概要
1996年にSFCで発売されたスーパーデラックスのリメイク版だが、ただ単にリメイクされただけでなく、新たに追加要素があるなど、まさにウルトラといえる内容となっている。
なお、スーパーデラックスのモードはミニゲームも含めてすべて収録されているが、2人対戦は出来なくなっている。
一部敵キャラのデザインの変更、「洞窟大作戦」の宝物など、細かい変更点が見られる。
ゲームハード的にはボタン配置が完全に一致してはいるが、一部の操作がSFCの頃とは異なっているので注意が必要である。
余程の事が無い限りコレが発生するリスクは無くなった。
新モード
大王の逆襲
いつもカービィにやられてばかりのデデデ大王が、ついにリベンジを果たす物語。
初代カービィのEXステージ+メタナイトの逆襲のパロディ、といった感じで全体としては「はるかぜとともに」の上位版。
最終ボスはマスクドデデデ。その他のボス・中ボスも飛行砲台カブーラーやファンファンなどSDXには居なかった者のみになっている。
ヘルパーマスターへの道
「格闘王への道」ににたようなモードだが、ヘルパー操作である以上、コピーが固定される。一方、ボスの登場順番も固定される。
最終ボスは魔王ワムバムジュエル。20人全てのヘルパーで倒すと……。
メタナイトでゴーDX
おのれの力を試すために、メタナイトが冒険に出る物語。
ヘルパー(ブレイドナイト、ソードナイト)とともに、操作は「ソード」とほぼ同じであるが、それに加えてヘルパー召喚・回復・高速移動・マッハトルネードをポイント消費で使用できる。
順番は「はるかぜとともに」、「白き翼ダイナブレイド」、「洞窟大作戦」、「メタナイトの逆襲」、「銀河に願いを」となっている。
最終ボスはギャラクティックナイト。夢の泉デラックスのメタナイトでゴー!同様、タイムアタックであり、こちらはチャプター毎にセーブできる。
真・格闘王への道
その名のとおり「格闘王への道」の上位種だが、ボスが新モードに出てくるものだらけで、かつ回復アイテムが少ない以上、非常に難易度が高い。
最終ボスはマルクソウル。このゲームの真のラスボスでもある。
サブゲーム
「タッチ!刹那のカルタ取り」「爆裂コンベアタッチ!」「タッチ!早撃ちカービィ」の3種類のサブゲームが最初からプレイできる。一方、SDXから引き継がれたサブゲームは、特定のモードをクリアしないとプレイできない。
- タッチ!刹那のカルタ取り
上画面に表示されるカルタと同じ絵柄のものをタッチして取るゲーム。3枚取った人が勝ち。
カルタが表示される前にタッチするとお手つき(1回休み)になってしまう。
カービィは刹那の見斬りのようにちょんまげ姿になっている(韓国語版のみかちわりメガトンパンチのファイター同様鉢巻を巻いている)。
なおカルタのうち、ペイントローラー・ナイトメアウィザード(以上夢の泉の物語)・リック・カイン・クー・アイスドラゴン・剣士ダークマター(以上星のカービィ2)・バルーンボンバー(カービィのエアライド)・ダークメタナイト(鏡の大迷宮)・ドロシアソーサレス・デデデボール(以上タッチ!カービィ)は本作未登場のキャラ(ストーンの変身パターンや「はるかぜとともに」の背景での出演を除く)。
- 爆裂コンベアタッチ!
ベルトコンベアに乗って流れてくる食べ物を食べるゲーム。
時折毛虫・爆弾・岩といった障害物も流れてくる(食べると減点・カービィが怯んで短時間操作不能になる)ため、タッチ操作で除去する必要がある(毛虫は1回、岩は2回タッチで消せる。爆弾は消せないが、タッチすると相手のベルトコンベアに弾き飛ばせる)。
食べ物を連続で食べていくとコンボが発生し、獲得できるポイントが上がる。特にマキシムトマトはポイントが高い。
30秒経過すると「席替え」になり、操作する位置が変わる。
BGMは「こうじょうけんがく」のアレンジ。
- タッチ!早撃ちカービィ
画面に次々と出現する的をタッチして銃で撃つゲーム。
弾は8発までしか撃てず、弾切れしたら下画面をタッチしてリロードする必要がある。ボンバーを打つと減点されてしまう。
後に『Wiiデラックス』のわいわいマホロアランドにて再録された。
登場するコピー能力とヘルパー
あれこれ
その他
制作秘話
当初は「スーパーデラックスPlus」という名称で開発が進められていた。企画書ではどこがPlusになっているのか詳細に書かれている。
その頃は要素を少しだけ追加する程度だったが、プロデューサーの谷村正仁氏(現・HAL研究所社長)から「もっとデラックスなものにしてほしい」というリクエストがあったため「スーパーデラックス・デラックス」というタイトルになり、さらに略して「デラデラックス」になった。
原作よりもテンポよく進めるように調整されているが、追加モードによって難易度の幅が広げられている。
また、新規コピー能力を追加する案もあったのだが、「ゲームバランスが崩壊する可能性がある」という理由で結局追加されなかった。
BGM・ムービー
「はるかぜとともに」で初代星のカービィのタイトル曲が追加されたほかに、SDXから変更されたものがある。新曲は全44曲。
極力スーパーファミコンの音源をDS向けに再現したものが使われているが、「銀河にねがいを:スタッフロール」が原曲よりも半音低くなっているなど相違点もある。
ストーリーデモはSDXを元に3DCGのムービーになった。ただし一部のアングルが変更されているほか、オープニングは低確率でレアパターンが見られる。
条件を満たすとSDXでのストーリーデモが見れるモードが開放される。
真・格闘王への道をクリアするとNGシーン集(毛虫が顔に堕ちてきて卒倒するカービィ、ボールから落ちるマルク、マスクドデデデ戦でやられて吹っ飛ばされるカービィなど)、クリア率を100%にするとカービィが劇場でカービィダンスをするムービー「カービィマスター!」が見られるようになる。
関連タグ
マスクドデデデ ワムバムジュエル ギャラクティックナイト マルクソウル
熊崎信也 ディレクターとしてのデビュー作。
表記揺れタグ
類似品に注意
ウルトラスーパーデラックスマン(藤子・F・不二雄のSF短編漫画で、こちらが先に世に出ている)