プロフィール
出身地 | 日本 |
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誕生日 | 1964年7月21日 |
身長 | 175cm |
体重 | 85kg(旧設定:68kg) |
スリーサイズ | B:112 / W:81 / H:85 |
血液型 | O型 |
好きな物 | 武道一般、水ようかん |
嫌いな物 | 蜘蛛 |
特技 | どこでも寝られる、ヒッチハイク |
格闘スタイル | 暗殺拳をルーツとする格闘術 |
主な担当声優
- 石塚堅(『ZERO』~『MSH VS. SF』、EXシリーズ、『MARVEL VS. CAPCOM 2』)
- 森川智之(『ZERO3』~『NAMCO X CAPCOM』)
- 保志総一朗(『スーパーパズルファイターⅡX』、『ポケットファイター』)
- 『スパズル』では新規収録分のみで、石塚氏のものと併用されている。
- 高木渉(『Ⅲ』1st・2nd)
- 大川透(『Ⅲ』3rd)
- 『Ⅳ』以降では剛拳を担当している。
- 高橋広樹(『Ⅳ』以降)
- カイル・エベール(『Ⅳ』以降の英語音声)
- 島田敏(『Ⅱ』のドラマCD)
- 清水宏次朗(『ストリートファイターⅡ MOVIE』)
- 辻谷耕史(『ストリートファイターⅡV』)
- 大塚明夫(『よみがえる藤原京』)
概要
カプコンの対戦型格闘ゲーム『ストリートファイター』シリーズなどに登場するキャラクターで、格闘ゲーム界の生きる伝説。
1987年に『ストリートファイター』(以下『Ⅰ』)の主人公、1P側のプレイヤーキャラクター「隆」として初登場する。
本作はそれほど注目されていなかったが、続編である『ストリートファイターⅡ』(以下『Ⅱ』)以降、不動の主人公キャラとして君臨することとなる。
『ストリートファイターⅢ』(以下『Ⅲ』)ではアレックスが主人公という事になっているが、リュウの存在があまりにも偉大だったこと、アレックスの見た目や技構成が主人公らしくなかったこと、キャラ選択時のカーソル初期位置がリュウであること等が重なり、アレックスが「主人公(笑)」というレッテルを貼られてしまったほど。
また、当時の『Ⅱ』人気と共に一般にも浸透し、未だに格闘ゲームの代名詞的キャラとして認知されている。
その他に「波動拳」コマンドなどといった彼の必殺技を意識して、派生させたコマンドや技が後続の格闘ゲームの定番となっていき、その影響たるや凄まじいものがある。
今や彼はロックマンと並ぶカプコンの看板キャラクターとなった。
容姿
ぼさぼさで無造作な髪形をしている。髪の色は黒もしくは濃い茶色(『Ⅰ』のみ赤)。体は均整のとれた筋肉をしている。
赤い鉢巻(『Ⅰ』・『ZERO』シリーズでは白い鉢巻)に、白い道着、手には赤の篭手(グローブとされることも)を嵌めている。足は素足である(『Ⅰ』のみ赤いクンフー靴を履いていた)。また過酷な修行の為道着はボロボロであることが多い。
『6』ではこれまでと違いヒゲが生えており、より筋骨隆々の姿となっている。道着は下のみ履いており、上半身は素肌に袈裟のような布を肩からかけて、腹に晒を巻いているだけとなっている。また、足には草履のようなものを履いている(『Ⅴ』のコスチューム『戦闘服1』もヒゲで上半身裸だが、それとはまた違う容姿)。
これまでのヒゲなし、上下道着の容姿は『クラシックコスチューム』として選択可能になっている(公開されている開発画像ではそれでも薄っすらとヒゲが確認できる)。
2023年12月から各キャラに追加されたOutfit3シリーズでは、「たまに修行している山から町に降りて来る時」という設定で描かれた普段着リュウが選べる。以前は町中でも道着姿で彷徨いていたため春麗に咎められ、彼女に買ってもらったスカジャンを着てエドモンド本田から貰った雪駄を履き、銭湯帰りのイメージで頭にタオルを巻いているという格好だが、公開後しばらくの間は一部のプレイヤーたちから「ラーメン屋みたい」という反応も。
