概要
テレビ番組とテレビ番組、またはラジオ番組とラジオ番組の間に流れている、企業の宣伝のこと。
民間放送局は、CMを流す報酬として、企業から広告料を受け取り局の収入に充てている。
最も相場が高い地域は当然ながら関東広域圏で、プライムタイム(19時~23時)に15秒のCMを1回放送するだけで200~300万円の広告料がかかる。最も安い深夜帯(概ね24時30分以降)だとプライムタイムの1割程度、20~30万円が相場となる。
次いで高いのが近畿広域圏で、関東の約2/3の額が相場となっている。
これに対して地方局はプライムタイムでも15秒につき数万円程度の広告料となっている地域もある。
地上波で楽曲をCM音楽として最大3か月間流す場合(ただし自己の手段で放送する場合を除く)、1曲1回あたりの著作物使用料が決まっている。下の表はテレビの場合で、一部抜粋。
例えば日本テレビのみである楽曲を使ったCMを100回流す場合、第1類が適用され、著作物使用料は12,000円×100回=120万円となる。またある楽曲を使ったCMをMBS・ABCテレビ・関西テレビ・読売テレビで100回ずつ流す場合、第2類が適用され、著作物使用料は8,400円×100回×4局=336万円となる。
CMの傾向
昭和時代は一般人の商品購入を狙って商品の説明を端的に行ったCMが殆どであったが、平成時代になると商品そのものと関係のない内容のCM、さらに商社やゼネコンの宣伝など一般人そのものと関係ないCMも増加。
令和時代になると、VTuberが出て来てあまり商品と関係のない内容の話をするという、Vtuber固定ファン狙いのCMも見られるようになった。
ミニドラマとしての需要
起承転結のなったテンポのいいショートショート・コントが入れられていたり、着ぐるみなどを登場させる特撮技術、目を惹く美術が使われていたり、商品名や電話番号が特徴的なフレーズ・メロディーで口ずさまれていたり、有名なタレントや歌手が使われていたりと、オタクがニヤリとできるネタが多い。小さい子供たちの間でCMの物真似が流行ることも多い。CMから生まれたパロディ、流行語も沢山ある。一度見たら頭の中から離れないCMも多い。
高度経済成長期には当時の憧れの家電や車のCM(そして最後にサウンドロゴ)、昭和50年代にはアイドルCM、バブル期には外国人タレントを呼んだ景気の良いCM、バブル崩壊以降はだんだん宗教番組のようになっていくCMなど、世相が反映されており社会学的にも面白い題材である。
(全てPIXIVイラスト検索可)
関連タグ
CS:コマーシャルスポットの略として。
CM&CMフレーズ・キャッチコピー関連タグ
CM
- 宇宙人ジョーンズ - サントリー「コーヒーBOSS」CM
- パンダチーズ
- 白戸家 - ソフトバンクCM
- バイク王
- 武富士
- ダイワハウス - 「ダイワマン」(演:唐沢寿明)&「ダイワウーマン」(演:黒木メイサ)。
- ALSOK - 『安心戦隊ALSOK』主演:吉田沙保里。
- アフラック(Aflac) - まねきねこダック、続いては『ブラックスワン』編
- ねるねるねるね - 駄菓子CM効果音、テーレッテレー(テーレッテレー)が記憶に多い。
- 三太郎シリーズ - auのCMシリーズ
- ハズキルーペ - 小さすぎて読めなああああああああい!など、ネタが多い。
- ファンタ - ファンタCM
- マクドナルド
- ハッピーセット - 何かの間違いでハッキョーセット(キェェェェェェアァァァァァァシャァベッタァァァァァァァ!!)なるネタ絵が数多く存在する。
- ライザップ - 2015年以降に流行し始めたダイエットプログラム。
- NOVAうさぎ - 英会話教室「NOVA」のマスコットキャラ
- ごんぶと - 日清食品の商品名。
- 違法だよ!あげるくん
CMフレーズ
- いっぱい食べる君が好き
- ファイト一発!
- オー人事オー人事
- インド人もびっくり
- きれいなおねえさんは、好きですか。
- どーすんの!?オレ
- めちゃめちゃ大事
- 私はこれで会社を辞めました
- 年収低すぎ
- 私、脱いでもすごいんです(1995)
- ダ・ダーン!ボヨヨン、ボヨヨン(1991)
- 今日は飛びませんねー
- 大坂半端ないって
- そこに愛はあるんか?
キャラクター
- ゼミママ - 2014年、進研ゼミのダイレクトメールに付属していた広告用漫画の登場人物。
- 肉のいのりちゃん(肉の万世・にくのまんせいマスコット)- いのりがはじめツィッターに取り上げられた時は公式名称が不詳であったために、彼女をツィートした人が呼んだ名前が『肉の万子』。
- UFO戦士ヤキソバン - 日清食品のTVCMキャラ
- ペプシマン&ペプシウーマン
- トライさん - 家庭教師のトライ&アルプスの少女ハイジコラボ
- 楽天カードマン - 楽天CM、初代を演じるのは関根勤
- 低燃費少女ハイジ-日産ノートCM、ゴールデンエッグスとのコラボ。
- ドラれおん - トヨタCMに登場する、俳優ジャン・レノ扮するドラえもん。
- のるもっと店長 - ダイハツCM - 顔芸マスコット
- バッハ武藤 - 神撃のバハムートCMより武藤敬司本人が出演
- うまえもん - 駄菓子『うまい棒』のマスコットキャラ、ナムコセンター限定版がある。
- カレーメシ - 日清食品、超がつく個性的なマスコット
- フルタマン&ふるたん-フルタ製菓のマスコット
- キャンジャニ∞-ゲーム『キャンディークラッシュソーダ』CMに登場する女子高生らしき人たち。中の人たちはアラサー(当時)の男。
- 股間戦士エムズーン - デリケアの薬品デリケアM'sに登場する