これは呪いか。それとも罰か。
解説
2015年6月のE3にて発表され、2017年2月23日に初めてゲームが発売された。ジャンルはアクションRPG。
今作もいわゆる「ヨコオワールド」を前面に出した、退廃したSFファンタジー色の濃い作風であり、NieRシリーズ独特の美しさと狂気を内包した意欲作となっている。
ストーリーの節(後述)でも触れるが、前作『ニーアレプリカント/ゲシュタルト』との繋がりは小ネタ程度であり、シリーズ初心者でも違和感なくプレイできるように配慮されている(「ニーア2」というナンバリングタイトルではないのはそのため)。
「オートマタ(automata)」はギリシャ語を語源とした機械人形という意味合いがあり、メインキャラ達が自動歩兵人形という設定からも、儚く退廃的な世界観に沿った表題であるといえる。
発表当時は正式タイトルが未決定で『NieR』に続くサブタイトルが伏せられていた。当初は「アンドロイズ」なるタイトルで行く方向であったが、某企業が所有するスマートフォンOS「Android」の商標に抵触するためボツとなった。色々な検討や試行錯誤の結果として現タイトルに落ち着き、2015年11月にお披露目となった。
本作はメディアミックスも盛んに行われており、小説・漫画・アニメ・設定資料集・朗読劇・舞台演劇など幅広く展開されている。
外伝作品といえどもその重要性は高く、ゲーム本編で描かれなかったエピソードや裏設定が出てくる他、スピンオフにしか登場しないキャラクターも多数存在する。短編小説のキャラクターが続編で重要な役割を担ったケースもある。
ゲームシステム
従来はクセが強いと言われることもあったヨコオ作品だが、今作についてはカジュアルユーザーからコアゲーマーまで楽しめるよう操作やシステムの調整がなされ、間口はかなり広く作られている。
プラチナのお家芸ともいえるスピード感溢れるスタイリッシュアクションが中心となるが、要所要所でニーア独特のバリエーション豊かな視点変化や、個性的な弾幕シューティング、ノベルゲーム要素等も盛り込まれている。
ストーリーは基本的に、周回プレイを前提としたマルチエンディング形式となっている。
その他、様々なボリュームのクエストや、シリーズ伝統のウェポンストーリー等が用意されている。NieRシリーズの特徴として、メインストーリーとは別のサブクエストに重要なファクターや布石が含まれていることが挙げられ、本作もそれに該当する。
難易度はEASYからVERYHARDまでの4種類。だが、この難易度の幅がゲーム史上でも稀に見るほど極端。
EASYではただ敵が弱くなるだけでなく、移動以外の操作(攻撃や回避やアイテムの使用)を「自動歩兵人形」の肩書きそのままに全てオートで判断・対応してくれるため、アクションゲームの経験がないズブの初心者ユーザーでもエンディングまで到達することが可能。周回プレイでストーリーだけを堪能することもできる親切設計となっている。
一方、VERYHARDではザコ敵の攻撃でも一撃死するほどの凶悪な難度になるだけでなく、ロックオン機能が使えなくなる。が、この高難度に挑戦するメリットは歯応えやチャレンジ精神以外に特に何も無く(トロフィーコンプリートもEASYのみで達成可能)、無理にプレイしなくとも問題はない仕様。
販売ソフト
各エディションによって特典や一部仕様が異なるため、詳細が気になる方は公式サイトの閲覧を推奨。
プラットフォーム | PlayStation®4 | Steam |
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発売日 | 2017年2月23日 | 2017年3月18日 |
無印のオリジナル版。DLCは別途購入が必要となる。
PlayStation®4Pro ENHANCED対象タイトルであり、pro本体、あるいはPlayStation®5本体であればより美しいグラフィックと60fpsの安定したフレームレートでプレイ可能(※PlayStation®5上においては4K出力での常時60fps動作に対応。Steam版の最高設定では動作レスポンスにおいて比較的高性能なマシンパワーを要求されるため、PCの推奨スペック等の動作環境はよく吟味されたし:最低でもミッドレンジ帯のゲーミングPCを推奨)。
ダウンロード専用ソフトとして発売。
DLCが標準収録されているほか、ポッドスキン3種やアクセサリー「機械生命体ヘッド」、ポッドの見た目を白の書に変更できる各種特典も含まれている。
プラットフォーム | PlayStation®4 | Steam |
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発売日 | 2019年2月21日 | 2019年2月27日 |
廉価版ゲームソフトに、DLCと各種特典を収録したもの。加えてPlayStation®4用のアバター・新規テーマもセットになっている。
特典については前述の『BECOME AS GODS Edition』と同一(ダウンロード版のみポッドスキン「遊戯機械」が追加)。
PlayStation®4パッケージ版の場合、追加コンテンツがプロダクトコードでの封入となる。