アニメ『ストリートファイターⅡV』では鉢巻を着けておらず、『バーチャファイター』シリーズの結城晶に似た逆立った髪型となっている(画像左側)。
性格
実直で誠実、常に自分より強い相手を探し求め、「真の格闘家」を目指して世界中を放浪している。
真面目すぎるため、ときとして冗談が通じなかったり、空かされたりもする。
良い意味でどこまでもストイックであり、自分を貫き通し、他者の強さを尊重する姿勢から、作中に登場する多くの人物に影響を与えている。
一方、高すぎる格闘家としての資質から「殺意の波動」に悩まされることもあり、このことから豪鬼に同族として死合うことを目的に付け狙われている。
また、シリーズによってはこの格闘家としての高い資質から、ベガにも新たな肉体の候補として狙われたことがあった。
後に「殺意の波動」に関してはある程度克服し(『Ⅴ』以降の時系列では)、自身の波動と組み合わせて新たな技として昇華させている。
後述の外部出演作品で数多くの世界を見ている所為か、各異世界に飛ばされたり、同業者はもちろんだが人外、モンスター、神、妖怪、魔法使い、超能力者、超人を見ることには慣れきっている(ストリートファイターの世界でも既にヨーガの奇跡やソウルパワー、殺意の波動といった人知を超える力を体験している)。
そのため多少の超常現象には動じず、あわよくば普段できない修行やまだ見ぬ強者と対戦できたり、共に戦って行動したりと嬉々として異界を満喫するほど図太い神経の持ち主でもある(中にはアクションゲームや格闘ゲーム出身ではないキャラも居るが…)。
『ZERO3』で「住所不定・無職」と設定されたことがあり、またボロボロの道着で裸足という風貌も相まって「貧乏」とネタにされることも多い。
なお、公式からは「貧乏という設定を作った覚えはない」「ちゃんとお金は持っている」と明言されている。あきまんによれば、手持ちの金がなくなればギャングの用心棒の仕事をしたり、ストリートファイト(自分に賭けるなど)で稼いだりしているらしい。また一部ゲームやアニメの一部作品では、実際に自炊のための食材を購入したり外食するなどで金銭を持っている描写がある他に、遠征先で鍛錬を兼ねた肉体労働や短期間の飲食店でのアルバイトのような形で働いているとも設定されている。
『6』の「ワールドツアーモード」においては、弟子入りして交流を深めることで普段語られることのない彼の修行以外の私生活や懐事情を彼から聞くことができる。
基本的には上記のように現地で稼いだ金を路銀として使っているが、たまにクレジットカード(それもブラックカード)も使うことがあると発言している。カードはケンに持たされたものであるが、リュウ自身の貯金口座に紐付けされているとのことで、ケンから借金しているわけではない。
口座にはリュウが獲得した格闘大会や武術大会の優勝賞金等が振り込まれており、ケンがリュウの口座に賞金が振り込まれるようにしてくれているらしい。具体的な貯蓄度合いは不明だが(少なくとも現在のリュウのような消費支出であれば)生涯無くなる事はない程の蓄えはあるらしい。
戦い以外の物事に関心があまりなく、持ち物はごく少量で趣味なども特に描かれていない。また機械に疎いようで、先述のワールドツアーモードではメールを全文ひらがなで返答している。しかし飲み込みは速いようで、交流を続けるうちに漢字を使えるようになり、メールにスタンプを使ったり、プロフィールのアイコンが変わったりと器用に使いこなしている。
本人は便利だと認めているものの、やはり大事な話は実際に顔を合わせてしたいと思っている様子。
