概要
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2011年3月12日に公開された、アニメ『忍たま乱太郎』の長編映画第2弾。
1996年6月29日に公開された映画第1弾から、実に15年ぶりの映画化となった。
サブタイトルの通り出番の多少や台詞の有無はあれど、忍術学園の関係者はほぼ全員登場。
ストーリーは、原作コミック『落第忍者乱太郎』の37巻と42巻を融合させたものとなっており、既にTVシリーズでアニメ化されているため、この作品は一言で言うと、リメイク版である。
子ども向け作品ながら、ストーリー展開は非常に丁寧で話のテンポもよく、一作の映画として十分に見ごたえのある作品となっている。また原作以上に主人公の乱太郎にスポットが当たっており、激しい戦いの中で彼なりに自分の役割を見つけそれを果たしていくという姿が描かれている。メインキャラクターの活躍以外にも作中に所々さりげなく出てくる、後輩を気遣う上級生達や身を挺して生徒を守る教師の姿は胸を打つものがある。
公開前日となった、2011年3月11日、東北地方を襲った東日本大震災の影響で、東日本を中心に休館に追い込まれたり、上映期間の短縮を余儀なくされたため、興行的に失敗という結果に終わった。
あらすじ
夏休みが終わり忍術学園へ登校した乱太郎、きり丸、しんべヱの3人はクラス委員長の黒木庄左ヱ門から小松田さんのミスで生徒間での夏休みの宿題の入れ違えがあったと聞かされる。
クラスメイトで未だ登校しない山村喜三太を心配する一年は組の面々であったが、なんと六年生用の宿題である「オーマガトキ城への潜入および城主のふんどし奪取」の任務が喜三太に課せられており、どうやら喜三太はオーマガトキに捕まってしまったのだと言う。
時を同じくして、園田村の乙名(村長)が学園長の下を訪ねていた。
オーマガトキとタソガレドキの戦により村が危機に瀕しており、忍術学園に手を貸してほしいと言う。
聞けばどうもオーマガトキとタソガレドキの戦には裏がある様で…。
喜三太救出のため、そしてオーマガトキとタソガレドキの陰謀を暴くため、忍術学園を総動員した大作戦が始まった。
スタッフ・キャスト
声の出演
レギュラー
- 猪名寺乱太郎:高山みなみ
- 摂津のきり丸:田中真弓
- 福富しんべヱ:一龍斎貞友
- 土井半助:関俊彦
- 山田伝蔵:大塚周夫
- 大川平次渦正:辻村真人
- ヘムヘム:島田敏
- 食堂のおばちゃん:巴菁子
- 山村喜三太:杉本沙織
- 黒木庄左ヱ門:東さおり
- 夢前三治郎、加藤団蔵、トモミ:江森浩子
- 佐武虎若、山本シナ:小林優子
- 笹山兵太夫、おシゲ:むたあきこ
- 皆本金吾:渡辺久美子
- 二郭伊助:佐藤智恵
その他の生徒・学園関係者
- 鶴町伏木蔵:坂戸こまつな
- 伊賀崎孫兵:千葉一伸
- 神崎左門:宮田幸季
- 富松作兵衛:青山桐子
- 平滝夜叉丸:高木渉
- 田村三木ヱ門:安達忍
- 綾部喜八郎:石田彰
- 斉藤タカ丸:浪川大輔
- 不破雷蔵:金丸淳一
- 鉢屋三郎、小松田秀作:山崎たくみ
- 尾浜勘右衛門、中在家長次:渋谷茂
- 潮江文次郎:成田剣
- 七松小平太:神奈延年
- 厚着太逸、日向墨男:中嶋聡彦
- 斜堂影麿:鈴木清信
- 木下鉄丸:石井康嗣
- 松千代万:荒川太朗
- 野村雄三、吉野作造:藤原啓治
- 戸部新左エ門:掛川裕彦
- 立花仙蔵:保志総一朗
- 善法寺伊作:置鮎龍太郎
ドクタケ
その他
特別出演
タソガレドキ
スタッフ
- 原作:尼子騒兵衛
- 脚本:浦沢義雄
- 音楽:馬飼野康二
- 音響監督:大熊昭
- キャラクターデザイン・総作画監督:藤森雅也、新山恵美子
- 絵コンテ:藤森雅也、吉田光春
- 演出:吉田光春
- 作画監督:新山恵美子、吉原幸之助、芳川弥生、玉利和枝
- 配給:ワーナー・ブラザース
- 制作:総合ビジョン
- アニメーション制作:亜細亜堂
- 製作:アニメ版「忍たま乱太郎」製作委員会
- 監修:芝山努
- 監督:藤森雅也