プラットフォーム | Nintendo Switch |
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発売日 | 2022年10月6日 |
Nintendo Switch版。
DLCが標準収録されているほか、本作だけの特典として無料DLCが配布されている。内容は新規コスチューム6種、アクセサリー4種、ポッドスキン2種。
ハードの制約によりフレームレートが最大30fpsと低いので、画質にこだわる方は別エディションの購入を推奨。任天堂ハードしか持っていないという方には本作をおすすめする。
2022年6月28日、Nintendo Switch版への移植が発表された。
移植に関してオリジナルの開発元であるプラチナゲームズは一切関与しておらず、海外に拠点を置き移植作品を多く手掛けるVirtuosが担当している。
オリジナル版と比べゲームデータ容量が約5分の1程度に削られており、全体的にクオリティが落とされている。遠景オブジェクトが不自然に消えたり現れたりするポップイン現象や、複数体の敵と戦闘になった際にヒットストップからのフレームレートが極端に低下して処理落ちする、地面に映るリアルタイム影処理の解像度が極めて低い、等の現象が頻繁に起こるが仕様である。
内部解像度、ロード時間、演出効果、各種オブジェクトや遠景グラフィック処理等において相応の差異があるので、購入前に公式情報から詳細を調べておくことをおすすめする。画面解像度の表記に関係なくNintendo Switch版はテクスチャ解像度・ポリゴン数、可動オブジェクトの全てを低画質のものに差し替え・削減した上でアップスケーリングしているだけなので注意。
2016年12月22日から、バトルアクションを中心にプレイすることが可能な体験版『DEMO 120161128』が、PlayStation®Storeにて無料配信中。
前作から続く作品根幹のコンセプトは「変化し続けるゲーム」。
前作を開発した㈱キャビアが親会社の吸収合併により㈱マーベラスに統合されて解散したため、今作の開発はプラチナゲームズが行った。『メタルギアライジング』等を制作したスタッフが主に担当している。
ディレクターのヨコオタロウ氏、プロデューサーの齊藤陽介氏、音楽制作の岡部啓一氏といった重要スタッフは前作から続投。
キャラクターデザインについては前作を担当したD.K氏が開発当時、肘を壊して絵が描けなくなっていたため、新しく元スクエニ出身の吉田明彦氏が担当することとなった。ディレクターの要望とプロデューサーの人脈、前作に関する縁などがきっかけとなり実現したという。
なおプラチナゲームズ側としても、ヨコオタロウという外部のクリエイターを招いて社内で共同開発した経験は初めてとのこと。
ストーリー
──西暦5012年。
突如として地球に侵略してきた異星人たち。
彼らが繰り出す兵器「機械生命体」の圧倒的な戦力を前に、人類は月への移住を余儀なくされた。
地球を奪還するため、人類軍は戦闘型アンドロイド兵士で構成された「レジスタンス」を組織する。
──西暦11945年。
硬直した戦況を打破するため、人類軍は新型アンドロイドである戦闘用歩兵「ヨルハ部隊」を投入する。
人のいない不毛の地で繰り広げられる機械生命体とアンドロイドの熾烈な戦い。
やがてそれは、知られざる真実の扉を開けてしまうことになる……。
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「人類と異星人との代理戦争」がテーマとして描かれている。
時系列的には、前作『ニーアレプリカント』から約8000年後の未来にあたる話。世界観こそ共有しているが、メインストーリーの繋がりはほぼ無いに等しいため、前作を知らずとも問題なくプレイできる。むしろ続編だと思ってプレイする方が戸惑う可能性がある(世界の雰囲気が「ファンタジー」→「SF」に大きく変化している等)。
前作のドラマCD『ウシナワレタコトバトアカイソラ』に収録の「宇宙大戦争」は本作の前日譚にあたる。気になる方は聞いてみると良いだろう。
なお、本作には前作のキャラクターが何人か登場する。特にエミール関連のクエストは前作ファンからの評価が高いため、『オートマタ』→『レプリカント』の順にプレイするのもまた面白いかもしれない。
登場人物
ゲーム
主人公の自動歩兵人形「ヨルハ」。ヨルハ部隊の一員として地上に派遣された、汎用戦闘モデルのアンドロイド。黒いワンピースに銀髪が映えるシックな出で立ち。目隠しのような形状の戦闘用ゴーグルを装着しているため、目元を見せることがほとんどない。口元には艶ボクロがある。
ヨルハ部隊員は名前を持たず、全て記号で呼ばれる。感情を持つことは規則上禁止されているが、モデル毎の個体差があり、2Bは比較的冷静沈着な性格の持ち主。口調は素っ気ないが、冷淡なわけでもない様子。
戦闘では大小の剣・槍・格闘(素手)による近距離攻撃を得意とし、2つの武器を自由に組み合わせながら同時に扱う二刀流戦法が可能。またサポートシステム「ポッド」を利用した遠距離攻撃も完備。