「格闘家としてまだ自分は未熟」という考えから弟子は取らないスタンスだが、拳を交えて主人公の熱意が伝わったのか、「一緒に修行をするなら稽古を見てあげても良い」という形で弟子入りすることになる。
性能
主人公らしく、攻守ともにバランスが取れた扱いやすい性能を持つ。
「初心者から上級者まで」と紹介されることもあるが、『Ⅱ』稼働当時はコマンド入力式の必殺技は初心者には難しく、特に昇龍拳コマンドは格ゲーを始めた者が最初にぶつかる壁とも言われていた。
初心者でも技を出しやすい、扱いやすいという意味でなら、溜め式・連射式の技を持つガイルや春麗の方が当てはまるが、本作においては、やはり瞬間的に技を出せるコマンド入力式のキャラを中心としたゲームバランスになっているため、リュウのような波動昇竜キャラでスタンダードな戦い方を覚えた方が、その他のキャラの強み・弱みもよく理解でき、持ちキャラを変更することもたやすい。
このため、「初心者向け」というよりは、「初心者がまず慣れておくべきキャラ」という方が正確である。
バランスが良いということは逆に言えば突出した強さが無いとも言えるため、ゲームの腕前が強さに反映されやすいキャラでもある。
リュウのホームステージ
リュウのステージは日本で、朱雀城という架空の城が舞台となっている。
詳細はリンク先を参照。
初代『ストⅡ』では夕方で左右に風林火山の看板が設置されている。『Ⅱ'』と『Ⅱ'ターボ』は夜で『スパⅡ』と『スパⅡX』は昼間となっている。
ZEROでは日本の町中の路上で、ZERO2では夜の雪が積もった朱雀城の見える丘、ZERO3では夕暮れの朱雀城が見える岩場となっている。
『ストⅢ・ストⅢ2nd』は山奥の温泉の露天風呂、『ストⅢ3nd』では朱雀城の塀の屋根瓦の上となっている。
「6」では玄武寺という、桜景色が風雅な寺院がホームステージになった。北を守護する四神・玄武の名は上記の南を司る朱雀に対したものだろう。
人間関係
親友であり、同門の終生のライバル。
リュウの赤い鉢巻は彼の髪留めのリボンをもらったのが始まり。それ以前は白い鉢巻だった。
本編内ではあまりその交流について語られることはないが、『5』や『6』のストーリーなどで関係は良好らしいことがうかがえる。また一部のメディアミックスでは(春麗が)恋愛対象として意識している、あるいは周りが二人が「良い仲」であると感じている、というような描写がなされている。
ムエタイの帝王。
当初は自分を倒したリュウを憎んでいたが、戦いを重ねるごとに考えが変わり、後に良き友となる。
アメリカ空軍少佐。
初登場である『Ⅱ』のプロフィールに「嫌いなもの:日本でリュウに食わされた納豆」と表記されており、詳細は不明だが何らかの交流があったらしい。
後続作品でありながら時系列上は過去にあたる作品(『ZERO3』)ではこれが無いので、おそらくはその間の時期の出来事だと思われる。逆に時系列上『Ⅱ』よりも後の話になる『Ⅳ』、『Ⅴ』には当然「嫌いなもの:日本でリュウに食わされた納豆」と記載されている。
リュウに憧れている女子高生。
技が似てないこともないサイキョー流の使い手。実はリュウやケンの師匠である剛拳に師事していたため、一応リュウ達の兄弟子にあたる人物(ただし、父の仇であるサガットへの憎しみを理由に破門されているためリュウ達との直接の面識はなかった)。本人同士の面識はなかった癖に剛拳にさくらやサガットとリュウと深い関わりのある人物とはわりと関係性が高い。
リュウの強大な力と肉体を付け狙う、犯罪組織シャドルーの総帥。
最も因縁のある宿敵。
師匠。当初は豪鬼に殺されたと思われていたが、後に生存が判明した。
暗殺拳の開祖で、剛拳の先代。
