさかのサプライズ参戦にファンを沸かせた。
『小説 仮面ライダー龍騎』
仮面契約者の1人であるライアとして登場。
王蛇と戦っていたが、最終的にはベノサーベルでバラバラに解体され、ベノスネーカーに食われてしまった。
手塚だったかどうかは不明だが、地の文では「運命を読む」など手塚を意識したと思しき表現が用いられている。
演じた俳優
映像作品
俳優
- 『仮面ライダー龍騎』
- 『仮面ライダー龍騎スペシャル 13RIDERS』
- 『仮面ライダージオウ スピンオフ PART2『RIDER TIME 龍騎』』
スーツアクター
- 『仮面ライダー龍騎』
ゲーム
声優
- 『仮面ライダー クライマックスヒーローズ』シリーズ(ソース)
『KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT』
名称は仮面ライダースティング。
海兵隊志願の青年、クリス・ラミレス(フルネームはクリストファー・ラミレス)が変身。19歳。
日本語吹き替えを演じたのは神谷浩史。
仮面ライダーライアサバイブ
公式作品では登場しない最強フォーム。なお、手塚が最初に疾風のサバイブカードを受け取っていたことから、公式でも数回触れられている。
雑誌『宇宙船』の1コーナー『妄想戯画』に、『龍騎』のクリーチャーデザインを担当した篠原保が「ライアがもし疾風のサバイブカードを使用していたら」という設定の下デザインしたライアサバイブのイラストが掲載された。
同時に「もし斉藤雄一がその場に現れたガルドサンダーと契約していたら」という設定の下デザインされた、その気になってガルドサンダーと契約しちゃった斉藤雄一のイラストが掲載されている。
余談
「ライア」とはラテン語で「エイ」を意味する。
「ウソつき(liar)」を意味しているのでは、とも言われるが公式設定ではない。単なる偶然だと思われるが、本編での最期と後年の続編では…
ちなみに企画当初はライアは手塚ではなく、芝浦淳が変身するライダーの予定であった。
『RIDER TIME』の時点でスーツに相当ガタが来ており、背中から尻にかけて破けているシーンがある。
関連タグ
仮面ライダービースト:原作で味方だが、他媒体では悪役だったサブライダー。怪人を使役する。
仮面ライダーレーザー:多人数ライダー作品の主人公の協力者が変身するサブライダー、「黒幕によって開発された主役ライダーと同じ変身ベルトを使用する」「キーアイテムと連動する武器を使用する」「頭部は攻撃もできる」「主役ライダーのドラゴンの力を持つ武器を使用した事がある」「紫のダークライダーのライダーキックを受けた事で致命傷を負って死亡し、武器を奪われてしまう」「命日が年中行事の日」「変身者が物語終盤で復活する」「嘘が関係する(こちらは変身者が嘘つき)」といった多くの共通点がある。
ウルトラマンアグル:手塚を演じた高野八誠氏が演じる変身ヒーローで、水が関係する。