調査任務に特化した諜報部隊に所属するヨルハ。攻撃機能も有するが、主に偵察任務や情報収集を得意とする。ヨルハ部隊の中では比較的感情表現が豊かで優しい性格であり、状況判断力や情報処理能力が高いこともあって、好奇心旺盛かつ饒舌で社交的。服装は2Bと同じくほとんど黒ずくめで、彼女がスカートであるのに対しこちらは半ズボン。
戦闘用モデルではなく主にデータ収集やメンテナンス要員ではあるが、武器やポッドを用いた後方支援や共闘も可能で、固有スキルである「ハッキング」機能を駆使して派遣されてきた2Bのサポートを行う。
現在は運用されてない近接特化のプロトタイプモデルであるA型のヨルハ。腰まで届く長い銀髪をなびかせ、ゴーグルは装備せず目元も露わ。
あまり多くを語る性格ではなく、常に単独で行動しているため、彼女の経歴やその行動目的など殆どが謎に包まれている。
なおA2と2Bの素体は製造過程で同じ関わりをもつため、口元のホクロも2Bと同じ位置にある。
箱に手足が付いたような姿の、ヨルハ部隊の随行支援ユニット。白っぽい042は2Bに、黒っぽい153は9Sに浮遊しながら随行している。遠距離攻撃や移動のサポートを行うほか、司令部からの通信を表示したり、複数気体での作戦情報の交換も可能。同時に複数の事項を読み上げることがあり、字幕を追うことさえできない場面も。「推奨:」「提案:」といった人工知能らしい独特の言い回しが特徴。
衛星軌道上に浮かぶ基地「バンカー」の長官で、ヨルハ全部隊を指揮する責任者。冷静沈着に振る舞うが、2Bや9Sのことは気にかけている。ヨルハのプロトタイプであるA2とは因縁がある様子。
バンカーの通信オペレーター。ヨルハ部隊への司令伝達や情報分析を行う。
性格はやはり個体によってばらつきがあり、2B担当の6Oは比較的明るく「2Bさん」と呼びかけてくる。9S担当の21Oは冷静かつ効率性重視な傾向。
- アネモネ (CV:初美メアリ)
ヨルハ部隊よりも前に地球に降下し、各地で奮闘を続けるレジスタンスのリーダーである女性型アンドロイド。リーダーに相応しいしっかりとした性格で、仲間想い。2B達に協力的で、数多くの有益な情報を教えてくれる。
砂漠付近のキャンプを拠点にして活動している女性型アンドロイド。好奇心が強く、2B達に色々勧めてくることがある。基本的に物事を爆弾で解決しがち。
正体が謎に包まれた銀髪赤目の美青年。冷静な性格だが目的のためなら容赦ない行動も。
アダムの双子の弟で、兄を慕っている。短絡的で物を深く考えない性格。
ヨルハを見ると問答無用で襲ってくる機械生命体の中でも異質な平和主義者の個体。人類や機械生命体の歴史に興味を持つほど知性が高い。
レジスタンスのキャンプにいる双子の旧式アンドロイド。大昔に自分たちの同型機が暴走したことに負い目を感じている。本作では2Bや9Sをサポートしてくれる。
前作で主人公ニーアと共に旅したキャラクター。長い年月を経たことで記憶の大部分が欠落している。本作では三輪トラックの姿で移動販売を行い、2Bや9Sをサポートしてくれる。
TGS2016で発表された、キャラクターかどうかも定かではない何か。モザイクがかけられているため、CV以外は全くの謎。正体がわかっているorネタバレが許される人以外はリンクを踏まないこと。
アニメ
ヨルハ部隊よりも前に地球に降下し、各地で奮闘を続けるレジスタンスの女性型アンドロイド。
ゲームではノベル内のみに登場する脇役の1人だったが、アニメ『Ver1.1a』では主要キャラクターに格上げされた。
ゲーム版のアネモネに相当する立ち位置。人類会議を冷ややかに見ており、2Bに対しては思うところがある様子。真珠湾降下作戦参加時には気弱で優しい性格だったとされたが、その姿はどこにもない。
NieRシリーズの始まりとなったとある事件にて、空から現れた赤い竜とその契約者が元いた世界の遥か昔の時代の人物。
ゲームやアニメの端々に名前が出ており、アニメでは2クール目最終回、『Chapter.24』のラスト数秒に顔出し登場。世界に介入し、ある人物を修復する。
アニメオリジナルキャラクター。
2クール目最終回『Chapter.24』に登場、回収した9Sを運んでいるポッド042の前に現れ、ヨルハ機体廃棄に抗う彼の粛清を試みた。
声優である遊佐氏は前作にて主人公の青年期を担当しており、一種のファンサービスでもある。
短編小説「静カスギル海」
ヒーラーモデルのヨルハ機体。ポッド006と共に重要なバックアップサーバーを管理する役割が与えられているが、ポッドが有能なので常に暇を持て余している。面倒くさがり屋で大雑把な一方、冷静な思考の持ち主でもあり、隠された秘密に自力で辿り着くことも。
10Hの随行支援ユニット。ボディカラーのワインレッドが特徴的。主にサーバーの管理補助と定期的な10Hのメンテナンスを担当。施設内だけでも数百体もの機体が稼働しており、各々好き勝手に会話を行う(自我は1つ)。他のポッドと異なり母親のような人間らしい喋り方をする。
少年ヨルハ
- 九号(H型)
ヨルハ実験M部隊に所属する少年型のヒーラーモデル。型式番号はM002(ゼロツー)。
素直で優しい性格で、主に後方支援を担当。緊急時には仲間の自我データのバックアップも行う。その性質上最後まで生き残ることが多く、仲間の死を見届けては戦えない自分にコンプレックスを抱いている。