ほぼすべての格闘ゲームキャラクターに対し先輩となるリュウだが、作品ごとに火炎のイメージを強めていったケンとの差別化もあってか、上述の殺意の波動の克服によって後付けで電刃波動拳や雷光波動拳や稲妻を纏った真昇龍拳などを習得していったため、結果的に電気技使いとしてはブランカの後輩という立場になった。
現状、この点に注目した公式ストーリーの展開は無いようだが、ファン界隈では「殺意の波動抜きで電気を出せるブランカはなんなのか」などと比較されることも。
代表的な技
特殊技
- 鎖骨割り
しゃがんでいる相手に向かって打ち下ろすパンチで、中段攻撃(しゃがみガード不可)。
古参のプレイヤーからは前+中パンチで出ることから「中ゴス」と呼ばれている。
- 鳩尾砕き
前進しながら2ヒットするボディブローを繰り出す。
古参のプレイヤーからは前+大パンチで出ることから「大ゴス」と呼ばれている。
- 旋風脚
6で新たに習得した新技で、飛び上がりながら横に蹴るソバットキックに近い技。
相手の下段からの攻撃を躱しながら攻撃出来る。
- かかと落とし
文字通りかかとを落として攻撃する。
通称「ネリチャギ」
攻撃判定が2回存在し、ヒットした場合どちらでも必殺技にキャンセルが出来る。
- 上段ニ連撃
Vで追加された大パンチ→大キックと入力すると出せるターゲットコンボ。
突きから回し蹴りで攻撃する。
後のアップデートにより電刃練気にキャンセル出来るようになった。
- 不破三連撃
6で追加された中パンチ→小キック→大キックと入力すると出せるターゲットコンボ。
フックから下段回し蹴り、そして後ろ回し蹴りの様な蹴りで攻撃する。
初期ではあまり注目されていなかったが、後のアップデートにより、電刃練気にキャンセル出来るようになった。
必殺技
両手で練った気を前方へ放つ技。
- 灼熱波動拳(ファイヤー波動拳)
炎を纏った波動拳を放つ。
元々はお遊び要素(ただの色違い波動拳)だったが、Xで正式に実装される。
ストリートファイターⅤ以降は使用していない。
拳を突き上げて飛び上がる技。
空中で回転しながら蹴りを連続で繰り出す。
- 上段足刀蹴り
『Ⅲ』以降の作品で実装。足の側刀部分で踏み込みながら蹴る。
- 波掌撃
『V』ではVリバーサルだったが、『6』では必殺技として実装された。いわゆる「飛ばない波動拳」で、目の前に気を爆裂させる。
スーパーコンボなど
- 真空波動拳
波動拳を複数重ねて撃つ技。作品によって3~6回ヒットする。
『MARVEL VS. CAPCOM』シリーズや『タツノコ VS. カプコン』などではかめはめ波のようなビーム状になっている。
- 滅・波動拳
『ストリートファイターⅣ』(以下『Ⅳ』)におけるウルトラコンボ。
真空波動拳の強化版で8回ヒットする。
カプエスの殺意リュウの同名の技とは別物。
- 真・波掌撃
『ストリートファイター6』におけるLV2スーパーアーツで、波掌撃の強化版。
発生が早く連続技に使える。また溜めることにより最大3までヒット数が増える。
最大溜めヒット後、場合によっては真空波動拳等で追撃出来る
また、電刃錬気中に性能が強化され、こちらではどのような技でもヒット後に追撃可能。
- 電刃波動拳
電気を帯びた波動拳を放つ。
通常の波動と殺意の波動を層状に練る事で電気を生じさせているという設定。
『Ⅲ』では溜めが可能なガード不能技で最大5回ヒットし、特大な気絶値を与える。
『Ⅴ』では純粋に真空波動拳の上位版として扱われており、7回ヒットする。
『スーパーストリートファイターⅣ』(以下『スパⅣ』)では剛拳が使用。
『6』では電刃錬気ストックがある状態で真空波動拳を出すと使える。ヒット数は変わらないがダメージが2割ほど高い。
- 真空竜巻旋風脚
竜巻旋風脚の強化版で、その場で高速回転をする。
作品によってはスーパーコンボではなくEX技やOD技として扱われることも。
気合いを込めたショートアッパーの後、逆の腕による昇龍拳で打ち上げる。