- 二号(D型 / E型)
ヨルハ実験M部隊に所属する少年型のディフェンダーモデル。型式番号はM001(ゼロワン)。
優しい性格で、主に物理攻撃や論理ウィルス攻撃への防壁を担当。通常モデルよりもボディの強度が上げられており論理ウィルスに耐性がある……というのは嘘で、実際はヨルハ機体が反乱を起こした場合を想定した鎮圧用の処刑モデルである。自身の本当の任務を嫌がっている。
- 二十一号(S型)
ヨルハ実験M部隊に所属する少年型のスキャナーモデル。型式番号はM002。
冷静なしっかり者で、索敵と分析が得意な情報通。双子の弟である二十二号と仲が良く、彼を守るためにいつも一緒にいる。
- 二十二号(G型)
ヨルハ実験M部隊に所属する少年型のガンナーモデル。型式番号はM002。
特技は精密射撃。優しいが気弱な性格をしており戦闘能力は低め。アタッカーの試験に落ちてガンナーになった経緯を持つ。兄の二十二号とは仲良し。
- 六号(A型)
ヨルハ実験M部隊に所属する少年型のアタッカーモデル。型式番号はM002。
戦闘能力は高いが生意気。アタッカーとしての適正を強化するために攻撃的な性格と残虐性が付与されており、歪んだ性癖を持つ。教官のことが好きなのか度々ウザ絡みしている。
- 三号(A型)
ヨルハ実験M部隊に所属する成人男性型のアタッカーモデル。型式番号はM001。
熱血で仲間想いな性格。粗暴かつ頭が悪く、その特性からアタッカーモデルとしての適正が高め。相棒の四号とよく一緒にいる。
- 四号(G型)
ヨルハ実験M部隊に所属する成人男性型のガンナーモデル。型式番号はM001。
無愛想だが冷静な判断力と高い戦闘能力を持つ。アタッカーモデルとしても三号を上回る能力を有していたが、適材適所だと言って三号にアタッカーの座を譲っている。
- 教官 / ブラック
ヨルハ実験M部隊の教官を務めるアンドロイド。本名はブラック。ホワイト司令官から教導官の任を賜ったものの、なぜ自分が選ばれたのか疑問に思っている。教官として未熟な面も多いが、教え子のことを深く考える実直な性格。
- カクタス
レジスタンス3人組の隊長を務めるアンドロイド。ヘタレで頼りなく見えるが、かつては大所帯を率いた歴戦の勇者だったという。
- ロータス
レジスタンスのアンドロイド。オタク気質でコミュニケーションにやや難あり。回収した資材で敵を改造して自動砲台を作るなど器用な面を持つ。
- フロックス
レジスタンスのアンドロイド。カクタスとロータスに振り回される苦労人だが、隊長のことを信頼している。
スタッフ
開発 | プラチナゲームズ |
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ディレクター&シナリオ | ヨコオタロウ(『ニーアレプリカント/ゲシュタルト』、ドラッグオンドラグーンシリーズ、『SINoALICE』) |
プロデューサー | 齊藤陽介(『ドラゴンクエストⅪ 過ぎ去りし時を求めて』、『ドラゴンクエストⅩ』、『ニーアレプリカント/ゲシュタルト』、『アストロノーカ』) |
ゲームデザイナー | 田浦貴久(PlatinumGames Inc.)(『メタルギアライジング』、『マックスアナーキー』etc.) |
キャラクターデザイン | 吉田明彦(『タクティクスオウガ』、『ファイナルファンタジータクティクス』、『FINAL FANTASY ⅩⅣ』、『ブレイブリーデフォルト』、『リトルノア』etc.) |
コンセプトアート | 幸田和磨(関連著作物表紙・ジャケット等) |
音楽 | 岡部啓一 / 帆足圭吾(『ニーアレプリカント/ゲシュタルト』、『ドラッグオンドラグーン3』、結城友奈は勇者であるシリーズ 、『SINoALICE』etc.) |
DLC(追加ダウンロードコンテンツ)・その他特典
- 「3C3C1D119440927」
2017年5月2日より、PlayStation StoreおよびSteamにて配信開始されたDLC。
無印版以外は本コンテンツが標準収録されている (『Game of the YoRHa Edition』PlayStation®4パッケージ版のみプロダクトコードでの付属)。
上記コスチューム3種をはじめとした見た目を変える新規アイテムに加え、各種バトルコンテンツ+α(オマケ要素)を収録。価格は1500円(税別)。
- 「6C2P4A118680823」
『The End of YORHA Edition』(Nintendo Switch版)のみで配信された無料DLC。
2B、9S、A2用の和装・複製コスチュームに加え、ポッドの姿が『NieR Re[in]carnation』のママや運送屋に変わるポッドスキンを収録。
- コラボCD
前作『ニーアレプリカント』のファンであったamazarashiの秋田ひろむとのコラボレーションCD『命にふさわしい』初回盤には、「ポッドスキン:amazarashiヘッド」&特製絵本(著:ヨコオタロウ)が付属した。
NieR Music Concert ≪人形達ノ記憶≫
前作の≪滅ビノシロ 再生ノクロ≫に引き続き、今作でもスクエニ主催によるコンサートイベント≪人形達ノ記憶≫が開催。2017年4月23日、5月4~5日の三日間に渡り、大阪・東京の2会場で公演が行われた。