リュウの使う技の中では最も威力が高く、彼を象徴する技となっている。
- 滅・昇龍拳
『ZERO3』では踏み込んでの肘打ちから昇龍拳に繋げる技で、初段が遠い間合いでヒットすると真・昇龍拳に変化する。
『スパⅣ』では真・昇龍拳を表裏反転させたような技だが、拳に黒い波動を纏っているなど細部が異なり、一発が重い。
キャラ性能
- 初代ストリートファイター
この頃はリュウが1P側でケンが2P側固定(キャラの選択は不可能)で性能は同じ。
- ストリートファイターⅡ
この頃もケンとの性能はほぼ同じ(同キャラが出来なかったため、ケンは主人公のリュウと同じ性能のキャラとして作られていた)。
波動拳の硬直が長め、竜巻旋風脚でダウンを奪えない…等で弱キャラの位置づけであった。
また、同じ強さのはずであるリュウケンで、同じ強さのCPU同士で対戦させると何故かリュウが負け越すという謎があったが、開発者が「オミットしたはずのカウンターヒットの仕様がなぜかリュウだけ残っていた」と明かしている。
そのため、「当時はケンのほうが強いと聞かれて否定していたが、実のところ『仕様の都合でリュウのほうが弱い』というのが正しかった」と言及している。
- ストリートファイターⅡ´
この作品から同キャラが可能になったためケンとの性能の差別化がされていく事となる。
波動拳の硬直を短く、竜巻旋風脚でダウンを奪える等の調整が施された。
- ストリートファイターⅡ´ターボ
さらに改良が加えられた。
- スーパーストリートファイターⅡX
超必殺技の真空波動拳が追加され、あらゆる性能がハイスタンダードでまとめられたことから上位キャラとなっている。
あのウメハラをして「Xのリュウガイルは至高の組み合わせ」と言わしめるほど。
- ストリートファイターⅤ
発売当初は昇龍拳で2割といった非常に強いキャラだったのだが、戦いに参加していないと言われるレベルの弱体化を受けてしまう。
その弱さはリュウにこだわりを持っていたウメハラにリュウを捨てさせるほどで、対戦会ではリュウというだけで対戦してもらえなかったり哀れみの視線を送られたと振り返るほど。
その後は何かとテコ入れを受けてはいたが「それでも弱い」と言われ続け、最終シーズンでは「コンボ選択が難しいものの超火力を持つキャラ」の地位に納まった。
しかし、最強のスタンダードキャラとして登場したルークにリュウのみならずケン、サクラ、豪鬼と言ったいわゆる「道着」と呼ばれるキャラ達が軒並み「ルークでよくね?」と言われる事態になってしまった。
- ストリートファイター6
新技の波掌撃、さらに新しくソバットのような蹴りも習得したのだが、リーチの短さ、画面を運ぶ能力の低さから評価は低い。
また、6からの新操作モードであるモダンモードも初心者向けとは言い難く、特にアシスト弱コンボはしゃがみ弱K>足刀と非常に隙が大きい上にガイルやキャミィ、マリーザと言ったアシストコンボが優秀なキャラに比べると非常に扱いづらい。
しかし、従来の操作であるクラシックモードならば一通り何でも持っている上に基本コンボが強攻撃を連発するため火力は出せる。
2024年2月のエド実装に伴い行われたアップデートでは「持ち味が活かせていない」キャラとしてジェイミーと共に名指しされ強化を受けたが結局周りが化物揃いなので評価は中堅止まり。
とはいえ、強化OD波動掌とSA3を絡めたコンボは最大7100超のダメージをたたき出す超火力を手に入れ、波動拳の強化に伴い立ち回りも強化されたため微妙なキャラから侮れないキャラにはなった。
更に続くシーズン2では「ヤケクソ強化」と言われるほどの大幅強化を受け、鳴り物入りで実装された豪鬼よりも強いのではないか? と囁かれるほど。
およそ7年ぶりにリュウが帰ってきた、と歓迎する声も多い。
外部出演