公演は表題の通り、ゲーム中の劇伴・ヴォーカル曲を演奏するライブパートと、本作でキャラクターを演じている声優陣による朗読劇パートで構成されている。
特筆すべきは、ソフト発売前からヨコオタロウが温めていた朗読劇企画の中身で、本編中では語られなかったキャラの重要な過去や感情描写、裏設定やストーリー等、全5公演で全て内容の違うものが用意され、考察好きやコアなファンにとってはまさに垂涎のイベントとなった。
強烈な作品人気の高さゆえ、チケットは受付開始から即完売、当日物販でもファンが長蛇の列を形成し売切れが続出する事態となった。
なお、この公演の模様が収録されたBlu-ray Discが2017年9月20日に発売。
本BDは生演奏による楽曲観賞に加え、全7公演に及ぶ朗読劇というゲーム本編を大きく補完する重要なエピソードや裏設定、出演声優陣による熱演が惜しみなく収録されている他、BDのメニュー操作・UI等はPS4での再生を意図したデザインにもなっており、ゲームを一通りプレイ済みのユーザーには是非とも購入をオススメしたい。
早期購入特典で朗読劇台本(台湾公演と東京5/5夜公演の第四幕を収録したオマケ程度のもの。事前に販売された台本付きチケットとは別モノなので注意)が付属する(詳しくは公式サイトを参照)。
ちなみに、文字データとしての台本自体は全公演分がBD内に収録されており、更にPC上でも閲覧できるPDFファイルとしても収録されている。(ゲーム発売前に組まれた予算上の都合で)舞台映像は東京・よみうりホールでの開催分のみとなるが、公演の見所の一つである朗読劇に関しては、全公演分の音源&好評を博した会場内での事前アナウンスを新たにスタジオ録音したものが収録されている他、台湾SIEの協賛による海外での公演分も新たに追加収録となっている。
2017年10月2日付のオリコン週間Blu-ray総合ランキングでは初登場1位を獲得(外部リンク)。ゲーム音楽、あるいはコンシューマーゲームのコンサート映像という非常にニッチなジャンルで週間1位にランクインするのはオリコン史上初の快挙であり、小規模会場のイベントでありながら、数万人単位を動員する大規模会場の売上枚数に引けを取らないセールスを記録し、ファンのみならず関係者をも驚かせる根強い人気を証明する結果となった。
舞台 『音楽劇ヨルハ』 と 『少年ヨルハ』
今作がヒットした現在ではあまり知られていない話ではあるが、そもそも『NieR:Automata』というゲームはヨコオタロウが2014~15年頃に『舞台ヨルハ』、という女性アイドルによるガールズ演劇プロジェクトを立ち上げたことが前身となっている。
ヨコオ氏がプラチナゲームズに『NieR』シリーズの続編として企画を持ち込む際、開発会社としての得意分野を活かしつつモチベーションが上がりそうな題材を考慮した結果、「ヨルハ」の世界観をブラッシュアップ・発展させ、ロールアウトさせたものがアクションRPG『NieR:Automata』として形になった、という流れである(従ってアニメやゲームが実写舞台化するという従来のパターンではなく、元々舞台作品であったものがゲーム化し、更に発展して舞台に還ってきた、という表現がふさわしいと言える)。
ゲームソフトの商業的成功に伴い、本作の前日譚といえる『舞台ヨルハ』がリメイクされ『音楽劇ヨルハ』として生まれ変わり、新たに完全新作のスピンオフとして書き下ろされた『少年ヨルハ』を合わせて二つの舞台作品の公演が行われた。キャストはオファーやオーディションで旧作から一新、衣装もゲーム版をアレンジしつつ刷新され、『音楽劇』は原作通り女優のみ(+歌唱・楽器演奏陣)、『少年』は男優のみの構成となっている。
ちなみに『音楽劇ヨルハ』ではゲーム本編の声優でもお馴染みの石川由依(※劇団ひまわり系列出身であり舞台の芸歴が長い)が演者として出演する他、元モーニング娘。第6期メンバーである田中れいな、元宝塚歌劇団花組の花奈澪などが主要キャストとして選ばれ、配役も話題性を呼ぶ格好となっている。その後も舞台の好評を受けて、音楽劇ヨルハと少年ヨルハの脚本内容をシャッフルした「舞台ヨルハVer1.3a」・「舞台少女ヨルハ」の講演も行われ、2020年12月まで展開が続いた。
公演日程および会場等の詳細は公式サイトを参照。
外伝的な舞台作品ではあるが、「ヨコオタロウ原作」の例に漏れず『NieR:Automata』本編とも密接な繋がりを持ち、『音楽劇』の主人公がゲーム本編でも登場する某キャラ(※ネタバレ注意)であることは勿論、ゲーム本編のウェポンストーリーや攻略設定資料集『降下作戦指令書』に記載されている年表に関連性を匂わせるような項目を見つけることもでき、ファンによる考察も盛んに行われている模様。
『NieR』世界や『NieR:Automata』の原点をよりディープに知りたい人、特に舞台やコスプレに興味があるファンなどは観劇してみるのもいいだろう。なお両作品共に映像コンテンツとしてBlu-ray化が決定しており、発売は2018年7月27日(※現在のところAmazon、あるいはディアステージ公式通販サイト以外で一般流通での取り扱い予定はないので注意)。音楽劇と少年の双方を収録した2枚組構成となっており、キャストによるオーディオコメンタリー収録の他、出演キャストの写真集が付属するプレミアムエディション版も併せて発売(※当BDは長らく入手困難な状況となっていたが好評につき増産され、2020年現在通常版のみ注文可能になっている)。
TVアニメ『NieR:Automata Ver1.1a』
2022年2月23日、5周年記念生放送にてテレビアニメ化の制作がサプライズ告知された。2023年1月7日からTOKYOMX、とちぎテレビ、群馬テレビ、BS11、日本テレビ系列4局とアニマックスで放送。
なおアニメ化については以前からメディアによる「アニメ化して欲しいゲーム」アンケートで数多の有名タイトルと並んで常に上位にラインクインしていた実績もあり、世界中のファンの要望と熱量が5年の歳月を経て実を結んだ形といえる。制作はアニプレックスグループ内のA-1Picturesで、実はNieR:Automataが過去にソニーによる働きかけでコンサートの台湾公演を実現したり、日頃からSNS上でプレイステーション公式からも熱心にプッシュされていたこともあってか、アニメ制作決定においてもアニプレックスのプロデューサーによる強い働きかけがあったことがインタビューにて語られている(ちなみにアニメ公式メールマガジンは、ドメインに@sme.co.jpとあるようにソニーミュージック内のサーバーを介している)。
1クール目ED曲を担当するamazarashiは、6年前にコラボシングルを担当した縁から主題歌アーティストに選出された。EDテーマアンチノミーは別途『仮説人形劇アンチノミー』として前作「命にふさわしい」と同じく機械生命体にフィーチャーした内容の独自MVが制作された他、アニメ本編のカットシーンを編集したバージョンのMVも公開されている。
また1クール目OP曲を唄うAimerも原作のファンであることを公言し、秋田ひろむへのリスペクトも併せてOPシングル「escalate」のカップリング曲として「命にふさわしい」のカヴァーソングを収録している。
COVID-19の感染拡大に伴う制作スケジュール遅延のため、4話以降は放送・配信が延期された。1話~3話の再放送を挟んだ後、2月19日より放送が再開されるも、3月19日に9話以降の放送が再び延期となる。
その後、約4ヶ月経った7月23日に9話~12話を一挙放送。12話(最終話)放送後に第2クールの制作決定が発表され、2024年7月5日より放送が開始された。…なのだが制作スケジュールが危ういことは変わっておらず、18話の後に総集編を挿み、更に20話のマルチエンディング紹介タスク人形劇内にてポッドの二人が制作の内情を一部暴露、省力化のために21話以降の人形劇制作をカットする宣言をするというネタなのかガチなのか分からない事態となった。
2クール目OPはLiSAが歌唱し、amazarashiの秋田ひろむが作詞・作曲を担当。更に2クール目EDはGEMSCOMPANYが歌唱し、原作者ヨコオタロウが作詞を手掛けている。
アニメ版スタッフ
監督 | 益山亮司 |
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シリーズ構成 | ヨコオタロウ/益山亮司 |
キャラクターデザイン | 中井 準 |
総作画監督 | 中井 準 |
音楽 | MONACA |
制作 | A-1 Pictures |
主題歌
1クール目
オープニングテーマ
「escalate」
歌:Aimer
エンディングテーマ
「アンチノミー」
歌:amazarashi
本作のコラボソングである「命にふさわしい」を制作したamazarashiによる2度目のタイアップ曲。「感情は持たないで下さい」という2Bのセリフを彷彿とさせる歌い出しから始まり、その後も本作のシナリオや世界観に深く寄り添った歌詞が綴られている。
また本楽曲を使用したヨコオタロウ氏原案の人形劇がamazarashiの公式チャンネルにて公開されているため、気になった人はぜひ閲覧して欲しい。
2クール目
オープニングテーマ
「ブラックボックス」
歌:LiSA
エンディングテーマ
「灰ト祈リ」
歌:GEMS COMPANY
ラジオ『ポッドのPodcast』
2013年1月13日よりSpotify・Apple Podcasts他にてポッドキャスト配信されている番組。YouTubeのアニプレックスチャンネルより視聴可能。アニメ配信休止期間にはExtraでポッドキャスト配信をしている。
パーソナリティは、ポッド042役の安元洋貴。
他作品とのコラボレーション
本作はその人気の高さから人気作とのコラボレーションが精力的に行われている。数が多すぎて紹介しきれないため、一部のみを紹介。
『FF15』の「エンジンブレード」、『ドラクエ』の「ひのきのぼう」が『NieR:Automata』のゲーム内に武器として登場。
本作は発売前から発売元スクウェア・エニックスの自社タイトルとのコラボ企画が含まれていた。
『NieR:Automata』と同じくヨコオタロウ氏がゲームデザインを監修し、音楽を岡部啓一氏・MONACAが手掛けたスマホゲーム。事前にコラボが周知されていた。