『CAPCOM VS. SNK』『NAMCO X CAPCOM』『PROJECT X ZONE』など、クロスオーバー作品にも当然のように登場。
これらの作品で数々の世界を渡り歩いてきた経緯から分かる通り、かつて一時代を築き上げた格ゲーの主人公達とは軒並み知り合い状態となっている。
「このままいけばリュウを中心にスーパー格ゲー大戦ができるんじゃないのか」などと冗談半分に言われたりすることも。
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
第4作『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』から参戦。
『スマブラ』シリーズとその原形である『格闘戦士 竜王』は、複雑化に向かおうとしていた対戦格闘ゲームに対するアンチテーゼとして制作された作品である。
そんな『スマブラ』に対戦格闘ゲームの代名詞である『ストリートファイター』のリュウが参戦したのは、ゲーム界にとっても大きな衝撃だったといえるだろう。
桜井政博曰く「『ストⅡ』テイストで作った」とかなりこだわった作りになっており、攻撃を振りかぶった時や打撃・ガード時のSEがSFC版『ストリートファイターⅡ』仕様、ジャストシールド時のSEと構えが『ストリートファイターⅢ』のブロッキング、下必殺ワザが『ストリートファイターⅣ』のセービングアタックになっているなど、『Ⅱ』のリュウをベースに原作の様々なシリーズであった要素が忠実に再現されている。
詳しい解説はリュウ(ファイター)を参照。
#俺より強いヒーローに会いに行く
NHN×ドワンゴにより共同開発されたTPS(三人称視点シューティング」リアルタイムオンライン対戦ゲームの『#コンパス』にも、『ストリートファイターⅤ』とのコラボとして春麗と共に参戦。
リュウのユニットはアタッカーとなっており、攻撃に特化したアタッカーで使い勝手のいい仕様となっている。
弱点は足がやや遅めで通常攻撃の性能が他アタッカーより劣っている事。
鳩尾砕きやローキックなど、攻撃モーションも『Ⅴ』の再現となっている。
それぞれ「近」のカードでは昇龍拳、「連」のカードでは上段三連撃、
「遠」のカードでは波動拳、「周」のカードでは竜巻旋風脚を繰り出す。
アビリティの「この道を進むのみ!」は近・遠・周・連の全てのカードの攻撃力を約1.07倍と強化され、デッキの組みやすいアビリティとなっている。
ヒーローアクションは原作シリーズにも存在する「腰を低く構え、気を高める」動作。
発動から約0.1秒間は気を溜める必要があるが次に発動する近・遠・周・連カードのダメージの倍率が約1.1倍強化され、さらに上記のカードを使用するまで移動速度がアップする。
なお、この効果はカードを使用するかリュウが倒されない限り解除されないようになっている。
ヒーロースキルは原作のクリティカルアーツ「真空波動拳」。
前方遠距離で放ち、一撃のダメージを与える。発動も早く、当てやすい。
パワーレンジャーシリーズ
海外にて配信されている『パワーレンジャー:レガシーウォーズ』で、春麗と共にまさかのレンジャー化。
声は『ストV』の日本語音声を使用。
ショート映像では、レジェンド中のレジェンドであるトミー・オリバーからパワーコインを渡された事で、レンジャーへの変身能力を得る。
初代パワーレンジャー(ジュウレンジャー)と同じ変身プロセスを行ってレンジャーの姿に変身した。
変身コードはクリムゾン・ホーク、変身名は「リュウレンジャー」(ダイレンジャーのリュウレンジャーとは関係ない)。
さらに同シリーズを題材とした格ゲー『バトル・フォー・ザ・グリッド』にも参戦。声は英語音声での新録になった。
変身名は「クリムゾンホークレンジャー」に改められている。
レンジャー時の姿は胴着をイメージした白いスーツに金色のプロテクターを装着し、赤いグローブを填め、マスクはタカをモチーフにしている。