『NieR:Automata』とのコラボイベントは2017年8月24日~9月27日の期間に開催された。専用シナリオ・コラボキャラクター・コラボ武器のストーリーは全てヨコオ氏の描き下ろし。
その後も度々復刻コラボが行われ、キャラクターや武器が追加された。
有料DLC第2弾として2Bが参戦。本コラボにて褐色肌白衣装のヨルハ二号P型(通称:2P)が誕生した。
「YoRHa: Dark Apocalypse(ヨルハダークアポカリプス)」と題して、新規シナリオ、アライアンスレイドが制作され活況となった。本コラボでは2Pが主要キャラクターとして登場している。
2023年9年1日には、ソーシャルゲーム『勝利の女神:NIKKE』にてコラボイベントが開催された。
韓国のイラストレーター兼ゲームソフト会社SHIFT UP代表のキム・ヒョンテ氏は『NieR:Automata』の大ファンだという。また『NieR:Automata』をヒントにコンシューマーゲーム『ステラーブレイド』を製作・販売している。当作販売を記念してヨコオ氏と対談し、NieRをヒントにしたと恐縮したが、断然クオリティの高いソウルライクを作ってくれたと感謝されている。
発売後の反響と業績
2024年2月時点で全世界累計800万本以上出荷(PlayStation®4/Steam/Xbox/Nintendo Switch版)、ダウンロード版を含まない国内PS4パッケージ版現物が調査会社による実売本数で累計52万本以上(GOTYエディションを含む)、日本+アジア地域におけるDL版を含めたPlayStation®4版の売上だけでも100万本を軽く突破するという、ヨコオ氏がこれまでに手掛けたタイトルの中でも抜きん出た圧倒的セールスを記録している。国内のみならず北米、欧州、アジア圏といったワールドワイドで強い支持と注目の集まる作品であり、同時にヨコオタロウというクリエイターの名が全世界に知られるようになった出世作と言える。そしてプラチナゲームズにとっても創立以来最大のヒット作となり、純国産かつ、大規模な開発(広告)費を伴うようないわゆるAAAタイトルではない外注作品としては、主に継続的な口コミと評判により、長期間に渡り継続的に底堅く売れ続けることによって大成功を収めるに至った珍しいケースとなった。
また、『NieR:Automata Original Soundtrack』がコンシューマー向けのゲームサントラとしては異例のオリコン&Billboard週間2位にランクイン。設定資料集『≪第243次降下作戦指令書≫』が発売前に重版決定、コンサートBD『≪人形達ノ記憶≫』がオリコン週間チャート総合1位を記録するなど、関連商品の人気も前作からは想像もつかない規模で高まる結果となり、楽曲や作品に対するファンの熱の強さが窺える。
ゲーム関連では国内外で多数の受賞を収め、12社のゲームメディアからGAME OF THE YEAR(通称GOTY)の評価を受けた他、世界的にも権威ある「D.I.C.E.AWARDS2017」では「RPG of the Year」を受賞。特に前述したBGM分野では世界最高峰のゲームアワードと言われる「The Game Awards 2017」において「Best Score / Music(最優秀音楽賞)」に選定される功績を上げ、全世界でニーアの楽曲レベルの高さが評価された。また評価面だけではなく実績の面でも前述したサウンドトラックがオリコン集計記録だけで国内実売7万枚弱のセールスを上げている他、週間チャートにおいて70週以上もの間ラインクインし続けるなど長期間売れ続けた結果、2019年6月に日本レコード協会からゴールドディスク認定(10万枚以上の出荷実績)を受ける快挙も達成した。また前述したようにPlayStation®4版のアジア地域売上本数が100万本を達成したことから、「PlayStation Awards 2019」おいてPlatinum Prizeおよび25周年記念ユーザーズチョイス賞も併せて受賞した。
2018年3月3~4日にはニコニコ動画にて発売1周年記念として『ニーアオートマタぶっ通し生放送』が行われ、述べ27時間の生放送で累計来場者数346万人を集め、ファミ通担当編集者からも「(買い切り型のゲームとしては珍しい)発売から時間が経過しつつも、ファンの熱量が衰えない稀有なコンテンツ」と評された。
関連作品一覧
設定資料集
タイトル | 発売日 |
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NieR:Automata Strategy Guide ニーア オートマタ 攻略設定資料集《第243次降下作戦指令書》 | 2017年4月28日 |
小説
タイトル | 発売日 |
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小説NieR:Automata 長イ話 | 2017年08月05日 |
小説NieR:Automata 短イ話 | 2017年10月24日 |
小説NieR:Automata 少年ヨルハ | 2018年07月27日 |
楽曲CD
OST
タイトル | 発売日 |
---|---|
NieR:Automata Original Soundtrack | 2017年3月29日 |
NieR:Automata Ver1.1a Original Soundtrack | 2023年4月26日 |
アレンジ
タイトル | 発売日 |
---|---|
NieR:Automata Arranged & Unreleased Tracks | 2017年12月20日 |
Piano Collections NieR:Automata | 2018年4月25日 |
NieR:Automata Orchestral Arrangement Album | 2018年9月12日 |
NieR Music Concert CD ≪人形達ノ記憶≫ | 2018年9月17日 |
NieR Orchestral Arrangement Album - Addendum | 2020年3月25日 |
楽曲レコード
タイトル | 発売日 |
---|---|
NieR:Automata Original Soundtrack Vinyl | 2017年12月20日 |
コンサートBlu-ray
タイトル | 発売日 |
---|---|
NieR Music Concert & Talk Live Blu-ray 《滅ビノシロ 再生ノクロ》 | 2016年12月14日 |
NieR Music Concert ≪人形達ノ記憶≫ | 2017年9月20日 |
NieR:Orchestra Concert 12018 Blu-ray | 2019年2月27日 |
NieR:Theatrical Orchestra 12020 | 2020年10月28日 |
NieR:Automata FAN FESTIVAL 12022 壊レタ五年間ノ声(Blu-ray) | 2023年4月19日 |
アート
タイトル | 発売日 |
---|---|
NieR:Automata World Guide ニーア オートマタ 美術記録集 ≪廃墟都市調査報告書≫ | 2017年02月23日 |
NieR Art 幸田和磨アート集 | 2021年6月28日 |
関連動画
関連イラスト
関連タグ
シリーズ
DOD
総合
登場武器
※コラボ企画として『モンスターハンターフロンティア』『ファンタシースターオンライン2』に実装された。
users入り
発売元・開発元
媒体
表記揺れ
まとめて検索
時系列
西暦856年 | 大災厄 | |||
---|---|---|---|---|
西暦1000年 | ↓ | DOD3(小説) | DOD3(ゲーム) | ↓ |
↓ | ↓ | Aエンド | ↓ | |
西暦1096年 | ↓ | ↓ | DOD 死ニ至ル赤 | ↓ |
西暦1099年 | ↓ | DOD1(ゲーム) | DOD1.3(小説) | ↓ |
西暦1117年 | ↓ | ↓ | ↓ | DOD2(ゲーム) |
西暦2003年 | ↓ | ←Eエンド | ↓ | |
西暦3465/3361年 | ニーアレプリカント/ゲシュタルト | |||
西暦3470/3473年 | D or Eエンド(レプリカント) | |||
西暦5645年 | (Eエンドの場合)プロメテウスの火 | |||
西暦11945年 | ニーアオートマタ | |||
Eエンド | ||||
西暦?年 | ニーアリィンカーネーション |
一般的に『オートマタ』は『レプリカント』の「Dエンド」または「Eエンド」から繋がっていると言われる。これは公式が発した情報が元である。
- 『オートマタ』発表時、電撃オンラインの生放送にて『オートマタ』は『レプリカント』のDエンドの設定を引き継いでいるとの発言があった。→同様の発言をしている電撃オンラインの記事
- しかし、その後のディナートークショウや『ドラッグオンドラグーン3』の設定資料集では、Eエンド後を描いたSS「プロメテウスの火」の出来事が『オートマタ』に繋がるとされている。
ちなみにDエンドから『オートマタ』に繋がるとした場合、『オートマタ』作中でエミールがニーアの記憶を持っていることと矛盾が生じてしまう。
「Dエンド→Eエンド→オートマタ」と考えたいところだが、『ドラッグオンドラグーン3』の設定資料集ではDエンドとEエンドはそれぞれ独立した世界線として扱われ、繋がりが無いように記載されている。
逆に『レプリカント』の設定資料集ではEエンドがDエンドのその後の物語として扱われているため、ファンの間ではよく見解が分かれている。
↓以下余談。
ゲーム版『オートマタ』は『ゲシュタルト』から繋がっている?
『オートマタ』のゲーム内アーカイブ「ゲシュタルト計画報告書 11」において、オリジナル・ゲシュタルトの崩壊云々が綴られているが、この際の年月記載が「3361年 12月31日」。
3361年は『ゲシュタルト』でニーア(父)が白の書を手に入れた年である(補足すると本編でオリジナル・ゲシュタルトが崩壊したのは3361年から更に5年後の3366年のはず。誤植かあるいは……)。
ただし、後に発表された「NieR年表」では、オリジナル・ゲシュタルトの滅亡は「西暦3470年」と『レプリカント』基準になっている。