技などはお馴染みの波動拳や竜巻旋風脚、昇龍拳に加えて、マスクのモチーフとなっているタカを取り入れたオリジナルの技が追加されており、
中でも鷹型の気弾を放ち、その気弾が方向転換してもう一度攻撃する「Taka Hadoken」「Hanto Hadoken」が印象的。
ドッキリキャラ起用
2023年7月8日、フジテレビ系列有名バラエティ番組ドッキリGPにおいて『秒で波動拳』と『秒で竜巻旋風脚』の2つのドッキリ企画においてまさかのドッキリネタとして使われた(ちなみにカプコンによる正式採用)内容はターゲット(芸人)がエレベーターで移動中、エレベーターのドアが開くと突然リュウっぽい恰好をした人が波動拳(強力な風を飛ばす)そしてドッキリ終了後、改めて移動中、隙をついてスタッフが再度準備後、エレベーターが開くとリュウっぽい恰好をした人形が竜巻旋風脚(モーター付きの足が回転する物を使いキックを浴びせていく)を当てていく。1度に2回ドッキリを喰らう人はかなりショックも大きい。なお、この『秒で波動拳』は数年前アイデンティティ田島が考案した秒でかめはめ波』をそのまま流用されている。
余談
人生最初の昇龍拳
洗濯物を乾かしている時に無意識に高く跳んだら、それが昇龍拳だった。
朱雀城でケンが乾かしていた洗濯物が風で飛ばされた時に、地上から城の屋根まで高く跳んでいる。
その時の状況を剛拳師匠に教えると怒られたという思い出話を、リュウがケンと話している描写がある。
(以上、中平作の『ストリートファイター RYU FINAL』より)
名前について
フルネームは公開されておらず、実は「隆」で「リュウ」と読むのが本名かすら不明である。
「隆」は初代『ストリートファイター』ディレクターであった西山隆志(現・ディンプス代表)に由来する。このため西山にちなんで「タカシ」と読む可能性もある。
また企画段階では「隆一」という名前であり、現在の「リュウ」は「リュウイチ」の略称と考えることもできる。
ただし、公式から名前に関する詳しい設定は発表されていない。
初代の稼働初期は「武神 隆(たけがみ りゅう)」が本名という説がプレイヤーの間でまことしやかに囁かれており、『クイズ&ドラゴンズ』の問題でも「本名」として採用されていたが、『ZERO3』の時点でのスタッフの見解としてはアニメの制作が決まった時期に唐突に言われるようになった噂に過ぎず、公式設定ではないとのこと。
また1994年の実写映画版『ストリートファイター』では「星 隆(ほし りゅう)」というフルネームが設定されていたが、これも本編のゲームシリーズには反映されておらず公式設定ではない。
創作では「リュウ」「隆」とも人物名としてよく使われる傾向に有るため、「リュウ」だけで検索すると他作品の同名のキャラが多く引っ掛かるため(「コウリュウ」のように部分検索として引っかかってしまう場合もある)、本記事タイトルのように(ストリートファイター)を付けたり、作品名とのプラス検索を併用したりすることをお勧めする。
また、カプコン作品には「リュウ」という名前の主人公が彼以外にも二人おり、さらに「リュウちゃん」と呼ばれたことがある主人公キャラもいるため、「カプコン作品のリュウ」が必ずしも「ストリートファイターのリュウ」であるとは限らないことにも注意が必要である。
余談だが、5(最終版以前)、6(シーズン1)はリュウはその性能の低さ、評価の低さにプレイヤーによって「彼はリュウではなくリュウのコスプレをしたおっさん」呼ばわりをされることになり、「隆」を文字って「たかし」と呼ばれることがある。リュウの明日はどっちだ。
殺意の波動に目覚めたリュウ
文字通り「殺意の波動」に目覚め、波動に意思を乗っ取られて暴走したリュウ。
詳細はリンク先を参照。